日本国召喚 架空国家参戦(仮) 作:滅茶苦茶太郎/無茶苦茶太郎
作者の事情により、投稿が非常に遅れてしまいました。
誠に申し訳ありません。
今後もこの調子になると思いますが、どうかご容赦ください。
いきなりの爆弾発言に全員があっけに取られている中、カイザルは話を続ける。
「まさかと思っただろう?だが事実なのだ。今まで我々の認識が間違っていたのだ」
「それは、どういうことですか?」
カイザルの発言の真意を量り損ねたラクスタルが尋ねる。他の士官たちも困ったような表情を浮かべ、互いに顔を見合わせていた。
「そのままだ。我々が相手にしている日本国や新国家連合という国の集まりは、我々より強いということだ」
ラクスタル以外の人物は理解が追いつけず話に置いていかれるが、かまわずラクスタルは話す。
「なぜそう言えるのですか?」
「君は前にフォーク海峡で日本の船と戦っただろう」
「はい。戦いました」
ラクスタルはフォーク海峡での海戦を思い出す。白と青色の目立つ船体をした船は対空戦闘能力は高かったものの、対艦戦闘能力は自国の駆逐艦よりも低いように感じていたのを思い出した。
「あれは、軍艦ではなかったんだ」
「……は?」
「あれは、わが国でいう沿岸警備隊の巡視船だったんだ。信じられないことにな」
流石のラクスタルもこれにはついていけず、口が開いたままだった。
一方のカイザルは資料にあった記載の事を思い出し、顔を歪めながら話し出す。
「複数の情報筋から得た情報だが、あの時は日本国は軍艦を派遣せず巡視船を派遣したのだ」
「どうしてなのですか?」
「わからない。だが、いずれにしても事実であろう。我が国の最新鋭の艦戦や艦爆を叩き落としたがな」
航空隊の損害の中でも一番の原因が自国における巡視船だったことを知った時、カイザルは苦笑いを隠せなかった。その時の事がふと脳裏に蘇り、カイザルは溜息を吐いた。
「そんな……。あれが軍艦じゃないなんて普通は信じられませんよ!?」
カイザルは興奮ぎみに話すラクスタルのまえに手を出し、一旦落ち着かせる。
「君は第52地方隊は知っているな」
「はい。死神のイシュタムの事ですね」
「そうだ。その内の一部の部隊が日本の艦隊にやられ、もう一方は日本により強化されたムーにやられたそうだ」
「なんとっ!?」
「ムーの方は損害を出したそうだが、日本の艦隊は無傷だそうだ」
ラクスタルは息を飲む。
「それで、本国で欺瞞情報とされ伝わらなかった情報があったが、それに書かれていた内容とイシュタムの生存者の証言、それに今回の攻撃の目撃者の証言が一致した。つまり、欺瞞ではなかった。
そして、その情報に書かれていた内容はいくら我が帝国が背伸びしても届かない領域の強さだったのだ。まあ、俺も当初は信じられなかったがな……」
「それは一体?」
ラクスタルの声が震える。空中戦艦と時すら感じなかった恐怖がこみ上げてきた。
「その内容は、我が帝国の戦艦の主砲を遥かに上回る距離から、百発百中の誘導ロケット弾が飛んでくるんだ、当たれば巡洋艦が一撃で大破するほどのものがだ」
ラクスタル以外の士官たちの顔が引きつる。彼らの常識を遥かに逸脱し、反則的な性能を持つ兵器に誰もが納得の行かない様子であった。
「それに加えて、イージス艦と言う軍艦が搭載する対空用の誘導ロケット弾は100km以上先の目標にも当たり、同時に12目標を撃破可能ときた」
流石のラクスタルもこれには顔色が悪くなる
「潜水艦対策もなされているから、まさに鉄壁だ。我が国の総戦力ともいえるこの艦隊も効かないだろう」
司令塔内が冷える。そんなことを知らなかっただけに彼の言葉はとても響く。
「そして、それは日本だけではないぞ、新国家連合もだ。国の規模によって大小あれど皆そんな感じだそうだ。しかも日本国を越える規模の国もあるとね」
全員の体が震える。そんな中、ラクスタルが声を絞り出すように話す。
「……そんな国に戦争を仕掛け、首都を焼き払うのですか?」
一生懸命に声をだしたラクスタルにカイザルは無感情な口調で付け足す。
「外務省の連中はそう言ってしまったそうだ。……それだけではない。君が助けた捕虜を外務省が勝手に処刑したんだ」
そのことを聞きラクスタルは眉を吊り上げる。
「……なんて事を」
必死に戦った勇敢な敵に敬意を持ち、帝国軍人としての誇りを持っていたラクスタルの中で怒りがこみ上げる。目星はついている。おそらく、シエリアの上司のゲスタだろう。少なくともゲスタの悪評は聞いたことがある。ダラスもこの世界の全住民を見下すようなタイプだからありえるが、おそらく地位的にもゲスタが1番あり得るだろう。ダラスもありえなくもないだろうが、地位的には少し考えにくい。
そんな中、カイザルは声を上げる
「相手は強い。だが、我々も黙って逃げることはできない。帝国の威信をかけて、少しでも妥協点を見つけるためにも敵に一矢報いなければならん」
そうは言ったが周りはお通夜状態である。それは、決して勝てるとは思わない相手に戦わなければならない重圧があったからであるのは、此処にいる全員が気づいているのであった。
いかがでしたでしょうか?
前書きでも書いたように作者の私事情により、更新が遅れるかもしれません。
その辺りについてはご了承ください。
また勝手ながらもコメントに対する返信等に関して、しばらくの間は休止させていただきます。
どうかご了承ください。
リーム艦隊と交戦するのは誰が良いか
-
オリジナル国家の艦隊
-
生き残ったパーパルディアの艦隊
-
現代兵器で武装したパーパルディアの艦隊