日本国召喚 架空国家参戦(仮)   作:滅茶苦茶太郎/無茶苦茶太郎

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作者の無茶苦茶太郎です。

少し更新速度が落ちるかもしれませんが、予めご了承ください。


第0.4話(上)

グラ・バルカス帝国 グティマウン爆撃機隊

 

203機もの巨大爆撃機が編隊を組んで飛行する。その様子は圧倒的であり、グラ・バルカス帝国の力の象徴と言えるだろう。

その203機の内の1機のある機体の中では、ちょっとした会話が行われていた。

「機長、敵機などは確認できませんでした」

「そうか」

さも当然であるかのように機長は答える。だが実際、高度15000mを飛ぶことが出来る飛行機はグラ・バルカス帝国において、このグティマウン型戦略爆撃機ぐらいであることから当然の反応であった。

報告を行った機銃手は引き続き監視を続ける。彼の眼下には真っ白な雲が辺り一面に広がっており、その上には青く澄んだ空が見えていた。

「(暇だな……)」

彼はふと思う。そもそもこの高度まで飛ぶことが出来る飛行機が存在しない以上、見張りをしていても無意味に感じていた。

機内にはエンジンの唸る音と機長と副操縦手の二人の会話する声が聞こえる。しばらくすると機銃手たちの多くも話始めるようになった。

「お前も楽にしたらどうだ?」

「ああ、そうしよう」

真面目に見張っていた機銃手は見張るのを一旦中止する。頭をかいている時、ふと嫌な予感がする。

「(なんだ、この感じは……)」

機銃手は再び見張りを再開する。彼が辺りを見渡した時、それが起きた。

「なっ!?」

彼は目を見開き大きな声で叫ぶ。全員の視線が集まる。

「機長!グティマウンが……」

彼の発言に全員が窓から外を見る。他の全員もすぐにその原因に気づいた。

「嘘だろ!?なぜだ!?」

機長が叫ぶ。そこには煙の中からバラバラになって落ちていくグティマウンだったものが見えた。

「事故か!?」

副操縦手は事故だと考えていた。彼は機内に搭載した爆弾が爆発した可能性を考えたのだ。

そう考えている時、再び別の機体が爆発した。

「なっ!?」

全員がその様子を目撃していた。黒い煙の中から、辛うじて原型をとどめていた機首と尾部と両翼の一部が火をまといながら地面へと落ちていくのが見えた。

「敵襲!機銃手は配置につけ!」

機長が叫ぶ。今まで気を抜いていた機銃手たちは銃座に寄って敵を探していた。

「どこだ!どこにいる!」

全員が血眼になって敵を探す。最初に異変に気付いた機銃手の目には次々と爆発していくグティマウンの姿が見えた。

「(一体、どこから攻撃しているのだ!)」

彼は心の中で悪態をつく。その時、先ほどよりも強い嫌な予感に襲われる。

「(まさか……)」

次は自分たちの番だと考えた。その次の瞬間、機体が強く揺れ、機内に強風が吹き荒れた。

CG-12の放ったミサイルは彼の乗ったグティマウンの右翼側に命中し、ミサイルの弾頭が炸裂した。その爆発によって右翼の全体だけではなく、胴体の右側にも大きな破孔を空ける事になったのであった。

「うああぁぁぁ!」

誰かの悲鳴が聞こえる。機体は右へ回転しながら急降下し、強風が吹き荒れる機体内は無茶苦茶な様相を呈していた。

被弾したグティマウンは胴体部分から火と煙を吐き、錐揉み状態となって地面へと向かっていく。片方の翼も機体の錐揉み運動により、強度の限界に達して空中でちぎれて飛んでいった。

やがて胴体だけとなったグティマウンは内部のガソリンタンクに引火して、多数の乗員を乗せたまま空中で爆発して消えていった。

 

・・・・・・・・・・

 

グティマウン爆撃機隊のリーダー機であるアーリ・トリガーの乗った機体の中では次々と報告が入っていく。

「17番機、被弾!爆発しました!」

彼の近くに居た機銃手の一人が報告を入れる。グティマウンたちは正体不明の攻撃の真っただ中にあり、全員が動揺していた。

「ひるむな!このまま潜り抜けるぞ!」

アーリ・トリガーは周りを鼓舞するように叫んでいたが、内心では大きく動揺していた。

「(何だ!何が俺たちを攻撃しているんだ!)」

戦闘機が見えない以上、高射砲からの攻撃と考えていた。しかしながらも、今は海上を飛んでいることから、高射砲の攻撃が飛んでくるなど本来はあり得ないのであった。

それに仮に高射砲だと仮定した場合、空中に多数の砲弾の爆発が起きるはずである。それらが起きず、ただ急に機体が爆発するなど彼は信じられなかったのである。

窓の外からは爆発し粉々になって落ちていったり、機体の一部がもぎとられて落ちていくグティマウンたちの姿が見える。いずれも程度の差こそあれども、撃墜されている事には変わりはない。

「くそっ!くそっ!」

機長が叫ぶ。誰もが口にはしなかったが、内心では同じような事を叫んでいた。

機長の声で騒然とする機内の中で、アーリ・トリガーは内心では動揺しながらも考えていた。

「(どこから攻撃が来ているのだ!空からでもない、地上でもない……。艦船からの迎撃か!カルトアルパスの巡洋艦の様な艦船から高射砲で我々を攻撃しているのだな!)」

アーリ・トリガーは一つの結論を出す。艦船からの高射砲による迎撃を受けているのだと結論を出した。先ほど高射砲による迎撃はあり得ないとしたが、よくよく思い出してみればカルトアルパスでの戦闘において高い防空能力を示した事から高射砲での攻撃も十分考えられたのだ。

彼は決断する。急いでこの空域から離れて高射砲の射程外に逃げるべきだと考えた。

「機長、急いでこの空域を離脱するぞ!敵艦の高射砲の射程外に出るんだ!」

「了解しました!」

「無線手、他の機体にも速度を上げて離脱するように伝えろ!」

「了解!」

味方が次々と撃ち落とされていく中、敵の迎撃を避ける為にアーリ・トリガーは忙しく指示を出すのであった。

 




いかがでしたでしょうか?

多少遅れるかもしれませんが、これからも頑張って投稿していきたいと思います。
もしよろしければ感想や評価の方もお願いします。

誤字報告を行ってくださりました
ぴょんすけうさぎ 様
この場を借りてお礼申し上げます。

リーム艦隊と交戦するのは誰が良いか

  • オリジナル国家の艦隊
  • 生き残ったパーパルディアの艦隊
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