真珠湾開戦から年が明けた。日本のM艦隊は順調にマレー半島へと向かっており、シンガポールまで後数日と言ったところであった。来る大海戦に船員の士気は上がっていっていた。
「海部中将、陸軍のシンガポール攻略はどうなんでしょうか。」
「シンガポールが陥落してくれないと、我が艦隊は38cm砲の餌食にされるがな。ガッハッハ!」
「笑い事じゃないですよ、中将!!」
先程まで大笑いであった海部から一瞬にして笑みは消え、そのかわり逞しい顔となった。
「もしシンガポールが陥落しなかった場合、我が艦隊が壊滅するだけなら良いが陸軍と海軍の仲が悪くなる。そうすれば長年の行動が全てがご破産になる。今回は元から成功するという前提で進んでいる。あまりそう変なことを考えるな。」
彼の頭には今後のヴィジョンが浮かんでいた。それはマレー沖海戦ではなくどこか遠くの島で行われるであろう、海戦をである。それは全てを決める。そんな気がするのであった。そしてヴィジョンから現実へと戻った海部はふと何かに気づいた。
「おい、コーヒーはまだなのか?」
そしてM艦隊はどんどん、マレー半島およびシンガポールに近づいていっていた。イギリスのG艦隊も着実にシンガポールへと向かっていた。そしてイギリスのG艦隊に日本艦隊の報が届いた。
「ふむふむ、戦艦は見当たらずか。日本軍は我々を舐めておるわ!我らがロイヤルネイビーが完膚なくまで叩き潰してくれるわ!」
G艦隊の司令官、トーマス・フィリップス大将は怒りに狂っていた。東洋艦隊司令長官たる私を侮辱したと思っていた。
「司令長官、ここは陸軍の応援などなしで我々だけで叩き潰してやりましょう。所詮は東洋国家です。同じ島国とは言っても、大英帝国に足元も及びません。」
「いや、陸軍と協力を行おう。相手が何か秘策を持ってるかもしれん。」
トーマスは憤怒に思考までの侵攻は許さなかったらしい。キンメルとは違い、怒りに己の身を委ねることはしなかったのである。そして尚且つ、彼自身最後の役職は東洋艦隊司令長官の椅子で終わりでよかったのもある。しかし青年士官たちはそれを許さなかったのである。
「陸軍は日本軍との戦いで忙しいはずです。ここは我々、海軍単独で撃破しましょう。」
「しかしだな、そこまで緊迫的な状態ではないのだろう?ならば協力して艦隊を撃破後、沖合から日本陸軍を叩き潰せばいいではないか。こちらの方が安全性も高いし、尚且つ両軍の間に溝も出来ない。これの一体、何がダメなんだね?」
「その…実は…ですね…」
「ん?何か出来ない理由があるのか?」
「弾薬の補給が完全に出来ていないんです。」
その発言はトーマスの脳天にトンカチのような痛みを与えたのであった。そしてトーマスの顔は白からどんどん赤くなり怒号が響いた。
「弾薬の補給がなぜ完了もしておらず出航したんだ!」
「海戦は元々、予定になかったのも理由の一つです。」
弾薬の補給が完全にしておらず一海戦をしただけで殆ど無くなる量であった。
「……起こったことはしょうがない。シンガポールに着き次第、補給しよう。」
トーマスの拳からは血が出そうな勢いであり、彼はなんとか怒りを抑えようとしていた。
そして1月23日、イギリスのG艦隊はシンガポールに到着寸前にて、砲撃を喰らった。
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