フィリピン上陸作戦を阻止するために日本は空母機動部隊を投入することを決定し、その機動部隊は今7月23日、佐世保に着実に集まっていた。
「山本さんお久しぶりですねぇ。」
「おっと、君は佐藤くんではないか。にしても君は相変わらず軍服をなかなか着ないね。まぁ職務時間内ではないから良いんだがね。」
「軍服って本当に嫌なんですよ。ずっとピシッとしないといけないというか何というか…」
「まぁ軍服を着てるときはちゃんとやってるからそれは問題のないことだ。」
そうこの男が緒戦の功績者たちの会議に招待され次の戦場を予測したものであった。佐藤茂、階級は大佐そんな彼は今回の戦いに於いては空母加賀の艦長を務める。ちなみに赤城の艦長は加藤哲少将である。加藤は根っからの軍人精神のため、だらけきっている佐藤とは仲があまり良くはないのである。そして山本五十六大将は今回の空母機動部隊の司令長官を務めることとなった。
「おっと、これはこれは。山本長官と佐藤じゃないか。」
この老人の名は菅信介准将。老将ではあるが未だ頭の中の戦略、戦術思考は衰えておらず、今回の戦いでは蒼龍の艦長を務める。そんな彼は佐藤とは教官と士官という立場で初めて出会い、かなり彼にしごかれていた。そんな為今の佐藤の顔は苦虫を噛んだような顔つきとなっていた。
「菅さんと同じかよぉ…」
「なんだその顔は。もう一回しごかれたいのか?」
「却下で。」
「ハッハッハッ。君たちは仲がいいね。まぁ師弟関係とは良い組み合わせじゃないか。」
その後三人たちは世間話をし、解散したのである。
そして7月25日に空母機動部隊は佐世保から出港した。空母六隻の出港は華やかなものとはならず、民衆に知られる前に佐世保から出港したのである。そこからは空母機動部隊は沖縄を経由してからのフィリピンへと舵を切った。空母機動部隊は沖縄と台湾を経由し、フィリピンへと行く予定であった。船内では漸く戦争が始まって半年後に空母が初の投入ということもあり、船内ではパイロットの士気とアドレナリンはうなぎ登りであった。さて今回の米新太平洋艦隊についての戦術についてだが大まかに言うなれば航空機による戦艦や重巡の撃沈後、水雷戦隊により残りの艦船の掃討を行う。全空母から偵察機の彩雲を発艦させ敵艦隊を発見後相手戦艦の射程圏外に布陣し、そこから艦上攻撃機の“天山”が戦艦に雷撃もしくは爆撃による攻撃を行い殆どの戦艦を撃沈もしくは大破後は水雷戦隊などに攻撃を開始し水雷戦隊が残存艦船を撃沈するというものである。そして全パイロットに敵艦の射程距離圏外、アウトレンジ攻撃の作戦が通達された。
「はぁ〜、アウトレンジっすか。でもこれ敵駆逐艦及び巡洋艦どうするんすか。急降下爆撃ならば艦載機の被弾率も下がりますけど先に鎧を脱がしてから肉を蹴散らせばいいと思うすんけどねぇ、友松一郎准将。」
「まぁそんなことは言うが戦艦を狙わせた方がいいと思うがな。敵艦隊の士気低下を狙えばいい。だが実際、被弾率を下げたいのは事実だがね。」
「あんたのその優柔不断というかお茶を濁すというか誤魔化しというか…」
「まぁ安心しろ、あちらさんのレーダーはこっちと比べてお粗末だから弾が当たることはないさ。楽観的に考えるべきだよ佐藤君。」
この恵比寿のような笑顔をしているのは今作戦の戦術の立案者であり飛龍の艦長を務める石橋登准将である。彼はこれといった功績を残したという人物ではなくそのまま階段式に役職が上がった人間である。というかこの友松一郎准将は航空畑ではなく水雷畑出身であった。そんな彼に心配を覚えたまま佐藤は部屋から退出した。何というか作戦が微妙に変な感覚を覚えた佐藤はそのまま自艦に戻り次の戦のための休息を取り始めた。
8月2日に空母機動部隊はフィリピンのスービッツ海軍基地に到着した。スービッツ海軍基地はアメリカ最大のアジア海軍基地であり近くには空軍基地もありここを攻め入るのには多大な犠牲があったのが見える。到着後海軍は陸軍と太平洋艦隊撃滅のために陸上攻撃機を出してもらうように交渉をしたがその交渉は実らなかった理由としては海軍基地の復興は完了したが空軍基地はまだまだであったからである。日本空母機動部隊は数日の間、スービッツ海軍基地で補給が終わってから出港することとなったのである。ここが船員の最後の休息となるのであった。そんな船員たちにフィリピンの人たちは厚く歓迎した。アメリカとは違い日本はインフラや教育などを行なったり米兵みたいに横暴な行為をしなかったのもあり手厚い歓迎があった。船員たちは現地民と色々な交流をしたりなど行なっていた。子供たちはそんな船員たちに懐いてしまい一日中後を付けられたりなど良い関係になった。
とある居酒屋にて二人の男が酒を飲みながら何かを語り合っていた。
「にしても今回の作戦微妙に感じねぇか?」
「うーん、まぁ確かに言いたいことは分かる。確かに戦艦を撃沈もしくは大破させることにより敵艦隊の士気低下を行うものとは一応筋は通っている言い方だが、実際先のカウアイ海戦において戦艦が我々戦艦に鹵獲されたこともあるし例え撃沈しようが士気の低下は少ないと思う逆に駆逐艦や巡洋艦を撃沈していく方が戦力が減らされて敵艦隊に不安を感じさせて士気を下げれると思う………だがだねぇ、そんなことよりだ!」
「うん?何だ?何かあったか?」
「何で僕より先に大佐になってるんだぁぁぁ!!!」
「そこ!?」
「そこだよ、同じ同期で同じく戦果を挙げたのになんで君が先に大佐になってるんだ。」
「まぁ、それはすまんわ宮澤。」
二人のうち一人は佐藤大佐で、もう一人は宮澤高明中佐である。彼は佐藤とは同期なのだが運悪いのか佐藤が運が良いのか分からないが階級的に佐藤より一つ下となってしまったのである。そんな彼は翔鶴の艦長を務めることとなるのであった。そんな彼の頭はキレており今作戦についての疑問点の指摘などを行なった。まぁだが実際実際に戦わなければどうなるかは分からぬものである。友松准将が言っていた通り楽観的に考えるべきなのかもしれない。そんな彼らは閉店まで思い出話に花を咲かせていた。
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