絵描きのアローラ旅行記 作:ポケモン好きのエンジョイ勢
「なっ…止まr…」
先頭に居たエーテル財団職員は後方へ止まるように言おうと口を開いたが、そのままウルトラホールに飲み込まれる。
後続のエーテル財団職員達も止まろうとしたが、後ろから押される形でウルトラホールへ入って行った。
エーテル財団職員を飲み込んだウルトラホールは強く発光すると不意に上へと登っていく。
「な…何だあれは?」
「あれ?プロデューサー、あんな演出なんて用意した?」
「いや、していないぞ…なんなんだ…あれは…」
デパートの天井近くまで登ったウルトラホールは再び強く発生した。
その穴から複数の触腕が溢れ出しそこから何かが複数飛び出す。
「何…あれ…」
飛び出したモノを見て、ミヅキは恐怖した。
それは金魚鉢をひっくり返したような風貌をしたバケモノだった。
「不味いッスね…ウルトラホールが開いて中からウルトラビーストが飛び出してる…開けるのを中止に…」
『無理だ、もう飛び出した。俺はそっちへ援護に向かうが、抑えられるか?』
「…なんとかしてみせますよ…!」
「やってやるっスカ!!」
デパートの職員用の扉から勢いよく飛び出したスカル団のしたっぱ達は各々モンスターボールを構える。
「さぁ!オレ達にやられるッス!」
「何してるの!危険だから下がりなさい!」
語尾の『ッス』すら忘れそう言ったシルフだが
「って、なんなんスカ!?あれ!」
そう叫んだしたっぱの声に反応したのか、バケモノ達は一斉にしたっぱ達へ接近した。
「うぉぉ!?で、出てこいスリープ!」
「コイル!」
「バリヤード!バリヤー!」
接近してくるバケモノに対抗しようとポケモンを繰り出すしたっぱ達
しかし指示を出そうとしたその時
「もがぁ!?」
したっぱの一人がバケモノに飲まれた。
「なんだあれは!?」
「うーん…ちょっと不味いかも…ライチュウ、構えてて」
謎のバケモノにスカル団の乱入という事にパニックになったライブ会場に居たファン達はイトマルが散るように逃げて行く。
しかしアイドルのカガリはバケモノを警戒し、手持ちのライチュウを出す。
「あれは…UB01
「…アカシさんどうするんですか…!」
そしてルイの様子を見に来ていたアカシと、ウルトラビーストと関係のある同じ国際警察のリラはお互いモンスターボールを構えて警戒していた。
そしてしたっぱを取り込んだバケモノは変色すると、そのしたっぱの手持ちへと触腕を伸ばす。
したっぱのポケモン達はしたっぱを人質にされている為、牙を剥き出して威嚇し、せめてもの抵抗と爪を立てたりかみつくがバケモノは気にする事もなく持ち上げるとその触腕を紫色に変色させ、したっぱのポケモン達に毒を注入する。
毒を注入され、床に戻されたしたっぱのポケモンは目が赤く血走り、周りへ攻撃を開始した。
『ウォォォォ!!』
そして取り込まれたしたっぱは雄叫びをあげると、周りに対して破壊行動をし始めた。