絵描きのアローラ旅行記   作:ポケモン好きのエンジョイ勢

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あけましておめでとうございます。こんな作品ですが今年もよろしくお願いします。

そして今回オリ主は今回登場しません、代わりにオリキャラが出て来ます。オリ主の名前に関しては次の話で明かされます。


少女を迎えるのはあさのひざし

 

アローラ地方、メレメレ島のとある一軒家。

 

その一軒家の中にあるベットはこんもりと山になっていた。

 

「こーら、ミヅキ。ククイ博士からポケモン貰うんでしょ?早くベットから出て来なさい」

 

「う〜…」

 

そんな声をあげて、少女ーーーーミヅキは渋々布団から出る。

 

彼女がそこまで行くのを渋っていたのは理由があった。

 

それは本来ポケモンを貰うはずだった日、アローラ警察から外に出ないようにと言われてしまい、更にアローラ地方内のニュースで謎のポケモンが空港で暴れている映像を見たからだ。出たくなくなってしまうのも無理ではない。

 

結果、貰うはずだったポケモンもお預けとなり、家の中で3日も待つ羽目になったのだ。

 

島の安全についてはアローラ警察によってメレメレ島や他の島の安全は保証されたと言われた為、島民も警戒しつつではあるが外に出ている。

 

それでもミヅキは怖かった。それだけである。

 

「おはようお母さん…」

 

「おはようミヅキ、髪がクシャクシャよ?ご飯の後で良いから直しなさい」

 

「ふぁい…」

 

そのままミヅキはもそもそと食事を摂り、クシで怒ったサンドパンのようになった髪を直し、服を着ると恐る恐る外へ出た。

 

3日前の静けさは嘘のように、島民達が行き交っていた。ポケモンも人も笑顔で居て、あの時の切迫感はどこにもない。

 

そのまま特に何もなく、ミヅキはククイ博士の家に辿り着く。

 

「やぁ、アローラ!君がミヅキかな?」

 

上半身裸で白衣を着た男ーーーーーーククイ博士がミヅキを出迎えた。その隣にはアローラに来た初日に友達になったハウが居る。

 

「あ、アローラです…」

 

「うん、アローラ〜ミヅキ〜」

 

少し恥ずかしそうに挨拶するミヅキに、のんびりとした声で挨拶を返すハウ。

 

「さて、君達にポケモンを渡す手筈になってるんだけど…君達ともう1人来ているんだ」

 

はて、もう1人とは誰だろう?とミヅキは内心首を傾げた。

 

すると遠くから誰かが走って来た

 

そしてククイ博士の家の前に器用に止まると

 

「はぁ…はぁ…ま、間に合いました…か…?」

 

その走って来た人物は少女だった。

 

赤く長い髪に、花柄のシャツに何故か赤ジャケット、そして動きやすいホットパンツ。そして頭には麦わら帽子。

 

「あぁ大丈夫、ちゃんと間に合ってるよ」

 

そしてククイ博士は3人を改めて出迎えた。

 

「さぁ、これが君達のパートナーになるポケモンだ」

 

ククイ博士は3人の目の前でアシマリ、モクロー、ニャビーの3匹をボールから出す

 

「この子達の名前を呼んで、この子達が答えてくれたら、君達は今日からトレーナーになれるよ」

 

「それじゃあ、私から…」

 

そう言ってミヅキは前に出る、ハウと少女も特に異論はなくミヅキを見つめていた。

 

「それじゃあ…私は…アシマリ!」

 

そう言ってピシッとアシマリを指差す。

 

アシマリは「シャマッ!」と元気よく鳴き声をあげてミヅキの側に来てその足にすりすりと頭を寄せた。

 

ミヅキもアシマリを撫で、はっと気付きアシマリと共に下がる。

 

「うん、ミヅキはアシマリに決めたんだね、さて残るのはハウと…」

 

そう言って隣の少女を見る

 

「あ、ごめんなさい…名前教えてませんでしたよね…私はルリです」

 

「うん、ありがとう、それじゃあ先に選ぶのはどっちにするんだい?」

 

そう言ってハウとルリを見ると

 

「おれは最後でいいよ〜」

 

と、ハウが言った為

 

「では、私が選びますね…」

 

ハウへと頭を下げて2匹の前に出る

 

「では私は…ニャビー」

 

そう言ってルリは膝をつき、両手を広げてニャビーを出迎える

 

ニャビーも恐る恐るではあるが近寄りそのままその腕の中に収まる。

 

「ふふ、ニャビー…よろしくお願いしますね?」

 

そういうとニャビーは腕の中で「ニャウー」と鳴いた

 

「それじゃあおれはモクローだなぁ〜、おいで〜」

 

そう言うとモクローはパタパタと羽を羽ばたかせ、ハウの頭の上に乗る

 

「あはは、そこ気に入ったんだぁ」

 

そういうとモクローは「クロォ〜」と鳴く

 

それを見届けたククイ博士は頷くと

 

「うん、これで君達は今から立派なトレーナーだ。パートナー達と仲良くしてくれ。そしてこれが、島巡りの証だ」

 

そう言って3人に島巡りの証を手渡す

 

「それじゃあ君達の門出を祝う前に1人紹介しておこう。悪いけど出て来てくれるかい?」

 

そう言ってククイ博士は後ろを向いて問う

 

「わかりました」

 

そう言って出て来たのは、雪のような白い肌に長い金髪の少女…リーリエだった。

 

「えっと、ククイ博士の助手をしている。リーリエと言います…皆さんよろしくお願いします」

 

そう言って頭を下げた。

 

「このリーリエとここには生憎居ないがもう1人、君達と一緒に島巡りをする。リーリエはポケモンを持っていないから、どうか君達の中で、リーリエと一緒に行っても良い…という人は居るかな?」

 

ハウもルリも、そんな事は想定していなかったのか困惑した顔をしていた。

 

そんな中、ミヅキは一歩前に出ると

 

「私、1人だと心細いので…リーリエちゃんと一緒に行きたいです!」

 

そう言ってククイ博士を見た

 

「ありがとう、ミヅキ。…リーリエの事をよろしく頼むよ」

 

そう言ってククイはミヅキの肩を優しく叩いた。

 

「あの…そのここに居ないもう1人の方はどなたなんですか?」

 

ルリがそのもう1人について、疑問を投げかける。

 

「あぁ、そのもう1人はつい3日前にアローラに来てね。元々はカントー地方の出身なんだけど、もっと他の地方のポケモンを見たいと色々な地方を旅していたらしいんだ。その一環としてアローラに来たんだけど…少しトラブルがあってね……今はメレメレ島のデパートに居るだろうから、君達も会えるよ。ポケモントレーナーとして君達よりも先輩だから、色々教わるといい」

 

ククイ博士は三人を見てそう言った。

 

「それじゃあ、3人の門出を祝って僕からプレゼントだ」

 

そう言ってククイ博士は三人にポケモン図鑑を渡す

 

「それだけじゃないぞ、ロトム!」

 

そう言うと、どこからか3匹のロトムが現れ、図鑑の中に入り込んだ。そして図鑑の画面にロトムの顔が浮かぶと

 

「「「これからよろしくロト!」」」

 

と声をあげた

 

「ひょわ!?」

 

「わぁ〜すごい」

 

「よ、よろしくお願いします」

 

三者三様のリアクションをしつつ、相棒のポケモンとロトム図鑑、そしてリーリエと共にククイ博士の家を出た。

 

期待と不安とワクワクを抱えて、4人は足を揃えて歩き出した。

 

4人がまず目指すのはもう1人のトレーナーの居るハウオリシティだ。

 

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