絵描きのアローラ旅行記   作:ポケモン好きのエンジョイ勢

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勝負にいちゃもんはなし

 

ジル、ハーブ、シルフの三人はモンスターボールそれぞれを投げる。

 

ジルはキリキザン

 

ハーブはドレディア

 

シルフはミルタンクを繰り出した。

 

3匹から漂う強者の気配に、ミヅキ達は怖気付いた。

 

「…ってちょっと待つッス!」

 

シルフは手で制すと2人を自分の元に来させる。

 

「なんで2人は進化系出してるんですか、相手は初心者トレーナーッスよ」

 

「悪い」

 

「すまない」

 

素直に反省してボールに戻すジルとハーブ

 

「だがお前も古参のミルタンクを出してるんだ、戻せ」

 

「あ、ごめんなさい」

 

ジルにそう言われ、『ッス』を忘れて謝罪しつつボールに戻すシルフ。

 

「すまない、僕達は君達よりも旅をしていてポケモンが強力なのを忘れていたよ。合わせるから少し待ってくれ」

 

そうして三人はボールホルダーにボールを戻すとポケモンセンターへ走って行った。

 

ミヅキ達はどうすればいいか分からなかった。

 

だが言われた手前待つ事にした。

 

数分後、走って戻ってきた三人は改めてモンスターボールを構える。

 

「改めて…勝負だ」

 

そうして三人はモンスターボールを投げた

 

ジルはフシデ

 

ハーブはディグダ

 

シルフはウパーを繰り出した。

 

 

 

ミヅキやハウは己の有利な相手に向かって攻撃を指示した。

 

「アシマリ、みずでっぽう!」

 

アシマリの放ったみずでっぽうはディグダを捉えた。

 

「ディグダ、地面に潜って回避」

 

しかし地面に潜られて回避される

 

「モクロー、このはだよー」

 

モクローの放ったこのはがウパーに迫る

 

「ウパー、みずでっぽうで落とすッス!」

 

しかし大部分をみずでっぽうで止められ、残ったこのはも冷静な指示で躱される。

 

「やっぱりまだまだッスね」

 

「これは勝つ可能性が高いな」

 

「く…」

 

「まだ勝負は分からないよ」

 

悔しがるミヅキとは対照的にハウはのほほんとした顔は鳴りを潜め、真面目な顔でそう言った。

 

ーーーーー

 

「ええっと…にゃ、ニャビー、ひのこです」

 

「フシデ、どくばりをした後にとっしんだ」

 

辿々しくニャビーに指示を出すルリ。

 

ニャビーの口から放たれたひのこはフシデのどくばりによって防がれ、爆発する。

 

そのまま爆風の中からフシデが現れ、ニャビーに激突する。

 

そのままニャビーは地面を転がると浅い息でよろよろと立ち上がる。

 

「なんだ、まだまだだな」

 

ジルにそう言われ、ルリは唇を噛む。

 

「悔しいか、悔しいと思うなら立ち向かえ」

 

その一言でルリにスイッチが入った。

 

「ニャビー、まだやれますか…?」

 

きずくすりを噴射されながらも、ニャビーはまだいけると言うように鳴いた。

 

「ありがとうございます、ニャビー…さぁ行って」

 

「…覚悟は決めたか」

 

ニャビーは先程よりも強い鳴き声でジルを威嚇した。

 

「やる気はあるようだな、来い」

 

「ニャビー!飛び上がってひのこです!」

 

「どくばりで迎撃しろ」

 

飛び上がってひのこを吐くニャビー

 

フシデはどくばりを出した。しかしニャビーの高さに届かない

 

ニャビーの足を擦り、フシデはひのこをまともに食らった。

 

着地したニャビーは毒によってふらついたが何とか持ち堪えた。

 

フシデはこんがりとはいかないが焦げており、そのまま目を回していた。

 

「…こちらの負けか」

 

「か、勝てました!」

 

ーーーーー

 

「ジルは負けましたか…勝負を決めましょう、ディグダどろばくだん」

 

「ウパー、みずでっぽうッス!」

 

「「躱して!」」

 

アシマリは滑るようにディグダのどろばくだんを躱し、モクローは飛び上がってみずでっぽうを躱す。

 

「このは!」

 

「みずでっぽう!」

 

モクローのこのははウパーに直撃し、アシマリのみずでっぽうはディグダに直撃した。

 

ハーブはディグダをすぐに戻し、シルフはウパーに駆け寄る。

 

「か、勝ったの…?」

 

「みたいだねぇ」

 

「こっちも負けたか」

 

「悔しいッスけど、仕方ないッス…」

 

ハーブは踵を返してジルの元へ行き、シルフはウパーを撫でてボールに入れて後に続く

 

「俺達の負けみたいだな、賞金だ」

 

ジルはそう言って三人に3千円づつ渡す。

 

「さて、俺達はデパートに行くか」

 

「了解」

 

「了解ッス」

 

三人はそのままデパートの方向へ歩いて行った。

 

「デパート…?」

 

デパートという単語に首を傾げるミヅキ

 

「私達と一緒に旅する人がデパートに居るってククイ博士が言ってましたよ」

 

リーリエのその言葉に三人ははっとしてデパートへ向かうべく歩き出した。

 

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