其の神話は、絆を繋いだ   作:風峰 虹晴

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ちょっと久しぶりの連日投稿


EP18 病室

「失礼しまぁ〜すっと……あ、レイちゃん」

 

「……マキ」

 

 頼まれてシンジくんの看護に来た巨乳が煩わしい系アルビノ美少女です。

 ……看護師長。俺はさっきお偉いさん相手に仕事の愚痴を完璧に漏らすという愚行を犯してクソほど落ち込んでる後なんだよ。勘弁しちくり^〜……はぁ……。

 まぁ、なんか良くわからんけど納得はされたらしいし、後は本職の人がなんとかやるでしょ。……リツコさん、これを予測して俺を行かせたとかないよね?まっさか〜!MAGI使ってるレベルの予測じゃ〜んwww

 …………使ってないよな!?もぅまぢむり……みるくてぃーのむ……ん゛は゛ぁ^〜(美少女)

 

 閑話休題(それはそれとして)

 

 レイちゃんがいるってことは、そろそろシンジくんが起きるのかな?目覚めよ、その魂!ハァンッ!!

 ……それにしても、何と苦しそうな顔で寝ていることやら。まぁ夢の内容が悪夢に近いからね、しょうがないね。

 俺?仕事始めてから夢を見たことがありませんねぇ!夢想は良い睡眠の足掛かりらしいんだけどそもそも俺寝る必要がないんだワ。偶に見る異常な世界観の夢を見てメモするのが好きなんだがな……。

 

 というか点滴してないんやが。マジ?管理雑すぎん?起きたら直ぐに働かせるという強い意志を感じる。やめさせたくなりますよ〜パイロット〜(憤怒) じゃけんカウンセリングしましょうね^〜

 

「ちょっと隣いい?レイちゃん」

 

「ええ」

 

 そう言ってレイちゃんは本を閉じる。本を読むのはいいんやが、それ俺が最近買ったラノベだよね?いつの間に持ってきたの?俺まだ仕事で読めてないんやが……。

 

「世界観が面白くて、好き」

 

「うん、それはいいんだけどサラッと心境読まないで?」

 

 リツコさんの読心って他人に伝染したりするの?だとしたらATフィールドガバガバやんけ!

 

「というか、レイちゃんはここにいて大丈夫なの?作戦には零号機も使うから、調整で忙しいんじゃないの?」

 

 というか忙しい。さっき整備の人とすれ違ったとき、

 

『アァ……マキチャン……オッパイ……』

 

 ってなってたから相当ヤバイ。蹴りは一発入れといた。感謝されたあたり整備の人達も相当イカれてる。

 

「大丈夫。私は忙しくないわ。それに……」

 

「ん?それに?」

 

「……マキに、会えると思ったから」

 

(ゴボァァァァァァァァァ!!??)

 

⚠︎WARNING⚠︎WARNING⚠︎WARNING⚠︎WARNING⚠︎WARNING⚠︎

 

 ─────ハッ!?気絶してた!?マジ!?時間は!?……だ、大丈夫だぁ……(震え声)

 こ、この破壊力、まるで俺とリリスが地球に落ちてきたとき並だぜ……!!あぁ^〜脳が溶けてくぅ^〜

 ち、畜生ッ……あまりの突然の出来事ゆえに、録音出来なかった……!響マキ、一生の悔いッ……!

 いや、むしろ一回しか聞けないからより記憶に残るのでは?でも何回でも聴きたいし……う゛ぅ゛ん゛……!

 

「マキ、起きたわ」

 

「マ?」

 

 マジ?もうちょい妄想に沼ってたかったんですけど……(職務放棄)

 

「……また同じ天井」

 

「お送りするのは見知った仲」

 

「うわぁ!?ま、マキ。それに、綾波も……」

 

 Foo↑0.05秒(思考加速)で考えた一夜城ドッキリ大成功〜!この辺にぃ、寝起きの重傷者を驚かす馬鹿がいるらしいっすよ。……あ、そっかぁ……(後悔)

 

 プルルルル……プルルルル……

 

「ヌッ(恐怖)」

 

 未だに慣れないこの着信音。というか日毎に悪化してる希ガス……

 

「Ahoy!響マキですぅ〜」

 

『こんな状況でも相も変わらず元気なのね』

 

「あ、リツコさん」

 

 俺を謎の激務に推薦したリツコさんじゃないっすか!ちょっとそこらへん話聞きたいんですけど……え?忙しい?あっそう……(謙虚)

 

「まぁいいや。してご用件は?」

 

『レイを探してるんだけど、何処にいるか知らないかしら?」

 

「ばっちぇ隣にいますよ〜。代わります?」

 

『あら、今日はマキちゃん関連は運がいいわね』

 

「それさっきの当てずっぽうって意味じゃないですよね!?」

 

 怖っ!俺下手したら首チョンパじゃねーか!成功したの本当に運良すぎだろ……

 

『じゃあ、お願いできるかしら?』

 

「あいやかしこま!レイちゃん、リツコさんから電話ナリ」

 

「わかったわ。……綾波です」

 

 さて、レイちゃんはリツコさんと電話してるし、丁度いいからシンジくんと軽い質疑応答でもすっかな。

 

「というわけでシンジくん、何か違和感とかある?」

 

「え、えっと…………少し、胸の辺りがヒリヒリする。あと、少し頭痛が……」

 

「ほ〜ん……こうなった経緯とか、覚えてる?内容とかは聞かないから」

 

「…………覚えてる」

 

 ほぇ〜やっぱりあの救命の装置万能っすね〜……事前に整備した甲斐があったわ……。

 しかしウーン……胸の火傷が少し残ってるのと、頭痛かぁ〜……やっぱあの装置無能では?

 あっ、そうだ(唐突) 過労気味だったミサトさんにやった()()をシンジくんに後でやるか。

 

「マキ」

 

「んぁ、電話終わった?」

 

「えぇ。赤城博士が来て欲しいって言われたから、行ってくるわ」

 

「ん、あいや理解した」

 

 まぁ多分零号機関連だろうな。微かにゾンビと化した整備の人の声が電話越しに聞こえてきたから。ウルトライヤーは地獄耳。

 

「これ、お願い」

 

「?メモ帳?」

 

「今後のスケジュール」

 

 あぁ〜、アレか。やけにレイちゃんっぽくないスケジュールの言い方のやつね。

 というかレイちゃんこういうの(メモ帳)持ってたんだ。ならばまた我が財布からいいやつ買ってやろう。

 

「そういうこと。わかった任せて。バイバーイ」ノシ

 

 あぁん、行っちゃった〜……やっぱさっきの音声録音したかったな〜……。心配だなぁ……レイちゃん大火傷するだろうし、また包帯姿見るのはいや〜キツいっす!

 さて、レイちゃんに任された仕事だし、キチッとこなしますか。

 

「シンジくん、ちょっといい?」

 

「うん。今後のスケジュール……だっけ?」

 

 オロロロ、聞かれてた。まぁ別に隠すようなことだったら目の前で話さんわな。

 

「んじゃ今後のスケジュールを言うね〜」

 

 

 

 

 

「…………。OK?」

 

「うん、OK」

 

「よし、これが今後のスケジュール……だってさ」

 

 うーんいつ聞いても14歳病み上がりの人間のスケジュールじゃねぇなぁ。まぁ、俺にも言えることなんやが。

 

「…………また、アレに乗らなきゃいけないのか」

 

 うぅん、原作通りのセリフを聞くとどうしても身を捩らせてしまうのは変態エヴァファンの魂の生態。お陰でテンションフォルテッシモ↑↑!!今なら第六使徒に突撃できる!溶かされそう(小並感)

 それはそうとしてシンジくんの気持ちは凄くよくワカル。というか共感出来ないのはシベリアでも裸で生存できる鍛え上げられたドMだけでは?お前ら人間じゃねぇ!

 

「ご飯あるけど……食べれる?」

 

「……食べれるけど、食べたくない」

 

 ま、そうだよな。しかぁし!俺はこれを見越してNERVの調理師さんと相談し、冷えても美味いご飯を作ってきたのだ!完璧ダァ……

 それはそうとして余りは食っとこ。味見したら美味かったからね。ウヘヘ……

 

 〜〜〜♪

 

(ヴォエッ!?)

 

 こ、このデフォルトの着信音……仕事……だと!?仕事中に!?

 

「ハイ、ヒビキマキデス……」

 

『ア゛、マ゛キ゛ち゛ゃん゛?』

 

「え゛、その声整備長?生きてる?」

 

 近年稀にミラーな掠れ声なんだけど……そっちそんなに過酷なの?俺でもそうはならんぞ?……あ、俺ウルトラマンボディやん。

 

「はい……はい……え!?輸送の手伝い!?アッ、スイヤセン、スグイキヤス……」

 

「……マキ、大丈夫?」

 

「……()は大丈夫だけど()じゃない人が大丈夫じゃない」

 

「?」

 

 電話越しに整備士長が迫真の願いを電話に込めてたのが感じられたぜ……断れないよなぁ!?断ったことないけど。

 

「ま、仕事だよ仕事。いつものこった」

 

「…………凄いよね、マキは。文句なしに働いてて」

 

「それはない」

 

「えっ?」

 

 え俺そんな不満垂れ流してない?嘘だろ?バリバリに文句はあるんやが?

 というか俺文句ありすぎて君のオトゥーサンに直談判に行った()ぞ?この体とレイちゃんと人類補完計画とか諸々のエヴァ関連なかったら飲まず食わずで全国歩き回ってる自信ある。

 

「どんな仕事にも不満は付きもんなんだよ。だからシンジくんも言いたいことがあるなら怒鳴るぐらいはしてもええんやで?」

 

「…………うん。なんか、ごめん」

 

「いいんだよ。シンジくんは命懸けで頑張ってるんだから。()ぐらいは真面目に働かんとね」

 

「……ありがとう」

 

 うんうん。納得してくれたようで何より。では、計画を始めよう。

 

「よーし。なら右手出してちょ?」

 

「え?うん、いいけど」

 

Thanks a lot!(ありがとナス!)

 

 よーし!シンジくんと僕で握手!───と同時にS2機関(エナジーコア)起☆動!じゃあ、(エネルギーを)ブチ込んでやるぜ!

 

「ま、マキ?な、なんか力強くない?」

 

「………………」

 

「ちょっ、マキ?」

 

「……………………」

 

「流石に強過ぎいたたたた!?」

 

「あっ、ごめん」

 

 めっちゃ集中してたわ……。握手でやると力籠っちゃうな……。また練習とかしてみよっかな。

 

「いたた……あれ?」

 

「どうした?」

 

「頭痛が治まった……。それに、胸も痛くない……」

 

 っしゃあ!成功だぜ!作戦成功ォ!ミサトさんのときはブチ込み過ぎてハイテンションになって周りから引かれてたけど、今回はそんなこともなくて良かったぜ!

 ちなみにミサトさんのテンションは夜に酒で更にヒートアップし、俺の家に凸ってきて流石にキレた。インガオホー

 

「マキ、何かした?」

 

「何かって……別に握手しただけだが?(なろう感)んじゃ、俺は仕事に行ってくるわ」

 

「うん。……ご飯、ありがたく貰うね」

 

「応、じゃあ()はこれで。頑張れ、シンジくん」

 

「……うん!マキも仕事頑張れ」

 

「……ウン」

 

 ───カハッ!?シンジくんの応援ボイス!?条件反射で録音してしまったぜ……。どうすっぺこれ……。

 俺は使わんなこれ……でも、女性ファン垂涎モノのレア物をゲット出来たと考えればヨシ!感激で涙出そう……!

 フフフ……レイちゃんとシンジくんの応援という最高級のバフを手に入れた俺に、出来ない仕事はあんまりない!

 

 とりあえず現場に向かうか……ゾンビの巣窟に潜り込む気分だぜ……。

 

 




主人公:仕事が嫌いな訳ではないが愚痴は永遠に出てくる矛盾を抱えた14歳。お偉いさんに愚痴り続けたのを後悔している。2人の応援で仕事に対してのモチベーション爆上がり。しかしゾンビと化した整備班達に内心ビクビク。

レイちゃん:確実に主人公への好感度が上がって自らイベントを起こしたヒロイン力を持つ。ラノベへの関心が高まっている。

シンジくん:レイちゃんと同じく好感度が高まっている。主人公に謎エネルギーをぶち込まれて現在元気モリモリパイロット。

リツコさん:私用でMAGI使用説が主人公の中で急浮上しているが、あくまで自前の脳での推測である。心を読めるのは理系だから。

整備の人達:かつてないほどの急務の量に己をゾンビと化して働いている最も現在人類に貢献している人達。ゾンビ化の参考は紅茶が切れた主人公。

書いていてとても楽しかったです。特に主人公とマキの絡みが。

面白そうな小説探すマンさん☆8評価ありがとうございます!

感想、お気に入り登録ありがとうございます!
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