其の神話は、絆を繋いだ   作:風峰 虹晴

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ちょっと文字数少なめ


EP9 邂逅

「スッー……」

 

 俺は今ひじょーに緊張している。病室の扉の取っ手に添えている手がバイブレーション並みに震えている。空気の読まない通知だな。

 これは間違いなくゲンドウ=サンに二度殴り込んだうちのどちらよりも緊張している。俺の自律神経バグっているのか?

 というか殴り込みのときの感情がそもそもおかしいわ…。キレてるか過労してるかだもんね。比べる対象おかしい。

 

 俺が今立っている病室のネームプレートには、「碇シンジ」の名がある。

 

 そう!エヴァの主人公!俺は看護師長にシンジくんの看護を頼まれたのだ!

 曰く、「ほら、同年代だし。その方が緊張しないでしょ?」

 倫理観バグってんのか?思春期に思春期ぶつけるとか怪物には怪物ぶつけんだよ理論とほぼ一緒じゃねえか。

 

 まぁ即受諾なんですがね。当たり前だよなぁ?これはお近づきになれるチャーンス!

 フフフ、間違えてシンジさんなんて言った日にゃあレイちゃんのベッドの中で悶える俺が見れるだろう。多分寝付けないからレイちゃんに寝かしつけてもらいたい。

 …こいつ着実にキモくなっていくな……

 

 ……しかしこうして扉の前で職務放棄を続けること10分…。通りすがった看護師さんに「どうしたの?過労?」と言われるのはよろしくない…。

 過労に関してはあながち間違ってないです。

 えぇい!()は度胸!やればできるって天の太陽の神も応援してくれてる!この前テレビに出演してるの見てこれ以上ないぐらい安心した。

 

 よし!俺の心はケツイに満ちた!イクゾー!デッデッデデデデッ(カーン)

 

 コンコンコン

 

「失礼しまーす」

 

「あっ…どうも」

 

 Fooooooooooooo↑!シンジくんDAAAAAAAAAA!!

 生シンジくんだぁ…凄い!本当に女装させたらめっちゃ似合いそうな顔してるぜ!俺も女装みたいなもんだからさ?シンジくんも女装…しよ?

 くっ…写真撮りたい…!折角「皆からの依頼口頭で聞いてたら足が死ぬぅ!」って半ギレになって経費で契約したこの携帯を活かしたい…!

 アッ、無理やり経費で落としたの反省するので経理の人もう怒らないでください……。給料からの天引きで解決したでしょ???

 ヒャア我慢できねぇ!

 

「あ、写真一枚い~い?」

 

「えっ?あっ、はい」

 

「イェーイ!顔がお堅いぜぇ~???ハイチーズ!…うし、ありがとう!」

 

「あ、はい…」

 

 ッシャア!これで俺のエヴァの登場人物の写真コレクションが増えたぜ!

 ちなみに既にかなりの人数撮ってる。最近はゲンドウ=サンを狙ってる。冬月センセイケたから大丈夫大丈夫。

 …………やべ、無理矢理テンションぶち上げて変な陽キャみたいになってしまった。…大丈夫かな?引かれてないかな?

 

「…あ、ごめん、大丈夫?」

 

「あっはい」

 

 ホッ。これで第一印象はTDN変な人で済んだな!(致命傷)

 

「あの……看護師さん…ですよね?」

 

 ごめん。本当にごめん。完全に看護に来てるの忘れてたわ。俺が今着てる看護服(借り物)はもはや唯のコスプレと化している…。全国の監獄さんとマイマミー、本当に申し訳ない(無能)夢の中で土下座します。

 

「あはは、ごめんね。同い年のコだからついはしゃいじゃった☆」

 

「お、同い年!?」

 

「えそんなに驚く?」

 

 シンジくん今ブルーだよね?そんなリアクションできるの?そういえばシンジくんってネガティブな面目立つけど割と感情豊かだったね。マイナス面に発揮されやすいけど…。マキマキ、覚えた。

 しかしそんなに同い年であることに驚くかね?確かに数億歳(9割以上寝てる)けど、別に見た目に問題はないはずなんだが?

 ……シンジくん、いったいどこを見て────―

 

 タプンタプン

 

 ……………………胸?

 

「こっ、これかぁ…」

 

「だ、大丈夫ですか?」

 

「ウン…」

 

 メンタルは割とボドボドだワ…もうマヂ無理…

 確かにこの胸じゃ14歳無理だわ…思春期真っ盛りのシンジくんがガン見してしまうのは致し方なし…。この前リツコさんにスリーサイズ測ったらカップがGもあって腹抱えて笑ったわwww ……ボロボロ涙零しながら。へっ、通りすがりのミサトさんがアホほど狼狽えててやさしさを感じた。やさいせいかつ。

 

 というか、この体だと最早こいつ(Gカップ)の存在忘れるんだよね…。自然と揺れないように歩くようになったし、肩とかこの体凝らないし…。唯一思い出すの体育で水泳するときぐらいだわ。着替えの時異様に引っかかるからね。

 いや、頑張って小さくしようとしたんだぜ?リリスと一緒の時、教育に悪いから色々頑張った(ATフィールド弄った)んだぜ?必死に頑張ったんですよ!その結果がコレ(Gカップ)ですよ!

 軽く数十年(体感)落ち込んだね!…まさかおっぱい星人としてエリート街道をずんずん突き進んでいたこの俺が、巨乳コンプレックスになるとはな…。自分の胸には興奮できなかったよ…

 

「あの…えっと…雰囲気が、落ち着いていたので…」

 

「アアウン、アリガトウ…」

 

 その発言によってSANが回復したわ…これが…主人公の力!?

 

「あそうだ(唐突)。()にはタメでいいよ。同い年だしね」

 

「えっ、あっはい…。えっと…なんて呼んだら…」

 

「あっ」

 

 自己紹介忘れてたわ…。今回俺失態おかしすぎでは?やっぱ疲れてるわ…。俺、後でレイちゃんに過去最大級に甘えたる…。本能覚醒!

 

「では仕切り直してご挨拶をば!()は響マキ!マキって呼んでね、碇シンジくん」

 

「…よろしく、マキ」

 

 俺、名前を呼ばれて感謝感激雨霰。あっ、この霰甘くて美味しい。

 

「……さて、じゃあ色々と始めるね~」

 

 この後滅茶苦茶仕事した。




主人公:テンションぶち上った後にテンションぶち下がって壊れそうな巨乳アルビノ美少女。巨乳になって数日は今では立派なコンプレックス。もみ心地は気に入っている。

シンジくん:ちょっと気持ちがブルーなところにテンションバカ高い奴が現れて困惑。
同年代とネタが同時にてに入り何気に得している。

リツコさん:主人公のカップ数を知ったとき何気にちょっと羨ましかった。

ミサトさん:本気で主人公がストレスで壊れたと思って超心配した優しい人。原因は原因故にすごく微妙な気持ちになった。

冬月センセ:割と主人公と仲が良い。」主人公暇を盗んでは卓上ゲームを一緒にやったりしているため好感度高め。あと髪の毛のいろが一緒。

ついにシンジくんが登場しました。原作主人公が9話目に登場ってマ?こいつバカァ?

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