緑茶風少年   作:アユムーン

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今年も残すところ後二日、一日二本とかでやっていきます。

後、ここから三が日の間は不定期でだしますね。暇なもので


お悩み解決珍道中

どうにも最近・・・

 

「いただきまーす・・・うわぁ」

 

お弁当箱を開けると大体のおかずが焦げていた、今日作ったのは千夜で、ここのところ千夜の様子がおかしいのだ。

 

・・・

「けふっ、どうにも悩みがあるっぽいけど・・・どうにもなぁ」

 

焦げててもつくって貰ったお弁当、ありがたく完食して、机に突っ伏す姿勢になる。

 

なにか悩みごと?と、聞いても

 

「これは私の問題なの・・・ごめんね、これだけは私に考えさせて」

 

と、真剣な顔で、なおかつ心配かけてる自覚はあるっぽいのでなにも言えないのがエリアの辛いところだった。

 

「これはシャロに相談・・・って今日はバイトだっけ?なら・・・」

 

・・・

 

甘兎庵の仕事までの時間にココアに相談しにラビットハウスへ

 

「うん、私も今日聞いたけどそんな感じだったよ」

 

「そうなのか・・・なにか知らない?」

 

「まさか!?私がこの間バイトに行ったときにメニューにツッコミをいれたからか!?」

 

「どうりで最近メニューがより難解なものになったんですね。」

 

エリアは余裕で解読していた。

 

「私のせいかもしれません。帰り道であんこに与えた金平糖が口に合わず体調を崩したとか」

 

「あ、あれチノちゃんだったの?それは大丈夫。あんこ喜んでたし」

 

それが分かるのは千夜とエリアくらいである。

 

「私のせいな気もしてきた!無理にパンの試食とか文系のでききなさに嫌気がさしたとか!」

 

「パンについては余ったのは持って帰ってきてて俺が食べてるし、文系のことなら理数系の助けてる千夜が言えたことじゃないよ。」

 

ちなみにエリアは勉強はそこそこできる。

 

「だとしたら、なんだろうね。」

 

「ココアさん、私が悩んでいるときは気づかなかったのに千夜さんの時はすぐ気づくんですね。」

「そんな!チノちゃんのことはちゃんと見てるよ!」

 

「ココアの顔が嬉しそうなんですが」

「あれだろ、チノに焼きもち焼かれてるって思ってよろこんでるんだろ。」

 

しかし、見方と考え方の方向は間違っていたココアだった。

 

「実は最近私も悩んでいて・・・」

 

流れにのってチノも悩みを告白しようとした時には

 

「辛いことがあったら我慢せずに、私の胸に飛び込んでおいで!」

 

腕を広げてウェルカムのココアと、

 

「相談に乗るからなんでも言えよ、精神のブレは戦場でも命取りになるからな」

 

父の影響かはたまた趣味なのか、アドバイスがどこかミリタリー調にらなってしまっているリゼと、

 

「あんまり無理しないでね。辛いと思ったら話しを聞くよ。」

 

相手をひたすら気遣うエリア、チノが選ぶのは・・・

 

「エリアさん、ティッピー・・・実は成長が止まった気がします。」

 

「精進あるのみじゃー」

「んー、まだ成長期じゃないだけじゃない?俺も男子にしては低いし」

 

・・・エリアとティッピーでした。

 

「結局なにも分からなかったな・・・あっもうこんな時間か、分かったらまた連絡するよ。」

 

エリアは急いで甘兎庵へ

 

・・・

 

結局その日も聞けず仕舞い、オーダーストップまで働いた。

 

今日一日、千夜はふらふらしていて見ていてあぶなっかしい。

 

「うーんどうしたもんか、なぁあんこどうしたらいいと思う?」

 

思わず、頭上のあんこに聞くが・・・

 

「・・・」ジィー

 

こちらを凝視しているだけだった。

 

その時、ガチャッ

 

店のドアが開いたと同時に

 

「キャー!強盗!?」

 

店内に入ってきたのは拳銃構えたココアと紙袋を被ったおそらくシャロと思われる人物だった。怪しい二人組に驚いたお客さんの声が響く。

 

「・・・すみません、もうオーダーストップしておりまして。」

 

「お客さんじゃないよ!?」

 

「だとしたら他のお客様の迷惑になりますので・・・」

 

「待って!この格好については全面的にこっちが悪いけどとにかく待って!話聞いて!」

 

ココアとシャロの必死の懇願からとりあえず話を聞くことに

 

「ココアちゃん、どうしたの?」フラフラ

 

「ふらふらしてるよ!?」

 

「・・・二人は千夜と話しに来たんだね?」

 

「えぇ。あっそうだ!もうオーダーストップの時間よね!?キッチン借りるわ、いやぁぁぁ!!」

 

最後まで言いきる前にエリア頭上にいた、あんこがシャロの方へ行き、シャロは慌てて逃げる。

 

 

いつもならエリアかシャロのどちらかの方に向かうが、今日はシャロの気分らしい・・・

 

「シャロちゃん!?キッチンはそっちじゃないよ!」

 

玄関に向かって逃げるシャロと追いかけるあんこに向かって、

 

「あんこ!こっちにおいで!」

 

エリアが声をかける、その一言であんこが再びエリアの頭上へ

 

「よし、ありがとうあんこ。今は俺で我慢してね。

 

さて、もう今からなら俺一人で行けるし、千夜は奥で二人と話してきなよ。」

 

「でも・・・」

 

「いいから行った行った、お店で騒いだら他のお客さんの迷惑だよ!」

 

千夜をココアとシャロに頼んで、閉店までの作業をこなしていく。

 

・・・

「ふぃー、閉店作業終わったよ。」

 

「あ、エリア君!」

 

シャロが作業しているキッチンに戻ってきた、そこにはいつもの笑顔の千夜がいた。

 

「ふっ、悩み解決した?」

 

「えぇ、バッチリ。三人のお陰♪」

 

「そう!このシャロちゃん特製のお味噌汁でね。」

 

「お疲れ様、お味噌汁あんたも飲む?」

 

「うん、いただきます!美味しい

 

そういえば?なにに悩んでたの?」

 

「実はココアちゃんに分けて貰ったお弁当の栗きんとんがうちの栗きんとんより美味しくて・・・それが恥ずかしくて相談できなかったの。」

 

「ふーん、ふーん・・・」

 

少し不機嫌になったエリア

 

「え?エリア君?」

 

「別に、あんなに悩んでたから何事かと思ってたら、お店に関わることだったから・・・一応同じ店で働いてるのになーとな、思ってないよ?」

 

「思ってるわね、これは」

 

「エリア君ー!ごめんなさーい!」

 

「怒ってないよー」

 

その後しばらくエリアの機嫌取りに忙しくなる千夜でしたとさ。




喫茶店こそこそ話

その後4人で美味しい栗きんとんを作ったそうですよ。
名前はハイパームテキ~クリキントンスパーキング~だそうです。
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