緑茶風少年   作:アユムーン

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青山さん失職&マヤとメグ初登場



今日は質問してされて

前略、青山さんが失職した。

 

「最近来ないと思ったらそういうことだったのか。」

 

「うん、今はラビットハウスで働いてるらしいわ。行ってみない?」

 

「行ってみよう。」

 

・・・ラビットハウス

 

そこには、人生相談窓口と書かれた立て札がカウンターに乗せられていた。そこに立つのはバータイム用の服を着た青山さん

 

「・・・どういうことなの?」

 

「どう?私の力作なんだ!」

 

「人のお話を聞くのが好きなので、自分にしかできないことをやろうと思ったんです。」

 

「すてき!とても素晴らしいわ!」

 

感激する千夜がココアと手相占いの窓口を開くのを横目に、話を聞く。

 

「ここの前のマスターは人の話を聞くのがお上手でした。私もそんな一息つける存在になれたらと、思ったんですが・・・皆さんグチってくださらないんです。」

 

「お昼じゃ人目もありますし、愚痴りづらいんじゃないですか?」

 

「!!、盲点でした。」

 

「それならファンシーさを出して、学生の子も話しやすい雰囲気にしたらどうかしら?」

 

「それならぬいぐるみを配置してみましょう。」

 

「なんだこのカオス・・・」

 

思わずツッコんだ所エリアに青山が聞く。

 

「エリアさんもなにか相談などありませんか?私でよければ乗りますよ。以前のお詫びもしたいので」

 

「お詫びって、あのことは気にしなくていいですよ。」

 

「そうですか?でも、もし相談したくなったらいつでもどうぞ。他人になら簡単なお話しできることもあると思うので」

 

「ありがとうございます。けど、大丈夫です。いつか話すって約束してる友達がいるんです。その約束守れたら、また青山さんにもお話しします。俺の話でよければ小説のネタにしてください。」

 

「ふふっ、エリアさんには素敵なお友達がいらっしゃるんですね。」

 

「はい。俺には勿体ないほどに・・・あっそうだ」

 

鞄にいれていた一冊の本を取り出す。

 

「もうやめてるとは知らなかったですが、すっごく感動しました。よければサインください。」

 

その本の名前は『うさぎになったバリスタ』、青山さんが書いた本だ。

 

「!、喜んで書かせていただきます。」

 

「後、相談というか私、この人の他の作品も読んでみたいんですけど?新作どうなりますかね?」

 

「!!、すみません、今はスランプで書けないんです。」

 

「だったら待ってます。また気が向いたときでいいので書けたら見せてくださいね。」

 

「はい、お約束します。」

 

二人はそう約束した。

 

後日、スランプから立ち直った青山さんに新刊を貰った。

 

『カフェインファイター』というその本は、どこか聞き覚えがあったが、とても面白かった。

 

・・・次の日

 

「エリア君今からココアちゃんがお客さんつれて来るって」

 

「お客?」

 

「かわいい私の新しい妹達!らしいわ」

 

「?」

 

・・・そして、

 

「こんにちはー!千夜ちゃん!エリア君来たよー!」

 

「こ、こんにちはー」

 

「こんにちは!なぁ、本当に魔女いるの!?」

 

ココアが連れてきたのは二人の女の子。

 

少しクセっ毛な髪をお下げにした少女と紺色髪に八重歯の少女が現れた。

 

「ココアこの二人は?」

 

「チノちゃんの学校のお友達だよ。」

 

「あらそうなの?それならサービスするわね」

 

それから二人の方を向くと、

 

「魔女の家でスキルが売ってる!!」

 

「こっちは変身ベルトみたいー」

 

壁に張ってあるメニュー一覧を見ている。

 

「魔女!?」「変身ベルト!?」

 

・・・

「あっ。名前まだ言ってなかったっけ?マヤだよ!」

 

「メグです。今日はよろしくお願いします!」

 

「はい、私はエリアです。そういえば三人は何で来たんですか?」

 

初対面のため、敬語で対応するエリア

 

「私達今職業調査の宿題で色んな喫茶店に行ってるんだ!」

 

「それでココアさんに甘兎庵に連れてきてもらったんです!」

 

「だって千夜、出番だね。」

 

「ふふっ、任せてちょうだい。」

 

張りきってる千夜とココアが二人のインタビューを受けている様子をエリアは掃除しながら眺めていた。

 

・・・で、

 

「最後にエリアにも聞いていい?ここの仕事のやりがいってなに?」

 

「やりがいですか・・・そうですねぇ」

 

ふと、考える。あれ?俺って何で働いてるんだっけ?

 

下宿先っていうのを差し置いて、ここで働く意味を考える。

 

「まず、今まで接客なんてしたことがなかったから、そこから始まったんだ。お客さんと同じ店で働く人と顔を合わせて、時には話して、それがすごく楽しかった。」

 

それは今も変わらず行っていることだが、最初に比べて話す人も量も増えた。

 

「それから厨房のお手伝いの練習を初めて、最初は失敗ばかりだったよ。けど最近合格もらえてさ、今日出してる和菓子は俺が作ったんだ。」

 

「本当ですか?すごく美味しいですー」

 

「ありがとうメグさん、そうやって出来ることが少しずつ増えて、段々楽しくなってきたんだよ。」

 

「それから気の合う美人な同僚と」

「頼りになるお姉ちゃんのような同級生がいて」

 

「毎日楽しいよ。って変なアテレコいれないでくれる?」

 

「あら?嘘は言ってないでしょう?」

「どんどん頼りにしてね!」

 

「はぁ・・・そんな感じなんだけど、いいですか?」

 

「うん!ありがとう!」

「できたら見せにきますねー!」

 

後日、マヤとメグに見せて貰った宿題は花丸がもらえていた。

 

内容はほとんどエリアが言った内容だった。

千夜にはずるいわ、と怒られたエリアでしたとさ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




喫茶店こそこそ話

エリアは後日甘兎庵に来たマヤとメグから、チノにみたいに話して!とお願いされたそうですよ。

なので次からは二人のことはちゃん付けで呼んでいます。
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