緑茶風少年   作:アユムーン

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お泊まり勉強会


今宵はスタディナイト

今日も甘兎庵から物語は始まる。

 

千夜より早く帰ってこれたので、開店準備をしていく。

 

暫くして

「ただいまー、エリア君今日もありがとう」

 

「いいよ、テスト近いんでしょ?休まなくて平気?」

 

「大丈夫よ。それに明日からの連休はココアちゃんがお泊まりに来て勉強合宿なのよ!」

 

「へぇー・・・どこに泊まりにくるの?」

 

「ウチよ?後シャロちゃんも誘おうと思ってるの。」

 

「へぇー、どこに泊まるの?」

 

「だからウチよ?」

 

・・・翌日甘兎庵、住居スペースにて

 

「本当に来たよ。」

 

「うん、明日がテスト前の最後のお休みだからね。気合いいれていくよ!」

 

「ついでにエリア君も勉強会する?」

 

「んー、お邪魔しようかな。」

 

「その前に今日は甘兎庵のお手伝いも頑張るよ!」

 

ココアをいれて、今日の仕事に向かう。

 

休日たくさんの人で賑わう甘兎庵、ココアもラビットハウスでの経験+波長が合うベストマッチな二人との連携がとれており、大活躍だ。

 

「上がり2丁!それから翡翠スノーマウンテン追加だよ!」

 

「今朝おろしたての氷削り中よ!エリア君!そっちは!?」

 

「みぞれ天竜もうできるよ!、できたら3番卓の片付け行くから!」

 

「お願いね!さぁまだまだ私と踊ってもらうよ!

ご唱和ください!ご注文を!!」

 

「了解!今日は相当エキサイトね!!」

 

「この三人なら行ける気がする!」

 

「あらあら、今日の皆さんはとってもキラメイていますね。・・・うん、この翡翠スノーマウンテンも活きがいいです。」

 

そんな三人をみて、青山も驚いていた。

 

・・・で、閉店後、シャロが来た。

 

「あなた達三人で教え合うなら私を呼ぶ意味あるの?」

 

「私達の集中力が切れそうになったらハリセンで引っ叩いてほしいの」

 

「この私お手製のハリセンでよろしくお願いするわ」

 

「俺はこの特製のピコハンでお願いします。」

 

スッとハリセンを出す千夜とピコハンを出すエリア

 

「はぁ・・・とにかく始めるわよ。やるからには厳しくいくから覚悟しなさい!」

 

・・・

 

「エリアその単語間違えてる。綴りが違うわよ」

 

「おっと」

 

「千夜はもう少し問題を読みなさい。文系も数学も同じよ、まずは問題をしっかりと読んで理解しなさい。」

 

「分かったわ、ありがとうシャロちゃん」

 

「ココアそこ計算間違っているわよ?」

 

「え?、そんなことないよ?」

 

なぜか理数系には絶対の自信があるココア

 

「ほら、やっぱり計算間違えてるわ。」

 

「むむ~それなら言える素数の数で勝負だよ!」

 

「どういう勝負なの、っていうかココアここの数字見間違えてるだけじゃん。」

 

「本当だ。・・・ん?あ!アルバム発見!」

 

「早速脱線してるじゃない!」

 

ハリセンをかまえるシャロ

 

「まぁまぁちょっと休憩しよう」

 

・・・

お茶をいれて、少し休憩。

 

「これは私と千夜が高校に入学する頃の写真ね。」

 

「わー、少し前の写真なのに懐かしいわ」

 

そこには今とは髪型の違う千夜とシャロが写っていた。

 

「あれ?千夜ちゃんなんだか浮かない顔してるね。」

 

「なにかあったの?」

 

「あぁこれは、私と高校違くなるから友達出来るか不安がってたんだっけまったく心配性なんだか、むぐ!?」

 

秘密を暴露するシャロの口を慌ててふさぐ千夜

 

「ココアちゃんとシャロちゃん、先にお風呂入ってきて?」

 

「う、うん、分かった(千夜ちゃんが珍しい・・・)」

 

「むぐむぐ~!(離せー!)」

 

「(え?俺最初じゃないの?そういうの気にしないの?)」

 

・・・ココアとシャロが入っている間

 

「はぁ、シャロちゃんにも困ったものだわ」

 

「千夜が言えたことじゃないでしょうに」

 

「あら?なぜかしら?」

 

「自覚がないならいいや・・・それよりこれ本当に友達ができるかで不安だったの?」

 

「そうね、それもあったわ。けど実際入学したらココアちゃんとエリア君にも会えて、いい出会いばっかりだったわ。エリア君は?」

 

「俺も不安だったよ。けど皆に出会えたから本当に良かったって思うよ。」

 

「そうね、本当いいことばっかりね。」

 

「うん」

 

そこに、

 

「いやー、いいお湯だったよ。」

「?なんの話してたのよ?」

 

二人が風呂から上がってきた。

 

「なんでもないわ、それじゃあ次は私が入ってくるわね。」

 

「千夜ちゃんいってらっしゃい♪」

 

「(え?俺最後なの?)」

 

・・・そして、お風呂がエリアの番に

 

「(なんだろう、すっごいドキドキした・・・)た、ただいま上がりました。」

 

少し顔が赤いエリア

 

「?大丈夫?逆上せたんじゃないの?」

 

近づいてくるシャロ、普段は見ない寝巻きの姿だ。

 

「っ!///」

 

「あれれ?もっと顔が赤くなっちゃったよ?」

 

ココアもまた同じく、寝巻きの姿だ。

 

「お、俺もう寝るね。おやす「だめよー勉強会はこれからなんだから」ち、千夜?」

 

見慣れた寝巻き姿の千夜に手を取られて、その場に引き留められる。

 

「エリア君の敬語も名前呼びも違和感なくなったから、次はもう少し女の子への免疫つけましょう!」

 

「いや、それはダメでしょ。」

 

「そうだね!今日はエリア君をモフモフして寝かせてもらうよ!!」

 

「ダメに決まってるでしょ!」

 

・・・で、

 

「あ、シャロちゃん寝ちゃってるね。」

 

「普段色々忙しいから疲れてたのね」

 

「はい、毛布。」

 

「ありがとうエリア君。

 

シャロちゃん、強がってるけど今の学校で不安も多いと思うから、二人もこれからも仲良くしてあげてね。」  

 

「もちろんだよ。あっもしかして入学前に不安だったのってシャロちゃんの心配してたのもある?」

 

そのココアの問いかけにそっと指を立てて、口許に当てる千夜

 

「どっちもどっちを心配ししてたんだ。」

 

「私、引っ越してきたから幼なじみって羨ましいよ。」

 

「俺も。ずっと昔から一緒だったんでしょ?」

 

「そうね、これからもずっと一緒よ。それは2人も一緒よ?」

 

「!、千夜」

 

「そうだね!でも折角だからなにかお揃いのものがほしいなぁ」

 

「なら今度皆でお揃いのものとか買いにいく?」

 

「そうだね・・・!そうだ!」

 

ジョキンッ!!

 

・・・翌日

 

「こんにちわー、今日も来させていただきましたー」

 

青山が来店

 

「い、いらっしゃいませ。」

 

天狗の仮面を着けたエリアが出迎える。

 

「あら・・・例の鬼◯の刃週間復活ですか?」

 

「あー!エリア君ダメだよ!」

 

今日も手伝っているココアに仮面をとられそうになる。

そんなココアの髪型はいつもと違う。

 

「ちょっとココア止めて!勘弁して!」

 

「パッツン同盟でしょ!そんなので隠しちゃダメ~!」

 

「いや、ココアは似合ってるけど俺は流石に恥ずかしいから!」

 

「ふふ、判断が遅いわ」

 

エリアの死角からパッと仮面をとる千夜、仮面が取られたエリアの前髪はパッツンに切られていた。

 

昨夜、お揃いがほしいココアと面白がった千夜によって切られたのだ。

 

「あら、今日の三人はお揃いなんですね。可愛いです。」

 

「えへへ、実はもう一人いるんだよ。」

 

「青山さんもご一緒にどうです?」

 

「うぅ~流石に恥ずかしい・・・」

 

とっとと前髪伸びろ!と願うエリアだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




喫茶店こそこそ話

髪が伸びてからもパッツン同盟は続いて、エリアの前髪が伸びた後も暫くの間はココアと千夜に前髪を狙われていたそうですよ。

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