緑茶風少年   作:アユムーン

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前回でも思いましたが・・・ 

ほのぼのってどうやって書くんでしたっけ?
知らず知らずにエリアをシリアスにしようとする自分がいる・・・怖っ


走るぜ共に、歌うぜ彼方へ

千夜「・・・はぁ」

 

ある日の甘兎庵、今日は千夜の元気がありません。

 

エリア「千夜、どうしたの?今日帰ってから元気無さすぎだよ?」

 

千夜「エリア君、聞いてくれる?」

 

エリア「もちろん」

 

千夜「実は今度マラソン大会があって、私ココアちゃんについていけるか心配で・・・」

 

エリア「なるほど」

 

実は千夜、かなりの運動音痴で体力もない。

普段の働き振りを見ると体力がないのは何故だろう?と疑問に思うエリアだったが、今はそんなことをいってる場合ではない。

 

エリア「なるほど、それでどうする?学校休む?それとも早退?」

 

千夜「!?参加しない前提なの!?」

 

エリア「いや、そんなに参加したくないのなら」

 

千夜「そうなんだけど、ココアちゃんには断られちゃったの・・・」

 

エリア「千夜も休むことは考えてたんじゃん」

 

・・・で、翌朝

 

エリア「トレーニングするのはいいけど、なんで俺まで」

 

千夜「いいじゃない、あんこも喜んでるわ」

 

運動しやすい格好で公園にやってきたエリア(onアンコ)と千夜

 

両手にダンベル、腰にはタイヤを巻き付けたロープ付きである。

どっから持ってきたんだ。

 

千夜「さあ!頑張りましょう!」

 

エリア「まぁここまで来たし、やってみようか!」

 

数秒後

千夜「はぁ、はぁ・・・」

 

エリア「はぁ、ち、千夜が、はぁ、すでに、はぁ死にそうになってる・・・」

 

割りとエリアも死にそうになってはいるが・・・

 

千夜「あっ、あれはリゼちゃんかしら?」

 

エリア「天からのお迎えじゃない?」

 

リゼ「お迎えじゃない!!っていうか二人してなにしてるんだ!?」

 

ランニングしていたリゼに発見され、過度なトレーニングは即座に中止させられた。

 

・・・

千夜「リゼちゃんは毎日走ってるの?」

 

リゼ「じ、実は最近甘いもの食べ過ぎて体重が・・・」

 

エリア「・・・(そういえばこの二人って)」

 

リゼの話を聞きつつ、二人の共通点に気付き、見てしまう。

 

リゼ「?エリアどうかしたのか?」タユンッ

 

千夜「?疲れたのかしら?」タユンッ

 

二人の大きなソレを

 

エリア「!、い、いや、俺も健全な男子なんだな・・・と」

 

リゼ、千夜「?」

 

・・・そんなエリアのことは置いといて、ジョギング開始

 

リゼと千夜は何故かロープで繋がれている。

エリアは素知らぬ顔で二人と距離をとって走っていた。

 

リゼ「早朝の街っていつもと違って見えるよな」タッタッ

千夜「どのお店もまだ開いてないものね」タッタッ

エリア「あ、でも、あそこのパン屋もう空いてる」シュタタッ

 

リゼ「空気が清々しくて気持ちいいな!静かなのも新鮮だし」タッタッ

千夜「・・・」タッ・・・タッ・・・

エリア「そうですねー、たまにはいいのかも」シュタタッ

 

リゼ「いい天気だしさっきのパン屋でパンでも買って・・・!?」 

エリア「いいですね、俺あんパンがいいな、千夜はどうする・・・!?」

 

ふと、振り替えるとロープで繋がれていたはずの千夜がいなくなってた

 

リゼ、エリア「「ち、千夜ぁ!?」」

 

大慌てで探しました。

 

・・・その後

 

千夜「ごめんね、エリア君も疲れてるのに・・・」

 

エリア「いや、いいんだよ。別にいいんだよ・・・うん」

 

疲れきって立てなくなった千夜を発見、今日は一旦解散することに。そこで立てない千夜を背負って帰ることになったエリア、頭上にはもちろんあんこがいる。

 

エリア「そ、その千夜?あんまり密着しない方がいいよ!?俺汗かいたし!?」

 

千夜「それなら私も同じよ?帰ったらシャワー浴びましょうね?」

 

エリア「しゃ!?シャワー!?」

 

千夜「?汗だくのまま学校いきたくないでしょ?」

 

エリア「そ!そうだね!うん!その通り!!」

 

いや、別々だからな?この思春期め

 

背中に幸せな感触を感じながら、帰路を進んでいった。

 

・・・それからもエリアと千夜はリゼ指導の元ジョギングを頑張りました。そしていよいよ明日がマラソン大会

 

エリア「んー・・・今日で最後かぁ」

 

リゼ「二人ともよく頑張ったな。鼻が高いよ。」

 

千夜「リゼちゃんのおかげよ、本当にありがとう」

 

願掛けの意味を込めて、髪型をリゼと同じにした千夜、最後までやりきったことに自信をつけたようだ。

 

リゼ「・・・二人とも大会終わってからも続けてみるか?」

 

千夜「私目標がないと頑張れないタチだから」

 

リゼ「トライアスロンとかに興味ないか?」 

 

千夜「響きだけで死ぬ自信あるわ」

 

リゼ「あ、あと三回来れば教官スタンプがたまるんだけど」

 

千夜「(すごく引き止めたいのね)折角だけど、とりあえずここまででいいかしら・・・エリア君?」 

 

顎に手を当ててなにかを考えるエリア

 

エリア「俺続けようかな、なんかスタンプたまるみたいだし。なにが貰えるんですか?」

 

リゼ「私自慢のガンコレクションかラビットハウス割引券」

 

エリア「じゃあ割引券で」

 

リゼ「!、本当か!?って即答しなくてもいいだろ・・・」

 

千夜「え、エリア君!?」

 

エリア「なんだかんだで楽しかったし、もうちょっとやってみます。」

 

千夜「そ、そんな・・・」

 

今までは自分もいたが、これからは二人きりで走るのか、仲良く早朝ジョギングする二人を想像して・・・

 

千夜「そんなのダメ~!!」

 

エリア「えぇ?ダメなの?」

 

リゼ「?もちろん無理はさせないぞ。安心してくれ立派な戦士に育ててみせる!」

 

千夜「とにかくダメ~!!」

 

結局三人で続けることにしました。

 

・・・マラソン大会当日、エリアは店番のため応援にはいけませんでしたが、帰ってきた千夜の嬉しそうな表情と話を聞いて、本人以上によろこんだそうです。

 

 

・・・マラソン大会から数日が経って、

 

千夜「第一回!カラオケ大会in甘兎庵~!!」

 

いつものメンバーが集まり、甘兎庵でカラオケ大会が始まりました。

 

エリア「なんで、こうなった・・・」パチパチ

 

拍手を送りつつも、こうなった経緯を振りかえ「私から説明しましょうか?」あ、お願いします。

 

エリアの脳内で振り返ろうとしたところを青山にバトンタッチ

 

青山「はい任されました。

 

チノさんが音楽会のソロパート担当になったので、リゼさんによる特訓が始まりました。

 

本日はその特訓の一環としてここ甘兎庵によるカラオケ大会が実施されたんです。」

 

分かりやすい説明、ありがとうございます。

 

青山「いえいえ、それでは戻りましょう。」

 

・・・おほん、早速始めたが観客の前では緊張してしまい、上手く歌えないチノ

 

そこでシャロにカフェインを入れて酔わせて、歌わせてみたり、千夜の演歌を聞かせてみたりしてみた。 

 

そんな喧騒を見つつ、エリアはチノと話していた。

 

エリア「どうかな?緊張ほぐれた?」

 

チノ「ま、まだ少ししています。エリアさん練習に付き合っていただいてありがとうございます。」

 

エリア「いいよ。それにしてもチノちゃんよくソロパートなんて引き受けたね。」

 

チノ「・・・エリアさん、今から言うこと、あまり人に言わないでいただけますか?」

 

エリア「?、分かった。」

 

チノ「今回受けたのは、歌を通していつかお店の宣伝をする・・・というのが建前で・・・私の亡くなった母が歌が好きだったんです。」

 

エリア「!」

 

チノ「母が全ての理由ではありませんが、多少意識していると思います。それでも、私やってみたいと思ったんです。昔なら思いませんでした、これってエリアさんがよくしている進化なのでしょうか?」

 

エリア「そっか、話してくれてありがとう。俺がよく進化しているってのは一旦置いといて、チノちゃんがやりたいって思ったことを貫くことはすごくいいことだと思うよ。それに、チノちゃんのお母さんもよろこんでる。」

 

自分に親の気持ちは分からない、けど自分がなにかに挑戦しようとしている時とそれを成し遂げた時・・・母は喜んでくれていた。

 

以前タカヒロと青山が言っていたエリアの優しさは親譲りで愛されてきたからこそだと、それがチノも一緒なのなら・・・

 

エリア「チノちゃんのお母さんはチノちゃんのことが大好きなんだね。絶対に喜んでると思うよ。」

 

チノの優しいところもきっと親譲り、そして愛をたくさんあげたご両親がチノの成長を喜ばないわけがないと、エリアは思った。

 

エリア「よし、なら俺もチノちゃんを応援するために歌おうかな!

 

天たーかーくーとーどーろーけー♪」

 

チノ「何故女性の曲を!?しかも上手です!?」

 

千夜「私とならんで甘兎庵の修二と彰なのよ。」

 

音楽会当日、エリアはまたもや店番・・・ですが、今日は甘兎庵ではありません。

 

青山「それでは今日は頑張りましょうエリアさん!」

 

エリア「はい!よろしくお願いします!」

 

バーテンダー衣装のエリアと青山、本日は二人でラビットハウスのお手伝い。

 

音楽会当日は土曜日のため、普通にラビットハウスは開店している・・・ので、ココアとリゼ、そしてタカヒロがチノの応援にいけるように、二人で店番をかって出たのだ。

 

青山「コーヒーの淹れ方もこの日のために勉強してきました!タカヒロさんのお墨付きなので安心してください。」

 

?「俺も忘れて貰っちゃ困るぜ」

 

エリア「あ、あのときの!」

 

その時現れたのは以前エリアの相談に乗ってくれた眼帯の男性、エプロンをつけている様子を見ると手伝ってくれるようだ。

 

眼帯「タカヒロには貸しを作るのも悪くないからな」

 

エリア「ありがとうございます!それじゃあ行きましょう!」

 

いつもと違うメンバーで今日もラビットハウスは営業中です。

 

そして・・・音楽会から帰ってきたココア達により、店内が歌姫爆誕キャンペーンがとりおこなわれ、カプチーノがたくさん売れました。




喫茶店こそこそ話

エリアと青山はチノにお礼は歌がいいとお願いしたそうですよ。

後日チマメ隊といつものメンバーを巻き込んで、楽しい合唱が始まりました。
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