緑茶風少年   作:アユムーン

31 / 100
ブロカント+文化祭準備編!

古物市であれこれしてたら千夜の文化祭で甘兎庵が大ピンチ!?ウルトラ働くぜ!!

今回からコメントがあったので台本形式は廃止します。見づらい気もしてたので・・・すみません


ブロカント、ナントカセント

本日はブロカント(古物市)、エリアは千夜とシャロに誘われて一緒に来ていた・・・が

 

「ほらほらエリア!今度はあっちよ!」

 

「ちょっ待って重い・・・」

 

エリアが呼ばれたのは荷物持ちのため、シャロが掘り出し物の陶器をあれこれ買うので荷物がえらいことになっていた。

 

「エリア君大丈夫?私も持つわよ?」

 

「いや、大丈夫だよ。女の子に持たせるとか情けないし」

 

エリアが持っているの荷物は、ほぼほぼシャロの荷物であるが、そこは男の矜持があるので、頑張って持っていた。

 

「ふふっ、男の子ね」

 

「?そりゃそうでしょ?」

 

そんな風に頑張ってるエリアの姿にほんわかする千夜、それなら早速とエリアの手を取って・・・

 

「大丈夫なら問題ないわね、それじゃあ今度はこっちよ。シャロちゃん待ってるわ」

 

シャロの待っている方へ走り出す。

 

「いや大丈夫とは言ったけど!?」

 

ジョギング続けた結果か、アグレッシブな千夜に今日も振り回されるエリアだった。

 

・・・で

 

「あ!千夜ちゃん!エリア君!」

 

「!、ココアちゃんこれはね・・・」

 

ココアに遭遇した。

 

「ラビットハウスも今日出店してるんだ。三人は満喫してるみたいだね?」

 

「主にウチのお嬢様がだけどね~」

 

「うっ、でも今日は素敵な陶器と出会う日なのよ。」

 

「その気持ちは分かるけど、ちょっとまじで休ませていただけませんか、シャロ様・・・」

 

「それならうちのお店においでよ!少し休憩していったら?」

 

「是非お願いするわ。エリア君かなりきつそうだし」

 

「わ、分かったわよ。エリアごめんなさい」

 

「こっちこそごめん、ちょっと休んだらまた手伝うよ。」

 

一行はラビットハウスの売場へ

 

・・・

 

「二人ともいい笑顔で売って・・・ない!どんよりしてる!」

 

ラビットハウスの売場にいくとどんよりしたチノとリゼが、話を聞くとチノの母の雑貨が売れていないのだとか

 

「ガラクタにしか見えないんでしょうか・・・」

 

「っ!」

 

母との思い出の品を売りに出したのだって覚悟を決めたのだろうに・・・その魅力が伝わらなくて、挫けそうになってるチノを見て、エリアも覚悟を決めた。

 

「千夜!ココア!シャロ!叩き売り始めるよ!」

 

三人に号令をかける、千夜とココアは準備万端!

 

「えぇ!もちろんよエリア君!言わなくても分かるわ!」

 

「さっきのお店でハリセン買ってきたよ!エリア君にはピコハン!」

 

「え、えぇ!?これ私も巻き込まれ「この後も荷物持ち付き合うから」分かったわよ!」

 

「「「見せてやるぜ!/あげましょう!/あげるよ!/あげるわよ!」」」

 

スパァン!スパァン!ピコッ!スパァン!

 

千夜、ココア、エリア、シャロのハリセンとピコハンが重なる

 

チーム高校二年組・・・叩き売り開始!

 

・・・

「表情がいいでしょ?職人のこだわりを感じるわ」

 

相手の感性に語りかける千夜!

 

「100?それじゃあ今日の夕飯ももやし炒めだわ!200?よし売った!」

 

ただ売るだけじゃない、最大限の売り上げを目指すシャロ!

 

「2体セットじゃないと必殺技ができないよ!」

 

セット商法でガンガン売っていくココア

 

「さぁさぁ!かぶって叩いてジャンケンポンで私に負けたらお買い上げ!勝ったらこの素敵な陶器と交換ですよ!和田、秋のじゃんけん祭り開催中!」ピコッピコッ

 

シャロの購入した陶器を(勝手に)商品にし、ゲーム大会を開催するエリア!

 

「ちょっ!?エリアぁ!!?」

 

「さぁさぁ持ってけ泥棒ー!!」

 

「やめてぇ!!それロイヤルラビットのティーカップゥ!!」

 

「え、エリアさんが変なテンションになっています・・・」

 

「エリアくんの商魂に火が着いたのね、すごい勢いでじゃんけんに勝ってるわ・・・」

 

エリア、連勝でした。

 

「守るものがある時、人は強くなれる」

 

「これは私の守るものでしょ!このおバカ!!」

 

スパァァァン!!

 

・・・そんなこんなで

 

「みんなおつかれー!」

 

「軽い打ち上げね」

 

ブロカント後、ラビットハウスに集合した一同

 

「ま、まだ体が重い・・・」

 

「!?エリアどうした!?」

 

「約束は守ってもらったわ」

 

あの後シャロに振り回され、陶器巡りに付き合わされ荷物もちに奔走したエリアだった。

 

その後打ち上げしつつ、皆が買ったものを見せ合っていた。

 

「リゼちゃんの古着買ってみたんだけどどうかしら?」

 

「え?」

 

ココアから貰った用途不明のドアノブを片手で弄びながら、リゼの古着を着ている千夜を見た。

 

「サイズは問題ないと思うのだけど・・・」

 

いつもと違うタイプの服を着ている千夜、髪もそれに合わせたのかツインテールだ、正直可愛い・・・が正直には言えないので

 

「に、似合ってるよ。」

 

「本当?なら嬉しいわ」

 

顔を真っ赤にしながら、エリアは答えた。

 

「ねぇねぇ、エリア君はなにか買ったの?」

 

「俺は買う暇なかったから買ってないんだ。」

 

「シャロちゃん・・・」

 

思わずシャロをジト目で見つめる千夜

 

「わ、分かってるわよ。はい!」

 

千夜に指摘され、エリアに紙袋を渡すシャロ

 

「?・・・!!これって!」

 

「前に千夜が言ってたスイッチで前の方が開くやつってこれじゃないの?」

 

紙袋の中身は以前エリアが欲しがっていたヒーローのおもちゃ

 

「その通り・・・だけど、どうして」

 

昔のヒーローのおもちゃなので、リメイク盤が出た。それを予約したかったが予約が一杯でできず、かなり落ち込んでいた。

 

しかしシャロに貰ったのは放送当時のもの、つまりレア物なのである。

 

千夜から聞いたにしても・・・皆はこれがあることを知らないはず。

 

「シャロちゃんはこういう掘り出し物に目敏いところがあるものね。」

 

「な!?探せって言ったの千夜じゃない!エリアが落ち込んでて可哀想で調べてみたら、年代物ならブロカントであるんじゃないかって!」

 

そう、エリアのあまりにも落ち込みようが可哀想になった千夜が調べて、シャロに頼んでいたのだ。

 

「!、シャロちゃんそれは内緒でしょ!?」

 

「そっちが先に言ったんじゃない!?」

 

秘密をお互いにばらされ、ケンカ勃発の二人の間にいるエリアは・・・

 

「お、おぉ・・・ふぉぉ・・・」

 

状態が良かったのか、今もしっかりと動くおもちゃを手に喜んでいた。

 

「あんな顔のエリア初めて見るな」

 

「少年のような顔つきだね」

 

「エリアさんのイメージが壊れていきますね・・・けど、嬉しそうです。」  

 

そんな声や言い合いする二人の声は一切聞こえず、思わず変身ポーズを決める。

 

その夜、そのおもちゃをZライザーの隣に並べるエリアだった。

 

・・・

ブロカントから数日

 

「え、えへへ・・・」

 

念願のアイテムが手に入り、有頂天のエリア、数日経った今も部屋に並べたおもちゃを見て大喜びしていた。

 

変身ポーズを決めたのも数えきれないほどに行った。

 

それくらいに嬉しかったし、友達からのプレゼントということがすごくすごく嬉しかった。

 

「ふふふふ・・・」

 

ニッコニコのエリア、この後えらいことになることは・・・まだ知らない。

 

・・・甘兎庵

 

「え?文化祭の実行委員になった?」

 

「そうなの!ココアちゃんと一緒にね。」

 

千夜がココアと共に文化祭の実行委員となった。

 

「将来の甘兎庵社長として立派に務めを果たしてくるわ!」

 

「うん、頑張れ!」

 

やる気の千夜を見てエールを送るエリア

 

「まだ出し物は決まっていないのだけど、今の感じなら喫茶店になりそうだわ。」

 

「それなら二人が大活躍だね。働いてるし」

 

「そうね、けどココアちゃんと誓ったの、妥協と敗北は許さない、今回の文化祭は戦争・・・必ず勝ってみせると!」

 

「お、おぉー・・・もしもしリゼさん?リゼさん案件なことがあるんですけど・・・え?こっちはココアで精一杯?分かりました。」

 

・・・ココアと千夜の高校

 

「と、いうわけで私たちの高校は喫茶店に決まりました!」

 

二人のクラスの出し物は千夜の予想通り喫茶店となった。

 

クラスメイトも実際に働いている二人に期待しようとしたが、二人が働いている姿が想像できなかった。

 

「千夜ちゃんのお盆三刀流は名人の域だよ!」

「ココアちゃんの日向ぼっこぶりはお客さんも褒める程よ!」

 

アピールにならないアピールをする二人、そして

 

「「後エリア君の成長速度はすごい!もはや私たちを追い抜いてるよ!」」

 

「抜かされるなよ!」

「っていうか誰だよ!?」

 

何故かエリアがアピールされた。

 

「へっくし!」

 

・・・その日の甘兎庵

 

「なるほど、思った以上に重役だから緊張してるのか」

 

「そうなの、ココアちゃんが一緒とはいえ不安だわ。」

 

またも元気のなさそうな千夜の悩みを聞くエリア

 

どうやら実行委員が思った以上に大変で、皆を仕切ったりすることなど、今から不安とのこと

 

「けどさ、それって一人で抱えなきゃいけない不安なのか?」

 

但しその不安はエリアには簡単に解決できる事だと感じた。

 

「え?」

 

「俺は学校の千夜のことは知らない、だからなんともいえないけど、ココアや千夜のクラスメイトが困ってる千夜をほっておくことはないと思う。」

 

「!!エリア君」

 

「千夜は甘兎の時みたいにドンと構えてればいいんだよ。皆と協力して、進めればいい。それに俺を助けてくれた時の指揮官は千夜だったんでしょ?それなら絶対大丈夫だ。」

 

あの時彼女に貰ったもの、それの凄さを誰よりも知っているからこそ、エリアは確信をもって言える。

 

「それに、俺だっている。お店のことは任せてほしい。

 

 エリア君にまかせなさーいっ!てね?」

 

「ふふっ、ココアちゃんのまね?」

 

「そう。うん、やっと笑ってくれた。その笑顔なら絶対大丈夫だよ!」

 

・・・翌日、千夜はココアとクラスメートと共に協力して上手く進んでいること、リゼとシャロの高校にお邪魔して色々な備品などを借りてきたことなどを楽しそうに話してくれた。

 

その日の夜

 

「あんた、働きすぎだよ。明日は休みな。」

 

晩御飯後に店主に呼び出されたエリア

 

「?でも明日は俺いないと人手少ないじゃないですか。大丈夫です。やらせてください。」

 

「・・・なんでそこまでするんだい?」

 

「店主さんは知っていらっしゃると思いますが、俺この前千夜に助けてもらったんです。だからその恩返しがしたいんです。今の俺にできることは千夜が集中できる環境を作ることなんです。」

 

真剣な瞳のエリア、絶対に引かない意地を感じさせた。

 

「はぁ・・・好きにしな」

 

「ありがとうございます。」

 

・・・

 

それからしばらくして・・・ラビットハウス

 

「クラスの一体感すごかったね!」

 

ココアが嬉しそうにクラスの様子を千夜と共にチノ、リゼ、シャロに話していた。

 

リゼとシャロは二人の学校生活の別の顔に寂しさと嫉妬をしている様子・・・そんな二人とチノに

 

「これ文化祭の招待状!」

 

「た、楽しみにしてる」

 

ココアからチノとリゼに

 

「私たちねシャロちゃん達に楽しんでもらいたいから楽しんでもらいたいから頑張ってたのよ?」

 

「あ・・・ありがと、そういえばエリアは?最近見てないけど?」

 

「最近ジョギングも休むって連絡が来てたし、体調でも崩したのか?」

 

「今エリア君は千夜ちゃんがいない分お仕事頑張ってるんだって!」

 

「そうなの、けどちゃんとエリア君の招待状も準備してるの。楽しんでもらいたいわ。」

 

きっと大喜びで受け取ってくれて、当日も皆と一緒に来てくれるのだろう・・・早く渡したいと千夜は浮き足だっていた。

 

その時だった・・・『♪~♪~♪~』

 

「あ、ごめんなさい。家から電話だわ。・・・もしもしおばあちゃん?・・・え?」

 

おばあちゃんからの電話、その内容を聞いた千夜の手からエリアへの招待状が滑り落ちる。

 

「エリア君が・・・倒れた?」




喫茶店こそこそ話

千夜のためにひたすらに頑張っていたそうですよ・・・周りの気持ちが少し見えなくなるほどに・・・
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。