なお今回のみごちうさブルームの8話を参考に書いてますので色々話が複合しております。
今日は日曜日、学校は休み、お仕事はまだ引き続きお休みのエリアは、今日もラビットハウスに向かっていた。
最近はココアのアコーディオンに合わせて歌っていて、時々チノと共に歌ったりと中々に楽しんでいる。今日もそうなるのかな、と思いながら歩いていたのだが・・・
「!?」
ラビットハウスの前に誰かいる。こそこそと店内を覗いているようだが・・・?携帯を取り出して・・・
「え、えっと110「待て待て!?」うわっ」
店内を覗いていた男に止められた。
「!、あの時のボウズ!」
「あ、眼帯の!」
エリアを止めたのは以前相談に乗って貰い、一度ラビットハウスのお手伝いを一緒に行った眼帯の男性客
「なんでお店覗いてたんですか?入ればいいじゃないですか」
「そ、そうなんだが、実は今娘が家出してて」
「!?大変じゃないですか!やっぱり110で「だから待て!ここにいるんだよ娘は!」??」
ここに・・・いる?
えーと、ここにいるはずの人を思い出す。
まずチノ・・・は違う、タカヒロさんがいる。ココアのお父さんは都会で先生をしていると聞いた。
だったら・・・
「まさか青山さんの「違う!!」え、じゃあリゼさん?」
消去法でリゼが残った・・・よくよく見てみるとリゼと似ているような気もする。
「そう、俺の娘だよ。とにかくここじゃあれだから、ちょっと面かしな」
そのまま引き摺られるままに、車に乗せられ・・・
「わぁ、すごい豪邸」
眼帯の男性・・・リゼの父の家、つまりリゼの家に連れてこられた。
「お帰りなさい!旦那!」
門をくぐると強面の男性達に出迎えられる。
「!?」
「おい!お前らじゃボウズびびるだろうが!」
「す、すいやせん!」
「はぁ、とりあえず俺の部屋にコーヒー・・・は飲めないんだったな。コーヒー以外の飲み物となんか菓子持ってきてくれ。」
「へい!ただいま!」
・・・リゼの父の家
「ほら、食え」
机に置かれたのは豪華そうなお菓子と高そうな紅茶
「い、いただきます。あの、なんのお仕事なされてるんですか?」
「知らない方がいい、後タカヒロにも前職のことは聞いてやるな」
「わ、分かりました。それで、私が連れてこられた意味って・・・それにリゼさんが家出ってなんで?」
「あー、それはな・・・」
まず、リゼが家出した理由から説明された。
昨日リゼが進路について、父に話したらしい
リゼの将来の進路は小学校の先生だった。
「へぇー、似合ってると思いますけどそれでケンカしたんですか?」
「いや、俺もそれ自体はいい夢だと思う。だがその・・・」
「その?」
「素直になれなくて、その・・・笑っちまった」
「うわぁ・・・」
「やめろ!そんな目で俺をみるな!」
流石に引いたエリアだった。
・・・それで
「それで、家出ってことは昨日帰ってないんですか?それじゃあリゼさん昨日はどうしてたんですか?」
「タカヒロの所に泊まってたらしい・・・それで今日は様子みてたんだよ。」
「なるほど、それで見てたんですね。」
「そこでなんだが・・・すまん!お前にしか頼めないんだ!」
「!?なにがですか!?」
「暫くあの店に行って、リゼの様子見てくれ、それで俺に逐一連絡してくれ!」
「えぇ!?スパイってことですか?」
「言い方を変えたらそうなるな」
「でも、そんなことしなくても話せばいいじゃないですか。ほら携帯だってあるんですし・・・」
「あいつ、家と俺の携帯電話着拒してやがる・・・」
「うわぁ・・・」
「だからそんな目で見るな!」
・・・またまた話を戻して
「んー、けど私嘘つくの苦手だから上手くできないかもしれませんよ?」
「嘘はつかなくていい、それとなく店に行って、それとなくリゼの機嫌を伺いつつ、それとなくそれを俺に伝えて、仲直りするように仕向けてくれれば」
「責任重大じゃないですか・・・」
「もちろん礼はする!おい!あれ持ってこい!」
「へい!」
リゼの父に呼ばれて強面の男性がアタッシュケース持ってきた。
中には・・・
「札束ぁ!?」
「なんだ!?足りないか!?」
「いやそうじゃなくて!いただけませんよ!!?」
「くっ、ならどうすれば・・・」
「・・・そんなお金積まれたって私・・・俺はやりませんよ」
意思を示すために私から、俺に変える。
「どんな理由があろうと、リゼさん傷ついたんだと思います。だってリゼさん意外と繊細な部分ありますし、後かわいいもの好きだし、ミリタリー趣味隠してるつもりなのかバレバレだし・・・」
その後も出てくるリゼの色んなことの数々
「おいお前まさかリゼのこと・・・「?なんのことです?」いや、知らないならいい」
もはや、好きなのでは?と思ったがそんなことなかった、完全に友達として知っていることなのだろう。恐らくこれがココアでもシャロでも同じくらいの内容が出てくるだろう。
「とにかく、やっぱりリゼさんと話して謝らないとなにも変わりませんよ?」
「わ、分かってはいるんだが・・・」
あの夜の時ような威厳はない、娘が心配だったり、謝らなきゃいけないとかで・・・色々困っているのだろう。
「・・・はぁ、分かりました。俺にできることなら協力します。」
その様子を見ていたらなんとも言えなくなってしまったので、不承不承に了承したエリア
「おぉ!ほんとか!「でも!」!?」
「最後は絶対リゼと話してくださいね。それが条件です。」
「あ、あぁ!やってやる!」
「それからラビットハウスに通う分の費用は出してください。」
「意外とせこいなお前・・・」
そんなこんなで、車で再びラビットハウスへ
「それじゃあ頼んだぞ、それから俺への連絡はこの携帯でしろ、それなら足がつかないからな。」
「なんでそんなものがあるんですか・・・とにかく分かりました。」
携帯を受け取って、いざ店内へ
・・・ラビットハウス店内
「こ、こんにちはー」
「おや、エリア君か。いらっしゃい」
「!、タカヒロさん。あれ?リゼさん達は?」
「・・・三人なら今上にいるよ。今日は昼までの予定だったからね。」
「そ、そうなんですか、それじゃあまた「待ちなさい」?」
「今から三人に連絡するから、君も行きなさい。丁度勉強している用だから、問題ないだろう? おっとすまないが、携帯を部屋に忘れてしまった。君から連絡してくれるかい?その手に持っている携帯で頼む。」
「は、はい。じゃあ」
タカヒロに進められるままに連絡しようとしたが・・・
「あ、これじゃなかっ「やっぱりアイツか」」
自身の携帯と間違えて、リゼの父から受け取った携帯を開いたが、その手をタカヒロに掴まれた。
「リゼ君の父親に頼まれた・・・そうだね?」
「な、なんで?」
「店に来たにしては少し慌てた様子、即座に店内を確認したことも怪しかったからね。そしてこの手に持っている携帯はアイツが作戦でよく使ってるものだ」
「さ、作戦?本当になにやってたんですか?「知らない方がいい」はい、ですよね。」
「今の状況を見れば簡単に分かるが・・・君の口からも聞いていいかな?」
「はい、お話しします・・・」
洗いざらい話しました。
「なるほど、大方予想通りだ。全くアイツは・・・」
軽く頭を抑えながら、エリアに飲み物を出すタカヒロ
「い、一応心配してるが故なので・・・あ、ありがとうございます。」
「君が擁護する必要はない、それに娘が心配な気持ちも少しは分かるからな。」
「そういうものなんですね。」
「それから少し失礼するよ。」
エリアの後ろに立って・・・何かを取った。
「?なんですかそれ?」
「盗聴機だ・・・ふん!」
バキッ!
「うわっ!」
盗聴機を踏み潰したタカヒロ
「フフ、今頃あっちは大騒ぎだろうな。」
すると・・・ピリリリリ!と、渡された携帯が鳴った。
「!、もしも「おいタカヒロてめぇ!なにしやがる!」いい!?」
携帯から消えてくるのはリゼの父の怒鳴り声、思わず耳から離した携帯をタカヒロにするりととられた。
「落ち着け、それよりエリア君を巻き込んでなにやってるんだ。」
「なにってそれはお前・・・お前にも娘がいるんだから分かるだろ!」
「分かるが、エリア君は無関係だろう。」
「ぐっ、だがボウズとはちゃんと契約のもと依頼したんだ。」
「そうなのかい?」
「は、はい、ちゃんと話すこととラビットハウスでの費用肩代わりってことで・・・」
「・・・はぁ、とにかくエリア君を巻き込むのはやめろ。リゼ君の様子なら俺から伝えてやる。」
「やだね。お前の前じゃ話せない本音も、そのボウズからなら聞けそうだからな。」
「はぁ・・・お前いい加減に「待ってください!」エリア君?」
「俺やります。やっぱりリゼさんのこと心配なんです。それに、将来のことをきちんと決めたリゼさんの話を聞きたいんです。そうすれば、俺もなにか見えるんじゃないかなって」
昔からずっと考えている未来の自分、そのヒントに鳴るのではないかと期待しているエリア、その瞳は真っ直ぐだ。
「エリア君「それに!」!」
「タカヒロさんはチノちゃんの音楽会の件で貸しがありますよね?だったらそれを使って今回は見守っててください。」
「!!これは一本取られたな」
「はっはっはっ、腕にぶったんじゃないのか?「うるさい」あっおい!」ブチッ
着信を切って、携帯をエリアに渡す。
「アイツの件はどうでもいい・・・君は君の目的のためにリゼ君と話してみたらいい。私も手伝えることは手伝おう。」
「!、本当ですか!!なら俺早速リゼさん達に連絡してみます!あっお会計お願いします。」
飲み物の代金を支払おうとするエリア
「この位ならサービスだ。別に構わないよ。」
「いえ!ちゃんとお支払します。それから領収書ください。宛名は・・・リゼ父で!」
・・・で、
「お邪魔します。」
「お、来たか」
「エリア君いらっしゃーい!」
エリアはリゼ、ココア、チノの三人のいる部屋にお邪魔した。
「ごめんね、お邪魔しちゃって」
「構いません。エリアさんも勉強すると聞きました。一緒に頑張ってリゼさんからスタンプを貰いましょう。」
これです、と両腕とおでこのスタンプを見せられた。
「かわいいウサギのスタンプ・・・ってこれ見たことある?」
「あぁ、エリアは見たことあるよな。」
そのスタンプは以前千夜とエリアがジョギングをしていた時にもらったスタンプカードで使われていたものだ。
「それより、エリア早くノート開けよ。今ならなんだって教えてやるよ。」
「ありがとうございます。流石先生!」
「!?なんでお前が知ってるんだ!!?」
顔を真っ赤にして慌てるリゼ、それも当然まだエリアはリゼの家出のことを知らないことになっている。
「しまっ、えっと・・・先生!先生に見えたんです!リゼさんが!」
「だよねー、やっぱり教官でもあるんだから似てるよね。」
「そ、そうか?なら嫌な気はしないかな」
満更でもなさそうなリゼ、誤魔化せたようだ。
「ふぅ・・・危ない危ない」
「それよりエリアさんよく分かりましたね。実はリゼさんの将来の夢は小学校の先生なんですよ。」
驚くかな?とワクワクした様子で告げてくるチノ
「わ、わー!そうなんだー!似合いますよー!」
もう知ってるので若干棒読みになってしまった。
「でしょ!?リゼちゃんなら立派な先生になれるよね!」
「お前達そんな簡単にバラすなよ・・・けど実はそうなんだ。」
「あ、あの、リゼさん!」
「?どうした?早速分からないところあるのか?」
「あの、夢見つけたきっかけみたいなのってあるんですか?」
「きっかけ?」
「はい、なんで先生になりたいって思ったんですか?」
「んー、そんなに明確なきっかけはないんだ。けどチマメ達と一緒にいたらなんか意識しちゃってさ」
「そ、そうなんですか」
「(え?ってことは私たち小学生?)」
しれっと小学生扱いされてたことにショックを受けているチノをよそに勉強会は続いた。
「私明日短縮授業なんだけど一時間目から小テストなんだー・・・」
「そうなんだ、俺はいつも通りだから羨ましいな。」
「私も短縮なんです。でも明日は学校終わってからずっとお店に出るのでよかったら来てください。」
「うん、行くね。」
「それじゃあ明日のためにしっかり準備しとかないとな、キッチン借りるぞ。」
リゼがキッチンへ・・・そして
「ほら、居候の身だし夕飯作ったぞ。」
「わーい!リゼちゃんのナポリタンだー!」
「まかないでも美味しいんですよ。」
「そうなんだ、って、俺までいただいていいんですか?」
「うん、さっきタカヒロさんからエリアの分も作ってほしいって言われてさ。それから甘兎の方にも連絡いれてくれるって言ってたぞ?」
「わ、わぁ・・・すごい至れり尽くせり・・・」
「それじゃあいただきます!」
「うーん、おいしいー!リゼちゃんずっとここにいなよ。それでここから学校通っちゃいなよ!」
「そしたらリゼさんのお手製ナポリタン食べ放題ですね。」
「ははっ、それはいいね。」
「お前達・・・そしたらバータイムのバイト始めたりするかもな」
「あっ、それはダメです。俺が狙ってるので」
「!、エリアさん、そうだったんですか?」
「うん、まぁ働ける年齢までこの街にいれるかは分からないけどね。ちょっと働いてみたいかも」
「いいねー!それならいっそエリア君のことも甘兎から引き抜いちゃえ!」
「ラビットハウスはいつでも歓迎です!」
「おいおい、そんなことしたら千夜が怖いぞ?」
夢の広がる近い将来の話、そんな話をしながら楽しく時間は過ぎていった。
喫茶店こそこそ話!
次回!後半戦ですよ!今度こそ(笑)