名前、和田上凛彩
性別、男
年齢、千夜、ココア、シャロと同い年
身長、リゼよりかは高いくらい、男子にしては低めかも
性格、頑張りやさんだけど自分に自信がないかも
好物、甘いもの(最近は羊羹がお気に入り)
苦手なもの、苦いもの、生野菜(茹でる焼くをすれば食べれる)
特徴、自分に鈍感なところがあります、無理しそうならしばいて止めよう。
家族構成、???
緊張の初出勤を終えた翌日、無事入学式を終えたエリア
早めに学校が終わったので、お店に向かった。
「失礼します。」
「ん?えらく早いじゃないか」
千夜のおばあちゃんに迎えられる。
「はい、入学式と少しの説明だけだったので」
「・・・アンタここらへんには初めてきたんだろう。」
「そうですが」
「・・・まぁいいさ、それより帰ってきたなら手伝いな」
「はい!」
「後、帰ってくるときにアンタは毎回失礼するつもりかい?」
「??」
「帰ってきたらなんていうか、よく考えるこったね」
「??・・・!た、ただいま」
「おかえり、さっさと着替えてきな」
おばあさんが少しだけ笑った気がした、そして
「ただいま、か・・・えへへ」
エリアもまた笑っていた、本人は自覚していないが・・・
・・・
千夜も帰ってきて、早速お仕事・・・だが今日は少しお客さんは少な目
「こんな日もあるんですね」
「もちろん大忙しの時もあるのよ。けどこれからは和田君もいるから安心ね。」
「頑張ります。」
「それより今日は学校どうだった?私はこの間会った女の子と同じクラスになったの。」
「えっと、すぐ帰ってきたので、まだ誰とも話せてないですね。」
「え?」
「??なにかまずいですか?」
「下宿生の子ってこの辺の子じゃないから知り合いがいなくて大変だって聞いてたの、だから」
「!、店主さんもだからあの時・・・」
あの時の質問は同級生と話してこなくてよかったのか、という意味だったのだろうか・・・
「・・・けど大丈夫ですよ。」
「なんで?」
「あっち(地元)にいた時もそんなに友達いたわけじゃないし。それに・・・俺となんて・・・」
視線が下になる、それに従って気分も・・・
「和田君・・・」
「っ!ごめんなさい、テーブル拭いてきます。」
気づくと千夜が心配そうに見ていた、慌てて仕事に駆け出す。
「・・・千夜、アンタ気づいたかい」
「!、おばあちゃん」
「あの子のこと、見といてやりな。気づくとフラフラとどっかいっちまいそうだよ。」
一生懸命に頑張っているエリア、だが時々どこか淋しげに見える。
「ねぇ、おばあちゃんは、なにか知ってるの?」
「そりゃ下宿先だからね、ある程度のことと・・・それからあの子の担任から色々とね」
「私は聞けない?」
「本人の許可もなくベラベラ喋ることじゃないからね。言わないよ。」
「そう・・・」
「それに知ったところでどうするんだい?」
「分からないわ、けど・・・」
少し考える、まだ出会ってほんの少ししか経っていないけど
「和田君がいい子だってことは分かるわ、それにこれから一緒に生活していくんだもの。仲良しになれた方が楽しいと思うの。」
「ハッハッハッ、違いないね」
言いなさい♪とは言えないが、話してくれるくらいには仲良くなれたら、友達になれたら、きっと楽しいと思うのだ。
・・・
「それでね、明日は友達の家にパン作りに行くの」
「そうなんですか」
夕食中、千夜の話を聞く。
「和田・・・ううん、エリア君も一緒に行かない?」
「え?」
「あ、急でごめんなさい。その子すごくおもしろい子だからエリア君にも紹介したくて」
「ありがとうございます・・・じゃなくて名前」
「名前?・・・あ、その、名字じゃ他人行儀すぎるかなって」
「他人・・・行儀?」
「うん、仲良くなりたくて・・・それで」
「・・・すみません」
少し止まってからこぼれた言葉は謝罪の言葉
「!」
「あの、今はまだお店のこと色々覚えたくてお手伝いがしたいんです。だから明日は行けません・・・それでえっとごちそうさまでした。」
手を合わせてから足早に部屋に戻ろうとする・・・前に
「名前は・・・好きに呼んでください。ありがとう」
「う、うん」
「それじゃあ」
今度こそ部屋に戻る。
・・・
エリアがいなくなった居間、
「すこし駆け足すぎたかしら・・・けど名前を呼んでいいってことはこれからよね!」
遊びの誘いには乗ってこなかったが、それでも名前を呼ぶことは良しとしてくれていた。
その事実に千夜は燃えていた。
・・・
エリアの部屋
「名前呼ばれたの久しぶりじゃないのに・・・」
なんなら今日だって先生に呼ばれた。
なのに、
「女の子に呼ばれたから・・・なわけない」
手を差し伸べるかのように声をかけられた、仲良くなろうとしてくれていた
「なんでこんなに嬉しいんだ??」
自分がここにいると教えられているようで、耐え難い嬉しさを感じ、思わず布団に顔を埋めた。
・・・
翌日・・・の夕方
「ただいまー」
「おかえりなさい、宇治松さん」
千夜が帰ってきた。
「これお土産ね、たくさんできたからもらってきたの」
「すごいいっぱいですね、それにいい匂い」
「これがおすすめ、早速食べてみて」
「あむっ・・・ん!すっぱい」
「梅干しパンよ」
「あ、意外といける。」
「でしょう?やっぱり先生がいいからかしら」
「お友達に教えてもらったんでしたっけ?」
「うん、あっそうだ。今度その友達をここに誘ったから接客お願いね?」
「はい、分かりました!・・・っえ?」
・・・んで、暫くして
「本当に俺なんですか?、誘ったの宇治松さんなのに」
「今日は厨房に集中させてほしいの、美味しい和菓子食べさせてあげたくて」
「そういうことなら「『カランカラン♪』こんにちはー!」!、いらっしゃいませ・・・って」
お客さんに挨拶・・・と同時にそっちを見ると、列車で会った少女がいた。
「あー!!あのときの!やっぱり運命だったね!!」
「あら、まるで恋愛漫画のようなセリフね」
「ちょっとまって収集つかなくなるから」
わちゃわちゃしつつ、再会を果たしたエリアだった。
・・・
「つまりココアちゃんとエリア君は同じ日にこの街に来てたのね。」
「うん、それから次の日には千夜ちゃんと会ったんだ。同じ友達がいるなんて、やっぱり運命だね!」
「運命ってなんなんだろう・・・」
席に案内し、ココアと呼ばれる少女とエリアの関係を話した。
今日来たのはココアだけでなく、ココアの下宿先にいる人も一緒だった。
「そういえば名前言ってなかったね。私は保登心愛!千夜ちゃんと同じ学校なんだ!」
「そういえばって・・・私は天々座理世だ。」
「香風智乃です。この子はティッピーです。」
それぞれ自己紹介(兎も)をしていく。
「和田上凛彩です。香風さんのそれは兎なの?頭に乗ってるけど」
「はい、和田さんの上にいるのも?」
「あ、うん、この子はあんこです。」
「すっかり頭の上に落ち着いてるわね」
実はあんこはエリアの頭や肩によく乗っている。
だんだんそれが悪く感じなくなったのかエリアもお客さんの前に立つ時以外はあんこを乗せたままにしている。
「チノちゃんとお揃いだー!いーなー!」
「いや、なんで乗ってることに疑問をもたないんだ・・・」
・・・
「保登さんと香風さんと天々座さん、ご注文はどうしますか?」
「私は黄金の鯱スペシャルで!」
「・・・なにか分からないからおすすめで頼む」
「私もおすすめでお願いします」
「分かりました。宇治松さん黄金1つ、後おすすめか・・・月星々と花の都の宝石の方を」
「りょうかーい!」
「食べ物がでてくるんだよな?不安なんだが」
「あ、大丈夫ですよ。どれも美味しいですし。」
「だよね!ここの羊羹三本はいけちゃうし」
「三本まるごと食ったのか!?」
しれっと初対面で千夜から羊羹三本もらっていたココア
「三本くらいは軽いですよね」
「軽いんですか!?」
三本どころか五本目いこうとしたところを流石に千夜に止められたエリア
・・・
「お待たせしました。黄金の鯱スペシャル、海に映る月と星々、花の都三つ子の宝石です。」
それぞれの注文の品を並べていく。
「ありがとうございます。和田さん、すごく落ち着いてますね。接客の経験があるんですか?」
「いえ、ないですよ。」
「へぇ、注文もしっかり覚えてるみたいだし、すごいな」
「そ、そんな」
チノとリゼからの称賛に照れた様子のエリア、その後三人の視線はココアに移り。
「うーん美味しい♪このたい焼き、焼き立てだ!まだアツアツで最高ー!」
「ココアさんにも見習ってほしい所ですね。」
「ま、まぁ笑顔の点ではココアにも軍配があがるだろ」
「あれ?俺笑ってません?」
「真顔ですよ」
「けど嫌な感じはしないからいいんじゃないか?」
「そうですか、おかしいなぁ・・・」
精一杯笑っているつもりなのだけど・・・と首を傾げる。
「・・・」
そんな様子を千夜はじっと見ていた。
・・・ココア達が帰り、お店の戸締まりを終えて
「今日もお疲れ様。ココアちゃんたちの時は本当にありがとう。お蔭で調理に集中できたわ」
「いえ、俺も楽しかったです。」
「なら良かったわ、それでねエリア君」
「はい?」
「私のこと、名前で呼んでみて?」
「え?」
「千夜よ?呼び捨てで、それから敬語も外してみて?」
「な、なんでそんな急に・・・」
「仲良くなりたいからじゃ、ダメかしら?」
「!!」
「ココアちゃんにも言われてたじゃない、頑なに呼ばなかったけど」
「そうですけど・・・その、恥ずかしくて・・・」
「そういうものなのかしら・・・じゃあ、私で練習しましょう?そしたらきっと慣れていくわ」
「わ、分かりまし「敬語」わ、分かった、やってみる。「名前は」!?ちっ、千夜」
「はい、よくできました・・・ってあら?」
「どうかしまし「また」どうかした?」
「エリア君の頭に違和感があると思ったらティッピーがいるわ、交換したの?」
「えぇ!?」
その頃あんこはチノの頭の上にいたとさ
喫茶店こそこそ話
親のしつけのお蔭か挨拶など礼儀正しいエリア君ですが、
笑顔とただいまは長い間忘れてるようですよ。