彼は両親の願いを叶えるために引き返した道をもう一度引き返す
しかし、自らの意思で望まぬ者に帰る場所などない
彼の心にもう一度火を灯すのは一体・・・
ハロウィーン編最終話、ご一読ください。
またどれだけの時間が経ったのだろうか
跪き、項垂れていた。
父と母の元に行くこともできない
帰る場所と決めていた場所も、捨てようとしてしまった
いつかの自分の家の時のように、皆がくれた優しさを捨てようとした。
あの残酷な奇跡を前にして、自分の本性がよく分かった。
自分はやはり、自己中心的で自分勝手な人間なのだ
・・・それでも
「・・・行かなきゃ」
二人が望んでくれている
自分が生きることを望んでくれている
今、自分の中に残されているものはそれしかない
それにすがっていないと今の自分を簡単に捨ててしまいそうだった
・・・
「エリアーっ!」
「エリアくーん!!」
「エリアさんどこですかー!!」
街では、エリアの友達が声をあげて、エリアを探していた。
それでも見つからない。
「エリアく、ケホッ」
叫びすぎたのか、千夜が咳き込む。
「千夜!?」
その様子を見て、皆が集まる。
「ごめんね、皆大丈夫よ、まだやれるから」
「けど、ここまで探していないってどういうことなの?そんな遠くに行くはずもないし」
「んー、私の時とは違うのかなぁ・・・」
「ここまで探していない、携帯も繋がらない、もう警察に電話してみないか?それか、ウチに頼み込んでみよう。親父もエリアには借りがあるだろうし」
「私のお父さんも呼びます!それならきっと「待って」」
チノの言葉を遮って千夜が放す。
確かにもう事態は自分達では解決できないほどになってしまっているのかもしれない。
「エリア君は絶対にこの街にいる、だけど帰り道が分からなくなってると思うの、だからお願い!もう少しだけ私に探させて!」
きっと今エリアは一人ぼっちだから、自分の手で見つけてあげたかった。
そう言って千夜は走ってエリアを探しに行った。
・・・
「はぁ・・・はぁ・・・」
エリアは道を引き返して、進んだ。
やはり、いつまでも変わらない道・・・だけど、ひどく寒くて、体が冷える
意識が朦朧として、足が縺れて、倒れた。
石造りの橋はとても冷たかった、うっすらとしかない意識のなかで考える。
「(俺はこのままどうなるんだろう)」
このまま動かなくなって、朝には誰かに見つけられて
「(二人のもとに行けるのかな・・・それは無理かな俺はあの二人と同じところには行けない)」
以前、自分の優しさは両親譲りだと言われた
けど、そうじゃない
自分の優しさは打算的なんだ
自分は優しくなんてないんだ
「(地獄でもどこでも行けばいい、もう俺は・・・)」
そう思って瞳を閉じた。
・・・
「はぁっはぁっ・・・エリアくん!どこにいるの!」
皆と別れて探してみたがらやっぱりいない、返事もない
千夜の不安が加速する。
もう会えないんじゃないか?
エリアはもうこの街には・・・
「こんなお別れ嫌よ・・・私エリア君に・・・」
瞳に涙を浮かべながら俯く・・・その時気づいた。
『♪~♪~♪~』
「この音・・・フルートの音?」
周りにはお祭りの人がたくさんいて騒がしいのに、やけにはっきり聞こえるフルートの音
なぜか、その音がこっちに来て!と呼んでいるように感じた
この直感がなにかは分からない、だけど
「行かなくちゃ」
それが自分とエリアを繋いでくれるような気がした。
・・・
冷たい石橋、体が完全に冷えてきた、もう指一本動かない。
瞳を閉じたら、少しだけ意識が戻った。
進んでも進んでも変わらない景色に参っていた精神が、それを閉じたことにより少しましになったのだろう。
それでもそれはただの気休め
きっと後少しすれば、自分は消える。
そんな時、ふと思ったことがある。
「(皆、心配してるよね)」
本当なら今日会って、一緒にお祭りを楽しむ予定だった友達の顔が思い浮かんだ。
「(千夜はラパンでココアは魔法使いの仮装、似合ってたな)」
「(シャロ、リゼさん、チノちゃんはなんだったんだろう)」
「(色々な出店があって、とっても楽しいって言ってたな)」
「(俺も皆と回りたかったな)」
少し、体が熱をもった気がした。
「(色々食べたり、遊んだりして・・・楽しかっただろうな)」
こうなってしまったから、もう叶わぬ夢だが・・・
「(こんな風に賑やかで暖かい・・・皆がくれた場所だったのに。
俺は本当に望んでいるものを見つけたからってそれを捨てようとした・・・俺に戻る価値なんてあるのかな)」
まるであの時の繰り返しのようだ
「(また俺は自分に幻滅して、周りにいる人に迷惑かけて・・・ほんと自分勝手だな)」
皆はそんな自分でもいいと言ってくれたのだっけ?
「(あの時とは状況は違う)」
あの時皆と一緒にいたいと思ったのは嘘だったのだろうか?
「(嘘じゃない、あの時は本当にそう思ってた)」
だったら今皆が待っているのは誰?
「(・・・)」
本当はさっきから聞こえてるんだ。
ココアが、チノが、リゼが、シャロが、そして
「・・・千夜」
皆が自分の名前を呼んでくれている。
分かってるんだ、そこが帰る場所だって。
けど、体がどうしても動かない
さっきと違って手足は少し動く・・・けど立てない
「(せめてお別れ言いたかったな。)」
店主や千夜の父、青山に凛、タカヒロ、リゼの父、たくさんの人が頭によぎった。その一人一人に伝えたいことを考えていく。
そして・・・自分を変えてくれた友達へ
ココア、初めてあったと時から今までずっと笑顔と勇気をくれてありがとう。ココアならパン屋でも弁護士でもバリスタでも小説家でもお姉ちゃんでもなんでもココアならなれると思ってるよ。ずっと応援してる。
チノちゃん、俺の味覚にあわせたコーヒーつくってくれてありがとう、本当に美味しかった。流石未来のラビットハウスのマスターだ。これからも応援してるよ。できればそうなる姿を見てみたかったなぁ・・・
マヤちゃん、いつも色々なことを誘ってくれてありがとう。兄弟とかいなかったけど、チマメ隊の中で一番妹みたいって思ってたのはマヤちゃんだったんだ。色々不安なことはあると思うけど新しい高校でも頑張ってね。
メグちゃん、俺なんかと一緒に働きたいって言ってもらえて嬉しかったんだ。勝手だけど少しだけ俺に似てるって思ってたんだ。だから色んなことを教えあげたかったな・・・けどメグちゃんならきっと新しい自分を見つけられると思う。
リゼさん、年上らしく優しく見守りつつも、相談に乗ってくれてありがとうございました。教師ってすごく似合うと思っています。それから絶対に叶うって信じています。だから夢に向かって頑張ってください。応援しています。
シャロ、色々相談して迷惑かけたよね、それでもどんな時でも相談に乗ってくれて一緒にどうしようか考えてくれるシャロのことをすごく頼りにしてたんだ。だからいつかあんこのこととかだけじゃなく自分がシャロのことを助けてあげたかったな。
そして・・・千夜には
「(千夜には・・・お世話になったことがたくさんありすぎるなぁ)」
この街に来てからはずっと一緒だった。
初めてあった時は甲冑来て挨拶してくれたっけ?
それから千夜はどんどん自分の近くに来てくれた。
最初に言葉を崩せたのは千夜だった、半分無理矢理だけど
自分が色んな人と関わるきっかけをくれたのも千夜だった
初めて心配し行動したのも、
すれ違ってギクシャクして仲直りしたのも、
自分のことを最初に打ち明けたのも、
「(全部千夜だ)」
数えきれないほどの恩がある。
たとえ自分がどんな人間だったとしても・・・彼女からもらったものを自分は何一つ返せていない、そんなの・・・
「(だめだ)」
自分は彼女と約束した、来年の・・・これからのことを
「(約束守らなきゃ、帰らなくちゃ)」
自分にその資格がなくたって・・・自らの帰る場所を捨てようとしてしまったとしても
「(今は捨てたくないっ!!俺は・・・)」
体を必死で動かそうとする・・・でもやっぱり動かない
「(帰る場所があるんだ。
どんな俺だって認めてくれる、受け入れてくれる人がいる。
俺にいてほしいって言ってくれる人たちがいるんだ!!)」
都合がいい?虫のいい話?どうでもいい
「(前を、上を向け!今の自分はどうしたい!)」
過去は過去、そう思ったのならその時はそうしたかったんだろう
けど、今は違う・・・いつまでも後ろを、両親の方ばかり向いていけはいけないと、父に言われた。
その意味が今なら分かる
それでも、両親のことを思うのはきっとやめられないし、この思いを捨てることも絶対無理だ・・・だけど
自分が今帰りたい場所は分かる、思いを引きずって、這いずってでも、帰りたい場所に帰る、それがやりたいこと
腕に力を込めて、上体を上げていく。
「(いつまでも誰かに立たせてもらうな!自分で凛と立て!)」
さっきまでの自分は家族にしがみついて何とか立たせてもらっていた・・・けどそうじゃない、上を向きたいなら自分で立たなければいけないのだ
そうすれば胸を張って、皆に会うことができる。
片膝を立てて、立ち上がる。
「(誰かに彩ってばかりでいるな!それが俺の人生だろう!!)」
一度くすんでしまった人生は、たくさんの人が彩ってくれた。
けど、それだけじゃいけない、自分の目に映る世界は自分でも彩らなければならない。
遂に両足で立ち上がることができた。
「(そうやって願ってもらって生まれたんだ。こんなところで・・・終わるな!!)」
立ち上がれたら、寒くて震える体を動かして・・・進め!
・・・
「フルートの音・・・ここからのはずなんだけど・・・」
フルートの音を頼りに来たが、誰もいない。音も聞こえない。
「・・・やっぱり、そんなわけないわよね」
フルートが奏でる曲に聞き覚えがあった。
なにかは思い出せないけど、エリアが関係している気がした。
「皆に合流しないと、やっぱり警察に・・・!!」
振り返り戻ろうとした時・・・トントンっ
後ろから肩を叩かれた、驚いて振り向くと赤ずきんの仮装をした人がいる。
「?えっと、私になにか?」
「私の声聞こえる?」
「??はい?」
「そっか、貴女になら聞こえるのね、なんでかしら?けど名前は言えないから困ったわ・・・えっと私今息子を探しているの」
「えっ?迷子ですか?それなら交番に「あっ待って待って!」え?」
「貴女の知ってる子なの、まずね?」
頭にかかった頭巾をはずす。頭巾の中に隠れていた髪が広がる。
「!!」
「髪はこんな髪色なの、私譲りなのよ?」
「わ、私が探してる人も同じです!あ、あの!他には!」
「そうねー、昔から野菜が嫌いで、私のコーヒー間違って飲んで大泣きしたこともあるのよ?」
「!」
自分も知っている・・・そんな人を
「それで甘いものが大好きなの。パンケーキよく作ってあげたわ」
「ほっておくと、シロップかけすぎちゃうんですよね」
「そうそう、慌てて止めるんだけど・・・美味しそうに食べる姿を見ると許せちゃうの」
「・・・はい、私もそうで、ついついお菓子あげちゃうんです」
「そうよね、けど安心して?昔虫歯になって以来歯磨きはしっかりするようになったから。」
「知ってます、いつも時間を測ってやってるんです。」
「まだやってるのね、実はそれは私が教えたの。それから・・・性格は、貴女も知ってるかしら?」
「はい、不器用で、照れ屋で、でもはっちゃけたらすごく明るくて・・・それから」
「うんうん、それから」
「「とっても優しい」」
二人の声が重なる。
「本当はたくさん甘えたいのに、それを我慢して、優しさをくれるの」
「それを見てたら、心配になるけど・・・こっちから優しさをあげるとすごく照れながら受け取ってくれるんです。」
「うん、貴女なら大丈夫ね。」
赤ずきんの女性は安心した笑顔を浮かべる。
「あ、あの!貴女は「ごめんね?それ以上はダメなの」!」
話を遮られた。
「もうすぐあの子は帰ってくる、だから向かえてあげてほしいの。それからきっと泣いてるから、もし貴女が嫌じゃなかったら抱き締めてあげて?」
「それは、貴女の方が・・・「ううん、私はもうお別れしたから、会えないの」!!」
「ほんの少しだけど成長したあの子を感じられた。それだけで私は幸せ、お話できなかったのと、演奏最後まで聞かせられなかったのは残念だけど・・・それは貴女に託すわ」
「でも、私じゃエリア君は・・・」
「支えられるわ、自信をもって!貴女みたいな素敵なお嫁「そこまでにしておこう」!、清ま「だから、名前言っちゃだめだってば」!、ごめんなさい」
「!!?」
突如現れた黒髪の男性、その顔を見て驚く千夜
「どういうわけか、もう一度こちらにこれたことこそ奇跡だ。だけどあまり長居はできないよ」
髪色は違うが・・・どう見てもこの男性はエリアの・・・
「!、本当、そろそろ来そうね。」
「あぁ、それじゃあ後は彼女に任せよう。不器用な息子だけど・・・よろしくお願いします。」
「あっ、あの!!」
待ってほしい、聞きたいことがたくさんある・・・という前に
「ごめんね、もう本当に時間がないみたい。私あの子が大切にするって決めた女の子がいたら言いたかったことがあるから聞いてくれるかしら?」
「・・・はい」
その表情から本気を感じた、黙って様子を伺う。
「ありがとう・・・言いたいことはたった一つ、私以上にあの子のことを・・・」
・・・
コツッコツッ・・・
気づけば石橋ではなく、路地裏にいた。
その路地裏を抜けてしまえば・・・
「いつもの・・・街だ・・・」
少し肌寒くなった季節なのに、さっきまでいた場所に比べたら暖かく、明るかった。
目の前に広がるのはいつもの街。今日は祭りの風景に彩られている。道行く人は皆誰かと一緒、たった一人なのは・・・自分だけ
「・・・」
寂しい、寂しくて仕方ない
涙が溢れてくる。
気力だけで駆け抜けてきた道を抜けやっと帰ってこられた安心と
見慣れた景色と少し違う街から感じる不安
その二つがぐるぐる頭を巡る。
賑やかな街並みが・・・お前は一人なんだと、攻め立ててくる
「・・・!」
耐えきれずに走り出そうとした・・・その時
「・・・エリア君っ」
「!!!」
遠くから声が聞こえた、自分の名前を呼ぶ声が
この声を自分は知っている、覚えている。
時に自分の背中を押してくれて、
時に手を引いてくれて、
時に隣で手を握ってくれた・・・彼女だ
「千夜・・・千夜っ!!」
辺りを見回す、声が聞こえたんだ、きっと近くにいる。
「ごめん、ごめんね、千夜・・・」
涙を流しながら探す。
また帰る場所を見失っていた、けど・・・帰ってきたから
「だからもう一回だけ呼んで」
もう見失わないから、捨てようなんて・・・絶対に思わないから!
「・・・千夜ぁぁぁぁぁ!!!!!」
自分はここにいるから、もう一度だけ・・・!
「エリア君っ!!!」
今度は近くから聞こえた、声の方へ振り返る。
「エリア君っ!やっと見つけた!!」
「千夜・・・」
怪盗姿の彼女・・・千夜が、迎えに来てくれた。
「本当に良かったわ。!皆にも連絡しないと!きっと心配して探してくれ「っ!」!!?」
もう堪えられなかった、千夜に近づき・・・抱き締めた
「え、エリア君?「ごめん、少しだけ、少しだけこうさせて」・・・」
少し苦しいくらいに抱き締められる千夜
触れるエリアの体はひどく冷えて、震えている
どこに行ってたの?
一体なにがあったの?
さっきあった人はエリア君の・・・と聞きたいことはあるけれど
「何があったかは、聞かないわ。」
ギュッとエリアを抱き締め返す。
「けど、これがエリア君がしたいことなら・・・答えてあげたいと思うの」
「・・・」
「だから・・・私たちの前では取り繕わないで?
泣きながらでも、カッコ悪くてもいいから、エリア君のやりたいことでも、ワガママだっていいの・・・エリア君の気持ちを隠さないでほしいの」
傷ついて、ボロボロの彼の本当の気持ちに寄り添ってあげるのが今一番しなければならないことだと、思ったのだ。
「・・・また、帰る場所を見失った」
「けど帰ってきたじゃない」
「今度は・・・ここを捨ててしまおうと、思ったんだ」
「!・・・捨ててまでなにが欲しかったの?」
「俺が失くしたもので、二度と手に入らないものだったんだ・・・」
「それが手に入りそうだったの?」
「・・・うん」
「そうなの・・・それは少し悲しいわね」
「けど、失くしたものが・・・いつまでも後ろばっかり見てるなって怒ってくれた。それで・・・皆のことを思い出して・・・皆と過ごすこれからを生きたくなった。」
「!!」
「だから、帰ってきちゃった・・・もう、皆といる資格なんて「資格なんていらないわ」!」
「私はエリア君と一緒にいたい、エリア君もそう思ってくれたから帰ってこれたんじゃないの?」
「・・・うん」
「なら、それでいいの」
「いいのかな?」
「いいのよ、それで」
明るく、賑やかな祭りの光や音が二人の周りで行われているのに・・・全く気にならなかった。
今世界にいるのはたった二人のような気分だ
「エリア君がどう思って考えても・・・私達はエリア君の帰る場所だから。
いつだってエリア君のことを待ってて、迎えにだっていっちゃうし、迷子になったのならどこへだって、探しに行くわ。
前に言ったでしょ?私達は大人になったってずっと一緒よ」
「!・・・ごめん・・・少しだけ・・・泣いてもいいかな?」
「ずっと泣いてたじゃない・・・けど、いいわよ」
それから本当に少しだけ、声をあげて泣いた。
両親のことや皆への申し訳なさや色々な感情を涙と共に流した、抱き締め、抱き締められて、自分の存在と彼女の存在が確かなものだと・・・感じながら泣いた。
泣いている間、千夜はエリアを強く抱き締め続けた。
それが彼の母との約束だった
『私以上にエリアのことを抱き締めて、甘やかしてあげて?
私にはできなかった・・・けど、貴女ならきっとできる。』
離さない、離れない、という想いが少しでもエリアに届けと願いながら、腕の力を更に強めるのだった。
喫茶店こそこそばな・・・ザッザザッ!!
「・・・遅れてごめんね、芹彩(せりあ)。これからは一緒に行こう。」
「名前、言っちゃダメじゃない清正・・・それに私は清正がエリアを見守ってくれてるから安心してたのに」
「そうだね、けどエリアはもう大丈夫だと思ったんだ。私たちがいなくても、エリアにはエリアを守り、支えようとしてくれる人たちができた・・・兄さんとのことだってきっと大丈夫」
「・・・そうね、いつかエリアに会えた時は・・・笑顔でたくさんお話できるかしら?」
「きっとそうさ、しわしわのおじいちゃんになってから来てほしいものだね」
「私はどんなエリアでも愛する自信があるわよ!」
「僕もさ、だからこれからも見守っていこう。もう声が届かなくたって、姿を見ることができなくたって・・・僕たちはエリアと共に」
「えぇ、ずっとずっと愛し続けてやるんだから!覚悟しなさい!」
・・・らしいですよ?