バレンタインいけそうならやってみますー
ある日の甘兎庵にて・・・
「千夜さんここの問題は・・・」
「そこはXを代入して」
「今は国語の授業やんけ!」ペケーン!
チノとメグが勉強とツッコミを教わっていました。
「そういえば今日エリアさんは?」
「今日はおやすみなの、今はどこにいるのやら・・・」
「どこかにおでかけしてるんですか?」
「えぇ最近面白そうな場所を見つけたとかなんとか言ってたけど・・・またふらっと行って迷子にならないといいけど」
「千夜さんエリアさんのこと心配みたいだね」コソコソ
「エリアさんは方向音痴なのでしょうか?」コソコソ
そんな件のエリアは・・・
「・・・ココアなにしてるの?」
「捨て姉です、構ってください」
ブロガントを見ていたら捨てられた姉ことココアを発見した
「誰に捨てられたの?」
「チノちゃん・・・」
話を聞くと、受験勉強を頑張っているチノに少しでもリラックスしてほしくていろいろかまっていたら捨てられたとのことで
「今受験勉強頑張ってるって言ってたのに邪魔しちゃダメだよ?」
「違うもん!少し息抜きしてほしかっただけだもん!」
「それは確かに必要なことだけどさ・・・ん?あれは、おーい!」
ココアにかまっていると、向こうからマヤが来ているのを見つけたエリア、手を振って呼んでみた。
「あっ!エリアにココアだ!なにしてるの?」
「捨て姉です。無料だからかまってください」
「捨て姉!?」
「それは置いといて、それにしてもマヤちゃんは確かシャロのところで勉強してるって聞いてたけど・・・」
「あーそれがさ・・・」
シャロの家でシャロとリゼに勉強を教えてもらっていたが少し休憩しようとしたらリゼに怒られて飛び出してきたとのこと・・・
「わたし捨て生徒になっちゃったー!」
「捨て生徒!?」
「流行ってるの?捨て◯◯シリーズ」
・・・で
「息抜きしたいマヤちゃんと息抜きしてほしいココア、需要と供給できてるし、暫く二人でいれば?」
「!、私がマヤちゃん拾って、マヤちゃんが私を拾う!」
姉として捨てられたココアが生徒として捨てられたマヤ、お互い拾えば万事解決!
「今日は三人で思いっきり冒険して遊ぼーう!」
「冒険!?・・・えっとじゃあココアは私の姉貴なの?先生なの?」
「どっちかっていうとココアお姉ちゃん先生かな!」
「どっちかにしなさい」
「えぇー、じゃあお姉ちゃんで!」
「ならエリアが先生だね!よろしく先生!」
「えぇー・・・まぁいいか」
「じゃあエリア君先生!どこに行きますか!?」
「それじゃあ最近見つけた面白いところとかどう?この先なんだけど」
「!普段通らない道!これは冒険の予感!」
「よーし!お姉ちゃんについておいで!」
「引率は先生の役目では!?」
・・・
暫く進むとバニーアーケードという場所についた、エリア曰くゲームセンターとのこと
都会で有名なゲームセンターがあるとは!と目を輝かせるマヤ、早速中に進むと・・・
「おぉ!雰囲気あるね~」
「えっ?なにここ怖い」
少し暗くよく分からないゲームや置物の置かれた店内、想像と全く違う
「?これがゲームセンターじゃないの?」
「えぇ!?エリア都会出身でしょ!?知らないの!?」
「そりゃ都会とは違うけど・・・こういうのって地域色でるからさ」
「でも楽しそうだよ!さぁ馬でお散歩しましょうお嬢さん」
そこにあったお金をいれたら動く馬の遊具に乗り込むココアとマヤ
「あはははっ!意外と楽しかった!次はエリアも乗ろうよ!・・・ってエリア?」
「ん?ここだよー」
エリアはゲーム機の前でなにかをプレイしています。
「エリア君はなにしてるの?」
「昔お笑い芸人さんがこれやってるの見てさ、やってみたかったんだ・・・ゲームセンター◯X!◯長オン!」
つなぎ姿が似合いそうな掛け声でゲームを始める
テレレレッテレッテッテン♪
「あっ!これ見たことある!」
「赤い帽子の人動かしてるの?」
「うん、こうジャンプで踏んづけてっと」
「シンプルなゲームじゃ現代っ子は満足しないでしょ?」
「そうだね、まぁやってみたかったんだだけだし、ちょっとだけね」
・・・数分後
「おぉ!!いけるっ!いけるよ!」
「火!火きたからよけて!」
「分かってるよ!あっ、おぉ!?おぉぉぉ!!!よっしゃぁぁ!」
全員熱くなっていました。
・・・
「へぇ、ボールを投げてブロックを落とせたらクリア?面白そう!」
的あてのようなゲームに挑戦するエリア、結果は・・・
「お!落とせた!ありがとうございます」
無事に成功、景品のぬいぐるみをもらってご満悦、別に欲しかったわけではないけど取れたら嬉しいのだ
「二人はどこかな・・・お、いた」
二人はクレーンゲームの前にいました
「っしゃぁぁぁ!取れたぁぁぁ!」
「私より喜んでるよね!」
「盛り上がってるね、なに取れたの?」
「飴一個!」
「えぇ・・・」
「ねぇマヤちゃん、これはエリア君にあげていいかな?」
「うん!ここまでつれてきたお礼だよ!」
「!、じゃあありがたくもらうね」
飴を口にいれて、それから暫く三人で楽しく遊んで・・・
「おっともうこんな時間か、帰ろっか」
「そうだね、チノちゃん心配してるかな・・・」
「私もリゼとシャロになにも言ってないし・・・」
二人とも置いてきた人たちに心残りがあるようで
「・・・あのさ」
「なに?」
「二人ともウチ来る?」
「「え?」」
「捨てられたんでしょ?ならまとめて甘兎庵にきちゃったら?」
「「!!」」
「ココアは俺とマヤちゃんのお姉ちゃんになれるし、マヤちゃんは俺とココアと千夜で勉強見れるよ」
「くっ、それは魅力的だよっ」
「いやいや、そのメンツに勉強を無理だよ。三人の言ってることたまに分かんないし・・・けど」
「・・・なーんてね、本当は二人とも帰りたくてしょうがないんでしょ?」
「!、うん、ちゃんとチノちゃんに謝りたいな」
「私も、リゼに謝らないと」
「・・・俺は二人が間違ってるとは思わない。休むことは大切だと思う。だけどやり方が間違ってたんだよ。頑張ろうとしてる時に休まない?なんて言われたら嫌だし」
「そうだね、チノちゃん頑張ろうとしてたんだもん・・・」
「マヤちゃんはタイミングが悪かったね、鬼教官モードのリゼさん相手ならなおさら・・・だけどリゼさんが鬼教官だけじゃないのは知ってるでしょ?」
「うん、前にプールにお菓子も用意してくれた・・・」
「だから、ちゃんと話そう!今回はちょっとだけ間が悪かっただけ、ちゃんと話せば分かるよ!というわけでカモン!」
エリアが手を上げて、指パッチンを鳴らす・・・すると
「カッコつけすぎやろかい!」スパーンッ!
「いてっ」
「千夜ちゃん!?」
どこからか現れた千夜がエリアの頭をハリセンで叩きます
それからリゼ、シャロ、チノ、メグもやって来ました
「どうしてここに?」
「エリア君から連絡がきたの、私のところにはチノちゃんに捨て姉は預かった、返してほしければここにきてくださいって」
「私のところには捨て生徒保護しました引き取りにきてくださいってきたんだよ。その・・・マヤ」
「「さっきはごめん!」」ゴンッ
リゼとマヤが同時に頭を下げて謝り、ぶつかる、痛がるリゼにエリアが話します
「生徒のやる気を引き出させるのもまた大切なことですよ?後の楽しみをちらつかせて目前のことを頑張らせるのだって立派な指導方法だって本に書いてましたし」
「あ、あぁあの本だな、その通りだ」
「チノちゃんもココアが突き放したらより迫ってくることは知ってるでしょ?それに落ち込んだら突飛な行動にでることも」
「その通りです・・・盲点でした」
ある意味一番振り回されたエリア、全員まとめて反省させ、どや顔で言います
「全員反省文、原稿用紙三枚分書いてきなさい」
「だから!カッコつけすぎやろがーい!」スパーン!
「先生みたいやないかーい!」スパーン!
「いてっいててっ」
千夜とメグのハリセンを受けました。
・・・んで翌日、甘兎庵
「それで今日は俺なの?」
チマメ隊の皆が今日はエリアに勉強を教わりにきました
「はい、ココアさんメグさんがエリアさんは先生が上手と言っていました」
「クリスマスの時も優しく教えてもらえたから、来ちゃいましたー!」
「よろしくねエリア!」
ニコニコと笑顔でエリアに教わりに来た三人、悪い気はしないので教えて上げることにしました。
「お姉ちゃんの座は譲れないけど、先生の座はエリア君に譲るよ」
「くっ、ライバル出現か!」
「り、リゼ先輩!なら私に教えてくれませんか!?」
「あらシャロちゃん、チャンスね?」
「分かってても言わないでよ!」
「外野うるさいよ」
「そーいえば今日ここに来る前に昨日行ったゲームセンターいこうと思ったんだけどさ、見つからなかったんだよ」
「?なんで?」
「そもそもゲームセンターがあるなんて聞いたことないわ」
「私たちは伝説の場所なんじゃないかと思うよ!」
「あの辺が迷宮だったりして!」
「ふむ・・・そうか・・・」
エリアは前々から何度か行っていたし、閉店すると聞いた覚えもない・・・ということは
「なるほどね、あの場所は行っちゃダメなんだよ。この世のものじゃないから」
「「「「「「「え?」」」」」」」
固まる一同
「だから俺は行けたのかな、一度近づいたから・・・」
「ま!?まってエリア!?」
「どういうことなの!?」
慌てるマヤとココア、さっきからエリアの発言が不穏すぎる!
「ふふっ、どういうことでしょう?」
不穏な笑みを浮かべ、答える
「ひぃぃ!!リゼ!シャロ!助けてぇぇ!!」
「ち、チノちゃぁぁん!今日一緒に寝てぇぇ!!」
怯える二人!それをみて今度はいたずらっ子のように笑う、そんなエリアは・・・
「イタズラしすぎやろがーい!」スパーン!
「怖がらせすぎやろがーい!」スパーン!
「っていうか普通に怖い!」スパーン!
「この状況どうするのよ!」スパーン!
「エリアさん意地悪ですっ!」スパーン!
「ちょっまって、いたい!特にリゼさん!」
ココア、マヤを除く五人からひたすらハリセンで叩かれたとさ♪
喫茶店こそこそ話
エリアが初めてゲームセンターに行ったのはハロウィーン後、その場所の秘密が分かって以来はあんまり近づかないようにしたそうですよ?
それから景品のぬいぐるみには塩をかけておきました、今は部屋に飾っているそうです。