緑茶風少年   作:アユムーン

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チマメ隊へのプレゼント選び編、そしていよいよあの人が合流・・・あの日のことが遂に語られます


今日は夜更かし上等です

千夜が全快した日の朝、羊羮パンの朝食を済ませた一同は今日の活動はどうするのかを話し合っていました。

 

「この前ねー良さげなレストラン見つけたんだ」

「今日の夕御飯はそこにしましょう」

「夜7時にみんなこのホテルロビーに集合ね」

 

チマメ隊の提案に高校生組は賛成、夜に合流することを約束しました。

 

「エリアは今日はどうするの?高校生組と出かける?それともチマメちゃん達と?」

 

「んーどうしよう「今日エリアさんは高校生組と行動してください!」?チノちゃん?」

 

「今日はチマメ隊のターンだからエリアは別!」

「チマメェー隊は一時解散です!」

 

「えぇ!?」ガーン!

 

突然のチマメェー隊解散の宣言、割りと気に入っていたエリアは膝を着いてガックリ・・・

 

「仲良しだと思ってたの俺だけだったんだ・・・」メソメソ

「はいはい、とっとといくぞー」

「立ち止まってる暇はないよー!」

 

ココアとリゼにズルズルと引きずられてホテルを後にしました。

 

・・・

 

今日は五人で街歩き!と、はしゃぐ一同でしたが・・・

 

「チマメちゃんはレストランの予約してくれたのに・・・私達年上らしいことできてるのかしら」

 

ハッ×4

シャロが思ったことに残りの4人(ココア、リゼ、千夜、エリア)がハッとしました。

 

「私なんてやんちゃを注意過ぎて口うるさいと思われてるかも」

 

ハッ×4 

次はリゼに代わりシャロを入れた四人が

 

「そういえばチマメちゃんの合格祝いしてないわ」

 

ハッ×3

最後に千夜の言葉にココア、リゼ、シャロが驚きます・・・そういえばなにもしていなかった!

 

・・・あれ?

 

「×3?・・・私とココアとシャロってことはエリア?」

 

そう、最後の千夜の言葉に対してはなにもリアクションを起こさなかったエリア、そこから導き出される答えは・・・

 

「あんたもしかしてチマメちゃん達に合格祝いしたの?」

 

「うん、普通するでしょ」

 

「そういえば試験終わった後にしてたわね」

 

試験後にチマメ隊に料理を振る舞った

 

「それ受かった時にもプレゼント渡しましたよ」

 

よかったら高校で使ってね!と文房具セットを贈りました。

 

「むしろなんでなにもしてないの?」

 

「「「「うぐっ」」」」

 

「けど、丁度いいんじゃない?この辺りならプレゼント選びにもってこいだし、あっそうだ・・・」

 

カバンに入れていた旅行雑誌を開き、見せる。

 

「ここのアーケードならプレゼント見つかるかも」

 

「うん賛成!早速GO!」

 

・・・

 

そうして到着したアーケード・・・ただし一同がまず最初に訪れたのは武器屋

 

「この剣のレプリカ・・・いい」

「絶対チマメ隊喜ぶよ」

「お、これとかどうかな?」ハイハイハイハイハイタッチ♪

 

それぞれ千夜が剣、ココアが盾と槍、エリアが剣と斧が合体した武器を手に取っている。

 

「ありかも・・・」「なしですリゼ先輩」

 

リゼもレトロな銃に目を奪われていたが、きっぱりとシャロがバッサリと切り捨てた。

 

・・・その後も服やインテリアなど色々な物を探したがピンとこない、そんな時ココアが閃いたアイデア、それが・・・

 

「あらあらあらまぁまぁまぁ、プレゼントにオリジナルマグカップ?ココアちゃんの提案素敵だと思うわ」

 

シャロのお母さんは陶器職人なので、お願いしてオリジナルマグカップを作らせてもらうこと

 

出来上がる前のカップに皆で絵を描いていく。

 

「デザインは統一したほうがいいかな」

 

「そうですね、その方がお揃い感がでる「私もう書けたよ」早っ!?」

 

ココアはマグカップに『We are Family』と書いていた。

 

「はっはずかしい!」

「でもココアが書いちゃったし合わせるしかない」

 

「そうかな?すごくかっこいいと思うけど・・・」

「そうよね?特にこの星がいい味を・・・」

「お前達の仲の良さは分かったから、格好よくして中和していくぞ」

 

それぞれのアイデアを追加していきます、エリアはココアが描いたティッピーの隣にあんこを描き、それだけじゃ寂しいと千夜がシャロにワイルドギースを描かせました。

 

楽しく絵付けをしていると、ホテルで合流する7時近くになってしまいました。

 

カップの完成をシャロのお母さんに任せると、ロイヤルキャッツに急いで戻ります!!

 

・・・

「ただいまーっ!」

 

時間ギリギリでしたが、なんとか到着!慌ててホテルのドアを開けました。そんな高校生組を出迎えたのは・・・

 

「お待ちしておりました、当レストランへようこそ」

「へ・・・あぇ?「お席へご案内します」」

 

メイドのような服に身を包んだチノでした、驚く一同をそのまま広間へと案内

 

「こちらメニューです、まずはお飲み物から・・・なーんてもう全部用意してるけどね!」

 

広間に入ると今度はメグがメニュー表を渡してくれましたが、机の上にはたくさんのごちそうが!

 

「日頃の感謝を込めました、くつろいでくださいね」

 

最後にメグが料理の説明をしてくれました。

 

「「「チマメイドから頼れるお姉ちゃんお兄ちゃんへのプレゼントですっ!」」」

 

そう、今日チマメ隊が予約してくれていたレストランらここのこと、そして机に並ぶごちそうは高校生組への感謝の気持ちなのです!

 

これに高校生組は驚きました、そして晩御飯は皆一緒がいい・・・ということで皆揃って

 

「「「「「「「「いただきまーす!」」」」」」」」

 

いつもより更に賑やかな夕食が始まりました。

 

「共同生活ももうすぐ終わりかー」

「私達が一緒に暮らせるのも後少しだね」

 

そうして会話の内容はもう半分を過ぎた旅行の話

 

ほんの少しの期間ではあるが、もう思い出がたくさんある。

 

「最初にエリアが勝手にどこかに行ってー」

「それから帰ってきたエリアさんが千夜さんに叩かれてー」

「かと思ったら熱い抱擁を交わしていましたね」

「「///」」

「これは言い返せないわね、ほらそこ顔真っ赤にしてうつ向かない」

 

「それからスパに行ったな」

「うん!楽しかったね、帰ってもまた行こうよ!」

「エリア君も少しは耐性つけないとね」

「うぐっ・・・努力します」

 

「シャロちゃんのお母さんにも会ったよね」

「たまたまだったけどね」

「!、もうその話はいいでしょ!」

「そういえばシャロちゃん今日はシャロママにえらくツンツンしてたけど「もういいー!!」」

 

「その次はゲームセンター!最新のゲームすっごく楽しかった!」

「エリアさんの案内でいきましたね、ありがとうございました」

「気にしないでいいよ、俺も楽しかったし」

「けどあの時のエリア君はカッコよかったわ」

「え?何々?何があったの?」

「そっか、チマメ隊はいなかったもんな」

「エリア君のデュエリストとしての姿、見事だったよ」

「あの日のワクワク・・・すぐに思い出せるわね」

「そうね・・・それにエリア君のピアノの演奏もすごかったわ。また聞かせてくれるかしら?」

「もちろん、俺でよければ」

 

止まらない思い出の数々

 

「この旅の間は家族も同然・・・ココアさんは最初言っていましたよね」

 

「うん、けどそれはもうこの旅が終わってもに変更ね」

 

「そうだね、俺たちはもう家族だもん」

 

この旅で絆を深めて、血の繋がりなんてなくても心が繋がっていることをエリアは感じていた。

 

ココアと千夜が初日の列車の中で言っていた関係になれたのではないかと思っている。

 

「!、エリア君から私達のことを家族って!」ピョンピョン

 

「嬉しいのは分かったから落ち着きなさい!」

 

「みんなのいろんな一面が見えて、受け入れて、あの意味少し分かった気がします」

 

「!、うれしい!」

 

・・・

 

そんな楽しい晩餐会でしたが、今日は更にイベントがありました。

 

なんとエリア達が来てからお客さんが一切いなかった&来なかったロイヤルキャッツに今日はお客様が来るとのこと!それを知った皆は大騒ぎ!ホテルのお手伝いをしようということに・・・

 

「支配人さん、今日来る人ってもしかして青山さんですか?」

 

「えぇ、ようやく仕事が終わったのことです・・・全く」

 

「?支配人さん青山さんのこと知ってるんですか?」

 

「昔私と副支配人は翠様の乳母だったのです。ここにはよくお父様に連れてこられていました」

 

「!、そうだったんですね・・・あの、俺今日やりたいことがあって「この広間を使いたいと?」!、はい」

 

「・・・久しぶりのお客様、今日だけは夜更かしもいいでしょう。構いません、広間はお好きに使ってください」

 

「ありがとうございます。」

 

「・・・安心なさい、きっとうまくいきますよ」

 

「!、頑張ります」

 

・・・ホテル、ロイヤルキャッツ前

 

「ここが本当にロイヤルキャッツ!?どう見てもゴーストホテル・・・」

 

青山の付き添いで来た凛がロイヤルキャッツを見て怯えています。

 

「時代の流れですねぇ・・・あら?」

 

昔見たホテルとの違いに時代を感じていると、ホテルの前に誰かが立っているのに気づきました。

 

「!、まさかお化け!?」

 

「いえ、あれは・・・「いらっしゃいませ、お待ちしておりました」やはりエリアさん」

 

ホテルの制服を着たエリアが出迎えました。

 

「どうされたんですか?」

 

「本日の私はホテルの従業員でございます。お荷物をお預かりいたします。」

 

「わぁ、本物みたいですよエリアさん」

「ふふっ、以前とは逆ですね」

 

青山のいう逆とは・・・

 

「私の完治パーティーですね、あの時はどうもありがとうございました。さて、本日のロイヤルキャッツはお二人を迎えるために人員を増やし・・・更に特別なカフェもご用意しています。では」

 

そう言うとエリアはホテルのドアを開くエリア

 

「「「「「「「お待ちしておりました!」」」」」」」

 

すると、エリアと同じようにホテルの制服を着た皆がお出迎え!早速カフェ・・・広間に案内します。

 

「・・・驚きました、皆さんはどこでも素敵なカフェにしてしまえるんですね」

 

手を合わせ、目を輝かせる青山、サプライズは大成功の模様だ・・・そして

 

「青山さん、凛さん、実は今日はこれだけじゃないの」

 

「更になにかサプライズが!?」

「わぁ、盛りだくさんですね・・・そういえばエリアさんは?姿が見られませんが・・・」

 

カフェに案内している際にどこかに行ってしまったのだろうか・・・と辺りを探す青山、そこに

 

「ごめんなさい青山さん、凛さん、今から話す時はホテルの従業員じゃなくて、和田絵凛彩として話したくて」

 

私服に着替えたエリアが戻ってきました。

 

「なにか話すことが「伯父のところに行ってきました」!」

 

「?伯父?、エリアさんの叔父様はこちらにお住みなんですか?それに会っただけでなんでそんなに?」

 

「あ、そういえば凛ちゃんさんは知らないんだっけ?」

 

「?青山さんが話してると思ってました」

 

「他言していい話ではないと思ったので」

 

「!、ありがとうございます・・・じゃあ今日は凛さんも聞いてくだいませんか?俺のちょっとした身の上話・・・それから」

 

一度言葉を止めて、貯めて・・・

 

「それから・・・俺のこれからの話を」

 




喫茶店こそこそ話

ホテルの男性の制服・・・エリアにとリゼに合うサイズは一つしかなく、じゃんけんしました。

もう少しで女性用の制服を着る羽目になったそうですよ

遠くではちょっと見てみたかったかも・・・とおもっている人が何人かいたとかいないとか・・・
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