時は戻り、ホテルロイヤルキャッツ
こちらを見る皆の顔は色々だ
ココア、チノちゃん、マヤちゃん、メグちゃん、凛さんは泣かないでほしいな、悲しくなる
シャロ、リゼさん、青山さん、そんな暖かい目で見ないでほしい、照れてしまう
千夜は・・・分からない、うつむいてる?
「不安で、怖くて、分からなくて、向き合うことに怖がってた・・・けどそれはさ、仕方のないことなんだと思う、だから逃げたっていいんだよ。だって怖いんだもん」
自分もそうだったんだから
「けどさ、逃げずに向き合えたら少し今が変わって、未来が変わるんだよ。俺は皆にそれを教えてもらった」
ココア、リゼが自分より前で道しるべになってくれた
チノ、マヤ、メグが背中を押してくれた
シャロがどの道を進むのか案内してくれたり、一緒に考えてくれたりした
そして千夜は隣で手を繋いで一緒に進んでくれた。
「本当はさ、家に帰るの怖かったんだ。
けどさ、俺にはもう一つ帰る場所が・・・帰りたい場所があるって思ったらさ・・・そこに皆がいるのなら、大丈夫だって思ったんだよ」
どんなに傷ついたって、帰る場所があるから
どんな自分だって受け入れてくれる皆がいるから
「そう考えたら俺一人じゃなかった」
「!、エリア君!」
千夜が顔をあげた、そうこれはあの日の答え
「離れてたって、一人じゃなかった
皆がいるから一人じゃなかった
本当にありがとう、皆のお陰だ・・・えっと」
言葉にするのは少し照れるが・・・言いたい
「俺・・・皆のこと大好きなんだ」
大好きの気持ちをちゃんと伝えたかった・・・そして沈黙
「え、えっと・・・ごめんね?」
沈黙に耐えきれず溢した一言・・・それに
「エリア?/君?」
皆が一度に答えた
「え?」
「なんで謝るの?」
ココアの問いかけ
「え、だって皆黙っちゃったし」
「なんでか分からないのか?」
次はリゼ
「?い、嫌だったとか?」
「そんなわけないでしょーが!!」
シャロに怒られた
「えぇ!?」
「だってさ、エリアってあんまり私達のことどう思ってるのかとか言わないじゃん」
「そうですね、食べ物の好き嫌いははっきり言うのに」
「私達はたくさん大好きって言ってるのに、エリアさんは照れてばっかりだし・・・」
「そ、そうだっけ?」
チマメ隊の口撃に怯み、
「エリアさんその大好きに私も含まれますか?」
「へっ?も、もちろんですよ。青山さんも凛さんも大好きです。」
「!、私も!?そ、そんな照れます・・・」
「落ち着いてください凛ちゃん、けどエリアさんありがとうございます。私も大好きですよ」
「っ!///、ありがとうございます。」
青山と凛にも気持ちを伝えた。
「・・・千夜?」
またうつむいている千夜に話しかける。
「私は前に手紙で伝えたわよね」
「うん。凄く嬉しかったよ」
「けど、今までエリア君はそれを伝えてこなかった。
行動や態度で伝わってくるけどやっぱり言葉でほしい気持ち・・・分かるでしょ?」
「う、うん」
「それをいきなりもらったら、皆キャパシティオーバーするの、分かる?」
「はい」
さっぱり分かってない、そんなエリアを見て
「あ~っもう限界!!エリア君!!」
「はい!!」
「皆でせーの言うわ!せーのっ!」
千夜の号令にあわせて、一斉に!!
「私達も大好き!!」
「!!!」
一斉に届いた大好きの言葉
「私達皆、エリア君が思ってるみたいにエリア君が好きよ。」
自分達を頼りにしてくれて、
どんな時も支えようとしてくれて、
どんどん成長、進化しても、後ろを振り向いて、近づいて、優しさをくれるそんなエリアのことが大好きなのだ
「~~っ!」
それが堪らなく嬉しかった。
・・・そして
「それでさ、これを一緒に読んでほしいんだ」
そういってエリアが取り出したのは伯父から貰った母からの手紙
少し大きめの封筒に入っており、重さと固さ的に紙だけではないのは明らかだ
「えぇ!?でも、それはお母さんからの手紙なんじゃないの?」
「ココアの言う通りだ、それはまずエリアが目を通すべきじゃないのか?」
「俺一人じゃ読みきれる自信がなくて・・・だめ?」
「あんたのお母さんはあんたに読んでほしくて書いたんじゃないの!?」
「まぁまぁいいじゃないですか、私はエリアさんのお母さんのお手紙拝見したいです。」
「私も!私も!」
「私も気になります!」
「見てみたーい!」
それぞれの反応を見せる中、千夜が口を開いた。
「私も読んでみたい、エリア君のお母さんがエリア君に送った最後の言葉が知りたい。
それにもしもエリア君一人で読んだとしたら泣くだろうし、後で理由を聞いて慰めるなら一緒に読むのも一緒だと思うのだけど」
「!・・・確かに!!」
全員が口を揃えて千夜の説得に納得
「全員それで納得するの!?っていうか、泣かないよ!?」
「いや、そこは泣けよ」
「そうね全力全開の大号泣、見せてもらわないと」
少々騒がしくなったが、封筒を開く。
中には手紙が数枚と、一枚のCDが
とにかくまず手紙から読んでいく。
『エリアへ
この手紙を読んでいるということは私はもうこの世にいない・・・この書き出しは一回書いてみたかったので書きました。気にしないでね?』
「しょっぱなからとばしてくるな」
「お茶目なお母さんね」
『けどできればこんな手紙、笑って破り捨てることができることを願っています。』
「・・・まだ元気なときに書いたのでしょうか」
「そうだね、いつ書いたんだろう」
『あ、この手紙はお母さんの病気が分かって、入院し始めた頃に書いたよ。まだ元気です。元気すぎてこの間看護婦さんに怒られたくらいには元気です。』
「って思ったらこれめちゃくちゃ元気な頃だね。確か点滴に乗って移動してた」
「お母さんアグレッシブ過ぎない!?」
『こういう手紙を書くとしたら、エリアの幸せを願う手紙を書くべきだと思う・・・けど私の二人のお姉ちゃん曰く、お母さんはどこまでいっても妹らしいから、お母さんのやりたかったことを書こうと思います。』
「母さんのやりたかったこと・・・」
『お母さんはエリアと演奏をやってみたい。
エリアに楽器を教えるのが楽しみだった、今は小学生だからのびのび遊ぶ方が楽しいみたいだけど・・・いつか興味が湧いたら一緒にやりたいな。けど、エリアはお父さんに似て歌が上手いもんね、それも楽しそう』
「叶えちゃったわね。この間の演奏素敵だったもの」
「ありがとう、あの曲も母さんから教えてもらったんだ」
「そんなことがあったのですか?私も聞いてみたいです」
「俺でよければ、またの機会に弾きますよ」
『それから家族旅行にも行きたい、エリアをお母さんが育った街とお母さんのお姉ちゃんを見せてあげたかった。田舎だけど暖かい場所なんだ、美味しいパンを作る天才のお姉ちゃん、それからうさぎちゃんの方は喫茶店やってるんだって、お父さんはコーヒー飲めないけど、三人で行ってみたいな』
「!、それってもしかして私のお母さん?」
「うん、これも叶えちゃったね」
「うさぎちゃんの方・・・は分からないけど喫茶店の方なんですね。私と同じです」
「それにお父さんもコーヒー飲めないんだな」
「ははっ、それは俺も最近知りました。」
『それからエリアの友達に会ってみたいな、エリア、家に友達連れてこなかったし・・・』
「なんで連れてこなかったの?」
「いや、母さんのスキンシップ多くて恥ずかしくて家に呼べなくて」
「まぁその気持ちは分かるかしら・・・」
「うん、母さん絶対テンション上がってコンサート始めそうで・・・」
「コンサート!?」
『・・・それからエリアの結婚式にでたい、その前に小学校の卒業と中学の入学と卒業と高校の入学と卒業、後大学も、あ、就職も』
「いや、多いな・・・どれだけ行く末を見守りたいんだよ」
「うーん、でもこれは納得できる理由なような・・・」
『けどやっぱり結婚式にでたい、結婚式でサプライズでピアノ弾きたい。エリアがエリアと幸せになる人と一緒に歩く姿を祝福したい。相手はどんな人でもどんとこいだよ。エリアが選んだ人だったら・・・エリアが好きな人なら私だって好きになるもの!』
「へぇ、良かったわね千夜」
「!?シャロちゃん!?」
『こうやって書いていると、お母さんはまだまだ死にたくないなぁと思います。エリアとやりたいことやお父さんとやりたいこと、家族三人でやりたいことがたくさんあるの。この手紙には書ききれないくらいに』
『けど、それは無理だから』
「!」
『この手紙を読んでいるエリアが一体何歳なのか分かりません。もしかしたらまだ小学生かもしれないし、大人になってるのかもしれません、だけどなにも知らずに母さんが死んだりしたらエリアはきっと悲しむと思うから、この手紙で書くね。
お母さんはガンです。もう手遅れのレベルの』
「・・・やっぱり、そうだったんだ」
少し大きくなってから、母はなんの病気だったのか調べたのだ。母の症状を思い出しながら子どもながらに調べた。
今思えばなんでそんなことを思ったのかは全く分からないけど、母のことを忘れたくなかったからだろう
『手遅れなのは発見が遅れたっていうのが理由だそうです。
けど、こういうことはよくあるみたいで、お母さんがこうなったっていう理由もない・・・けど、母さんは別に不幸だとかは思ってないよ。
その分見苦しくてみっともなくても限られた時間を生きてやろうって思ってる。ほんの少しでも家族と幸せになってやろうって思ってるんだ。』
病気になったって、入院していたって、母はいつでも笑っていた。
亡くなる前日も笑っていた
お別れの時だって、エリアには笑顔を見せていた
痛いのも辛いのも苦しいのも全部堪えて、幸せそうに
それがこんな覚悟を持っていたからなんて、知らなかった
「っ!・・・」ポロポロ・・・グイッ
母の覚悟が伝わってくる・・・そして母は最後まで笑顔を絶やさなかったのだ、この手紙を読みきるまで自分が涙を流すわけにはいかない
溢れる涙を乱雑に拭い、手紙に目を向ける
『この手紙を今エリアは誰と読んでいるのかな
やっぱりお父さんと一緒かな?お父さんにも手紙渡したから一緒に泣いてる?あんまり泣きすぎちゃだめだからね。
もしかしたらお友達と一緒かな?』
「!!」
『エリアが泣いてる時に助けてくれる人が近くにいてくれたらお母さんは嬉しいよ。お願いだから一人で泣かないで?泣いてもいいけど、一人でいるのだけはだめ
泣く時は必ず誰かの側で泣きなさい
辛いのならその誰かに抱きついて思い切り泣きなさい
この手紙を一緒に読むくらいに信頼してる人ならきっとエリアのことを抱き締め返してくれるって信じてる』
「っ!なんだよ、お母さんは一人で泣いてたのに・・・」
手紙の端々に見える涙の跡がその証拠
きっと一人で涙を流しながら書いたんだろう
「俺は母さんのことを抱き締めたかったっ」ポロポロ
一人で涙を流すなんて、母らしくないことさせたくなかった
近くにいて、支えたかった
まだ幼くて、なにもできなかったとしても、母を支えたかった
だけど今になって母が一人で泣いていたことを知った
あの時なにも知らなかったとはいえ、母が帰ってくるなんて楽観していた自分が憎くかった
・・・それはあの日残してきた後悔だった
「エリア君」ギュッ
「!、千夜」
千夜がエリアの手を握る
「手に力が入ってるわ、手紙破けちゃうわよ」
「!・・・ごめん」
「今は私の手を握って?どれだけ強く握ってもいいから。この手を絶対に離さないって約束するわ」
手紙を片手で持って、反対の手は千夜の手を握った。
傷つけないように、指を重ねて優しく優しく握る。
「ありがとう、千夜。ちょっと頭冷えたよ」
「抱きついてもいいのよ?」
「まだ、大丈夫だよ・・・続き読むね」
『ここまで色々書いたけど、エリアに伝えたいことはたくさん伝えられたかな。それからこの手紙に同封してるCDだけどエリアが聞きたがってたお母さんのフルートの曲が入ってるよ。病院の人にお願いして一度だけ病院で演奏させて貰ったのを録音しています。エリアの好きな曲が入ってるからね?
それから、お母さんの楽器は全部エリアにあげる
エリアが使ってもいいし、売ってもいいし、好きにしていいよ。』
「ねぇ聞いてみない?」
「・・・うん」
支配人からプレイヤーを借りてCDを再生・・・流れる音楽はエリアの好きだった曲
「!、この曲ってこの間のエリアが演奏してた曲じゃないか?」
「はい、母さんのフルートが好きで・・・録音してくれてたんだ・・・」
「(!、この曲ってあの時の!)」
確かに以前エリアが演奏した曲ではあるが・・・千夜は更に昔のことを思い出す、それはハロウィーンのあの日
「(エリア君がピアノで演奏してた時はどこかで聞いたような感じだったけど、間違いないわ)」
それはエリアを探している時に出会った不思議な女性と男性に出会う前に道しるべになった曲だ
「(ってことはやっぱりあの時の人は)」
エリアの顔をみる、瞳を閉じて、一音も聞き逃さないと聞き入っている・・・そして
「・・・」
『最後はやっぱりこの言葉を贈ります。
エリア、いつだって上を見て凛と立つのよ。そうすれば彩りのある人生になるの!
周りにいる人を大切に、それからめちゃくちゃに甘やかされて幸せになること!
お母さんはいつだって見守ってるからね!以上!
お母さんより』
手紙を読み終え、CDも止まった。
また、広間に静寂が訪れたが、それもすぐに破られた
「俺、母さんが苦しんでるの知らなかった
母さんはいつだって笑顔だったから、元気なんだって思ってた」
ぎゅっと、千夜と繋いでいる手と膝の上に置いていた手を握る。
「いつか帰ってくるんだって、また家族三人で暮らせるんだって信じてた。」
もう堪える必要のない涙が止めどなくこぼれていく
「今はそれを後悔してる、母さんが苦しんでるの気づけなかった・・・知らなかった自分が憎くて仕方ない!」
「っ!エリア・・・」
例え幼かったんだから仕方ないと言われても拭えない後悔、自己への憎しみ
両親への思いを抱えて前に進むと決めたとしてもいつまでも背に乗る重荷
それが今更に負荷を増して、エリアにのしかかっている
決してその後悔を捨てられる日はきっと来ない、いつまでもいつまでもエリアにのしかかることだろう・・・だけど
「エリア君・・・」ギュッ
少し赤くなった手を優しくてほどいて、エリアの背中側から優しく抱き締める。
「!」
「その後悔はエリア君にのしかかり続けると思う。
エリア君のお母さんがそれを望んでいなくたってエリア君はその後悔を忘れることはできないし、捨てることだってできないわ、だけど」
エリアに抱き締めている腕をもっと強く
泣いて震えているエリアに少しでも届けと願いながら
「その後悔を一緒に背負うことはできると思うの」
「!!」
「ここにいる皆はさっき言った通りエリア君のことが大好き、だからこれからもエリア君と一緒にいたい、生きていたいの。ね?」
視線を上げて、千夜は皆の方を向いた。
それに釣られてエリアも視線を上げた。
「もちろんだよ!あの時出会ったのは運命なんだから!私達の絆はそんなに柔じゃないよ!」
運命の始まりであり憧れのココアが、
「言ったろ?お前が夢を見つけて、更に前に進むそのときまでそばにいるって」
自身の道標になってくれているリゼが、
「悩みでも相談でもこれからだっていくらでも振り回されてやるわよ!だからこれからも一緒にいなさい!」
共に悩み、時に互いを導き、導いたシャロ、
「まだまだエリアさんにコーヒー飲ませ足りません、私が一人前のバリスタになっても常連でいてください!」
少しずつ仲良くなり、心を通わせたチノ、
「エリアにクリスマスに貰ったゲーム、続編でるんだよ?一緒に遊ばないと許さないからな!なーんてね?」
自身を兄のようだと慕ってくれるマヤ、
「私まだエリアさんにバレエ見せたことないです!ちょっぴり恥ずかしいけど・・・エリアさんにも皆にも見てほしいです!」
自分を憧れだと言ってくれるメグ、
「私もエリアさんとこれからも仲良くしたいですよ、なにせこれからエリアさんをモデルに「翠ちゃんそれはまだダメー!」むぐむぐ・・・」
「あっ、私もエリアさんとはこれからも仲良くしたいですよ!出会ってからそんなに経っていませんが翠ちゃんを捕まえる天才のエリアさん・・・そしてなにより優しいエリアさんのことはよく知っていますから!」
大人として自分を受け入れてくれた青山と短い時間でもエリアの良さを見つけてくれた凛
・・・そして
「私はこの先もずっとずぅっとエリア君といたいの
そのためにエリア君が背負う思いも後悔も一緒に背負いたいの
もちろん私だけが背負うんじゃないわ、エリア君にも私の背負ってるものもってもらうからね?
でも、どっちも半分こすればきっと今より軽くなるわ。
それに半分ことどころか皆で合わせれ何等分になるか分からないくらいに軽くなって、きっと上を向ける」
ずっとエリアに寄り添い続けた千夜が抱き締めながら、話を進める
上を向くことそれは母が望んでいることだ
「!」
「もう私達は共犯者・・・これは言い方が悪いわね、なにかいいのないかしらシャロちゃん」
「えぇ!?私!?・・・!、それはあれよ!ウィーアーファミリーよ!」
「!!シャロそれって」
「シャロちゃんそれネタバレ・・・だけど、その通りね」
自分の後悔や重荷を分けあえて、喜びや楽しいことも分け合える存在、それに名前をつけるならただ一つ
「私達は家族なんだから、どんなものだって半分こよ。重い想いから3時のおやつまでね?」
「うん・・・」
「だから、我慢しないで?」
「う゛ん・・・」
嗚咽混じりの声になり始める。
少し落ち着いていた涙腺がまた熱くなってくる。
「涙だって半分こしましょ、その後の笑顔も半分こしてあげる、だから今は泣きましょう?」
「ありがとう・・・少しだけ、少しだけ泣くね・・・」
「少しじゃなくていいの、たくさん泣きましょう。私は・・・私達はエリア君を抱き締めて、めちゃくちゃに甘やかすんだから」
その想いはエリアの母の想いと共に、千夜がハロウィーンで交わした約束・・・
『私以上にエリアのことを抱き締めて、甘やかしてあげて?私にはできなかった・・・けど、貴女ならきっとできる。』
それを叶えるため、そしてなにより
「(エリア君のお父さん、お母さん見てますか?エリア君にはこうやって泣ける場所があるんですよ。私達じゃ頼りないかもしれないけど、絶対離しません、約束します。だからどうか安心してください・・・)」
自分自身がそうしたいから、そうしている。
不器用で優しくて、愛おしいこの少年がこの後上を向いて立てるように・・・強く強く抱き締めた。
喫茶店こそこそ話
この後泣き疲れたエリアが寝てしまいました。
それでもエリアは千夜の手を離さなかったので、皆で協力してエリアと千夜をベットまで運びました。
次回はドキドキ?の朝チュンからスタート!