緑茶風少年   作:アユムーン

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視点は戻りエリア視点、久しぶりのあの人と再会です♪


この後一時間くらい皆で慌てた

フユがあることを決意したのと同じ時間帯でエリアも起きていた

 

当然枕元には昨日読破した青山の新刊がある

 

エリアは本の内容に引っ張られるような夢は見ていないが・・・

 

「・・・来たか」

 

そう呟き、エリアは早速身支度をすませて、朝御飯を食べてから街へ飛び出した

 

・・・そして所は変わり駅前、そこで到着した列車から

 

「お久しぶりの木組みの街です♪」

 

しばらく百の橋の都に滞在していた青山ブルーマウンテンこと、青山翠が久しぶりに木組みの街に帰ってきていた

 

「頼まれていることもありますし早速ラビットハウスに向かいましょう♪」

 

百の橋の都で再会したモカからの頼まれごとのために青山は早速ラビットハウスに向かおうと歩を進めたが・・・

 

「青山さーん!!」

「!エリアさん!?」

 

そんな青山を迎えに来たのかエリアが手を振って呼び掛けている

 

「何故ここに?もしかしておでかけですか?」

 

「違います。ただなんかここに来たら青山さんに会える気がしたから来ちゃいました」

 

「!、レーダー進化してるんですね」

 

同じ波長を持つからなのかなぜか青山の行き先がなんとなく分かるエリア

 

神出鬼没の青山を唯一捕らえられるのだ

 

「あ、ストーカーじゃないですよ?」

 

「ふふっ、もちろん分かっています」

 

そんないつかのやり取りを交わしながら久しぶりの再会がなんだか嬉しくてお喋りが弾む

 

「少し見ない間にエリアさんまた成長したようですね、以前より兄力(あにぢから)が上がっています。」

 

「あ、あにぢから?・・・よくわかんないですけど色々あったんです」

 

「!、それは是非お聞かせ願いたいです」

 

「じゃあ落ち着いて話せるどこかにいきましょう!」

 

そうして二人並んで街を進む、その町並みを見て

 

「気のせいか少し景色が違って見えますねー、私が変わったのか住人が変わったのか・・・」

 

「変わりましたねー。俺たちも新しい後輩ができましたし、進路とか色々決まり始めてますし・・・」

 

「!、進路ですか、難しい話題ですね」

 

「はい、けどココアも千夜もシャロも結構考えてるみたいです」

 

「エリアさんはどうなんですか?」

 

「!、俺は「あら?こんな所に新しいお店が」早速脱線してるよ・・・ってここは」

 

ふらふらっと横道に逸れた青山が見つけたお店はブライトバニー、そこにいるのは当然・・・

 

「!、青山ブルーマウンテン先生・・・ですよね?」

 

「ひっ!」

 

「あちゃー、緊張してるな」

 

緊張からなのかお店のチラシで口許を隠した腹話術で話しながら青山を睨むように詰め寄るのフユがいた

 

エリアは事態の収集のために二人のもとへ駆け寄り、そしてそのままブラバに入店した

 

「なんでそんな所に?」

「気にしないでください、この体勢が一番人を観察できるんです」

 

入店して飲み物を購入、そして席に通されたのだが椅子に寝そべり、フユの足を下から覗き込む姿勢(ラパンでもよくやっている姿勢)で、フユを観察する青山

 

それをいつも笑って見逃しているエリアだが・・・

 

「青山さん?」

 

今回ばかりは相手がよくなかった、静かな怒気をのせて青山に笑いかけるエリア

 

「え、エリアさん?」

 

「あぁごめんなさい。フユちゃんは俺の幼馴染みで妹なんですよ。だからそんなことされちゃったら怒っちゃおうかなー?」

 

「!、ご、ごめんなさい」

 

思わずブルブルと震えて、即座に姿勢を正した青山

 

「え、エリア(にぃ)が怒ってる・・・」

 

「・・・ってあら?お二人は幼馴染みなんですか?」

 

「はい。千夜(ちや)からもう幼馴染みでいいんじゃない?って言われて、晴れて幼馴染みと決定しました」

 

「そうなのですか・・・幼馴染み、素敵な響きですね・・・これはまた新しい作品一ページに加えられそうです」

 

「作品、そうだ・・・あのSeven Rabbits Sins(セブン ラビッツ シンズ)にモデルっているんですか?」

 

青山の職業を思い出したのか、それとも聞きたいことがあったからなのか、青山に問いかけるフユ

 

「そういえばフユちゃん、青山さんが小説家ってよく知ってたね」

 

「うん、この間雑誌にインタビューが載ってた」

 

「なるほど、それにフユちゃんもあれ読んだんだ・・・で?あの悪魔のキャラの元ネタはいつものメンバーですか?」

 

「大正解です♪少しだけお借りしました」

 

「いつものメンバー?ってことはやっぱりあの悪魔のモチーフってチノたちのことなんですか?」

 

「えぇ、フユさんは皆さんのお友達だったんですね」

 

「友達というか・・・これからもっと知っていきたい・・・です。それでエリア(にぃ)に相談があって」

 

「?、俺に相談?」

 

「あの、最近チノの元気がないの」

 

「!、そうなの?」

 

「うん・・・このままじゃチノエンヴィになっちゃうかも」

 

「なにそれ、かっこよくね?」

 

「とにかくっ!どこか、無理してるようにみえる・・・だから私、チノを笑顔にしたい!」

 

「!」

 

普段から少し引っ込み思案なフユが自分からこうしたいという意思を聞けたことに少し驚くエリア・・・だけど

 

「ふふっ・・・そっか、ならどうするのか一緒に考えよう!それにここには人生相談から人のグチまでなんでも聞いてくれる青山さんもいるんだから絶対大丈夫!・・・青山さんいいですか?」

 

フユの成長と、エリアを頼ってくれたことが嬉しくて笑みを溢しながら青山に視線を向ける

 

「えぇもちろんです。フユさんのお悩み、私でよければお聞きします♪」

 

「!、ありがとうございますっ!」

 

それからフユのお仕事が終わるまでエリアと青山は駄弁っていた

 

「そうですか、音楽の勉強を・・・」

 

「はい、まだまだ下手の横好きレベルですけど」

 

「いえいえ、エリアさんのレベルは既に相当なものだと思いますよ?」

 

「そ、そうですか?」

 

「というわけで早速エリアさんの音楽を聴きたいのですが」

 

「えぇ!?でも今なんの楽器も持ってませんよ」

 

「では歌唱を」

 

「こ、こんなオサレな店内でアカペラで一人歌え「聴きたいっ!」フユちゃんっ!?」

 

そんなこんなでフユのお仕事が終わり、三人はラビットハウスに向かうことにした

 

「って、いきなり悩み(チノ)の所に行くの!?」

 

「うん、だって話を聞いている限りフユちゃんの悩みって」

「当たって砕けるしかありませんね!」

 

もちろんフユの思いを聞いた上での結論であるが、結局のところフユの望みはチノに元気になってもらうこと

 

その気持ちを伝えるほかないのだ

 

「チノちゃんに心配してるから、力になりたいって言えば、一発で解決するよ」

「それからスマイル♪スマイル♪の一言でも添えれば完璧ですね」

 

「そ、そうかな?」

 

「そうだよ」「そうですよ」

 

「なら、言ってみる・・・っ!」

 

そう言って二人よりも数歩先を歩いていくフユ、どうやら覚悟は決まったようだ

 

「・・・それで?チノさんの悩みになんとなく気づいているのではないですか?エリアさん?」

「バレました?」

 

フユにバレない程度の声で話し合う

 

「多分ココアの進路を聞いたんだと思います」

「そうですか・・・ロイヤルキャッツから帰る時のココアさんの表情から考えると・・・やはりそうなのですか?」

「はい、ココアは卒業したら「青山さんっ!エリア(にぃ)!」!」

 

続きを話そうとした時にフユによって遮られた

 

「おいて、いっちゃうよっ」

 

「うん!すぐにいくよ!・・・けどそのチノちゃんの悩みの理由はフユちゃんがチノちゃんから聞くべきことだと思います。俺からいうことじゃない」

「そうですね、それはフユさんのお悩み解決とはまた別の問題・・・正しい判断です」

 

「ありがとうございます。それじゃあ行きましょう」

 

そして今度こそフユの隣を歩いてラビットハウスに向かう

 

・・・

 

ラビットハウスについて店内を窓から覗くとなにやら先に訪れていた千夜(ちや)とシャロも含めて大騒ぎしている

 

全員の手元にはもれなく青山の新刊がある

 

「・・・絶対(みんな)にバレてますよあれ」

 

勝手に物語のモデルにしたことは多分全然怒ってないだろう・・・そのキャラクターの内容に一部が結構怒っていたりするようだ

 

「そうですねー」

 

「今日は帰った方がいいかな?」

 

エリアとフユの間に挟まる青山を今のラビットハウスに突っ込むのは火に油を注ぐようなものだろう・・・とフユは考えましたが

 

「え?むしろいくべきでしょ」

「そうです、入りましょう!」

 

ガシッとフユの手を二人が掴んだ

 

「っ!」

 

「お久しぶりでーすっ!」

「こんにちはー!」

 

エリアに握られた手、それを自覚したフユ・・・カァっと顔が赤くなってしまい、抵抗もできず引っ張られるままに店内に入ってしまった

 

「青山さん!あ、フユちゃんにエリア君も来てくれたんだー!ってあれ?フユちゃん風邪気味?顔が真っ赤だよ?」

 

ココアが三人に寄り、フユの額に手を当てようとするが・・・

 

「な、なんでもないよっ。それにだめ!強欲(グリード)してるとチノの中の嫉妬(エンヴィ)が目覚める!」

 

「何のコトです!?」

 

なにを勘違いしているのか大慌てでココアを止めるフユ

 

「あ、リゼさん。いつものやつよろしくお願いします」

「今回お前は普通なのな・・・了解」

 

そしてそんな風に揉めてる皆を眺めながらいつものコーヒーを楽しむエリア

 

そしてしれっとそのエリアの隣に座る千夜(ちや)

 

その途中で青山はモカから託された手紙をココアに渡した

 

「ほらほらエリア君!お姉ちゃんもロイヤルキャッツに行ってくれたんだって!」

 

「本当だ!モカさん元気そうだね」

 

その手紙にはエリア達が帰った後にロイヤルキャッツに訪れたこと、最近は実家でも頑張っているという手紙と同封されている写真、そこから元気そうなモカの姿がありありと伝わってきた・・・そしてそれから

 

「あ、ついでにエリアさんにもお手紙です」

 

「へ?俺?」

 

青山がもう一通の手紙の入った封筒をエリアに差し出す

 

「実はモカさんは皆さんと合流するつもりだったそうです。すれ違いになって残念と言っていました。

 

そしてその時この手紙をエリアさんにこのココアさんのお母様からのお手紙を渡すつもりだったそうです。

 

僭越ながら私からお渡しさせていただきます」

 

「!!」

「お母さんから!?」

 

「い、一体なにが書かれているんでしょうか?」

「それは気になるわね」

 

意外な人物からの手紙に興味津々の一同

 

「ねぇねぇ!開けてみてよ!」

「う、うん」

 

少し緊張しながら手紙を開く

 

『エリア君へ

 

 お久しぶり、元気にしているかしら?

 

 去年の末にエリア君に会って以来、芹彩(せりな)のことをよく思い出しています。あの時に話せなかったこともたくさん思い出したのでまたお話したいわ

 

 それで学生時代のアルバムを見ていたんだけど、一枚だけどうしてもこれはエリア君に渡さないといけない写真があったので、旅行で会うかもしれないモカに託しました。だって普通に送るよりもこの方が楽しいでしょう?』

 

「お、お母さ~ん!」

「はははっ、ココアのお母さんらしいね」

 

そんなお茶目さに少しほっこりしながら・・・

 

「それで?写真は?」

「封筒の中に・・・あった」

 

件の写真を見る・・・そこには

 

「!、これ」

「どれどれ?これは音楽室みたいねってここに写ってるのって」

「エリア(にぃ)のお父さんとお母さんだ・・・けど、若い」

 

エリアとその両隣に座っている千夜(ちや)とフユが写真を見て驚く

 

音楽室と思われる場所でギターを弾く芹彩(せりな)と歌っている清正(きよまさ)が写った写真

 

『一時期私の学校の音楽の先生になっていた人が芹彩(せりな)の旦那さんになったのは驚いたけど、度々どうすれば振り向いてもらえるかな?と普段とは違う様子で相談してくる芹彩(せりな)の姿を思うと、上手くいってよかったな、と思います。

 

 それでこの写真はたまたま撮ったものです。普段は好き勝手に音を奏でる芹彩(せりな)が先生に合わせて奏でていたのが珍しくて、思わずうさぎちゃんと撮った写真です。

 

 もしかしたらお父さんとお母さんのこんな写真は少し恥ずかしいかもしれないけど・・・あの二人はエリア君に持っていてほしいと思うから送らせてもらうわ

 

 それじゃあ、後のお話はまた今度会えた時に取っておくわね。またね』

 

そう締められて手紙は終わった

 

今エリアの手にある写真・・・それをじっと見つめるエリア

 

「そんな真剣に見なくても、ご両親の写真とか家にいっぱいあるんでしょ?」

 

「そりゃまぁあるけど・・・全部俺が写ってる以外の家族写真って見たことなかったんだよ。しかもこんな若い頃の写真とか始めてみた」

 

「そうなのね。写真のエリア君のお母さん、今の私たちより一つ年下くらいかしら?」

 

「かもね・・・けど楽しそうだなぁ」

 

顔は真剣、だけどすごく楽しそうな二人

 

「(聴こえるはずない母さんと父さんの音楽が聴こえてくる気がする・・・)」

 

それはとても楽しくて、聴いている人もキラキラする・・・そんな音楽

 

もしも自分にできるなら

 

そしてそれを皆に聴かせられて、皆と奏でられたら・・・それを聴いたまた別の人も

 

「・・・俺もさせてみたいな、キラキラ」

「エリア君?もしかして、あのこと?」

 

千夜の声にゆっくりと頷き・・・青山の方を向いた

 

「青山さん、俺は将来は音楽に関わる仕事がしたいと思ってて、高校を卒業したらそういった大学に進学します」

 

「「「!!」」」

 

青山、チノ、フユが驚く

 

千夜(ちや)には一番初めに、そしてココアとシャロとリゼにはこの間のお泊まり会で伝えたエリアの夢

 

「ココアに負けてられないし、ね?」

 

「!、私も負けない!だからお姉ちゃんとは違う道でパン作りを極めるよっ!卒業したら都会でもっと修行するんだ!」

 

続いて発表された都会でパン作りの修行に出るというココアの夢

 

二人の道は違えど・・・母と姉という目標に向かうという点はよく似ている

 

「チノ・・・ココ(ねぇ)がいなくなるから元気なかった?」

 

ココアの夢を聞いて、なんとなくチノの悩みを察したフユはそれとなくそれを訊ねた

 

「そんな風に見えてました!?」

 

「うん・・・私も今少しだけ寂しいから」

 

「っ!エリアさんのことですか?」

 

「うん、きっとエリア(にぃ)はこれからどんどん前に遠くに進んでいくと思う」

 

「・・・そうですね、今までフラフラしてた二人の道がようやく定まって嬉しいですけど」

 

「やっぱり・・・寂しい、ね?」

 

「・・・・・・・・・はい」

 

先に進む背中に憧れるし、尊敬するけど・・・どうしても寂しかった

 

「先の話だけど・・・離れるのは寂しいわ」

 

甘兎庵(あまうさあん)を継ぐという夢をもつ千夜(ちや)も先の別れを考えると少し寂しい・・・だけど

 

「大丈夫ですよ」

 

青山が声をかける

 

「どんなに離れてても、皆さんはここに戻ってくるはず・・・ね?」

 

「青山さん・・・」

「だね、だってウィーアーファミリーだもん」

「うんうん!」

 

千夜、エリア、ココアは青山の言葉に賛同していたが・・・

 

「って!良いこと言って誤魔化しただろ!?」

「こんな風に私達のこと見てたの忘れませんから!」

 

雰囲気に誤魔化されず、青山に徹底抗議するシャロとリゼだった

 

・・・それから凛がラビットハウスにやって来て、青山を連行していった

 

連れられていく最中、本のお礼告げるフユに笑顔で答えて・・・そして

 

「エリアさんの夢、とっても素敵です。貴方達が見せるパレード、楽しみにしていますね!」

 

そう言って帰っていった。それからはいつものメンバーで談笑していると・・・

 

「・・・!」

「・・・!」

 

頬を指で上げて、笑顔を見せるフユと釣られて笑顔になったチノの姿が見えた

 

どうやらフユの気持ちをちゃんと伝えることができてなんとかなったようだ

 

「♪~~」

 

だとすればこれ以上自分がなにか言うのは野暮というもの

 

いい気分のエリア、思わず鼻唄を歌っていると・・・

 

「エリア(にぃ)!」

 

「!、フユちゃん?」

 

先ほどまでチノと話していたフユがエリアの近くに来ていた

 

先ほどの件とはまた別で何かを言いたそうにしているか・・・

 

「強欲で傲慢に、強欲で傲慢に・・・」

 

「ど、どうしたの?」

 

緊張しているのか自分に言い聞かせるかのようにブツブツと何かを唱えていた

 

「フユちゃん?エリア君になにかご用事?」

 

そんな状況に助け船を出すつもりで千夜(ちや)が話しかけた・・・その時

 

「っ!」

 

ふにっ、フユの顔がエリアの頬に近づき、その頬に柔らかい感触が広がった・・・これは

 

「「「「「!?」」」」」

 

「え、ふ、フユちゃん?」

 

その箇所を手で抑えるエリアがフユに問いかける

 

千夜姉(ちやねぇ)がいるのも、エリア(にぃ)が私のことをそんな風に見てないのも・・・分かってる」

 

顔が真っ赤なフユ・・・だけど、言葉は止めない

 

「だけど、私そんな簡単に、諦めたくない・・・!、私はエリア(にぃ)のことが・・・好きっ!!」

 

「っ!!?」

 

昔からずっと言われてきた好きという言葉とは意味が違うことは明らかだ・・・

 

そして、エリアのことを分かっていたとしても・・・気持ちを抑えられなかったのだろう

 

なにかきっかけがあったのかもしれないが・・・恐れず告げる気持ちは本物

 

横愛幕をするつもりはないのだろう

 

これはフユの宣戦布告だ

 

「だから千夜姉(ちやねぇ)ぼんやりしてたら、エリア(にぃ)のこととっちゃう、よ?」

 

流石に恥ずかしさと緊張の限界なのか・・・これ以上なく真っ赤になってプルプル震えるフユ・・・そして

 

「っ!、もう限界っ」

 

バタバタと、走ってラビットハウスを飛び出していった

 

「「「「「「・・・」」」」」」

 

残された一同は少し唖然とし、そこから・・・

 

「ど、どうするのよ!?エリア!!」

「ど、どうしよう!!?」

 

「とりあえず上書きしとくわねっ!?」

「いやいやいや!?ここで!?」

「そういうことは家でやれ!!」

 

「こ、これはお姉ちゃんに報告かな!?どう思うチノちゃん!?」

「こんなこと報告してどうするんですか!?」

 

この件に色々かたがつくのには結構な時間がかかるのですが・・・それはまた別のお話♪

 




喫茶店こそこそ話

「ふぅー、フユちゃんやるぅ!」パチパチ

机に置かれた水晶を覗いていた眷族エリア、フユの起こした行動に称賛していた

「俺のアドバイスのせいか知らないけど・・・これはしばらく面白いことにな~りそ♪」

けしかけた本人だが、本人からしてみればこれは連続ドラマを見ている程度の感覚であり、あっちがいくらワチャワチャしようがこちらからすれば愉悦以外の何者でもない・・・それを楽しむ姿はまさしく悪魔・・・

「さぁ~どうするエリア(もう一人の俺)?きっちり考えないとぉ・・・くっちまうからな」

未だに慌てている連中をまた楽しそうにみる眷族エリアだった
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