獅子の騎士が現代日本倫理をインストールしたようです   作:飴玉鉛

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なんというか…地雷の敷き詰められたブリテンを見てると…
ふふ…下品なんですが…愉悦、してしまいますよね…?
そしてFateとかいう悲劇の後にはハッピーエンドが約束されてるコンテンツ。これはもう好きにしろという事なのでは?(純粋な眼差し)

ンンンン、拙僧昂ぶってまいりましたぞ。





16,将を射たんと欲するなら胃袋を

 

 

 

 エクター卿は実直な騎士で、外道の輩ではなかった。

 オルタナティブという次女の名の所以も、ウーサー王に纏わる計画を知ると辻褄が合うと思う。出しゃばるつもりはないので口にはしないが、安心してリリィを帰せる家だというのは判断が付いた。

 とはいえ、アルトリア達の未来を思えば、いっそのこと攫ってしまい普通の女の子として生きられるようにしてやりたいと思いはする。だが結局のところ生き方を選ぶのは彼女達だ。

 幾らウーサー王や周りの者が強制しようとしたところで、彼女達が否を突きつけるかもしれない。それでも王の道を強要しようとするのなら、ケイが大人しくしているわけはないし、ユーウェインも彼女達の逃げ道となって匿う事はできる。できずともやる。

 いずれにしろ彼女達の人生だ。誤らず、外道に堕ちぬよう見守るだけでいいだろう。後は彼女達の選択次第であり、王という選択肢をユーウェインが摘み取ってしまえば何事もない。

 

 とりあえず今は難しい事は考えずにおこう。飯だ。

 

 厨房を借りる。スタンダードな調理器具は揃っている。塩と、酒……それに貯蔵庫に諸々。真水の入った壺に竈、他の壺にはまだ生きている魚もいた。近くに川でもあるのだろうか。何故か鮭がいる。

 荷車盾から悪徳領主が女の己に貢いできた短剣を取り出して包丁の代わりとし、鍋やら何やらを用意しておく。ケイには薪を竈に投入させ、湯を沸かさせておいた。火種はユーウェインの発火魔術である。

 取り敢えずあるだけの鮭を、まな板代わりの荷車盾の上に置き、締める。血を抜いて内臓を抜き、魚肉の表面にある鱗を短剣で削ぎ落とした。手間を掛け綺麗に鮭の切り身を作って、生臭さを抜く為に酒を両面にまぶし、塩を掛けて暫く放置する。時を置けば生臭さは抜けているだろう。此の際に切り身から水分が吹き出るので、これをよく拭い去る。

 此処に来るまでに採集していたしめじを解し、それから玉ねぎと人参を薄く切り分け、すっかり主食と化した麦粥を用意した。その後、生臭さの抜けた鮭の切り身に塩と魚醤で味付けし、取っ手を付けた鉄板の上に置いて鮭の切り身に玉ねぎ、しめじ、人参などを盛り付ける。その上に魔猪の肉で取った出汁を固形化させ、粉末状に砕き固形コンソメにしたものを振り掛けた。おまけで山羊のチーズも乗せておく。最後に木蓋を乗せ、火で弱めに炙った。

 

「なんだこれ……師匠、アンタなにしてるんだ? 魔術の儀式か……?」

「阿呆。どこからどう見ても料理でしかないだろうが。名は――まだ考えていないが。工程は見ていただろう、真似をして同じ事をすればいい。突っ立っていないでさっさとやれ」

 

 ケイが唖然としているが、特別な事はしていない。従者として扱う為、料理人の手が増やせるなら増やす。料理は工夫と手間を掛ければ幾らでも化けるのだ。ケイに同じ事が出来ない訳がない。

 悍ましい魔術薬など作っているのではないか、そう怪しむケイであるが、魔術の心得のない自分が魔力も何もなくやった方が安全だと思ったらしい。まるで監視でもするかのように険しい表情でユーウェインの作業を見て、同じ工程を辿っていく。おっかなびっくり、たどたどしい手付きで。

 

 それを見ながらユーウェインは今の自分が作れる物を、材料の赦す限り作っていった。

 

「――そして兄さんは言ったんです。『眠れ、永久に。貴様には地獄の底がお似合いだ』って!」

 

 ……。

 ………。

 …………何を言ってるんだ、あの幼女は。

 

 結構な時間を掛けていたから暇だったのは分かるが、なぜ旅の話などしている。呆れて止めようかと思ったが……まあ、楽しそうにしているからいいか、と頭を振って料理に戻った。

 途切れ途切れにリリィの声が聞こえてくる。本当に楽しそうに、あんなものを見た、こんな事があった、こういうものを食べたと自慢していた。エクター卿は大人の対応で相槌を打っていたが、オルタナティブやアルトリアは羨ましそうに唸ったりしているらしい。

 料理より旅で見た景色や、リリィの語る武勇伝に関心があるようだ。オルタナティブなど「おいしいご飯? おいしいとはなんだ? そんな事より――」と騎士の入手した宝剣の方に興味を示していた。

 雑な料理しか食った事がないからだろう。気持ちは分かる。飯など量が食えるならなんでもいいという価値観が根付いているらしい。アルトリアは――同じか。そんなものだろう。

 

 だが、飯は旨いものだ。いや、旨く作れるものなのだ。それを今から教えてやろう。美食の暴力で彼奴らの味覚を殴りつけてやる。……美食と粋がってみたが、ブリテン人にとっての美食だ。

 もしかするとアングロ・サクソン人はもっと旨い物を食っているかもしれないし、ローマ帝国の連中も良い物を食っているはず。所詮は大海を知らぬ小型犬だ。食は奥が深い、まだまだ精進が足りぬ。

 驕る事なく腕を磨こう。正直な話、剣の鍛錬と同じぐらい料理が好きになっていた。自分で作り自分で食べる、これぞ至福。敬愛する母には最近振る舞えていないが、卓を共にできたら至高の幸福だ。

 もう料理でブリテンを席巻し統一してやろうかとも思ったが、流石に旨い飯で転ぶ王侯など居るはずもない……と、ユーウェインは苦笑した。――独りでに笑い出した師を、ケイは胡乱な目で見る。

 

「待たせたな」

 

 言って、ケイに並べさせた皿やお椀に飯を盛り付けていく。

 アルトリアは料理()()を騎士にさせていた事に恐縮していたが、食卓に並んだ品々に目を丸くした。そして香る匂いに涎を垂らすも気づいていない。視線を釘付けにされ、オルタナティブも困惑したように出された物を見渡した。歓声を上げたのはリリィだけだ。エクター卿も呆然と鮭や粥、ローストビーフなどを見渡している。ユーウェインを見てこれはなんですかな――と、さも未知なる物体を前にしたような顔をしていた。

 

 キャスパリーグ用の小皿に品を盛りながら端的に言う。

 

「飯に決まっているだろう? ケイも食え。そして幸せは飯から始まると思い知るといい。リリィも周りは見なくていい。冷めない内に平らげろ」

「はーい!」

 

 真っ先にリリィが応じる。目の前の、仮に鮭の焼き物とでも名付けておこうか。それにフォークとナイフを入れて、一口サイズにして頬張った。「んー! 美味しいです!」と全身で感動を露わにする様に微笑んで、リリィの様子に戸惑う面子にもう一度言う。食え、と。

 戦々恐々。恐ろしく慎重に、しかし第二陣を切ったのはアルトリアだった。もともと腹を空かせていたのに、食欲を刺激するこの香り……本能が食えと咆哮して、勇気を振り絞って口に運んだ。

 

「――――!!」

 

 アルトリアの全身に電撃が奔る。

 わなわなと震え、長女はその矮躯に怨嗟を充填していく。

 話半分に聞いていた美味いという概念、その実感に聡明なるアルトリアは全てを識ったのだ。

 

 リリィは、旅の最中、ずっとこの味を食していたのだと。

 

 行方知れずになった末妹を、心底心配していた自分達をよそに――リリィだけが。

 それは、なんと非道な裏切りなのだろう。断じて赦せぬ。

 アルトリアは静かに激怒した、()()を識っておきながら自分達に散々自慢し、合点がいかず困惑していたアルトリア達を嘲笑っていたに違いない。そんな邪悪なる輩は最早妹ではない――!

 

「……リリィ。いいえ、リーリウム。以後、私はオルタに味方します。泣かされても仲裁しませんからね。これより先貴女を姉妹とは認めない。私の姉妹はオルタだけです」

「なんでー!? なんでそんなひどいこと言うの!? 人の心がないのかこのひとでなしー!」

「人でなしはそちらだリーリウム! こんな事なら私がコーンウォールに行けば良かった……!」

 

 秒で矛盾する論理崩壊済みのアルトリアである。

 もしアルトリアがコーンウォールに行っていたら、それこそ自分が人でなし呼ばわりされていただろう。そもそも呼ばれていたのはリリィだったので、アルトリアが出向く理由などなかったのだが、そんな事は関係がなかった。とにかく憎たらしいのである。絶対に赦せなかった。

 まさかの訣別に動揺するリリィは、末っ子特有のコミュニケーション技術を無意識に駆使し、自分の分をアルトリアに献上した。すると「前言撤回です、貴女は最高の妹だ……!」と、またも秒で掌を返すアルトリアだった。

 

「奴がこうまで壊れるとはな……では私も……――っ!?」

 

 口いっぱいに頬張り、歓喜と感動の涙を流すアルトリアの反応で、オルタナティブが関心を持ったらしい。どれどれと目の前の未知なる物質にナイフを入れ、フォークで口に運ぶ。

 すると口に含んだ瞬間に目を見開き、ゆっくりと咀嚼して嚥下した。様になる所作で食器を置き、オルタナティブは素直に賛辞を口にする。

 

「――騎士殿。素晴らしく美味い。これと比べれば、今まで摂ってきた食事は栄養補給以外の意味がなく、まさに作業でしかなかったと理解した。……私は今、初めて食の概念に触れたのだと思う」

「そうか。過分な賛辞だが素直に喜んでおこう」

「――しかしだ、騎士殿、私はもう少し、なんというか、雑味がある方が好みだ。これは少し……私からするとキレイ過ぎ、上品に過ぎる」

 

 本当に五歳児なのかこの幼女は……? 物言いが大人びている。ケイを見ると鼻の頭を掻いていた。彼は小声で告げてくる。オルタの奴、オレの真似しやがるんだ――と。

 実は誰かが幼女に化けているのではなかろうかと疑ってしまっていたが、そういう理由なら微笑ましいものだ。実は『ケイ兄さん』の事を、三姉妹の中で一番好いているのはオルタなのかもしれない。

 

 堪らず苦笑してユーウェインは同意を示す。実は彼の好みも()()なのだ。雑味がある方が美味いと思うが、リリィと旅をする中で自然と彼女の喜ぶ様を見る為に味を偏らせていたのである。

 ユーウェインは「どうしたエクター卿、ケイ。さっさと食え。リリィも、アルトリアもだ」と告げる。そうしてエクター卿が手を付け、大袈裟にも涙を流しながら食事を始めて、ケイもまた愕然としながら手を止められなくなるのを尻目に、オルタナティブへさりげなく近づくと耳打ちしようとして。

 一瞬、なんと呼ぶか迷う。代案(オルタナティブ)と呼ぶのは気が引けてしまい、馴れ馴れしいと思われるかもしれないが愛称で呼ぶ事にした。嫌がられたら訂正すればいいと思い切って。

 

「――気が合うな、オルタ。今度、別の物を食わせてやろう」

「………!」

「だから今は、出された物を食っておけ。残したらこの話は無しだぞ」

「承知した……っ!」

 

 なんだかんだで美味いという言葉に嘘はなかったらしく、オルタも負けじと山のように積まれた料理を胃に入れていく。三姉妹は共通して健啖家らしく、大の男であるエクター卿に負けず劣らずの量をまたたく間に平らげていった。彼女達と比べるとケイが少食に見えて仕方ない。

 貪るように食らう彼らと三姉妹、ついでにキャスパリーグから距離を置き、ユーウェインは食事風景を眺める。和気藹々とはいかず、エクター卿とアルトリアが泣いているのは異様だったが、しかし平和な光景が広がっていた。これは――この眺めは、料理を振る舞った者だけが見られるものだ。

 

 さりげに一番旨味の詰まった出汁を厨房から持ち出し、日の落ちつつある外に出たユーウェインは、調理済みの熊の掌を荷車盾から取り出すと一人で舌鼓を打った。大麦で作った手製のビールもなめる。

 うむ、と頷いた。やはりこれが一番美味い。堪らぬ。量は少ないが、料理人こそが一番美味い物を食う――この優越感は病みつきになってしまっていた。本音は人に飯を食わせるより自分で食う方が好きなので、これは誰にも譲れない密かな楽しみなのである。

 

(む……()()()()作ってみたこの麦酒は意外と会心の出来やもしれん。母上にも献上しよう……)

 

 そうして昇り始めた月の下、イケた喉越しに満悦し、ささやかな孝行を思いつくユーウェインなのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  †  †  †  †  †  †  †  †

 

 

 

 

 

 

 

 

「え……? 兄さん、帰っちゃうんですか……?」

 

 翌日、早朝。

 ユーウェインが帰郷する旨をリリィ達に告げると、幼女は眦に涙を溜めて駄々を捏ねた。

 

「い、嫌です嫌です嫌です――! 兄さんはずっとここにいてくれるって言いました!」

「言ってないぞ」

 

 こちらの発言と自身の記憶を捏造するリリィに苦笑する。

 地団駄を踏んで不機嫌を全身で表現する様は、微笑ましさしかない。隣のアルトリアとオルタが歳不相応に落ち着いている分、リリィの精神的な幼さが目立っている。こうして見るとまさに末っ子だ。

 姉二人がしっかりしているから幼いのか、リリィが幼いから姉二人がしっかり者になったのか。呆れた様子のアルトリアがリリィを諌めて落ち着かせた。

 

「話はきちんと聞くものですよ、リリィ。ユーウェイン卿は今暫くこの村に滞在してくれます。ケイ兄さんがユーウェイン卿の従者として修行に出るので、その為の準備期間を設けて頂けるようです」

「えっ……ケイ兄さんもいなくなっちゃうの……?」

「ああ。騒がしいチビ砂利どもの面倒を見なくてよくなるんだ。清々するな。お前らも口喧しい兄貴がいなくなって嬉しいだろ? オレがいない時間を楽しむんだな」

 

 寝耳に水といった顔のリリィに、ケイはさらりと告げる。

 リリィは旅の中で身に着けてしまった習慣で、食べた後はすぐに寝て疲れを取るようになっていたのだ。そのせいで昨夜、食後に設けられた話し合いの場に参加していなかったのである。

 目に見えて泣き出しそうに顔を歪めたリリィに、アルトリアは微笑して、オルタも冷たい印象の相貌を僅かに柔和なものとする。ケイなどはあからさまに笑いを堪えていた。

 

「安心しろ。五年間は俺の下で従者をさせるが、三ヶ月に一度は帰郷させる」

「う、うぅぅぅ〜〜〜! けどけど、ケイ兄さんはそれでよくても、兄さんは来てくれるの?」

「リリィ。余り無理を言うな。騎士殿……もといユーウェイン卿はウリエンスの王子らしい、こんな寂れた村に来る理由はない」

 

 三ヶ月とは子供にとって非常に長い時間だ。ケイとそれだけ離れるのも嫌だが無理矢理納得するにしても、ユーウェインはどうするのかとリリィは不安がる。そんな末妹にオルタが現実を突きつけた。

 事実ユーウェインにこの村へ足を運ぶ理由はない。以後は私事にかまける時間は殆ど無くなるだろう。ともするとリリィ達とは今生の別れになる事も有り得る。故にケイが故郷を離れる為の準備期間が、ユーウェインが此処にいる最後の期間となるのだ。

 

 両目を潤ませて唸るリリィに、ユーウェインは苦笑しながら肩を竦めた。

 

「ケイ。村を発つのにどれだけ時間が欲しい?」

「――あー、と。……七日ぐらいですかね」

 

 仕方なさそうに、ユーウェインの意図を汲んだケイがギリギリの日数を提示する。

 七日も準備に掛かる訳がない。一日もあれば上等だ。

 普通なら叱責するところだが、ユーウェインは表向き仕方なさそうに頷く。

 

「というわけだ。思い出……たくさん作ろうな」

「ぅぅぅぅ………にいさん、いなくなっちゃヤダぁぁぁ」

 

 ユーウェインの腰に抱き着いたリリィが泣き出すのに、エクター卿らも微笑する。

 これが今生の別れとなる方が、まだマシな結末なのだ。再会する時は来ない方が絶対に良い。だからこそ彼は願う。これが別れとなり、自分との思い出が綺麗な過去と化す事を。

 ユーウェインはリリィをあやすように肩に手を置きながら、アルトリアやオルタにも告げる。

 

「アルトリア、オルタ。俺がここにいる間、お前達にも稽古を付けてやる。たったの七日間だが、自衛程度は問題なく熟せるぐらいには仕上げよう」

 

 彼女達が剣を執らなくても良いように働きはする。

 だが確実な成果は約束できない。

 故に、保険だ。もし()()()()が立つ時が来てしまった時、少しでも強くなっていたら斃れる可能性を下げられるかもしれない。保険として、彼女達を鍛える。その為の七日間でもあった。

 他人を鍛えた経験はあるのか、人にものを教えられるほど大層な腕なのか、そもそも七日程度では付け焼き刃にしかならないのではないか――と、色々と突っ込むべき問題点はあるだろう。

 だが不安はない。

 師としての経験は無いが、教えられる側が優秀だ。オルタの腕は見た、そしてリリィの勘働きと感性もよくよく知っていた。アルトリアは――あんなヤンチャな妹たちのストッパーになっている以上、明白に劣るという事だけはあるまい。七日もユーウェインの技と太刀筋を見ていたら、剣技の基礎として叩き台に出来る才能が彼女達にはあるはずだ。

 斯く言うユーウェインは身体能力を除いた技量一点を見ても、彼女らの師になるであろうエクター卿を上回っている。思い込み、慢心ではないかという懸念を晴らす為、昨夜の内に軽く手合わせしたが、この確信が揺らぐ事はなかった。自身が人間の中ではどれほどの戦闘力なのか、正確に把握しているわけではない。しかしユーウェインの知る騎士達の中では上位に位置するエクター卿を、鎧袖一触に負かせるだけの差はあった。己は人の中では最上位に近いのではないか。魔境であるブリテン島で『人間の中では強い』程度ではなんの安心要素にもならないが――弱いよりはいい。明確に悪意を持って人間に接するのは、魔の者よりも人の方が桁違いに多いのだから。

 

 故にユーウェインは、彼女達に今の自分が持つ全てを『見せ』て、効率的な体の動かし方を手解きする。今後彼女達には師が付くだろう、その時に練達が早まる手助けにはなるはずだ。

 

 押し付けなのは分かっている。だが、本当は戦いの道に進んでほしくない。そうならない為に自分は働く。服の裾を掴んで離さないリリィの頭に手を置いて、ユーウェインは永遠の別れを望むのだった。

 

 

 

 

 

 

 




副題『将を射たんと欲するなら(欲してない)』

未来でファブリーズを持つ世界一位な女の子が待ってるかもしれない…。

凄まじい伸びで昨日は日刊総合二位になってました、ありがとうございます。今日も頑張って二話目書くぞぃ。できるとは限りませんが。
皆様の感想と評価が私を焚きつける…。

※いつぞやのステータスに関するアンケ結果として活動報告にあげときました。
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