獅子の騎士が現代日本倫理をインストールしたようです 作:飴玉鉛
「騎士王は暴君だッ! どれだけ上手く取り繕い、聖人君子ぶっていても、その本性は権勢欲に取り憑かれた浅ましいけだものに過ぎんッ!」
――そうだ! そうだ! そうだ!
「奴は我々の権利と、栄光ある未来を奪った! なぜだ!? 騎士王は盟友である我らの父、円卓の王と轡を並べて戦った! にも関わらず名誉の戦死を遂げた我らの父の王位を、我らが継ぐことを赦さなかった! なぜ!? なぜなんだ! 諸君らには分かるか!?」
――権力を独占するためだ! 名誉を己のものにするためだ! 権勢を恣にするためだ!
「そうだ! 現に見るがいい! 奴がブリテン王となって以来、どれだけの貴族が、同胞が不審な死を遂げたか知っているか!? 奴は自身に忠実な者以外を悉く粛清し、それを事故と言い張り闇に葬ってきた! その証左として、円卓の王達の血族は残すところ我らのみ! 裏切り者のラモラック、恥知らずのエレイン姫を除けば、もうどこにも存在しない!」
――裏切り者を赦すな! 恥知らずを赦すな!
「騎士王は暴君だッ! 奴の治世でどれだけの民が涙し、無念の内に死したか知らない者はいないだろう! 重税に次ぐ重税、軍の維持の為と称しとある村を潰し糧を得、多くの罪なき者が嘆いた! だが民の声が届く事はない! なぜなら騎士王こそが悪魔だからだ! 聖人の皮を被った鬼畜である! 諸君の記憶にも新しいはずだ、奴は移民計画と称し国民を大陸へ移住させようとしている! 移民、移民だと!? ふざけるな、そんなものはただの棄民だ! 奴は民を見捨て、先祖伝来の土地を捨てさせようとしている、そんな者が果たして王に相応しいのか!? 答えは否、否だ! そうだろう諸君!」
――然り! これ以上愚王の暴挙を見過ごせはしない!
「そうだとも! 我らは義によって立ち、愚王の暴政に苦しむ民を救う! 我らこそが正統なるブリテンの王達であると思い知らせてやろうではないか! 手始めに愚王の後を継いだ青二才、ロオ・モナークを血祭りに上げ、我らと民の怒りを示してやろう! いいな諸君!」
――応ォォオオオッッッ!
冷めた目で、驕り昂ぶる愚者共を眺める。
真贋を見分け、本心を暴く妖精眼もまた、千里眼と同じく閉ざしていた。しかし魔女の甘言に乗せられた愚物は、妖精眼を開かずとも自己陶酔に浸っているのが一目瞭然だ。堪らず失笑する。
なんと無様なのか。音頭を取る者がぶち上げた口上も、自身が囁いた台詞と殆ど同じで、独創性の欠片もなく、知能が絶望的に低いことを示している。こんな者が文句の付け所のない実績を挙げている王を侮辱する様は滑稽であり、縊り殺してやりたくて仕方なかった。
下郎共の決起集会だ、これは。なんと無様なのだろう……この場の下郎共はまるで気づいていない。自分達が騎士王に
妖妃もまた気づいていた。
いや、信じていると言うべきか。騎士王なら自身の暗躍を確信し、何をしようとしているのかを看破しているだろう、と。その上で粛清すべき膿を出し切る為だけに見逃されているのだと。
下郎共は酔っている。自身らの不満を正当化する大義名分を得て、錦の御旗として騎士王の実母である妖妃を迎えられたことで――円卓や大王夫妻が不在である故に勝てると思い込んでいる。
馬鹿め、と思う。仮に上手く事が運んだとしても、この場の下賤なる低能共では騎士王の長子には勝てない。ブリテン島にはロオ・モナークとアニル・ペンドラゴン、グウィネスが残っているが、そのいずれもが単純な実力では円卓の騎士に匹敵しているのだ。
そして保険として――
下郎共は戦場を知ってはいる。しかし円卓の騎士が実際に戦った戦争は知らない。
だから奴らは思い違いをしている。如何な騎士王でもローマには勝てない、と。叛乱を知っても駆けつけては来れない、と。奇跡が起こってロオ達に勝てたとしても――帰還してきた騎士王に容易く根絶やしにされるなどと想像もしていない。仮に大陸から騎士王が駆けつけるような事態になっても、大軍であれば勝てると思い上がっていた。
――そんな甘い幻想はイングランド統一戦争で露と消えているというのに。
英霊ニコールの霊基を取り込んだ事で、騎士王の継戦能力は倍増している。今の騎士王なら大軍が相手でも問題ない。体力を温存した省エネの攻撃で、ブリテンが投入できる戦力までなら根切り可能なのである。故に王道で対騎士王戦を乗り切りたいのなら――
円卓級の戦闘技能者を最低でも八人。捨て駒として雑兵を三十万は投入しなければならず。騎士王は分が悪いと見たら体力が残っている状態で阻止不能の撤退をしてしまうであろうから、彼が撤退できない条件を揃えねばならない。叛乱軍にはそのどれもが欠如していた。
なんと愚かなのだ。これだから有象無象の人間は、どうしようもなく醜い。
そう――モルガンは人間が嫌いだった。
弱い者も、醜い者も、平等を謳う綺麗事も、平和を願う惰弱も嫌いだ。
こんなにも弱く、醜く、ハリボテの近視眼的な大義に酔い、薄っぺらい平和を唱える愚者どもが、このモルガンの死出の旅の道連れなのかと思うと可笑し過ぎて笑う気にもなれない。
(
失笑する、妖妃ならざる魔女。
懐古した。過去を懐かしみ、古き己を思い返す。嘗てモルガンは思い詰めていた――ティンタジェルの娘イグレインに宿った妖精であり、ブリテン島の神秘を継承する己こそがブリテンの真の王なのに、ブリテン王になれなかったことに憤怒していた。
父王ウーサーが画策してデザインされた者を憎み、己に従わぬ人間も憎み、享楽的な妖精を憎み……己の渇望を満たす方法を考え。結果として、よもや己の血を分けた子に可能性を垣間見る事になったのは今になっても不思議で、愉快だった。
我が子を己の分身に見立て、子が王になれば己の願いが叶うと思い、それは叶った。子の治世は甘ったるく、支配者らしからぬ政策には不満もあったが、長期的に見れば合理的だと納得した。
渇望は満たされた。己の分身が王として不朽となった事に満足し、単なる駒から偉大な戦士へ進化した様に満足し――いつしか心底から愛し、
其れは神聖にして究極の聖数字たる三と、三を三つ掛けた数字たる九を宿す神性が原因である。己には三つの人格があり、満たされた第一人格は眠りについて、抑圧されてきた魔女が顔を出したのだ。
淫蕩で、自分勝手で、残忍な性質が強調された人格が、今のモルガンには顕れている。
とはいえそれでもモルガンはモルガンだ。記憶も経験も、能力も感情も、全て主人格と共有しているし、別人格ではあっても別人ではない。違いがあるとすれば、それは趣味嗜好だ。これまで表に出ていたモルガンが、戦女神モリガンの性質を色濃く現したものだとすれば、今のモルガンは最上位の妖精として自分本位な性質を現している。
これは単に、満たされた妖妃モルガンが、最後に『悪として滅ぼされる』に相応しい自分に替わっただけの事であり。魔女モルガンもまたその結末を良しとしていた。
だが最期を受け入れるとしても、本気で抗わぬわけではない。妖妃が今の今まで我が子の母というスタンスを崩さなかった故に沈殿し、溜まり続けた欲望を満たしたいと魔女は思っている。故に魔女は己の目に適う唯一にして最高の男――騎士王を己の物にしてやろうと考えた。
自分の子に肉欲を向けるなど……まさしく邪悪な魔女そのものではないか。余りに淫靡で、汚らわしく低俗で……踏み潰される者に相応しい。何よりあの男のことだ、実の母にそうした目で視られたら、嫌悪感の余り鳥肌を立たせてしまうことだろう。
……嫌われてしまって、躊躇わず刃を振り下ろされたい。
同時に
ロオは殺さない。アニルも、グウィネスもだ。叛乱を起こす下郎共だけでは蹴散らされるだけだが、自分が加われば盤面は覆る。あの三人を人質にすれば勝率は更に上がるだろう。
今のモルガンの計算では、騎士王に対する
「ふふふ……」
漆黒の魔槍を手に、久しく袖を通していなかった戦装束を纏っている。
大胆に胸元から下腹部までが開いたドレスだ。素顔も晒し、漆黒のティアラを戴いて、愛息の好みであるポニーテールに髪を纏め、黒いリボンで結っていた。
誘惑する。聖者である愛息を堕落させる。その時のことを想うと、下腹部が熱くなり、熱い吐息を溢してしまった。頭の片隅で呆れる妖妃に、魔女は嘲笑する。最高に美しい姿で愛する者を迎えたい、女であればそう願ってもいいではないかと、白々しく嘲笑ってやった。
我が子に劣情を向ける悪しき魔女……滅ぼされるにはうってつけの絵面だ。
「紹介しよう、彼女はわたしの妻となる、ブリテン王国の真の女王! 真に国を想うモルガンだ!」
叛乱軍の頭目……名前は忘れた。髭面の間抜けな男に妻呼ばわりをされ、モルガンは完璧な微笑の裏で苛立ち、殺意を覚えながらも立ち上がって、諸侯に向けて手を振ってやる。
奴らの話などまるで聞いていなかったが、愛想ぐらいは振り撒いてやろう。どうせ掃き捨てられる塵どもなのだ。ゴミ箱に捨てられる前に、少しぐらい夢を見せてやってもいい。
……いや、やはり駄目だ。その少しの夢も、見せてやるのは勿体ない。
「――であるから――そして――ゆくゆくは――わたしが王として――無論諸君らにも王位を――」
「………」
自己陶酔に浸りながら下手糞な演説を続ける愚者に呆れる。ほぼ全て聞き流しているが、いい加減律儀に付き合ってやるのもバカバカしくなった。モルガンの慈悲は高額だ、少しの夢も高くつく。
もういい。もう隣に立つのも億劫で、煩わしさしかない。モルガンは魔術触媒でもある魔槍をさりげなく揺らめかせ、諸侯へ幻術を振り撒いた。まるでこの場にモルガンが居続けているかのように錯覚させ、モルガンはやれやれとかぶりを振りながら堂々と退出する。
もうすぐ叛乱軍は行動を開始する。叛乱の声明をぶち上げ、王都キャメロットに向け進軍するのだ。それまでは一人になりたい気分である。有象無象に時間を割くのも阿呆らしい。
虚栄心の塊のような、無駄に飾り立てられている粗悪な宮殿から出て、空を見上げる。
今頃騎士王は大陸にいる。早く会いに来てほしいものだ。きっとその頃には素敵な満月を見上げることができるだろう。そう思い、陶然とした笑みを溢して――モルガンは笑みを凍りつかせた。
「――お婆様ッ!」
自身の許に超速で駆けつけてくる気配を察知したのだ。
そしてそれは瞬く間に自身へと接近し、止める間もなく目の前までやって来てしまった。
「も、
それは自身の孫娘である。
ギャラハッドと共に聖杯探索へ出ているはずの……妖妃の罪の形の一つ。
贖罪としてあらん限りの愛情を注いだ孫娘が現れた事に、モルガンは動揺してしまう。
あからさまに狼狽えるなど、とんだ醜態である。
しかしそんな事になどまるで頓着せず、孫娘は明らかに焦った様子で彼女に詰め寄った。
「オレが此処に来た理由なんかどうだっていいだろ! そんなことより、聞いたぞお婆様! どういうことなんだよ! なんで……なんでお婆様が、父上に歯向かうクソッタレな叛乱軍に与してんだ!」
なぜそれを。
どこで。
誰に聞いた。
疑問が渦を巻き、モルガンは瞬時に冷静さを取り戻す。
「……お前はどこで私の居場所を知った? 答えよ」
険しい顔で、有無を言わせぬ強い語気で問い詰める。
モードレッドはモルガンに怒気をぶつけられ怯む。自分の知らない貌をしているモルガンに気圧されたのだ。家族であり、最も大事に想っている身内に訳の分からない恫喝を受けた故の反応だ。
「ど、どこでって……そ、そんなもん、
「………」
呆れた答えで、呆れた怪物ぶりだった。
まさか本気で隠れていたモルガンの居場所を――気配を辿った、というだけで見つけてしまうとは。意味がわからない、しかし納得のいく答えでもある。流石は星の申し子だ。
二の句を見失って口を噤んだモルガンに、モードレッドは再び噛み付く。
「って、そんなこたぁ別にどうだっていいだろ……!? なあ、なんでだよ……なんでお婆様が叛乱軍なんかに与してんだ……!?」
「……答えてやってもいい。だがその前にモードレッド、お前から私の疑問に答えよ。お前と共にいたギャラハッドはどうした? なぜ私に会いに来た。どこで叛乱軍の存在を知った」
「ホントか? ホントに答えてくれんだな? オレ、お婆様の為を思って止めに来たんだからな、絶対にワケを答えてくれよ!」
「分かったから答えよ、バカ孫め」
妖妃という人格から魔女に切り替わっているモルガンの様子に戸惑っているモードレッドだが、本人であることには違いない。詰め寄ってくる孫娘の頭を押し返し、うんざりしながら急かす。
モルガンは焦っていた。彼女はモードレッドを巻き込むつもりはない。寧ろその逆、遠くで勝手に幸せになって死んでしまえと思っている。もう二度と会うことはないと思っていたから。
にも関わらずモードレッドの方から来てしまった。全く以て――堪らない。早く追い返さねば……モルガンは必死に知恵を絞り、そんなモルガンの焦りも知らずにモードレッドは言った。
「
「………………はぁ?」
「時間制限があるのにお行儀よくしてらんねぇって、ギャラハッドもキレッキレだぜ。流石はオレの見込んだ男だろ? へへっ……」
モルガンは絶句した。なんだその……なんだ? 丸っきり脳筋ではないか。そもそもどうやって天界へ続く道を見つけた。誘い込まれているのでは? いやそれは悪手だ、ギャラハッドがその道を見つけてしまったのは、人理にとっては極めて危険だから。ギャラハッドを天界から帰さずとも、モードレッドを通じて天界の話を騎士王が知れば、座標を特定されて人理が斬られかねない。
別に人理がどうなろうと知ったことではないが、それでは駄目だ。神代回帰に至る道筋がモルガンには見えたが、そんなものは最早どうでもいい。極上の欲望を叶えられるかどうかの瀬戸際なのだ、人理なんてものに関わるつもりは今のモルガンにはなかった。
人理がギャラハッドを迎えるメリットはない。ならば完全に事故、あるいはギャラハッドの運だろう。凄まじい運気と行動力だ。あの思い立った瞬間の行動力は、若き日の騎士王そのものである。
「だからオレは今一人で、お婆様にも報告したくて会いに行こうって思ったんだ。もうすぐ聖杯ってのも手に入りそうだし、お婆様も父上のところに一緒に行こうぜって誘いに……」
「………」
「……そんでお婆様の気配を辿ってきてる途中に、腹ごしらえしに入った酒場で騎士共が話してるのを聞いちまったんだ。お婆様が、叛乱軍に与してるって……速攻ソイツらをぶちのめして詳細を聞き出した、まさかと思ってお婆様のとこに来たら本当で……なあ、なんでだ?」
「チッ……」
「なんでこんな馬鹿なことしてんだよ!? 父上はお婆様の息子だろ!? それに、
本当にどこまでも間抜けな……下郎共は部下に機密すらも守らせられないのか。
とんだ無能である。分かってはいたが、ここまでくるといっそ愉快だった。
モルガンは瞬時に論理を構築し、モードレッドを騙しに掛かった。ほとんどを真実で塗り固めた、いや……全てを真実で騙る。下手な嘘も、上手い嘘も吐くべきではない。
「案ずる必要はないぞ、モードレッド。私がこうしているのは全て計画通りのことだ」
「え……? 計画、だって?」
「そうだ。先王ユーウェイン・モナークはな、自身がローマ遠征に出た後に、燻っていた反乱分子が決起する事を予期していた。故にその動きを助長する為に退位を強行し、現王に王冠を譲ったのさ。そして私はその反乱分子を一つに纏め上げ、一度に全てを掃討する手助けをしたまで。イヴァン……いいやユーウェインは私の行ないの全てを知っている。叛乱が起こったと知れば即座に駆けつけ、反乱分子は一掃されるだろう」
「そ、そうなのか……? 確かに……雑魚共に父上の裏を掻けるわけねぇし、やろうとしてる事も分からなくも……じゃ、じゃあお婆様は、馬鹿共が叛乱を起こした後、どうすんだ?」
「無論、ユーウェインがアレらを始末するまで何もしない。その後にゆるりと再会しようと思っている。だからなモードレッド、お前はギャラハッドが帰るのを待て。折角帰ってきた時に、お前がいないのでは奴も落胆してしまうだろうからな」
「う……」
モルガンは出来る限り優しく言い含めた。どうか関わってくれるなと、切に願いながら。
これより始まるのは、最後の審判。そこにこんな馬鹿孫を巻き込むつもりはない。もし馬鹿孫が乱入すれば、どう転んでもややこしくなる。折角……折角上手くいきそうなのだ、孫娘は邪魔だった。
魔女らしからぬ言い草は、しかしモードレッドにとっては慣れ親しんだものだ。故に彼女は暫く考え込み……モードレッドはモードレッドらしく、単純明快な答えを出した。
「ギャラハッドの奴は待たせてもいい。少し待たせたぐらいで怒るタマじゃねえし、どうせオレも父上には会うつもりだったんだ。ならお婆様と一緒にいた方がいいだろ? 雑魚共は適当に誤魔化して、オレはお婆様に付き従う騎士って事にすりゃいい」
「ッ………! それでは駄目だッ!」
「え? な、なんでだ? 怒らないでくれよぉ……」
なまじ単純なだけに反論が難しい。頭に血を上らせて怒鳴ってしまうと、小娘の容貌のまま成長が遅れている孫娘は、涙目になってモルガンを見上げてきた。もどかしい……どうしてくれよう。
どうしたら……どう言えばいい。力尽くで言うことを聞かせられるものではないし、変に実力行使をしたら思惑を気取られ致命的になる。モルガンはなんとか考えを纏めようとするが、しかし。
――
『今ここに宣言する! 我らは正義の旗を掲げ、暴虐なるユーウェインの支配から脱し、その支配を引き継いだロオ・モナークに正義の鉄槌を下す! そして我ら正統なる諸王が、ブリテンの王権を手に入れるのだ!』
――呼応して雄叫びを上げる者ら――叛乱の宣言――
「ぁ……っ」
――何かに気づいた、兜の騎士――
「………? ッ………!? なっ、ん……だと……!?」
――兜の騎士の反応を訝しみ、その視線の先を見遣って驚愕する魔女――
「ブリテン王国最高意思決定機関、席次第一位、ユーウェイン・モナークの名に於いて宣戦布告を受諾する。先代ブリテン王の権限を以て今此処に宣言しよう――貴様らを、鏖殺する。一人残らずだ」
城塞を一望できる丘の上に。
漆黒の鎧に身を包んだ白馬アストラに跨った、漆黒の獅子騎士が其処にいて――あたかも
大軍で持久戦なら勝つる!の法則が効かなくなった悪逆な愚王()ユーウェイン
vs
正義()の名の下に革命を起こした(直後の)愉快な仲間達
ファイっ!
拙作群の中で、本作の完結後にやるとして、更新再開してほしいものは?数多い順に検討してみます
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