真・仮面ライダー-----終章-----『仮面ライダーワールド序章(プロローグ)』 作:狼と踊る男
地空人(男)「おぉ~よく来てくれた。『瀬川 耕司』」
耕司 「お久しぶりです」
場所は変わり一同はベリーの先導の元『地空人の世界』へと足を運び、出迎えてくれたのはかつて耕司に改造手術を施した男女であり、同じように一同にも快(こころよ)く出迎えてくれた
ちゆ (この体・・・植物と一体化している!?)
地空人(女)「驚かれましたか?」
ちゆ 「えっ!?いやその・・・」
地空人(女)「いいのです。私達地空人は大地と一体化して生きているのです」
地空人(男)「私達にとってはこれが自然な事なのです」
ちゆ 「そう・・・なんですか?」
耕司 「分るよ。俺も初めて彼らを見た時同じように思ったから?」
ひなた「う~~ん!!それにしてもここって空気がおいしいねぇ~!!マイナスイオンを感じるぅぅ~~・・・」
のどか「そうだね?ここの空気を吸ってると・・・なんて言うか・・・『生きてる』って感じがするよ・・・」
あゆみ「うん!!マイナスイオンは分からないけど、言いたい事は分かるね?」
ラビリン「・・・・・・」
のどか「ラビリンどうかしたの?」
ひなた「ニャトランとペギタンも何かだんまりしちゃってるけど調子でも悪いの?」
ラビリン「何だか・・・『ヒーリングガーデン』を思い出す場所ラビ?」
あゆみ「『ひーりんぐがーでん』?」
ちゆ 「あぁペギタン達は『ヒーリングガーデン』ってところからやってきているの。ラテと一緒にね?」
あゆみ「そうだったんだ?どんな所なの?」
ちゆ 「私達も行った事は無いから分からないけど、ペギタン達の話だと自然豊かな綺麗な所らしいわ?」
あゆみ「へぇ~」
ペギタン「雰囲気は違うけど、どこかにてるペン?」
ニャトラン「空気が似てるよな?肌に感じる力とかさ?」
ベリー「それもそうだろうな?なにせ『この世界』も『ヒーリングガーデン』同様地球が生み出した世界だ」
ラビリン「そうだったラビ!?」
ベリー「普段は決して交わる事が無い。互いに不用意な接触は極力控える事を決めている。だから君達も僕らの事はプリキュアと違って伝承で少し聞くぐらいしか知らなかったんじゃないか?」
ペギタン「そう言われればそうペン?」
ニャトラン「俺達も地空人の事はテアティーヌ様からちょっとしか聞かされなかったな?」
耕司 「それで、俺達を呼んだのは一体どういう要件なんですか?」
地空人(男)「うん・・・あなた方の戦いはすべてこの場所からも見ていました。彼女達が伝説の戦士『プリキュア』であり、ここより未来から来た事も・・・」
のどか「はい。私達も元の時代に帰らないといけないんです・・・きっと家族が心配してて・・・」
地空人(女)「それなのですが、地球の力を借りて『時の精霊の力』を引き出す事が出来れば、あなた方が元の時代に戻る事も可能でしょう」
のどか「『時の精霊の力』?」
今の発言にのどかはこの時代に来るきっかけになったボトルを思い出し、ポケットから取り出し地空人に見せると、どうやら『時のボトル』の事で合っていたようで、続けて地空人は
「地球の力を借りる」という言葉の詳しい内容を説明し始める。それはどうやら地球の力を強く引き出せる場所があるらしくそこに赴(おもむ)き、『時のボトル』を使うという事であった
ちゆ 「その場所というのは一体何処ですか?」
地空人(男)「地球の『すべてを生み出す力』が強く引き出せる場所・・・」
地空人(女)「それは・・・『河童山・ヒョウタン池』です」
ちゆ 「『河童山』・・・」
のどか「『ヒョウタン池』・・・」
ひなた「・・・って何処?」
あゆみ「耕司さん。その山って知ってます?」
耕司 「その山なら前に調査で行った事があるから案内出来るな?」
ひなた「良かったぁ~それなら何とかなりそ?」
耕司 「しかし・・・地球の力を引き出せる場所・・・それらしき場所を見た覚えは無いな・・・」
ひなた「ガ~~ン!!・・・」
地空人(女)「それなら大丈夫です。その場所までの案内はベリーがしてくれます」
ベリー「僕はその場所を知っている。山に着いたらそこからは任せてくれ」
のどか「よろしくねベリー?」
ちゆ 「頼りにしてるわ?」
ひなた「マジよろしくで!!」
ベリー「あぁ。しかし、ここから『河童山・ヒョウタン池』までは距離がある。一度登山の準備をしてきた方がいいだろう?」
耕司 「そうだな?ではお二人共。俺達はこれで・・・」
勝 「ちょっと待ってくれ!!」
耕司 「勝?」
勝 「僕が望月博士に改造されて、山を彷徨っていた・・・その時に助けてくれたのはあなた方だとベリーから聞きました・・・それは本当なんですか?」
地空人(男)「本当の事です」
地空人(女)「『フォグ』と戦えるも者が他におらず、地球を守るためとはいえ、あなたには申し訳ない事をしました・・・」
勝 「それは違います。ベリーからその事を聞いて僕はあなた方には感謝しています。そのおかげで僕はネオ生命体と戦う力を改造された力だけでなく、この地球の力『Jパワー』を宿し、宏君を守る事が出来た。ありがとうございます!!」
勝は深く頭を下げ、その様子に地空人の二人も若干困惑しながらも「頭を上げてください」と促(うなが)し、勝が自分達に恨みを抱いている訳ではない事にはやはり安堵したのかその表情は心なしか明るかった
そして勝は続けて、尋ねる
勝 「先ほどあなた方は僕達の事を『見ていた』と言っていましたね?でしたら教えてください!!『ネオ生命体』を蘇らせた黒幕について何かご存じないですか!?」
勝の問いに地空人二人の表情は芳(かんば)しくない・・・地空人達にも詳しくは分からないらしい・・・ただそこに割り込んできた真とあゆみの一言で心当たりが一つだけ出てきたようだ
真 「そう言えば結城が『ネオ生命体』と一緒に『銀色の変な奴』を見たって言っていたが、もしかしたらそいつが?」
あゆみ「そう言えば『王様が蘇らせてくれた』とも言ってましたよね?私もさっきネオ生命体と戦う前に銀色の怪人を遠目でしたけど見たような気がします」
地空人(女)「『銀色の変な奴』と『王様』が同一の存在なのかは私達にも分かりません・・・ですがもしや『世紀王』の事かもしれません」
真 「『せいきおう』?」
ベリー「エコー。君が持つ『BLACK』のエレメントボトルがあるだろう?」
あゆみ「えっ?これ?」
ベリー「そのボトルの力の主。『仮面ライダーBLACK』・・・彼もまた『世紀王ブラックサン』と呼ばれる存在だ。そしてそのBLACKと対(つい)になるもう一人の世紀王それが『シャドームーン』・・・」
あゆみ「『シャドームーン』・・・」
のどか「ちょっと待って!?じゃあもしかしてそのシャドームーンって怪人がまだ残ってるって事なんじゃ!?」
ベリー「そこまでの事は僕らにも分からない・・・ただ・・・世紀王の力は強大で、怪人を蘇らせる事ぐらい簡単にやってのけてしまうかもしれない」
ひなた「嘘でしょ!?まだ終わらない訳!?」
ちゆ 「『世紀王シャドームーン』か・・・厄介そうな相手が残ったものね?」
ベリー「まだシャドームーンが黒幕と決めるのは早い。何故ならシャドームーンは『仮面ライダーBLACK』そして『仮面ライダーBLACK RX』が倒したからだ。もしかしたら全くの別の存在かもしれない」
ちゆ 「そう・・・」
あゆみ「じゃあもしかしてちゆちゃん達が話してくれた『ビョウゲンズ』の首領の『キングビョウゲン』が黒幕とか?」
ちゆ 「その可能性は低いと思う。あゆみもダルイゼンに言ってたけど、『ビョウゲンズ』の目的はあくまで『地球を蝕む事』で『地球の破壊』ではないわ。これだと矛盾しているもの?」
あゆみ「そっか・・・」
耕司 「その事なら君達は気にしなくていい。黒幕の事は俺が調べる」
のどか「そんな!?耕司さん!!今更水臭い事言わないでください!!私達も地球のために戦います!!」
耕司 「のどかちゃん。君の気持ちは嬉しい。でも未来から来た君達がいつまでもこの時代にいてはいけないんだ」
のどか「でも・・・」
耕司 「この時代の事はこの時代の俺達に任せればいい。それにのどかちゃん達は俺達の事、信用出来ないかい?」
こう言われると「それは違う」と即答で答え、「それでいい」と耕司ものどかの頭を撫で、のどかも心残りではあるが過去の世界の事はこの時代の者達に託す事を決めこの話は終わりを迎え、一同は地空人達に別れを告げてこの世界を後にし、一先ず真と新が暮らす山小屋へと場所を移し耕司の指示の元で登山の準備を進める事となったのだった
地空人の世界から戻り風祭親子の暮らす山小屋にやってきて、一足先に『結城 卓也(ゆうき たくや)』が戻っていたため結城は一同を出迎え事の顛末を聞き、あゆみ達の事情・河童山へと向かう事を聞いた処であった
結城 「それじゃあ君達は明日にも未来に帰る訳か?」
のどか「そうなりますね?」
ちゆ 「そう思うと少し名残惜しいですが、私達にも私達の日常がありますし・・・」
ひなた「それに新君と真さん見てたらウチらも家族に会いたくなっちゃって・・・」
結城 「無事に帰れるといいな?それにしても真も本当によかったな!?」
真 「結城・・・」
結城 「これでもう『財団』に狙われる事も無いだろうからなぁ~・・・これで死んだ愛ちゃんや親父さんに心配かける事も無くなったな?」
真 「だといいんだが・・・」
結城 「そうに決まってる!!だってお前と新の体にはもう改造兵士の力は無いんだろう?だったら狙ってももう意味なんてないはずだろう?」
セーラ「そうかしら?そうとも言えないわ?」
結城 「えぇっ?」
あゆみ「どういうことですか?」
セーラ「改造兵士の力が無くなった何て口で言ってもそんなの信じる訳が無いし、財団がそんな事知る由(よし)もないわ?実際に施設で検査して出された結果でも用意できなければね?それに『不思議な力を持った少女達が人間に戻した』何て話を誰が信じられるのかしら?」
セーラの言う事も尤もな話だ・・・セーラ自身は今の話は当事者で、実際に現場を見ている。だから信じられるが、現実にありえない事・常識だけで考えて常識だけで解明できる事でなければ信じない事。つまり人間という生き物は『言葉』だけでは信じられないのだ。真実を公言しても現物を用意できなければそれは虚言(きょげん)で終わってしまう・・・真実があまりにも常識外れだった事ならなおさら無理やり常識を当てはめて、『でっち上げ』で出来たモノを真実として無理やり納得させてしまう。だから厄介なのだ
あゆみ達もセーラの言葉に口を閉じてしまい、風祭親子の置かれた状況はむしろ悪化したといってもいいだろう。なにせ物理的に戦う力を失ってしまったのだから・・・
財団もCIAも結局は力押しで攻め込んでしまえば改造兵士の力を失った親子には全く歯が立たない存在であり、真も『人間に戻った』事で正直浮かれてもいたためこの話は正直心に堪えたであろう・・・
セーラ「仮に財団が今の真を見つけて連れて行ったところで今度は元の体に戻った原因を探ろうとまた人体実験を繰り返すでしょうね?身を隠す事をお勧めするわ?ただ・・・もう誰にも見つからないようなところを探した方が良いわよ?」
セーラの言葉に真は口を開けない・・・考えがまとまらない・・・答えなんて無い・・・そんな中、顎に手を当てて考えていたちゆが手を上げながら真に声をかけた
ちゆ 「あの真さん?行く当てが無いのでしたら、私の家に来ませんか?」
のどか「ちゆちゃん!?」
ペギタン「ちゆ!?なんて事を言ってるペン!?男を連れ込むなんて!?」
ちゆ 「えっ!?」
ひなた「ふ~む、ちゆちーは年上好きか・・・」
のどか「その・・・恋してる?って感じ?」
ちゆ 「えぇっ!?違う違う!?そうじゃなくて!?新君の事も考えると落ち着ける所がいるでしょ!?身を隠すって意味でも20年以上もこの世界から姿を消せれば都合がいいと思ったからで!?っていうかそれならあゆみのポジションじゃないの!?」
あゆみ「えぇっ!?私!?」
ひなた「あぁそっか?パターンで見れば・・・あゆみっちって真さんの事になると真剣だったし・・・」
あゆみ「いや確かに真剣だったし、憧れみたいなモノは想っているけど、その恋とかそういうんじゃなくてね!?」
真 「その、なんだ・・・俺もその・・・愛以外には考えられなくてな?すまない」
あゆみ「へっ!?あっいや・・・良いんですけど・・・なんか告白した訳でもないのに振られたみたいで複雑なんですけど・・・」
真 「しかし沢泉(さわいずみ)?『ウチに来るか?』って言っても家の人に何て言うつもりなんだ?」
ちゆ 「それ何ですけど、私の家は旅館を経営してますので、住み込みで働く事も出来ますし、新君の事もちゃんと考慮出来ますから何かと都合も良いと思いまして?どうでしょうか?真さんの事もはぐれたラテを見つけてくれた子連れ就活生という事にすれば色々察して深くは追及してこないと思いますし・・・」
真はちゆの提案に『乗る』か『降りる』か迷う・・・財団の事を考えれば万が一ちゆの家族にも何かしらの被害が出てしまう事も考えると迷惑を掛ける事はしたくないというのも本音ではある。
しかし、これからの事も考えるとこのまま結城に頼るだけという訳にもいかないし、何より成長した新の未来を考えると、このままの生活はどうだろう?という事もあった・・・
少し悩んだ末に真はちゆの提案に乗る事を決断し、風祭親子ものどか達が未来に帰る時に一緒に『すこやか市』に行く事に決まったのであった・・・
翌日の事である・・・
場所は風祭親子の住む山小屋を今朝移動して、現在は『河童山・ヒョウタン池』である
ヒョウタン池が見える場所まで来るとそこからはベリーの先導の元に進んでいき一同はゆっくりとしたペースで進んでいき、道中適度に休憩も挟んでいた・・・
のどか「ふぅ~・・・」
ラビリン「のどか。大丈夫ラビ?」
のどか「うん。大丈夫。ありがとうラビリン」
ちゆ 「疲れたら遠慮しないで言って?登山では思っている以上に体力を使うから?」
のどか「分かった」
ひなた「いやぁ~それにしてもいい眺めですなぁ~疲れたけど?」
あゆみ「ベリー。目的の場所ってあとどれぐらいなの?」
ベリー「もうしばらく歩く。少しここで休憩を挟んだ方がいいだろう?」
耕司 「皆!!少し休憩するぞ!!」
休憩するために近くのその場で各々(おのおの)座りだし体を少しでも休める。耕司は地図を広げ通ってきたルートとこれから進むルートの確認をベリーとしており、他のメンバーは雑談をしたり、水分やカロリーを摂取していた
真 「ベリー。俺達が探している『地球の『すべてを生み出す力』が強く引き出せる場所』っていう所はどんな場所なんだ?」
ベリー「僕も噂でしか聞いた事が無いんだが、この地球とは別の世界『光の園』と呼ばれる世界にある『光の祭壇』と呼ばれる場所と似た作りになっているらしい?肌で感じられるほどに神秘的な場所らしいぞ?」
真 「『光の祭壇』・・・」
ひなた「っていうか?『光の園』なんて世界があるんだ?ニャトラン知ってる?」
ニャトラン「うんや。初耳だな?」
ベリー「『光の園』からはこの地球の事を『虹の園』と呼んでいるらしい?噂では『光の園』にもプリキュアの伝説があるとかないとか?」
ひなた・ニャトラン「へぇ~」
あゆみ(あれ?『光の園』のプリキュア・・・確かキュアブラックとキュアホワイトの事だったような?・・・どうだったっけ?)
そんなこんなでほどなくして休憩も終わり一同は再び歩き出し、『光の祭壇』と似た場所を目指しベリーがその付近に差し掛かった頃からラビリン達妖精達とJパワーを宿す『瀬川 耕司(せがわ こうじ)』と『麻生 勝(あそう まさる)』の二人も何かを感知し、更に進みだすとのどか達もその神秘的な力を肌で感じ始めていた・・・
ラテ 「アン!!」
ラテが思わず先頭を切って走り出す。のどか達がそれを追いかけラテが止まるとその先にはここから先『11年後の世界』でなぎさ・ほのか・ひかりの3人も訪れる場所へと一同もたどり着きベリーも「ここだ」と断言した事で目的地に着いた事を理解した
のどか「それでベリー?ここからどうすればいいの?」
ベリー「あぁ。これから」
勝 「待て!!」
のどか「勝さん?」
勝 「・・・出てきたらどうだ!?すぐ近くにいるのは分かっている!!」
勝は突然叫ぶ。いきなりの行動だったため一同が混乱する最中、一同の背後から姿をくらましていたダルイゼンが現れ戦えない真・新・結城。ただの人間であるセーラの4人の前に飛び出し変身できるように構えるのどか達と耕司・勝であったが、ダルイゼンの顔色があまり良くなかったようで思わずのどかは「大丈夫?」と尋ねてしまっていた
ダルイゼン「大丈夫な訳ないじゃん?ここの空気って俺達『ビョウゲンズ』にとっては最悪な環境だし?・・・ねぇ?もしかしてこれから元の時代に戻るつもり?」
あゆみ「だったら何?」
ちゆ 「邪魔をしに来たの?」
ひなた「アンタには容赦しないし!!」
ダルイゼン「おぉ怖い怖い。そんなに睨み付けてたらシワが出来るよ?」
警戒していたためか険しい顔になっていた3人はダルイゼンの『シワ』発言に思わず表情が崩れ額を触り、表情を意識して構えを解いてしまう
のどか「それで結局あなたは何をしに来たの?」
ダルイゼン「元の時代に帰るなら俺も連れてってよ?」
ダルイゼンの発言に一同は「はあっ~!?」と声を上げてしまう。そりゃそうだ
ダルイゼン「駄目?」
ラビリン「なに図々(ずうずう)しい事言ってるラビ!!それにどうしてラビリン達があなたを送っていかないといけないラビ!?」
ひなた「そーだ!!そーだぁーー!!」
ちゆ 「あれほどの事をしておいて流石に虫が良すぎる気がするわね?」
ペギタン「僕も反対ペン!!」
ニャトラン「俺もだぜ!!」
あゆみ「そうだね?私も流石に助けようとは思えない!!」
ダルイゼン「あっそう?まぁこの時代にはまだシンドイーネもグワイワルもいないから五月蠅(うるさ)くなくていいんだけど、誰もいないと地球を蝕むのを俺だけでやる羽目になるのはめんどくさいんだよね?」
ラビリン「そんなの知らないラビ!!」
ダルイゼン「でも、俺をこの時代に残したらお前達の方が困るんじゃない?」
あゆみ「どういう事?」
ダルイゼン「浄化出来る訳?俺達『ビョウゲンズ』を『仮面ライダー』がさ?」
ちゆ 「それは・・・」
ひなた「あぁ~!?そうだった!?」
ダルイゼン「それにこの時代じゃ本来俺は生まれてくる事も無いんだ。俺がこの時代を蝕んでいけば、お前達のいた時代はどう変わっちゃうのかな?」
ダルイゼンの発言に思わずちゆ達は口を閉ざし、尤もな指摘を受けて軽く唸(うな)っている
のどか「分かった。一緒に帰ろう」
ちゆ・ラビリン「のどか!?」
ひなた「何で!?」
のどか「でも約束して?元の時代に帰るまでは私達の邪魔を一切しないって・・・」
ラビリン「何言ってるラビ!?ダルイゼンが約束なんて守る訳無いラビ!!」
のどか「困るのはダルイゼンも一緒みたいだし、私達もダルイゼンを残していったら大変な事になる。それを分かってて断る事が出来ないって知っているからダルイゼンだって私達の所に来たんだと思う」
ダルイゼン「さぁ?どうだろうね?」
のどか「ここで浄化する事だって出来ると思う。でも・・・」
ダルイゼン「『でも』何?」
のどか「私達の決着は・・・私達の本来の世界で着けるべきだと思うから」
ダルイゼン「あっそ?それはどうでもいいんだけど、お前がそうしたいんならそれでいいんじゃない?俺は楽して元の時代に帰れればそれでいいし?」
のどか「信じていいんだよね?」
ダルイゼン「お前ら邪魔して下手に帰れなくなってもめんどいし?俺もここの空気吸ってると気分悪いからそんな気になれないし?」
のどか「分かった。あなたも連れていく。一先ず一緒に帰ろう」
のどかの決断に仕方が無い部分もあったとはいえ、やっぱり虫が良すぎる気持ちもあったためかプリキュア組は正直複雑な心境であったが、とりあえず帰れない事には話が進まないため一同は帰るための準備を進めていく
ベリーの指示のもと祭壇の周りにのどか・ちゆ・ひなた・あゆみ・真そして妖精組が集まり、祭壇の中央に『時のボトル』を置き、意識を集中して『すべてを生み出す力』に呼びかける・・・
しばらくすると『時のボトル』・『ジカンコエ~ル』に光が集まり祭壇の中央から半径50センチ・縦に2~3メートルの光の柱が出現しベリーの反応からしてこれが未来に通じるゲートのようだ
あゆみ「この時計も反応してる!?」
ベリー「その時計はどうやら特定のエネルギーを吸収して動力源に出来るようだな?これをくぐればきっと元の世界に帰れるだろう?」
のどか「皆さんお元気で!!」
ちゆ・ひなた「お世話になりました」
あゆみ「いつかまた、お会いしましょう?」
耕司 「君達も元気でな?」
勝 「『王様』や『財団』の事は俺達に任せろ?君達も地球の治療頑張れ!!」
のどか・ちゆ・ひなた「はい!!」
真 「結城。元気でな?」
結城 「お前も新も元気でな?愛ちゃんと親父さんの方には俺が知らせておく」
真 「頼むぞ親友?」
結城 「おう!!」
真 「セーラ。あんたの方もまぁ・・・死なないようにな?」
セーラ「ふふっやっぱりあなたって優しい男ね?・・・あの時、殺し損ねて本当によかったわ?改めて新しい人生のスタートおめでとう真。この子もね?」
そう言いながらセーラは新の頭を撫でながら心からの祝福を述べ、真とセーラとの間のわだかまりも取り除けたようであゆみも結城もその様子を見てホッとしていた
別れの挨拶が済んだ事で一同は光の柱に入っていき、最後ののどかとラビリンが入り切ったところで光の柱は消滅してしまい、一同は完全にこの時代から消えてしまい、少しの間この場に立ち尽くしていた耕司・勝・結城・セーラ・ベリーは未来に帰った一同の安否を気に掛け、いつかのどか達の時代に真達の様子でも見に行こうと心に誓ったのであった・・・
時の狭間の中を進む一同・・・だが途中で一緒にやってきた『ジカンコエ~ル』が強く反応し、あゆみ・グレル・エンエンは立ち止まってしまう。反応からしてこの位置があゆみ達の時代『2018年』という事だろう・・・
あゆみ「ここでお別れだね?」
のどか「あゆみちゃんも元気でね?」
ちゆ 「キュアエコーの活躍・・・決して忘れないわ」
ひなた「すこやか市に遊びに来てよね?あゆみっち!!」
あゆみ「うん!!きっと行くよ!!ちゆちゃん。真さんと新君の事お願いね!!」
ちゆ 「えぇ。責任を持って家で面倒を見るわ」
真 「世話を駆けるな?」
ちゆ 「気にしないでください。私達にとっても真さんも新君も大切な人なんですから?それに『すこやか市』は本当にいい所ですし?」
真 「それは楽しみだ?・・・あゆみ。それにグレルもエンエンも元気でな?君達にも本当に感謝している!!」
グレル「気にすんなよ?俺達はただ友達を助けたかっただけだしな?なっ?」
エンエン「うん!!僕達も真さんと新君大好きだから!!」
あゆみ「それじゃあ真さん・皆。また2年後に?」
のどか「あっ!?あゆみちゃん待って!!これを持ってって!!」
あゆみ「これって・・・『真・ボトル』?・・・」
のどか「あゆみちゃんに持ってて欲しいの。きっとそれが良いと思うから?」
あゆみ「分かった。真さんの力・・・私が預かりますね?」
真 「あぁ。頼む・・・それが役に立つかはわからないが、何かあったら使ってくれ」
あゆみ「はい!!」
その言葉を最後にあゆみ・グレル・エンエンも『2018年』へと消えてしまい、のどか達もほんの数分後『2020年』へと気が付いたら戻ってきており初めて訪れた場所に真は思わずつぶやいていた
真 「ここが『未来』・・・『すこやか市』か・・・・・・」
グレル「おい、ここって・・・」
エンエン「僕達が過去に行く前にいた場所?・・・」
あゆみ「みたいだね?良かったぁ~無事に帰ってこれたっぽい・・・」
見渡す限り『横浜みなとみらい』の風景・・・あゆみは握っていた『真・ボトル』を見つめ、風が髪をふんわりなびかせるとこんな事をつぶやくのであった
あゆみ「『風』・・・・・・『ガイア』・・・かっ・・・」
シャドームーン「あの小僧もフォグも、それにビョウゲンズの小僧も奴らを倒すまではいかなかったか・・・まぁいい。面白い余興ではあったしな?俺の本来の力を超えた新しい力を体に慣れさせるための時間稼ぎではあったが、あわよくば・・・とまではいかないか?まぁそうでなくては面白くはないか?それに最大の障害である『仮面ライダーJ』は自らの意志で巨大化が出来ないようだしな?俺の勝利は確実であろうな?・・・もう間もなくだ。間もなくこの『世紀王シャドームーン』が全宇宙を支配するために動き出す日ももう遠くはない・・・はははははっ!!」
1994年のどこか・・・恐らくかつての『ゴルゴム宮殿』と思わしき場所でシャドームーンは笑う・・・これからが本当の闘いである事を誰も知らない・・・
しかしシャドームーンは知らない・・・この事件がきっかけで本来自分の意志で『巨大化』出来なかった『仮面ライダーJ』はボトルの力の副作用だったのか自在に『巨大化』出来るようになってしまっていた事を・・・
シャドームーンとJ・ZOの戦いはこの後『仮面ライダーワールド』へと続いていくのであった・・・・・・
・・・・・『真・仮面ライダー』は終わらない・・・・・
新章『仮面ライダーガイア』
第1話『復活!!仮面ライダーシン!!』
2021年6月14日午前7時00分投稿予定
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日付を間違えました。14日を日曜日と勘違いしました。6月13日午前9時56分に続きを投稿します