真・仮面ライダー-----終章-----『仮面ライダーワールド序章(プロローグ)』   作:狼と踊る男

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最終回『変身!!仮面ライダーガイア!!』

 

 

 

 

レベル2D「うっ!?・・・何!?」

 

あゆみ「上手くいった」

 

スパークル「えぇっ!?嘘でしょ!?」

 

ファンテーヌ「あの姿は・・・」

 

グレース「仮面ライダー・・・『シン』!!」

 

一同が見たのは失ったはずの力・・・『仮面ライダーシン』の姿になっている真であった。ただ一つ違いを挙げれば仮面ライダーシンに『ロストドライバー』を装着させた状態である事だ。

レベル2Dに右張り手を放ち、立ち上がってその姿を現し、真自身も自分の身に起こった変化に若干の戸惑いを見せたが、目の前のレベル2Dの姿を再び視界に捕らえると、すぐに臨戦態勢に入る

 

レベル2D「オォッー!!」

 

シン 「・・・・・・!!・!!・!!」

 

レベル2Dは再び右腕を横8の字を描くように腕を振るい、それをシンは避け・右→左のビンタ・最後に1メートルジャンプで落下の勢いを乗せた右ビンタを叩き込みレベル2Dは数歩後ろに下がり思わず膝をついてしまう

 

シン 「・・・!?」

 

レベル2Dに向かってゆっくりと歩き出すシンだったが、突如ロストドライバーから全身にかけてエネルギーが駆け巡り、火花も上がりながらシンは苦しむ様子を見せ数秒後変身が解け、再び『風祭 真』の姿に戻ってしまい、真自身も息が上がっているようで、状態は辛そうだ。おまけにメモリは変身が解除されると同時にドライバーから火花を上げて排出され、あゆみの足元に戻ってきてしまっていた

 

グレース「変身が解けた!?」

 

あゆみ「やっぱりエネルギーが不足してたんだ?『真の仮面ライダー』に変身させるためには確か・・・あなた風の力を使うプリキュア。キュアアースだよね!?」

 

アース「私ですか?はい。確かに風の力を扱いますが?」

 

あゆみ「お願い!!力を貸して!!このガイアメモリにあなたの風の力をぶつけて!!」

 

あゆみはアースに向かって叫び、メモリを天井の方へと放り投げる。アースはあゆみの願いを叶えるために立ち上がりまっすぐに『真メモリ』を見つめ、必殺技を放つ

 

アース「アースウィンディハープ!!・・・舞い上がれ!!癒しの風!!・・・プリキュア!!ヒーリングゥゥッ~ハリケェェッ~~ン!!」

 

アースの技を受けた『真メモリ』は空中で薄紫色のエネルギーのシャボン玉の中に入り、真の目の前に降り立つと真の手の上に止まり一瞬一際大きい光が包んだが、その光が晴れると漢字で一言『真』と書かれているメモリから、『サイクロンメモリ』と同じような風の模様と漢字で一文字『真』と書かれたメモリへと変化を現し、真はそのメモリをロストドライバーに差し込み構える

 

真  「変身!!」

 

『変身!!』・・・そう叫んだと同時にメモリの差込口が斜め45度に傾き、真の体を特殊な物質が覆い、その姿を変える。その姿は『仮面ライダーシン』では無く、『仮面ライダー1号』の強化改造前の姿『旧・仮面ライダー1号』と瓜二つの姿であり、ベルトはやはりロストドライバーの状態である

 

あゆみ「やった!!」

 

バテテモーダ「おいこら!!姿変えて変身とかどういうつもりだ!?仮面ライダーシン!?」

 

シン?「『仮面ライダーシン』?いいや今は違う」

 

バテテモーダ「あっ?」

 

ガイア「俺は『仮面ライダーシン』と、風の力を合わさって生まれ変わった新しい戦士・・・『仮面ライダーガイア』!!」

 

レベル2D「『仮面ライダーガイア』?・・・ふざけるなぁ!!」

 

あゆみ「よぉし!!私も!!・・・プリキュア!!スマイルチャージ!!」

 

エコー「想いよ届け!!キュアエコー!!」

 

仮面ライダーガイアとキュアエコーそして何とか復帰して二人の横に並び立つアース。それに対抗するかのようにレベル2D・バテテモーダ・ヤンデモータも並び立ち6人は同時に駆け出す

 

バテテモーダはアースを狙い、レベル2Dはガイアを狙うがエコーによって阻まれ、ヤンデモータは一番近くにいたガイアを狙って動いていた

 

レベル2D「そこをどけ!!小娘!!」

 

エコー「ガイアはやらせない!!」

 

レベル2D「このっ!!」

 

エコー「ふっ!!やっ!!」

 

レベル2D「うっ!?・・・オォッ!!」

 

エコー「ふっ!!はあぁっ!!」

 

レベル2D「ぐぉっ!?」

 

レベル2Dはガイアを狙えない事に苛立ちながらエコーに右腕を振るうが、咄嗟にしゃがんで右水平チョップをぶつけ2~3歩レベル2Dは下がり、チョップの当たった個所を左手で押さえながら右腕を振り上げエコーに向かって振り落とすが、エコーはそれを両腕で掴み、180°の曲線を描くようにレベル2Dの体を投げ飛ばしレベル2Dの背中を強打させる

 

 

 

 

 

バテテモーダ「おらぁおらぁおらぁ!!」

 

アース「くぅ!?」

 

バテテモーダと戦うアースはバテテモーダの攻撃に防戦一方になっていた。先ほど受けたダメージが影響しているためか、以前戦った時のように余裕で相手は出来なくなってた様で最後に蹴りを一撃受けて、吹き飛び木箱やドラム缶の山にぶつかってしまい散乱してしまう

 

アース「ぅぅっ・・・」

 

バテテモーダ「弱ってるとこ悪いんすけど、そろそろ止め行っときますかね?おらっ!!」

 

バテテモーダは爪を突き立ててアースを串刺しにしようとしたが、バテテモーダの攻撃はプ二シールドによって防がれ、ステッキを押し出して吹き飛ばされる

 

スパークル「やらせないし!!」

 

フォンテーヌ「私達もいるの忘れてない?」

 

バテテモーダ「ちっ・・・」

 

グレース「アース。後は任せて!!」

 

アース「すみません。お願いします」

 

グレース「うん・・・行くよ!!」

 

フォンテーヌ「えぇ!!」・スパークル「うん!!」

 

グレース「RXのエレメント!!」

 

フォンテーヌ「バイオライダーのエレメント!!」

 

スパークル「ロボライダーのエレメント!!」

 

バテテモーダ「妙な事される前にぶっ潰す!!」

 

フォンテーヌ「バイオアタック!!」

 

バテテモーダ「うおっ!?何じゃこりゃ!?ぎゃあ~!?」

 

3人は過去の世界からそのまま持ち帰っていた『RX』・『ロボライダー』・『バイオライダー』のボトルをセットして、バテテモーダの突進にフォンテーヌはバイオアタックで対抗し、バテテモーダの周囲を目まぐるしく回り、背後を取ったと同時に実態に戻りキックを叩き込む。その衝撃で吹き飛び、スパークルの方へと向かって行く・・・

 

スパークル「パワー充電!!・・・ロボパァァ~ンチ!!」

 

バテテモーダ「ごはぁっ!?」

 

スパークル「どりゃっ!!」

 

バテテモーダ「ごほっ!?・・・・・・ぐぅっ・・・はっ!?」

 

グレース「RX!!キック!!」

 

バテテモーダ「ごあぁぁっ~!?」

 

スパークルはロボライダーのロボパンチを右拳で放ち、バテテモーダの腹部に命中して体が『くの字』に曲がってしまう。スパークルは掛け声とともにもう一度力を込めてバテテモーダを殴り飛ばし床をバウンドしながら転がるバテテモーダが再び起き上がると、すでにグレースが宙に跳んでいて両足を突き出している処で『RXキック』を横顔に受けて、前歯も折れるほどのダメージを受け再び吹き飛びドラム缶や木箱の山に激突してしまう

 

ラビリン「今ラビ!!」

 

グレース「うん!!」

 

3人 「トリプルハートチャージ!!・・・届け!!癒しの!!パワー!!・・・プリキュア!!ヒーリングゥゥッ~~・・・オアシス!!」

 

バテテモーダ「俺の野望がァァ~~!?ヒーリングッバァァッ~~イ!?・・・」

 

グレース達「お大事に・・・」

 

バテテモーダに今度は正史(せいし)道理に手に入れた『ミラクルヒーリングボトル』を使用して『ヒーリングオアシス』を放ち、バテテモーダはその光に飲み込まれ、素体となったカピバラの姿も確認した事から今度こそ浄化が完了した事をグレース達は察して3人はハイタッチを交わす

 

 

 

 

 

レベル2D「ぐおっ!?・・・うぅっ・・・」

 

エコー「・・・ふっ!!・・・・・・はぁ!!ライダァァ~パンチ!!」

 

レベル2D「ぐおぉっ!?がぁぁ!?」

 

エコー「・・・ライダァァーキィィック!!・・・」

 

レベル2D「ぐうぅぅっ~~!?」

 

エコー「・・・・・・」

 

場面が変わりレベル2Dはエコーに吹き飛ばされたのか地面を転倒しており、エコーは『BLACK』のエレメントボトルをスマイルパクトにセットしていたため『仮面ライダーBLACK』の力を宿し、両拳を強く握りしめ、宙に跳び『ライダーパンチ』を放つ。それが顔面にぶつかったためか、更に後ろに吹き飛び、すかさずエコーは『ライダーキック』の体制に移っており、それが胸部にぶつかると、その衝撃でまた吹き飛び倒れる。その様子を着地したエコーは見つめ、レベル2Dは首からガイアメモリを強制排出させ、メモリが砕け、使用者である『氷室 巌(ひむろ いわお)』も断末魔を上げながら体が消えていき、エコーは勝利を収めるのであった

 

 

 

 

 

ヤンデモータ「フン!!」

 

ガイア「ふっ!!ふん!!」

 

ヤンデモータ「ウゥッ!?・・・フン!!」

 

ガイア「ふん!!オォッ!!」

 

ヤンデモータ「ウゥッ!?」

 

ヤンデモータと戦う『仮面ライダーシン』改め『仮面ライダーガイア』・・・

 

ヤンデモータの右ビンタを左腕で受け止め右フックでヤンデモータの頭部にカウンターを決め、数歩下がりながら体が回転する。それを追うように歩みを止めないガイアに向かってヤンデモータは更に左ビンタを放つが今度は膝をつきながらしゃがんで避けられ、またカウンターで右正拳突きが腹部に決まり、ヤンデモータは吹き飛び転倒する

 

・・・・・『真!!マキシマムドライブ!!』・・・・・・

 

ヤンデモータ「ウゥゥッ~・・・」

 

ガイア「これで終わりだ・・・・・・ふんっ!!」

 

ヤンデモータ「ムゥッ!?」

 

ガイア「ライダァァーキィィック!!」

 

ガイアはドライバーに刺さっている『真・メモリ』を抜き取り、右わき腹の挿入口に差し込みもう一度メモリのボタンを押してW(ダブル)でおなじみの『マキシマムドライブ』を発動させる。

 

ガイアのマキシマムドライブは右足にキュアアースの『ヒーリングハリケーン』と同じ薄紫色の風が宿り、倒れるヤンデモータに向かってジャンプして右足を突き出し『ライダーキック』を放つ。ライダーキックをまともに受けたヤンデモータは再び後方に吹き飛び前のめりに倒れガイアは無事着地して、倒れるヤンデモータに視線を移す。よろめきながら立ち上がったヤンデモータは薄紫色の光を体に宿し、足首から徐々に光の粒子となって体が消えていき、最後は指先と頭部が同時に消えどうやらヤンデモータはただダメージでやられた訳ではなさそうだ

 

グレース「やりましたね?真さん?ううん『ガイア』」

 

フォンテーヌ「まさか仮面ライダーがビョウゲンズを浄化出来るなんて思わなかったわ?」

 

スパークル「めっちゃすごいじゃん!!」

 

ガイア「そうみたいだな?しかし・・・何故俺が『ビョウゲンズ』を浄化出来たんだ?」

 

アース「それは恐らく、わたくしの力が加わったからでしょう?」

 

ガイア「そうなのか?」

 

アース「はい。プリキュアの力を宿したそのアイテムを使用して変身したので、浄化の力も働いたのでしょう?」

 

ガイア「そうだったのか・・・ん!?」

 

ガイアの視線の先には宙に浮かび、一同の前にゆっくりと降下してくる3神官が映っていた。

 

そして名前を聞いていないはずのエコーは3神官の名前と顔を一致させてその名を叫んでいた

 

エコー「大神官ダロム!!バラオム!!ビシュム!!」

 

グレース「えっ!?エコーあの3人の事知ってるの?」

 

エコー「えぇ。『南 光太郎』さん・・・『仮面ライダーBLACK RX』から聞いた事があるの。『ゴルゴム』の3神官で光太郎さんを改造人間にした張本人達・・・」

 

スパークル「そうだった!?まだあの3人が残ってたんだ!?」

 

フォンテーヌ「エコー。気を付けて!!あの3人かなり手強い!!」

 

ダロム「まぁ待て。もはや我々には戦う意思などない」

 

一同 「えっ?」

 

バラオム「言ったはずだ。BLACKに敗れた我らには、もう現世の者と事を構える気など持ち合わせてはおらん」

 

ビシュム「バテテモーダと『氷室 巌(ひむろ いわお)』に協力したのもただの気まぐれなのですよ?」

 

ガイア「気まぐれだと!?」

 

ダロム「まぁそう怒るな?我々も『死後の世界』で暇を持て余していたのだ」

 

エコー「たったそれだけのことで、こんな事をしたって言うの!?」

 

フォンテーヌ「なんて迷惑な・・・」

 

ダロム「ほほほっまぁそう言うな?我らも此度(こたび)の戦いは大いに楽しめた。しばらくはお前達の前から姿を消そう」

 

グレース「えっ?帰るの?」

 

バラオム「ここでお前達を殺すのは我々の本意ではない。実を言うとだ?我らもお前達の戦いを楽しみにしているのだ」

 

フォンテーヌ「私達の戦いを?」

 

ビシュム「『BLACK』と同じように大いなる闇にあらがうあなた達がどこまで『ビョウゲンズ』と戦って行けるのか?それを見ているのも中々いい暇つぶしになるのですよ?」

 

スパークル「アタシらにとっちゃ、めっちゃ必死でお手当てしてる事なんですけど!!」

 

ダロム「とまぁそういう事だ。我々は十分楽しませてもらった事だし、帰るとしよう。お前達がこちら側に来た時は、我らがまた相手をしてやるとするか?ははははっ!!」

 

スパークル「もう会いたくないっての!!」

 

ダロムの笑い声を最後に、3神官は姿を完全に消し、もう死後の世界に戻っていったようだ・・・一同はしばらく3神官が消えた天井を眺め、その場を動こうとする者は誰もいなかった・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

のどか「ありがとうあゆみちゃん。おかげで助かったよ!!」

 

さらわれた新は奥の部屋に寝かしつけられていたため怪我は無く、変身を解いた一同は場所を移しひなたの自宅のワゴンカフェでお茶をしていた

 

ひなた「『あゆみん』原チャリの免許取ったんだね?」

 

あゆみ「あれ?なんか呼び方変わってない?確か『あゆみっち』って呼んでなかった?」

 

ちゆ 「それにしても、よく考えたらあゆみって年上だったのよね?今更だけど、私達って馴れ馴れし過ぎたかしら?」

 

あゆみ「ううん。気にしないで?今まで通り『あゆみ』って呼んで欲しいな?」

 

ちゆ 「そう言う事だったら分かったわ。あゆみ?」

 

あゆみ「うん。・・・あなたがキュアアースだよね?」

 

アスミ「はい。キュアアースと申します。真さんも改めまして、よろしくお願いします」

 

のどか「あぁ!?変身前は『風鈴 アスミ』ちゃんだからね?」

 

アスミ「はい。アスミちゃんです」

 

ちゆ 「それにしてもあゆみ?一体どこでアスミの事を知ったの?今日私達と再会するまでアスミの事を知る機会なんてあったとは思えないんだけど?」

 

ひなた「そうそう!!それ!!あたしも気になってた!!」

 

真  「それにこのベルトとUSBメモリーはどうしたんだ?」

 

あゆみ「順番に説明しますと・・・私がすこやか市に来る前に『風都』っていう街にいる探偵の仲間がキュアアースの事について『検索』して分かった事を私にも教えてくれたから」

 

のどか「探偵さん・・・の仲間?」

 

あゆみ「そう。真さんに渡したロストドライバーも、そのガイアメモリもその探偵達と協力して作ったんだよ?」

 

真  「探偵がこれを?」

 

あゆみ「はい。ただの探偵では無くて『仮面ライダーW』に変身する二人で一人の『仮面ライダー』なんですけど、その『W』と協力してその二つを手に入れたんです。真さんのヒーリングボトルからも少しですけど何とか力を注入する事が出来て、一時的にでしたけど『仮面ライダーシン』に変身出来たのもそのおかげですね?」

 

アスミ「それに風の力を加えたのがあの『仮面ライダーガイア』という訳ですね?」

 

あゆみ「そういうこと。本当に間に合ってよかった。皆無事で済んで?あっでも、もう少し早く来ていれば新君がさらわれる事も無かったかもって思うとやっぱり遅かったですよね?」

 

真  「あゆみ気にするな?あの時君が来てくれなかったら俺も新・皆もやられていたかもしれないんだから?」

 

あゆみ「そう言ってもらえると助かります」

 

ひなた「ホントホント!!ピンチの時にさっそうと現れた『あゆみん』カッコよかったよ?でもあそこはオートバイの方がカッコよかったかな?」

 

あゆみ「うっ!?しょうがないでしょ!?まだ免許取ったばかりなんだから!?スクーターだってお母さんに無理言って買ってもらったんだから!?はぁ~アルバイト探さないとなぁ~・・・」

 

ひなた「ごめんごめん。冗談だって?」

 

のどか「ところであゆみちゃん?『仮面ライダーW』なんてライダーよく知り合えたね?」

 

あゆみ「まぁ2年も時間があったからね?私もただ待ってた訳じゃなかったんだ?あれから知り合いのプリキュアに『仮面ライダー』の事を聞きまわって、キュアブラックやキュアホワイト達が『7人ライダー』と知り合いらしくって、その延長で『財団X』って組織と戦った事がある『7人ライダー』と『RX』。『仮面ライダーオーズ』に『フォーゼ』そして『W』にたどり着いたの」

 

のどか「そうだったんだ・・・あゆみちゃんの方も大変だったんだね?」

 

ちゆ 「ZOやJ以外にもそんなに仮面ライダーが居たのね?」

 

あゆみ「ううん。真さん達に比べると私はまだマシだよ?もしもの事を考えると真さんにはまた『仮面ライダー』の力は必要になるんじゃないか?って思って私がお節介しただけだし?」

 

真  「お節介なもんか?おかげで俺も、また大切なモノを守るために戦える。君につけてもらった『仮面ライダー』と言う名の称号に恥じない男になれるってもんさ?」

 

あゆみ「その言葉を聞ければ、私も翔太朗さん達も頑張って用意したかいがあります」

 

ちゆ 「ところであゆみ?これからどうするの?『横浜みなとみらい』から来たのよね?時間は大丈夫?」

 

あゆみ「大丈夫。今日はちゆちゃんの家にお泊りする予定だから?」

 

ちゆ 「へっ?『私の家』?聞いてないんだけど?」

 

あゆみ「違うよ?ちゆちゃんの家の旅館にお泊りするの」

 

ちゆ 「あぁっ~そういう事?」

 

あゆみ「そう言う事で、今日はお世話になります。若女将さん?イクメンの仲居さん?」

 

ちゆ 「こほん・・・ようこそ、おこしくださいました。坂上あゆみ様。すこやか市にようこそ」

 

真  「当旅館従業員一同、心からおもてなしをさせて頂きます」

 

ひなた「わっ!?ちゆちー早速女将モード発動した!?真さんも切り替え早!?」

 

のどか「ふふっお仕事してるって感じかな?」

 

この後あゆみはのどか達とすこやか市の観光に出かけ、夕方には予約していた事もあってかちゆの家の旅館でスムーズに部屋に通してもらえてあゆみは部屋でくつろぎ、非番のちゆと真も急遽シフトを入れてあゆみのもてなしをする事にして、連れてきていたグレルとエンエンもペギタンと共にちゆの部屋でちゆと真がこっそり準備していた御馳走を堪能して隙を見計らって真がグレル・エンエンをペット用の温泉に連れていき、あゆみ達もすこやか温泉を満喫するのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日中での出来事が終わりその日の夜の事・・・時刻は遅いがまだ足湯は開いていたようで、あゆみとちゆは「折角だから」と一緒に浸かって夜の風景を堪能していた

 

あゆみ「でね?そしたらのぞみさんとみゆきちゃんがピッタリ同じタイミングで転んじゃってハモリながら「はっぷっぷ~」だって?おかしいよね?」

 

ちゆ 「ぷっ!!確かに?似た者通しでもそんなに息ピッタリ何てそうそう無いわよね?ふふふ」

 

あゆみ「ふふふ・・・はぁ~・・・本当にいい所なんだね?すこやか市って?」

 

ちゆ 「えぇ。本当に・・・」

 

あゆみ「『仮面ライダー』やライダー達から話に聞いた『スーパー戦隊』。それに私達『プリキュア』が守ってるのって、『地球の平和』って盛大に言うけど本当はこういう何でもない日常の事なのかもね?」

 

ちゆ 「かもね?・・・ねぇあゆみ聞いてもいい?」

 

あゆみ「何?」

 

ちゆ 「あゆみはあれから2年もの間、私達がいない間もネオ生命体やビョウゲンズみたいなのと戦ってきたの?」

 

あゆみ「うん・・・戦ってた・・・」

 

ちゆ 「そう・・・ごめんなさい。それだけの期間、一人で戦わせてしまって?」

 

あゆみ「気にしないでよ?私は大丈夫。一人じゃないしね?それにそこまでしょっちゅう戦ってた訳じゃなかったし?」

 

ちゆ 「でも・・・ほら私達って一度は同じ『ヒーリングっど♡プリキュア』って名乗りを一緒に挙げた仲じゃない?親近感のようなモノが湧いて来たって言うか・・・」

 

あゆみ「ありがとう。でも正確に言えば私はどのプリキュアのチームじゃないからさ?」

 

ちゆ 「それでも何も知らずに2年も私達はのうのうと過ごしてきた訳じゃない?そう思うと申し訳なくて・・・」

 

あゆみ「ねぇちゆちゃん?昭和の時代に誕生した仮面ライダー達の戦う動機って何だったと思う?」

 

ちゆ 「えっ?そうね・・・平和のため?」

 

あゆみ「仮面ライダー1号達も一度は復讐に燃えて戦ったんだって?」

 

ちゆ 「『一度は』って?・・・」

 

あゆみ「でも因縁のあった組織が壊滅した後も、彼らは戦い続けた。自分達の力が必要とされる限りね?だから私も・・・プリキュアの力が必要になる事が無くなるその日まで、私なりに戦い続けるつもり・・・」

 

ちゆ 「そんな日が来るのかしら?」

 

あゆみ「きっと来る。少なくても私はううん。『私達』はそれを信じて戦う。って何言ってるんだろうね?私?あははっ・・・」

 

ちゆ 「ありがとう。色々思いつめちゃった私を気に掛けてくれてたんでしょ?」

 

あゆみ「うん・・・まぁね?」

 

ちゆ 「・・・真さんも、これから『仮面ライダー』として歴代ライダーのように戦いに明け暮れる日々に身を投じるのかしら?」

 

あゆみ「それは真さん次第だと思う。私はただまた『仮面ライダー』の力を必要とする日が来るかもしれないと思って準備していただけだから?」

 

ちゆ 「でも、本当に普通の生活を送ってもらいたいのなら、あの力を取り戻す必要なんて無かったんじゃない?」

 

あゆみ「だと思う・・・でも、真さんの宿命がそれを許さないと思う」

 

ちゆ 「『宿命』が許さないって?」

 

あゆみ「『仮面ライダーになった者としての宿命』がね?たとえ力を失っても、『仮面ライダーになった者は良いモノも悪いモノも惹きつける』。もちろん私達プリキュアもね?この2年の間で、それがよく分かった」

 

ちゆ 「例え力を失っても、向こうからやってくるって事ね?」

 

あゆみ「そう言う事?でも今日真さんと新君それに皆やアスミちゃんに会って安心したよ。無事に上手くやってるんだなぁ~って?」

 

ちゆ 「えぇ。真さんも今の仕事にもやりがいを感じてくれているし、すこやか市の人達にも受け入れられてるから初めて会った時のようなピリピリした雰囲気はもう感じなくなったしね?」

 

あゆみ「そっか・・・ちゆちゃん」

 

ちゆ 「ん?」

 

あゆみ「いままでありがとう。これからもあの親子の事、よろしくね?」

 

ちゆ 「えぇ。任せて」

 

あゆみ「うん・・・ふあぁっ~・・・」

 

ちゆ 「眠い?」

 

あゆみ「あぁごめん。今日朝が早かったから?」

 

ちゆ 「まぁ『横浜みなとみらい』から『すこやか市』までの距離をスクーターで来てるものね?それに来て早々戦闘があったし?」

 

あゆみ「うん・・・悪いけど、今日はもう休むね?」

 

ちゆ 「えぇ。おやすみなさい」

 

あゆみ「お休み・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あゆみ「お世話になりました!!」

 

翌日、あゆみはチェックアウトを済ませ、ちゆを含めた従業員一同に見送られ旅館を後にしようとするところであった。その中に真の姿が無かった事に「忙しいのかな?」と大して気にせずスクーターに乗り込もうとするが、やっとやってきた真の姿を視界に入れると、エンジンを駆けようとした手が止まる

 

あゆみ「あれ?新君?」

 

ちゆ 「真さん遅かったですね?どうかしました?」

 

真  「すまない。新があゆみの見送りをしたいらしくてな?」

 

あゆみ「えっ?新君が?」

 

ちゆ 「なるほど?それじゃあ新君もあゆみお姉ちゃんのお見送りしましょうねぇ~」

 

真に抱きかかえられながらその小さな手を振る。その様子にあゆみもちゆも虜(とりこ)であり、ちゆはお客でもあるあゆみの前だというのに『にやけ顔』を隠す事が出来なかった・・・

 

あゆみ「そうだ!!」

 

あゆみはポケットに入れていたアクセサリーを取り出し、それを新に渡す。キャラ物っぽい物でゆるキャラともとれそうな雰囲気であった

 

真  「これは・・・」

 

あゆみ「新君にお守りです・・・『ふーちゃん』・・・私の・・・永遠の友達・・・離れていても・姿が見えなくて、感じる事も出来なくても、ずっと友達だよ?って想いを込めて・・・」

 

『美墨 なぎさ』はかつて『雪城 ほのか』に誕生日にメップルとミップルを模(も)した手作りのプレゼントを渡した事があった・・・・・・

 

歴代の仮面ライダーの事を尋ねた時になぎさからあゆみも教わり、あゆみは『ふーちゃん』を模したアクセサリーを作り、お守りとして持っていたのだ。それを新に渡し、今度こそあゆみはスクーターのエンジンを掛け、ちゆと真・新に見送られながら旅館を後にするのであった

 

真  「『永遠の友達』か・・・」

 

ちゆ 「真さん?」

 

真  「なぁちゆ?のどかの言葉を借りれば俺と新は今、この世界で・・・『生きてるって感じ』・・・なんだろうかな?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・こうして、『風祭 真』のいや『仮面ライダーシン』の戦いは終わりを迎えた・・・・・しかしこれは『仮面ライダーガイア』の物語のための序章に過ぎないのかもしれない・・・・・

 

 

 

 

 

『仮面ライダーガイア』『風祭 真』は元『改造人間』である。彼を改造した『財団』は世界の裏で暗躍する『死の商人』である。『仮面ライダーガイア』はこの地球の命を守るため『ビョウゲンズ』と戦うのだ!!

 

 

 

 

 




遂に今回で最終回を迎えるこの作品ですが、この後、この作品の『設定資料集』編を投稿です。




2022年5月29日追記

この作品の設定を引き継いだ作品『プリキュア・トロピカルパーティー!』を現在投降中です。興味が沸いたら覗いてみて下さい。タグは『昭和ライダー』
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