性教育って大事なんやな…
 
 

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貞操観念が壊された艦娘たち

 

 「あのさ…。一回お試しでやってみたいんだけど…ダメかな?」

 

 お試しでやりたい何か…。はて?それは何のことをさし示すのだろう(すっとぼけ)。

 

 あ、もしかして習い事を始めたいのかな?うん、もちろんいいよ!(スマイル)。

 

 ピアノかな、英会話かな?それともスイミング…あ、それはいつもやってるか(爆笑)。何にしても新しいことに挑戦するのは悪いことじゃなry…

 

 「一回だけさ……Hしよ?」

 

 フアッ!?ウーン

 

 □ 

 

 …この鎮守府に所属する艦娘の数は比較的に多い方だ。そして割合的には戦艦や空母よりも駆逐艦や巡洋艦の方が多い。

 

 まあ、戦力的には全然問題ない。みんな頑張ってるからね…。

 

 だけどまあ、深海棲艦と戦争出来るくらいに超人的な存在の艦娘も元は普通の人間で…。特に駆逐艦や巡洋艦なんて艦娘にさえならなければ、普通に学生やってそうな年齢の子ばっかだし…。一応学校に通えていない分、教養科目に関しては鎮守府で合間を見て補っているわけだけど…。

 

 さすがに性教育までは出来てないわけで…

 

 自身の体と心の変化に戸惑いながら、もちろん性的なことにも興味が出てくる多感な時期でして…。

 

 教養科目だけじゃなく性教育もしっかりやらないといけないと思うんだな

 

 しかし鎮守府で修められるべき教育プログラム的には数学とか英語は必修にも関わらず、性教育に関してはそれぞれの鎮守府に一任するという曖昧な状態である。は?

 

 そしてぶっちゃけた話、俺は最近まで性教育に関しては別にやってもやらなくてもいいんじゃね?各自で好きに学んでよ!(リベラル)的なスタンスであった。というか男性の俺が艦娘に性教育を施すなんて無理やろ(爆笑)。それなんてエロゲ?

 

 とにかく!実際俺も性教育の重要性なんて一切理解してなかった…。そう、あの時までは……。 

 

 ……… 

 

 ……

 

 …

 

 

 「…すげえな」

 

 「…うん、すごいね」

 

 ある日のことだ。俺はたまっていた書類を片付けたので鎮守府内をブラブラ歩い…警備していたのだが、談話室の方がやけに騒がしいことに気が付いた。

 

 まあ、大方暇を持て余した艦娘の誰かが談話室に設置されたTVでも見て騒いでいるのだろう…。そう思って談話室を覗いたのだが…。

 

 「…入るのかよ、こんなのが」

 

 「うわぁ…本当に入るんだ」

 

 …確かに俺の予想は当たっていた。その日非番の艦娘たちがTVを視聴していた。

 

 しかしTVはTVでもニュース番組とか、お笑いとか、アニメとかそんな類ではない。

 

 「…やっば、興奮する」

 

 「…うん」

 

 みんな、談話室で大人向けビデオを視聴するのはやめようね!

 

 …俺が目にしたのは軽巡天龍と龍田、そしてその後ろに駆逐艦が数名…TV画面に映るアダルトな内容に釘付けになっている場面だった。

 

 「なにしてんだ!?」

 

 俺が叫ぶと同時に天龍たちはびっくりしてこちらを見た。みんな顔真っ赤だけど…熱でもあるんか?(すっとぼけ)。

 

 「…ど、どこでそんな大人の代物を」

 

 …しかもよく見ると天龍たちが数枚のDVDを手に持っていることが分かった。なるほど…ブルーレイかな?(現実逃避)。

 

 「あ、あのさ!」

 

 入手経路は不明だが、とにかく天龍たちが見ていい代物ではないはず…年齢的に!そう思って呆然としている天龍たちの手からDVDを半ばひったくろうとしたのだが、それは天龍が大声を上げたことにより叶わなかった。

 

 そして口をモゴモゴする天龍が何を言うかと思っていたら…。

 

 「…やってみたいんだけど」

 

 は?

 

 「だからさ!お、俺も…このDVDみたいなの、その、してみたい…」

 

 は?なんだこの眼帯娘!?

 

 「お、お前…何言って」

 

 「…天龍ちゃんがやるなら、私も」

 

 赤信号と見間違うくらいに真っ赤な天龍を諫めるのかと思いきや、姉妹艦の龍田まで意味不明なこと言う!さらに龍田の発言を機に、天龍たちの後ろで控えていた駆逐艦たちまで「やりたい」、「やってみたい!」と言い出して止まらなくなった。君たちさっきまで天龍たちの後ろで息潜めてたよね!?

 

 「い、いやいや!?そういうことは好きな人とやるんだよォ!?というか急にどうし…」

 

 「だって!!!」

 

 …なんか天龍たちが俺の方ににじり寄って来るので、そういうのは大人になって好きな人が出来たらね?的なことを言ってこの場を収めようとしたのだけれど…また天龍が大声上げやがって…!さすが、駆逐艦に慕われるお姉さんだぜ(白目)。

 

 「だってHしてみてーんだもん」

 

 ヴぁっ!?

 

 □ 

 

 …天龍たちのとんでも発言、次いで服を脱ごうとする彼女たちになんとか俺の大人の教養(爆笑)を言い聞かせてその場はやり過ごしたのだが。

 

 「…司令、ちょっとよろしいですか?」

 

 「…なんだい?」

 

 「挿入しなくていいんで一回やりません?手でいいんで…!」

 

 「…………」

 

 …きっと天龍たちだけが大人の階段を先に登っていたわけじゃないらしい。その衝撃的な出来事があった日から艦娘たち、とりわけ駆逐艦や巡洋艦を筆頭にすんごい大胆になった気がする…。とりあえず指で輪っか作って上下に振動させる動き、可憐な駆逐艦がするんじゃありません。

 

 「ねーねー!今日夜戦しよっ!?」

 

 「おー、いいぞ!とりあえず夜までに編成考えてあとで言いに行くから…」

 

 「え?まじ…?」

 

 「ん?夜戦するんだろ?」

 

 「えっと…うん」

 

 「なんだよ、元気ないな~!夜戦はお前の得意分野だろ?歴戦の…」

 

 「初めてだから優しくしてね?」

 

 「…………」 

 

 頬を赤らめながら俯く巡洋艦…。うん、普通の夜戦だからね!?決して意味深の方じゃないからね? 

 

 しかし最初の頃はまだよかった。多少の恥じらいがあった…。いや、普通はそういうこと言いふらすのは良くないんだけどね!?

 

 「ねぇ、しよーよ?提督の指ってすごいんでしょ?」

 

 誰だあらぬこと言いふらしてるやつ。後で執務室に来なさい。

 

 「…姉さんと一緒に夜戦を申し込みに来ました。いわゆる3Pってやつでしょうか…」

 

 申し込みとか受け付けてないんで…!お菓子の懸賞に応募するのとはわけ違うんだぞ!?

 

 「司令官って一日にどのくらい抜いてるの?」

 

 純粋な目で見つめながらそんなこと質問してくるんじゃありません。

 

 「ねえねえ、姉妹でSMプレイってどう?拡張、首輪、緊縛、火責め、水責め…」

 

 知らん。あと知ったかぶりでもそういうこと言ってると友だち無くすぞ?

 

 「…姉妹丼いりませんか?」

 

 いりません。

 

 「Hしよーぜ!!!

 

 好きな人とどうぞ。

 

 「提督って寝取られると興奮するんですねぇ~。えへへ、もし私がチャラ男に寝取られたらどうしますか?」

 

 もう何も言うまい。

 

 「ねえ、邪淫って……」

 

 どこで仕入れたそのネタ!?

 

 …と、このように俺の鎮守府は収拾がつかないくらいに性に奔放になった艦娘で溢れかえってしまった。しかも普通のエロスからアブノーマルなところまで分け隔てなく詳しくなりやがって!どうしてこうなるまで放っておいた(自業自得)。

 

 みんな、恥じらうこともなくHな話を食堂とかで話すようになった。しかも語録()まで使う奴出てきやがったし…あーこりゃあ、そのうちレズカップルが出来るに一票。

 

 それにしても……

 

 誰がそんな性知識を………

 

 「おーい、今日こそは相手してもらうからな?押し倒されるのと押し倒すの、どっちがいい?」

 

 「開発してみませんか、私のこと?あ、飼い慣らしてくれてもいいですよう?」

 

 とりあえずこれだけは言える…。

 

 みんな、避妊はしようね?(震え声)

 

 


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