ハイスクールSEKIRO   作:エターナルドーパント

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第3話 赤龍、覚醒

「ハァ、ったく漸く帰れる···」

数冊の本が入ったウエストポーチを揺らしながら、イッセーは帰路に着く。その内容は、陰陽五行思想に関する本や日本含む主要な神話の本。

志狼から、自分の留守中に読んでおけと宿題を出されたのだ。メモを持ってそこそこ離れた図書館に行き、漸く見付けたのである。

「ん?」

そんな中、イッセーは違和感を感じて立ち止まる。

其処は、小さな神社の参道前。しかし、明らかに何かがおかしいと、子供特有の鋭敏な感覚と、そして本格的な忍稽古を付けられた経験が叫んでいた。

(うなじがチリチリする···これって、シローと組手してる時と同じ···?)

うなじが粟立ち、胸騒ぎがする。イッセーはまだ知らないが、それは強い殺気を感じた際に起こるものだ。

(それに、変だ。周りに人がいない···それどころか、車の音も聞こえない?)

そして、違和感の正体に気付く。

人の出す音が、一切聞こえないのだ。木々のざわめき、風の音。それらの中に、普段は多分に含まれる人の気配が、今は一切しない。

「あの、神社か?」

電柱の脇に、ポーチを置くイッセー。そして、参道の階段をゆっくりと登って行く。

(あ、人だ)

「あの···」

「ッ!?」

階段の途中に立っていた男。何故か上を向いており、声をかけられるまでイッセーに気付かなかったようだ。

「何故子供が此処に···致し方無い。後で記憶処理を施すかッ!」

「うわっ!?」

すると、男は突然イッセーに掴み掛かる。何とか躱したイッセーだったが、その男の眼には恐怖を覚えた。

(け、稽古中のシローとおんなじ···いや、もっと怖い眼!)

濃密な殺気に当てられ、怖じ気付くイッセー。しかしその身体は殺気に対し、反射的に構えていた。

「ハァッ!」

再び踏み込み、掴み掛かって来る男。対してイッセーは、身体に染み付いた癖で、その手首を掴む。

「うッりゃァッ!」

「ゴッハァ!?」

そこから重心を落とし、豪快な背負い投げを決めた。まさか子供に投げ飛ばされるとは欠片も思わなかった男は、身体が硬直。結果、石畳に打ち付けられる衝撃を逃がせず、呆気なく意識を手放す。

「あっ···だ、大丈夫。息はしてる···」

咄嗟に男を殺してしまったかと確認するが、どうやら気絶しただけのようだ。

「えーっと、こう言う時は···取り敢えず、1人とは考えづらいよな。明らかに見張り···見張り?まぁガバガバだったけど見張りとしとこう。

だったら奥に、何か見られたくないものがあったりする筈···」

その方程式から導き出されるのは、当然ながら相手は何らかの()()であると言う事。そこまで行き着いたイッセーの脳裏に、志狼の教えが走る。

 

―――敵との戦いにおいて、もし相手が何らかの組織であった場合、一番不味いのは、人相を覚えられ、情報を持ち帰られる事だ。

まぁ戦う事など早々無いと思うが、マスクと、着ていればパーカーのフードで顔を隠せ―――

 

ポケットから志狼の手作り布マスクを取り出して装着し、着ていたパーカーのフードを被った。

「まさかマジで実践するなんてな···」

そう呟きながら、足早に階段を駆け上がる。

「見張りはさっきの1人だけ?普通は何人かつけとく筈···んー、TRPGならアイディア振る所だよなぁ」

これまた最近志狼に誘われて始めたTRPGを思い出すが、思い出した所でどうしようも無い。

 

「止めてくださいッ!この子には罪は無いのです!どうか、どうかこの子だけは···」

「ならぬ!穢らわしきカラスと交わった貴様も、その血を引く小娘も!我が一族の恥ッ!生かしてはおかぬッ!」

「故に家とは縁を切ったではありませんか!」

「黙れッ!」

「うぐっ···」

「お母様ぁ!た、助けて···助けて、お父様ぁ···」

 

「···ッ!」

社の中。襖越しにもハッキリと聞こえる声。

母と娘が危険に晒されている。抵抗も出来ない。それを、複数の男が寄って集って泣かせている。

イッセーにとっては、それだけで充分だった。

 

―スパーンッ―

 

「なッ!?もう戻って···子供だと?」

「バカな!人払いの結界がある筈ッ!?」

障子を勢い良く開け放すイッセー。狼狽える男衆。数は5。武器は刀。

「オラッ!」

道すがらに掴んで来た一握りの砂粒を、イッセーは真ん中の男の顔に投げ付ける。

「ぐあっ!?」

砂粒が眼に入り、怯む男。その隙に脇を潜り抜け、男衆に向かって追い詰められている母娘の前で仁王立ちした。

「テメェら、恥ずかしくねぇのかよッ!」

怒りが臨界に達し、一理の恐怖をも吹き飛ばしたイッセーの怒号が飛ぶ。

「な、なんだ貴様ァ!」

「怖がる女の子と、そのお母さんを!いい大人が寄って集って苛めやがってッ!立派な刀持ってる癖に、弱いもの苛めしか出来ねぇのかッ!」

「ぐっ···」

余りの怒気に、一瞬たじろぐ男衆。

しかし、砂を取り払った真ん中の男が口を開く。

「黙れッ!その女は、賎しき堕天使と子を成し!この国を裏切ったのだッ!我らは国を護る防人の家ッ!下賎な魔のものと駆け落ちるなど、言語道断よッ!小僧ッ!貴様にこの問題の何が分かるッ!!」

「わがらねェよォ!何言ってるか、さーっぱりわがらねぇ!!

ようはお前ら、この人らが気に入らねぇから殺してぇってだけじゃァねぇかッ!!」

「違うッ!そんな単純な問題では無いのだ小僧ッ!」

「違わねぇよォ!俺にとってはなンにも違わねぇッ!」

「目障りな餓鬼めッ!ならばその穢れた母子共々、一刀の元に斬り捨ててくれるわッ!」

痺れを切らした1人が斬り掛かる。その標的は、イッセーと後ろの母娘だった。文字通り、イッセーごと斬り殺すつもりだ。

視線でそれを察したイッセーは、咄嗟に左腕を振り上げる。志狼との稽古で、攻撃を弾く動作をそのままに。

―――――その時、不思議な事が起こった。

 

BOOSTED(ブーステッド)·GEAR(ギア)!】

 

―ギャインッ―

 

「なッ···!?」

「こ、これは···!」

イッセーの左腕が、赤く輝くガントレットに変化した。そしてその強固な装甲が、イッセーに向かう刃を撥ね退けたのだ。

赤龍帝の籠手(ブーステッドギア)、だと···貴様ッ!赤龍帝だったかッ!」

明らかに、男達の眼の色が変わった。格下の雑魚を鬱陶しがる眼から、要注意な危険物を見る眼に。

「よく分かんねぇ。けど、使えるッ!」

「ほざけッ!所詮ただの餓鬼が、赤龍帝だからと言って我らに勝てるかッ!」

再び突貫してくる男。その太刀筋を、鍛え上げた反射神経で弾くイッセー。その顔に焦りは無く、逆に男は苛立ちが募る。

「おっりゃァ!」

 

―ドグッ―

 

「うごぁ!?」

そして大振りの唐竹割りを左に弾き、その回転を生かして右足で男の股間を蹴り飛ばした。男は股座を押さえてのたうち回り、戦意喪失する。

「ふん、小僧。貴様、中々のやり手のようだな。だが、4対1ではどうしようもあるまい」

4人は扇状に広がり、イッセーを狙う。対するイッセーは、再び志狼の教えを思い出していた。

 

―――多人数を相手にする場合、お前が刀等を持っていれば左端から、そうでなくば右端から狙うのが良いだろう―――

 

(···いや、ダメだ。どっちに行っても、その隙にこの人達が狙われる)

しかし、教えられた戦術が通用しないと理解する。

そうなれば必然的に、後手に回るしか無い。

「ハァッ!」

「ちぇいッ!」

右の男の水平斬りと、左の男の唐竹割り。イッセーは左にステップして回避し、空振って床に食い込んだ刀の刀背を踏みつける。そこから手首を左足で踏みつけ刀を落とさせながら、振り抜かれた水平斬りを装甲で覆われた左手でキャッチ。そのままその刀の刀背に背中を乗せるように転がり、手から刀を絡め取った。

「ヨシッ」

「お、おのれッ!」

「くッ、抜けん···!」

そしてイッセーは、奪った刀を担ぐように構える。

BOOST(ブースト)!】

「おっ?」

不意に籠手から流れた声。それと共に、イッセーの身体に力が漲った。

「チィエステェェイッ!!」

 

―ギャリンッ―

 

「ぐっ!」

「うりゃッ!」

「ごあっ!?」

力のままに、1人に突撃。受太刀で横に流されるが、すぐさま刀を手放して右肘を肋骨に叩き込む。

「ん、ありゃ抜けねぇ」

1人撃破し床に突き刺さった刀を抜こうとするイッセーだったが、どうにも抜けない。渾身の力で振り下ろしたせいで、深く刺さってしまったのだ。

「このォッ!」

「ぐおっ!」

先程刀を奪われた男が、イッセーの腹目掛けて蹴りを入れる。直前で間に手甲を挟んだイッセーだったが、衝撃で吹っ飛ばされてしまった。

そして流石に内臓まで衝撃が響き、ダウンしてしまう。

「ヒャハハハハッ!ザマァ見やがれ糞餓鬼ィ!」

「おい、もう餓鬼は放っておけ。こいつらを始末するぞ」

(···クソ、油断しちまった···)

苦痛よりも情けなさで、イッセーは歯を喰い縛った。

母娘は一抹の希望が目の前で潰え、絶望に眼を潤ませている。

 

「朱莉ィィィッ!!朱乃ォォォォォッ!!」

 

しかし、どうやら天運は彼女らに味方したらしい。

開け放たれた入り口から、真っ黒な翼をもつ男が飛び込んで来たのだ。

「お父様!」「貴方!」

「無事か!」

(へぇ、あれが親父さん···今、文字通り飛んできたよな。しかもあの翼···堕天使だの何だの言ってたけど、マジでいるのか···)

「よっとっとォ···」

腹の中の鈍痛を散らし、壁に手を着いて立ち上がるイッセー。

「き、君は···」

「通りすがりの、サムライボーイですよ」

外れ掛けたフードを被り直し、左腕を前に構える。

「その左腕···いや、取り敢えずはこの不届き者を叩き伏せるとしよう」

父親もリーダーを見据え、自らの内に宿るエネルギーを雷光の槍として顕現し構えた。

「···フッ。馬鹿め、バラキエル」

「何だと?」

一見この上無いピンチに見えるが、リーダーは鼻で嗤って見せる。そして懐から何やら札を取り出し、それを掲げた。

「水金行結界、雷鴉箱(ライカバコ)

唱えると同時。獣毛が舞い、更に白い霧が部屋を覆った。

「ぬぅっ!?こ、これは···力が、出ないッ!?」

「貴様は火行の飛行と光、そして木行の雷が脅威。故に水行の霧、金行の獣毛を触媒とする結界を張ったまで。

我らは神道の人間。結界を張れば、堕天使一匹を五行世界に引きずり込むなど容易い事よッ!」

「何と···」

「五行···シローがよく言ってたな」

結界と化した部屋の中、再び男衆が武器を構える。イッセーとバラキエルも構えるが、雷光の槍は細く頼り無い。またバラキエルと同じく木火行の龍を宿すイッセーも、先程のブースト···力量倍加能力を封じられてしまっていた。

「はァァァァッ!!」

「くッ!」

「とらァッ!」

「ぐおっ!?」

「大丈夫かおっさん!?」

「余所見とは随分余裕だな、小童ァ!」

「ぐぅっ···クソォ。力が、抜ける···」

浅いながらも一撃を受けるバラキエルと、防戦一方のイッセー。マスクに結界の霧が張り付き、呼吸も苦しくなる。

「どうすれば···」

「ぐっ···な、何だ···毒か!?」

「おっさん!」

不意に、バラキエルが膝を着く。背中に受けた傷には、微かに緑色の何かが付着していた。

「テメェ、おっさんに何しやがった!」

「フッ、答えてやる筋合いは無いが···まぁ良い。冥土の土産だ、教えてやろう」

イッセーの問いに対して、先程バラキエルに一太刀を浴びせた男が脇差しを抜いた。

その刃には、緑色の青錆が浮いている。

「この錆び丸の青錆毒、則ち金行!木行たる雷の力を持つバラキエルには猛毒よ!

本来ならば、火行の光で弱められてしまうだろう。だが今や此処は結界の中!光は封じられ、解毒するも適わぬだろう!」

バラキエルが己の攻撃で苦しむ様を見て気を良くしたのか、男は自慢気に語った。

(つまり、この霧を吹き飛ばす事が出来れば、おっさんは復活出来るって事か···でもどうすれば···

クソッ!頼むよ!確か、ブーステッドギアだっけか?アイツら、お前が出て来てビビってただろ?あんな奴らがビビるぐらい、スゴいモンなんだろ!?だったら、おっさん達を助ける力ぐらい寄越しやがれッ!)

 

「ウオォォォォォッ!!」

 

「ふん、餓鬼め自棄を起こしたか。ハァッ!」

「グハッ!?」

大気を揺らす程の叫びと共に放たれたイッセーの拳はしかし、受太刀で止められる。

そして腹に蹴りを喰らい、再び打ち飛ばされた。

「し、少年···」

「う、ぐうぅぅぅ···」

唸るイッセー。痛みと怒りに震える声は、再び奇跡を起こした。

 

SCREAM(スクリーム)!!】

 

「ゔぅぅゥゥォォォオオオオオオオオオオオッ!!!!』

 

赤龍帝の籠手の手甲に付いた宝玉部分がスピーカーのように変形し、イッセーの声を増幅していく。

 

『ハァァァア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ッ!!!!』

 

その声が、呪術用に儀式を施された霧を揺らす。その霧はイッセーの言霊を受け入れ、それに見合う形を創り出した。

 

――――ギャオォォォォォォォンッ!!!――――

 

「「「ど、ドラゴン、だとォッ!?」」」

 

紅く巨大な、龍の頭。それは霧が音によって仮初の実体を得た《まぼろし》。然れどイッセーの叫びは、周囲の霧すら取り込み、まぼろしの密度を引き上げる。

「ッ!き、霧が薄まって···マズいッ!?」

 

――(ゴウ)ッ!!――

 

ドラゴンの口から吐き出される、深紅の炎。

如何に密度が濃けれど、所詮、それはまぼろし。仮初の炎である。しかしそれ故に、物理的な破壊力ではなく、呪具への破壊力に長けていた。

まぼろしの炎が抱えた思念の熱に焼かれ、漂っていた獣毛が焼き切れる。

「くッ、ば、馬鹿なッ···」

「ぬぅっ!ち、力が戻ったッ!!」

「ハァ···ハァ···」

「礼を言うぞ、少年ッ!」

「良いってこと···ッシャァ!」

バラキエル、復活。滞っていた光力が巡り、体内の毒が弱まったのだ。

そしてイッセーも、鍛え上げた心肺能力で酸素を吸入。息を整え、気合いを入れ直した。

「おっさん、ちょっとその槍借りる」

「何?」

言うや否や、イッセーはバラキエルの雷光の槍を左手で掴んだ。ビリビリと若干の痺れが襲うが、奥歯を噛み締め握り潰す。

 

―バリィンッ―

 

ガラスが割れるような音と共に雷光の槍は砕け、しかしその光は霧散しない。

赤龍帝の籠手の宝玉に吸い込まれ、脈動と共に声が響いた。

 

LIGHTNING(ライトニング) SPEAR(スピアー)!!】

 

掌から生まれる、紅い光の槍。其処に緑の雷が絡まり、イッセーの雷光槍が完成する。

「チッ、今代の赤龍帝は化物かッ!」

「逃がしはしないぞ」

「ッ!バラキエル···」

出口側に回り込むバラキエル。そして正面には雷光槍を構えたイッセー。

「···これは、もはや無理か···がッ!?」

挟み討ちの形になり、戦意喪失するリーダー。イッセーはその首に雷光槍を打ち付け、意識を刈り取る。そしてバラキエルも、イッセーに習って両手の雷光槍で男衆を気絶させた。

「お父様ぁぁぁ!」

「あなたぁぁぁ!」

「朱莉、朱乃、遅くなって悪かった。怖かったろうな···」

母娘···朱莉と朱乃はバラキエルに抱き着き、バラキエルも優しく抱き締め返した。2人の頭を撫で、そしてイッセーの方を振り返る。

「少年!君がいなければ、2人の命は無かっただろう。

心から感謝する!本当に、ありがとう!」

「あはは、まぁ、うん。どういたしまして···」

一方イッセーは、アドレナリンが収まって実感が湧かない様子だ。

「しかし···やはり、日本には受け入れて貰えないのだろうか···」

「···あー、おっさん。ダチが言ってたんだけどさ」

暗くなるバラキエルの顔を見て、イッセーは放っておけないのか口を開いた。

「日本の神様って、そんなよそ者嫌いしないらしいぜ?見たとこ、おっさん達が何か悪いことしたって訳でも無さそうだし···ソイツら縛り上げて、神様に文句でも言ったら?堕天使ってそう言うもんだろ?」

「···そう、かもな。ありがとう、少年」

「役に立ったら良かったよ。じゃ、俺もう帰るんで」

「え、ちょ、ちょっと待ってくれ!」

「ゴメン待たない。怖がらせちまった分、家族にサービスでもしてあげたら?」

フードを被り直し、立ち去ろうとするイッセー。取り敢えず、落ち着いて状況を整理したかった。

「では、名前だけでも!私はバラキエルと言う!」

「···名乗られちゃ、返さないとな。

取り敢えず、今度···来週ぐらいかな。さっき言ったダチを連れて来るんで、そん時に名乗りますよ」

「···分かった!では、その時に!」

バラキエル達の眼差しを背に受け、イッセーは神社を後にするのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「グォエッ」

「あ、忘れてた」

最初に気絶させた見張り番の鳩尾を踏んづけて···

 

 

to be continued・・・




~キャラクター紹介~

兵藤一誠
SAMURAI紳士と化した原作主人公。
多少ご都合主義でゴリ押しつつ、初戦闘をクリア。ブーステッドギアを初回で2回も変異させると言うえげつない伸び代である。
因みに戦闘スタイルは薩摩が生み出した某薩人マシーンがモデル。使えるものは何でも使うので、基本泥臭い戦いをする。
取り敢えず頭の中を整理する為、スピードワゴン如くクールさで去ろうとして、見張り君を踏んづけた。

バラキエル
堕天使組織グリゴリの幹部。名前は神の雷の意味。
今回はガッチガチに対策されて不覚をとったが、そもそも閉鎖されていない広いフィールドならばメチャクチャ強い···ハズ。

姫島家の刺客
日本を護る陰陽術使いの家。姫島朱莉の親戚。
基本来るもの拒まずスタイルの日本には珍しく、どうにも過激派っぽい。
家から堕天使とのハーフが生まれる事を容認出来ず殺しに来た訳だが、何でこの時期まで生かしておいたかは謎。原作でも、朱乃が朱莉を守れなかったバラキエルを憎んでいる事から、少なくとも小学生程度の年齢ではあったハズ。細かい事は知らんけど。
姫島は神社の家系=神道勢力=五行思想と言う風に連想したので五行使いに。錆び丸も、まぁ持っとって良いやろ。
この後バラキエルが速攻で天照のお社に直談判しに行き、多分勢力としての地位はブッ壊れる事になる。

~神器紹介~

赤龍帝の籠手
――ブーステッドギア――
赤龍帝ア・ドライグ・ゴッホが封じられた神滅具。
10秒毎に、所有者の能力を【BOOST】の音声と共に倍加する。
これを宿した者は赤龍帝と呼ばれ、昔から対となる龍と争い続けて来た。
忍義手と同じく、拡張の余地がある。

赤龍帝の共鳴箱
――ブーステッドギア・スクリーム――
持ち主の声を取り込み、増幅する変異機能。形代を消費し、【SCREAM】の音声と共に発動する。
音圧や振動、衝撃をブーストで累乗増幅し、パンチや武器に乗せる事で攻撃力を強化する。
形代消費·3(+2)

本来は、猛る叫びを武器に宿す異能。その機能は、増音機や、蓄音機に近い。
しかし、霧が満ちる地で使えば、使用者の怒号は龍の雄叫びとなり、まぼろしの炎を放つ。
(モチーフは仮面ライダー響鬼の装甲声刃(アームドセイバー)。まぼろしドラブレはダクソの龍体ブレスみたいになった)

赤龍帝の雷光槍
――ブーステッドギア・ライトニングスピアー――
取り込んだ雷光の槍を反芻し、龍のエネルギーで再現する。形代を消費し、【LIGHTNING SPEAR】の音声と共に発動する。
籠手の装甲が細く、薄くなる代わりに、雷光槍を振るう事が出来る。投げる事も出来るが、再生成に形代を消費する。
形代消費·2

堕天使バラキエルから呑み込んだ、敵を穿つ雷光の槍。突けば熱光が金行を貫き、払えば雷が水行を凪ぐ。相手を見極め、使うべし。


原作の龍殺しのアスカロンを取り込んだ所見て、あれ?これ忍義手化出来るんじゃね?と思ったので、今後ブーステッドギアは追加武装バンバンぶちこんで行きます。
形代云々は、ドライグが覚醒した時に説明します。
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