あと3月からBloodborne始めました。ローゲリウス初見撃破、アルフレート君は先触れ連打で完封。辺境アメンドーズは処刑人の手袋だけで封殺しちゃったぜ』
「漸く手を出したか」
『序盤のフロムの洗礼は心砕けそうになったぜ』
「で、SEKIROは?」
『金も時間も御座いません』
「アメンドーズに握り潰されちまえ」
『もう握り潰されたよ。教室棟行く時に。まぁ自衛隊に入ってからマトモに触れてねぇがな。ちょくちょく家に帰ってプレイしてるよ』
(志狼サイド)
「いやぁ、楽しみだな!」
「そうね。いっぱい楽しみましょ」
楽しげな様子の両親と共に、電車に揺られる。ふと向かいを見れば、イッセーとそのご両親も同じような状態だ。
「じゃ、行き先の案内は任せたぞ!」
「···承知」
父に頷き、俺は窓の外を眺めた。
変若の御子と約束した通り、俺と両親と兵藤一家と言う面子で葦名を目指している。変若の御子との顔合わせと言うか、説明会のようなものを行う為だ。
元々家族ぐるみで仲が良い上に、都合良く休日も重なっていたので、全員で葦名に旅行に行くと言う名目だ。
「なぁシロー、ちょっと良いか?」
「どうした」
イッセーに呼ばれ席を立ち、そしてドアの側に寄る。
「葦名ってさ、神様がいっぱいいるんだっけ?」
「居るな。土地神の類いや、少し違うがそれに近付いたヌシの類いが」
「じゃあ、妖怪とかもいんのか?」
「···あぁ」
葦名在住の妖怪なら、黒歌殿が居る。しかし、彼女も他所からやって来た流れ者。前世では、怨霊の類いは出ようとも、人を化かす化生の類いは出なかったな。
あの黒い上位者に固定させた記憶によれば、『SEKIROに妖怪は登場しない』と宮崎ディレクターが直接否定していた筈だ。
「···前世の時代には居なかったが、前に葦名を訪れた際に、新入りの妖怪と知り合った。
何より以前、今日会いに行く相手が、妖怪と交流していれば等と言っていた。その話が進んでいれば、あるいは見知らぬ妖怪を眼にするやも知れぬ」
「へぇ~、結構楽しみだな」
そう言って、ひひっと笑うイッセー。やはり年頃の男子は、好奇心が旺盛だ。
「さぁ、もうすぐ到着だ」
―――
――
―
「ん、狼!此方だ!」
「おう」
到着早々、俺が全員を先導して、甘味処あしなに向かった。既に、弦ちゃんとその家族が席に着いている。
俺達は、その隣のテーブルに着いた。
「弦、前に言ってた友達か?」
「えぇ、山吹色の上着の方が」
「志狼、お前狼って呼ばれてるのか」
「えぇ、まぁ」
そんな話をしている内に、店員が茶を持って来た。金髪ロングを後ろで纏めた、糸目の優男だ。
「···新人か」
「どうやらそうらしい。おばちゃん曰く、先週入ったばかりなんだとか」
もくもくとオハギを食べながら、情報を共有してくれる弦ちゃん。
「それで志狼。何か大事な用事があるって言ってなかったか?」
「まずは、腹拵えを済ませませた方が良い。用事は、午後から。
因みに、俺は此処のオハギが好きだ」
自分の一行にメニューを渡しながら、温かい茶を啜る。元々は茶屋なだけあって、此処は茶も中々美味い。
「ん~っと、じゃあ俺はオハギにしよ」
「私は草餅にしようかしら」
「じゃあ俺は、そうだなぁ···じゃ、この甘さ控えめのきな粉餅にしようかな」
「うーん、どうしよう···あ、みたらし団子にしようかな」
「私はオハギにするわ」
「決まったな。すいません」
呼び鈴が無い故に、店員に声を掛ける。返事をしたのは、さっきの糸目の男だ。
「オハギ3つ、草餅、きな粉餅、みたらし団子をそれぞれ1つずつ」
「はぁい分かりました。少々お待ちくださいな~」
少々京都訛りのある返事をして、あの店員は奥に引っ込んだ。
「しかし、何とも運の良い事だ」
「全くだな。都合良く、全員休日で集まれるとは」
俺の呟きに、弦ちゃんも同調する。普通は、外せない用事の1つや2つあって当然なのだ。
「まぁ良い。用事は午後からだ、それまでは楽しもう」
「そうだな。俺も、葦名博物館に脚を運びたいと思っていたのだ」
そう言って弦ちゃんは朗らかに笑い、湯呑みの茶を啜った。
―――――
――――
―――
――
―
「おぉ、立派なもんだなぁ」
昼下がり。葦名をさらりと味わった俺達は、仙峯寺の門を潜った。大きく、そして精巧な造りの外観に、父は呟く。
「···」
対して、俺は黙って中を見渡した。
すると、1人の僧侶が眼に留まる。サッサと箒で床を掃く彼の腰には、俺が御子から受け取ったものとそっくりな赤い御守りが揺れていた。
「···少々、宜しいか」
「おや、どうしたかな?」
話し掛けると、此方に眼を合わせる僧侶。その僧侶に、俺は御子から貰った件の御守りを黙って見せる。
「!···成る程」
「案内を、頼めるか」
「えぇ、承っておりますよ。どうぞ此方に」
「承知。全員、着いて来てくれ」
僧に先導されるまま、俺達はその後ろに続く。親達はそんな状況に困惑し、首を傾げつつも着いて来た。
増設された廊下を渡り、奥の院まで通される。
「お待ちしておりました、狼」
「よう、シロのボン!」
座布団に正座した御子が、顔を上げて此方を見た。隣にいた天猫殿も、にこやかに手を振ってくる。
「御子、天猫殿。コイツがイッセー。俺の友人であり、神器の保有者だ」
「ほぉ、この歳にしちゃ芯が確りしとんな。男前やで、イッセーのボン」
「宜しくお願いしますね、イッセー君」
「あっ、ハイッ!ありがとうございます!」
天猫殿と御子に声を掛けられ、弾かれたようにお辞儀をするイッセー。まぁ、2人ともかなりの美人。多少緊張するのも仕方無い。
「狼、弦一郎君、イッセー君。そして、保護者の皆様。今日は、遠路はるばるお越し頂き、有り難う御座います」
そう言って、御子は頭を下げる。保護者組は理解する材料が足りないようで、チラリチラリと顔を見合わせていた。
「今回この場でお話しするのは、あなた方の子供達の将来に、大きく関わる事です。信じられない事、理解し難い事も多くあるでしょう。ですが、一先ずは私の説明をお聞き下さい」
―――
――
―
「まさか、そんな事が···」
御子から説明を聞き、唖然とする父。最初こそ信じられなかったようだが、俺達が神器を出したり、黒猫だった黒歌が目の前で人型に変化して見せれば、本当の事だと受け止めたようだった。
「前世の記憶か···いや、道理で年の割に賢い訳だ」
「弦も、国語で変な間違い方をしていたのは、戦国時代の文法が抜けきっていなかったからなんだな」
「父上!?何も此処で言わずとも!」
悲鳴じみた声をあげる弦ちゃんに、父親はガハハと笑う。どうやら、雰囲気は悪くなさそうだ。
「で、我々の事は、日本の神様が保護してくれるんでしたか?」
「はい。人外がもたらす脅威からは、全力を尽くして御守りいたします」
俺の父からの問いに、真っ直ぐ目を合わせてハッキリと答える御子。その態度に、父もフッと息を吐く。
「では、お願いします。どっちにしろ、悪魔だの何だのに我々がどうこう出来るとは思えませんし」
「···」
そう言って、父は小さく笑った。しかし、母の表情には曇りが見える。
「志狼···危ないんじゃあ、ないの?こんな世界に、関わって···」
どうやら、俺の身を案じてくれているようだ。優しくて心配性な母らしい、当然の心理だった。
「···確かに、危険はあるかも知れない。だが、俺はこの力と生を得た。力を持っているならばならば、為すべき事を、為すまで。
何、自衛隊と変わりは無い。人の目に着くか、否か。それだけだ」
「まぁ、ウチら日本の
危ない分お給金もええしな、と糸目を更に細めて笑いながら、俺の頭をワシワシと撫でる天猫殿。その手は義父上のそれに似ていて、修羅場を潜り抜けて来た、重く、しかし暖かい手だった。
「···っちゅぅても、別段家族から切り離すとか、そないな事はしまへんでご安心を。普段の生活の中に、ちょーっぴりだけ、裏方の勉強やら稽古の時間が入るだけですさかい」
「···塾のような、具合か」
「おーそれやそれ!流石はシロのボン!
とまぁ、基本的にはそんな具合ですわ。あ、でも例外的にちぃっと遠征とか入る時もありますけんども···そん時は、ウチらみたいなベテランが確り着きますさかい、ご安心を!」
元気良く、そう言い切る天猫殿。しかし、声に籠るピリピリとした覇気が、その言葉に込められた強い責任感をありありと感じさせる。
「···志狼が、本当にやりたいなら···お母さんには、止められないわね」
「···有り難う、母さん」
小さく笑って、母は言った。
大切に想う者の危険を憂う気持ちは、俺にも良く分かる。また、その者が自ら、茨の道を選んだ気持ちも。
だから俺は、心からの感謝を、口に紡いだ。
「···いいにゃぁ」
他の誰にも気付かれぬ程に、小さく、か細く呟かれた一言。しかし、俺とイッセー、そして御子は顔を見合わせる。どうやら、2人にも聞こえたらしい。
「···黒歌殿」
「ん?···えっ、もしかして聞こえちゃってた?」
「あぁ、聞こえた」
「俺と、みこさまも聞こえたぜ」
「あとウチもな」
と、天猫殿が口を開く。どうやら、彼女にも聞こえていたようだ。
「ぁぅ···」
黒歌殿は頬を恥ずかしそうに赤く染め、顔を逸らした。
「···黒歌殿。俺達は、神や仏では無い。いや、御子は現人神だが···しかし、心を読める類いでは無い筈だ。故に、黙っていては分からぬ事が多い。
だが···求めてくれるのならば、それに応える事は出来よう。何か求めがあるならば···口に出しては、くれぬだろうか···」
「···」
(···しまった)
声に出してから、心の中で後悔する。
俺は、前に不用意に踏み込まぬと言った。だが今日、こうやって踏み込んでしまった。己で決めた戒めすら守れぬとは···
「···済まぬ、黒歌殿。踏み入り過ぎた。約束を、破ってしまった」
「えっ?···あぁ、あれ···」
若干面食らった様子の黒歌殿。どうしたのだろうか。
「もしかして、あの自分から話してくれるまで待つ、ってやつの事言ってるのかにゃ?」
「そうだが···?」
「···フフッ」
呆れたように、小さく笑う黒歌殿。はて、可笑しな事を言ったつもりは無いのだが···
「大丈夫にゃ。それぐらい気にしない気にしない!
···でも、確かに頃合いかも···うん。話そうかにゃ。あ、でもお米ちゃんと志狼、それと···お姉さんだけかにゃ。他の人には、悪いけど···」
「お嬢ちゃん、皆まで言うな!聞かれたくない事も、二三はあるだろう。邪魔はしない」
そう言って、父は皆を連れてこの部屋から出た。何と言うか、良い
「にゃはは、すごく、ありがたいにゃあ···」
ポツリと溢し、黒歌殿は語り始めた。
(NOサイド)
「まず、私の身の上に絡んでるキリスト教の勢力について。軽くだけど、説明するにゃ」
黒歌は人差し指を立て、語り始めた。
「1つ目、《教会》。所謂キリシタンの類いだにゃ。昔から宗教侵略を仕掛けまくってて、いろんな所から嫌われてるみたい」
「俺と弦ちゃんが初めて来た時に、居た奴らだな」
志狼の呟きに、コクリと頷く黒歌。更に話を続ける。
「そして2つ目、《堕天使》。コイツら正直はあんまり知らないから、詳しくは言えないにゃ。
最後に3つ目、《悪魔》。問題はコイツらだにゃ」
3本目の指を立てて、顔を引き締める黒歌。その眼に宿る感情は、燻り消えぬ恨み、怨念の類いだ。
「悪魔は、他の種族を自分と同じ悪魔に転生させる道具を持ってるんだにゃ。チェスの駒の形をした、
そして、これを使って転生させられた悪魔···転生悪魔は、駒の持ち主の眷属、つまり所有物になるの。お姉さんは、知ってると思うけどね」
黒歌の言葉に、黒沢は唇を一文字に結んで顎を引いた。
「···無理矢理に、主従の契りを結べる、と言う訳か」
「そう。そんな転生悪魔な私が、今や悪魔からはお尋ね者···さて、何でかにゃ?」
「···!」
志狼の眼が、微かに見開かれる。主従関係については、前世もあって敏感なのだ。
「···主人殺し、か」
「うん、正解」
志狼が溢した回答に、哀し気に答える黒歌。
「···だが、訳があるのだろう?」
「せや。ウチはヒト観る眼ェはある方やで?少なくとも、クロにゃんが大した理由も無しにそんな事するようなやっちゃ無い事は、確り分かっとるつもりや」
「···ほんっと、悪魔とは大違い···ありがとにゃ、皆」
自分を信じる志狼達の言葉に、黒歌は胸の底から熱いものが込み上げるのを感じた。
「···妹が、居たのにゃ。白音っていう、物心ついて間も無い、可愛い妹が。
お母さんも死んで、糞親父からも逃げ出して···その果てに、悪魔に拾われた。
白音の前では、優しくて良いご主人様を繕ってたんだけど···その本性は、珍しい種族を自分の眷属にしたいだけのコレクター。
只でさえ、私達はすっごく珍しい猫魈。しかも、仙術っていう自然や自分、他人の気···生命力みたいなものを操作する能力があってにゃ。アイツは、それに飛び付いたって訳···」
哀愁から一変、苦虫を噛み潰したように歯を剥き出し、唸るように語る黒歌。黒沢もその先を察し、小さく舌打ちする。
「仙術って、使いこなせば周りの気で妖力を水増し出来たりするから、とっても便利なのにゃ。でもその反面···」
「···誤れば、正気でいれぬ、と言う事か」
「ほんっと、察しが良いにゃ?志狼は···」
志狼がすらりと察せた理由。それは、前世において使っていた、御魂降ろしの経験故だ。
人ならぬ御霊は、降ろせば力となるが、
代わりに差し出すものなくば、やがて狂う
「自然の気の中にも、邪気って言う類いの気があるんだにゃ。それを取り込まないように上手く選り分けられないと···」
己の中に、己以外を取り込む。肉体的には、そうせねば生きられないものだが、魂魄にとってはそうでは無い。そもそも、高次元な思考の出来る生物の魂は、己の中に異物が入って来る事に耐えられるよう出来てはいないのだ。
「私は仙術を使いこなす為に、必死で努力したにゃ。でも独学だから、どうしても行き詰まっちゃって···そんな時にあの男、私が強くならなきゃ白音も仙術使いにするしか無いって言ったんだにゃ。さっき言った通り、白音はまだまだ子供。3つ上の私が手こずる仙術なんて、扱い切れっこ無いにゃ」
「故に、お前は妹を護る為に···」
「まぁね?で、結果的に白音は護れたにゃ。だけど···」
「···どうした?」
口をつぐんで、眼を下に泳がせる黒歌。微かにだが息が乱れ、明らかに苦しそうな様子だ。
「···おい、これを飲め。気が和らぐ」
「お、曲がり瓢箪か」
見ていられず、志狼はまだら紫の曲がり瓢箪を差し出す。それを見て、黒沢は僅かに反応した。職業柄、世話になる事もあるのだ。
「んっ···うげっ、にっがぃ···」
紫瓢箪を呷り、その苦さに盛大に顔を顰める黒歌。しかし、僅かに飲み下した一口にも満たない薬水でも、小さな子供の身体には十分だったらしく、呼吸の乱れは既に治まりつつあった。
「落ち着いたか。苦しいならば、言わずとも···」
「ううん、言うにゃ。寧ろ、聞いて欲しいぐらいだから」
何度か深呼吸して、志狼と眼を合わせる黒歌。ブレる事無く、真っ直ぐと志狼を見つめるその瞳には、強い芯が宿っている。
「···あの男を殺した時···よりにもよって、見られちゃったんだにゃ。白音に」
「「「ッ!」」」
情景が脳裏に浮かび、3人は思わず眼を剥く。最愛の家族に、手を汚した自分を見せ付けてしまった、その有り様に。
「武器になるような物なんて無かったから、覚えたての仙術で気の流れを狂わせてやったのにゃ。そしたら水風船みたいに、ぶしゃっと爆ぜて···当然、周りは血の海。私も血まみれにゃ。
そして私自身、悪魔殺しなんて初めてだったから、心の余裕が無くて···白音と一緒に、逃げようとしたのにゃ。真っ赤になった手を伸ばしてね···
でも、あの子の中では、あの男は優しいご主人様。自分を利用する為に拾ったなんて、知る訳も無かったにゃ。だから、私の手を打ち払って、言ったの···」
――――いやっ!来ないでっ!――――
「っ···」
「ッ···」
「そんな···」
3人は、胸の奥がギリギリと締め付けられるのを感じた。10代半ばにも届かぬ少女が背負うには、余りに悲惨で、剰りに救いが無さ過ぎると。
「別に、アイツを殺した事は後悔してないにゃ。彼処じゃ毎日訓練ばっかで全然楽しくなかったし、此処の住み心地も最高だし···
でも、出来る事なら···もう1回、白音に会って···話したいにゃあ、なんて···」
黒歌の声が、段々と湿り気を帯び始める。目元には涙が滲み、無理矢理笑っていた口元は、今や歯を喰い縛っていた。
「黒歌」
黒歌に駆け寄り、左手を黒歌の頬に、右手を後頭部に添える志狼。そして、その頭をゆっくりと撫でた。
「え?し、しろ···?」
「良く、頑張った。護るべき家族の為に、良くこれまで耐え忍んだ」
称賛の言葉を贈りながら、取り出したハンカチで涙を拭う。更に左手で黒歌の手を取り、握りながら言葉を紡いだ。
「良く、話してくれた。勇気を持って、その秘密を打ち明けてくれた。
そのお陰で、分かった。
お前は、寒かったのだろう?胸の奥が。そして、人に打ち明けられぬからこそ、それを和らげられなかったのだ」
「せやけど、今喋ってくれたからな!今はもう寒ぅ無い!ウチら集まって、押しくら饅頭や!ほら!御子サマも
ほれ、押ーしくーらまーんじゅー押ーされーて泣ーくな!」
「きゃっ!」「ぬおっ!?」
変若の御子を引っ張り起こし、志狼と黒歌を熱烈に抱き締める黒沢。戸惑いこそしたものの、御子も同じように優しく包容する。
「うむ···少しは、暖まったか?」
「っ~···」
外側の2人によって密着した志狼に至近距離で問われ、黒歌の頬にカッと朱が差した。
「···ずるいにゃ。年下の癖に」
「伊達に年は喰っていない」
(そう言う事じゃ···あぁもう、こう言うのがあるから憎めないにゃあ···)
「···黒歌。黒歌って呼んで。殿、なんて付けなくていいにゃ」
「···承知した、黒歌」
(はぁ~、青春やなぁ···)
そんな2人の様子を見て、黒沢と御子はにんまりと微笑み合うのだった。
to be continued・・・
~キャラクター紹介~
葦原志狼
何故か口説きスキルがどんどん上がっていく戦国忍者。
今回から遂に親公認の忍者候補生。イッセーや弦ちゃんとも仲良く訓練出来るよ!やったね!
Bloodborneキャラメイクの過去では、前世は《村の生き残り》、今世は《プロフェッショナル》の神秘+技術ビルドだと思う。実際SEKIROにはパワー系の技も無いしね。
葦斑弦一郎&兵藤一誠
今回あんまりスポットは当たらなかったが、地味に日本勢力への所属が確定すると言う最大の強化フラグが立った。
同時に、家族ぐるみで日本勢力に保護される事に。これで原作みたく、両親が洗脳させられたり、ご近所さんが端金を握らされて立ち退かされる事も無いだろう。
過去は各々、イッセーは《特筆なし》の神秘&筋力ビルド、弦ちゃんは《一族の末裔》+《従軍経験》の技術&神秘ビルドになると思う。
黒歌
本格的にヒロイン化してきた猫魈お姉ちゃん。
生まれやその後の事情的に、過去は《悲惨な幼年期》か《過酷な運命》。戦法的には神秘&技術ビルドになりそうで、尚且つしぶとく生き延びる力も強そうなので、恐らく《悲惨な幼年期》になる。猫の鉤爪もあるので、技術振りだとかなり強そう。
黒沢天猫
良き姐さんキャラになった現代陰陽師。
過去は確実に《プロフェッショナル》。基本的には前線に出ないので、現状は技術メインのビルド。神秘にもちょっと振ってる感じ。
変若の御子
結構出番を端折られちゃったお米ちゃん。
保護者への説明はほぼほぼお米ちゃんがやったけど、長々と書いても蛇足って事でバッサリカット。
実は現人神なので、上位者に近い存在だったりする。良く良く考えてみると、ミコラーシュが目指していた目標への通過点である《上位者の受肉》の成功例なのかも知れない。瞳は授けられないけど。
性質的に見れば、《一族の末裔》の血質&神秘99のビルドになる筈。テレビとかスマホを容易く使い熟す辺り、技術も相当高い模様。
リアス・グレモリーは、王蛇みたく常識人の方が良い?それとも、原作通り無能姫で痛い目見せる?
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無難な常識人
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無能姫の鼻をへし折れ
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救いようはあるけど結局甘ちゃん