恋する錬成師は世界最強   作:見た目は子供、素顔は厨二

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7月23日 日刊76位ありがとうございます!
これも皆様の応援あっての結果!
これからもよろしくぅ! だぜいっ!

そんで持ってお久々です。
前回も申し上げましたが、テストがババンババンバンでした。
俺は…無力だ!

そしてぇい!!
ここで重大発表です!!!!!
勇猛なるハジカオ読者諸君ならば知っているもしれませんし、かなり今更ですが…叫ばせてください。

春風が、戻って来たぞぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!(躊躇いなく行われる許可無しのダイレクトマーケティング)(怒られたら? 謝る)

厳密には『星のよすがを辿る旅人』と言う作品になってます。
俗に言う改訂版って奴です。
つまりはパワーアップです。
オラ、ワックワクすんぞ!

更に、もう一発!
竜羽さんの『ありふれた?デジモンテイマーは世界最強を超え究極へ至る』もオススメだぜ!(ダイレクトマーケティングは二度刺す)(またもや無許可)(仕方ねぇ、情熱(パッション)が弾けたんだ)
デジモン全然知らん私でも楽しめたからオススメやで。

他にもハジカオ作品は幾つかあるが、まだ読めてないので保留。
さてと…私も私のハジカオをお届けしようじゃないか…。

という訳で、毎度長い前書きメンゴ!
そしておまた!
本編やで!


24、『魔法理論学発展論会』ーー“錬成”による魔力への干渉

 魔力とはトータスにおいても長い間ブラックボックスとされてきた。その理由としては調査を行う事が出来るサンプルが非常に少ない為だ。

 

 例えば体内魔力の場合でも、詠唱が必ず必要となる。加えてその場合、基本的に何かしらの魔法へと変換される。例えば“光球”は体内魔力をそのまま外に放出する事は出来る少ない魔法だ。しかし同時にその魔力の一部を光属性へと変換している。

 

 だからこそ真に純粋な体内魔力を外部へと放出するというのは、非常に難しい行為となる。一応手段としては無くは無いのだが、特殊なアーティファクトや儀式が必要となる為、容易とは言えない。

 

 そして何よりも問題は自然魔力だ。こちらに関しては本当にサンプルが少ない。例えば伝説の鉱石である自然魔力の塊、『神結晶』。もしくは大樹【ウーア・アルト】が放出する自然魔力の干渉を受けた、【フェアベルゲン】の木々。その二択となる。

 

 それ以外の物質にはまず含まれる事は無い。人間は言わずもがな、魔物化していない動植物にすら体内魔力という物は含まれる。何処にでもあるが、捉える事は困難。それが自然魔力と言う代物だ。

 

 結局の所、魔力を調べるにはサンプルが少な過ぎる。加えて言うならば、調べたい魔力のみを取り出すなど現在の技術ではまず不可能。

 

 魔力という物を調べるには、その魔力その物を操作する手段が必要不可欠。『魔法学』の識者達はその難題に異を唱えんとし、その度にその結論を同様に口にした。

 

 ──少なくとも、この日までは

 

 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 ──“錬成”による()()()()()()、および()()()()への干渉

 

 そのワードが出た途端、会場は今迄に見ない熱を孕んだ。

 

 それは識者であろうと、愚鈍な者だろうと関係無い。当たり前だ。ハジメが放った一言はどれ程の馬鹿であろうと凄まじさを理解できる、常識を覆す内容なのだから。

 

『ま、魔力干渉の術だと!? 馬鹿な、そんな訳が──』

『しかし…先程あの男は液体・気体への干渉をしっかりと証明した。ならば、万が一であり得るのではないか?』

『ありえん! ありえんだろう! 【無能】だぞ!? 『学会』で数百年間謎とされた干渉方法をあの小僧が導き出したとでも言うのか!?』

 

 客席は最早てんやわんやだ。ハジメの語った内容が嘘か誠か。計りかねている。教会の狂信者はこぞって否定する。しかしハジメは前提の発表ですら十分な内容を持って来ている。反対派はただ勢い任せの罵倒しか吐く事が出来ない。

 

「はっ? はがぁ?」

「イシュタル卿、だらし無いですよ。口をそれ程開けるなど。公衆の面前なのですから、ご注意なさい」

() あごが(はおは)ぁ」

「…確かにそれ程驚くのも無理は無いですが。存外やりますね、あの人間」

 

 それは敵だろうと──

 

「優花、分かってるか?」

「…流石に分かるわよ、私でも。これがエッグい内容だって事は」

「語彙力な? いや、ハジメの奴が頑張ってんのは知ってたが…予想の遥か上を行かれたわ」

「…南雲っち、ヤバくない?」

「よもやよもや…」

「流石、南雲殿ですね。私、こんな未来が来ると思ってました」

「おい、チェイス。しれっと「自分、分かってました」という態度を取るのはやめろ。目に見えて汗をかいてるからな、貴様」

「頑張ってくださーい、南雲くーん! 先生応援してますよー!」

 

 ──味方だろうと関係無い。

 

「ハハハッ、坊主は相変わらずしでかすな!」

「笑って現実逃避しないでくださいまし、メルド団長。それはそうとこれが事実だとすれば、先ずはこの技術の漏洩の阻止を行わねば。特に帝国。というか南雲さんカッコよ。これ程の破格の情報ならば貿易の一つや二つしなくては損。問題は南雲さんがこの研究データをどの様にご利用するか、ですわね。やはり紳士服似合いますわ。恐らく南雲さんの事ですから、データ自体は工房か国に渡して自分の研究に戻るでしょう。ここでの発表こそはあれど、恐らくは研鑽が必要な類の技術。笑顔が眩しいですわね。そしてある程度──」

「お嬢様。せめて仕事モードか乙女モードどちらかに選んでいただけませんか?」

「さ、流石は余のライバル………やばぁ」

「ランデル殿下、本音が漏れていますよ?」

 

 誰もが高揚し、見入っている。

 

 当然ながら審査員達もまた、狂乱の渦へと呑まれた。

 

「ハァ──────ッッッ!!????? ホントに!? ホントに“錬成”でそんな事出来ちゃうの!? マジで!? そんな事出来るから早く言ってよ! 幾ら注ぎ込めば特別講師として来てくれる? 5はいる?」

「千万か?」

「桁が一つ足りないよ、ダーリン?」

「なるほど、妥当だな」

「ついに、ダーリンである事を認めてくれたかい?」

「脳味噌出荷したらどうだ?」

「私の脳味噌と君の籍を交換してくれるなら」

「汚ねぇよ。いらん」

「いけずだね」

 

 いの一番に反応を見せたのは王宮【錬成師】であるシャクナだ。ウォルペンと同じ穴の狢である彼女は、ステージに登りかねない程にボルテージを上げていた。

 

 最終的にはいつもの夫婦漫才に落ち着いたが、興奮はやはり冷めない模様。爛々と目を輝かせている。

 

「シャクナ、落ち着く。まだ事実かも分かってない。話を聞──」

「レミィ、君はどんなプランを立ててる?」

「南雲ハジメの勧誘…と言いたい所。ただ彼は【ウォルペン工房】所属。勧誘は困難と予想。なのでまだ未成熟な学生の【錬成師】の勧誘を行う。青田買いした上で、魔力の“錬成”方法を叩き込む。従来の“錬成”が身に染みていない、()()()()()()()()()()()()()ならば習得は早いと予想。そうしてある程度恒常的な魔力の研究が可能。私の研究が格段にすす──嵌めた? シャクナ?」

「十中八九、君自身の自爆じゃあないかな?」

「まあ、お前ら。そんな反応するのも無理はねーが、取り敢えず話を聞け」

「おお! 未来に胸が躍るな! 俺は早く続きが聴きたい! ので、背筋ピーンだ!」

 

 一見は静かに見えたレミィの方もまた、ハジメの発表に興奮しているらしい。軽く小突いただけで、溢れんばかりに腹の内を吐き出した。いつもは言葉数が少ない彼女。故に漏れ出た言葉は他ならない、彼女の動揺の証左だ。

 

 対していつも騒がしいアースは行儀良く椅子に座っている。目線も舞台上のハジメをジ──ッ。動きも言葉も暑苦しいのが彼の常の為、これまた異様な反応であった。

 

 ここで唯一冷静なのはウォルペンのみ。ただ彼は彼で、ハジメからこの話を聞いた時は大いに荒ぶった。詰め寄り、静聴。質問責めした上で、【ウォルペン工房】全員で崇め奉った。

 

 その為、「こうなるのも無理は無い」と判断するウォルペン。他メンバーへの対応がどこか柔らかいのも、同情故の物。

 

 すると視界の端で、腕を組む男がいた。

 

【魔法学の祖父】ゴッドワイド=T=ハウグストだ。本来ならば興奮間違いなしの内容を前にして、彼の表情は一変たりともしない。ただ静かに、そこに佇んでいる。

 

「………」

「ゴッドワイドのおっさん? やけに静かだが、どうした?」

「うむ…私事だ。続けてくれたまえ」

「…? まあいい、小僧。声も静まってきたから続けろ。こんぐらいの騒めきなら“風音”で十分に届く」

「分かりました」

 

 やけに反応が鈍いのが気に掛かったが、このままでは話が進まない。ハジメに続きを促した。

 

「それでは発表を再開します。まずこの考えに至った経緯をお話しします。単純に言って仕舞えば、それは魔法陣です」

『『『『『………魔法陣?』』』』』

 

 会場の人間がハジメの言葉をオウム返しした。その言葉を知らない訳ではない。何故この場でそのワードが出てくるのかが、不思議で堪らなかった。それだけの話。

 

「魔法陣の主な製作手段には“錬成”が挙げられます。これは他の手段と異なり、利便性や資源の消費を防ぐ事ができ、かつ魔法陣自体が崩れたとしても修理という手を用いられる為です。ですが、他の手段も当然ながら存在します」

 

 以前から述べているが、魔法陣を形成する手段は幾つもある。血に、地脈、特殊な紙。このいずれでも、問題無く魔法は発動出来る。

 

 しかしいずれも“錬成”による刻印よりも、問題が多い。

 

 例えば血で書く場合、その血は()()()()()()()()()()()()()()()()。またある程度新鮮な血である必要があり、一日もすれば発動は不可となる。その為、この手段を多用する者はまず居ない。緊急時の手段、と言った所だ。

 

 また地脈は魔力が流れやすい大地の筋道だ。人間が利用出来るほどに大きい物は限られ、希少。しかも大地に根付いた物である為、地脈を移動させるなど不可能。【トータス】で、首都の移遷が少ないのはこれが理由だ。【ハイリヒ王国】に張られている結界も、地下にある強大な地脈により魔石の魔力を王都全体に張り巡らせ、発動しているのだ。

 

 加えてフェアベルゲンの木々を加工し作られた特殊な紙、魔法紙は一度の使用で紙が燃え尽きる。その為、連発しての使用が不可能となっている。嵩張らない為、数を用意出来るというメリットはある。しかし素材の希少さからも、上位の戦闘職ともなれば積極的な使用は見受けられないというのが事実である。

 

 これらから分かる様に利便性が高いのは、鉱物への魔法陣の刻印だ。刻める魔法陣の数こそ少ないが出費コストも低く、手頃だ。習得者も一部の【錬成師】というだけで、数はいるので問題ない。

 

 ただこうして羅列してみれば、一つ疑問が生じる。

 

「では、これらの共通項は何でしょうか? 何が作用して、魔法陣たり得ているのでしょうか?」

 

『変形』を司る魔法、肉体の一部、地形、植物。一見すれば、どれもまるで共通項がある様には思えない。

 

 しかしかの日、ランデルの口からある話を聞いた事で、ハジメはその共通項を導き出した。

 

「私はこの共通項こそを魔力であると推察しました。そうでは無いかと考えたのは、【聖女】白崎香織が生み出した新たな技術からです」

『か、香織? 違うわよ、きっと。南雲君は公共の場だからあんな呼び方になってるだけよ? だからその般若さんの気配を抑えて?』

『………』

 

 少しフルネームで言うのが恥ずかしくも思ったが、此処は公共の場。未だ罪人認定されているハジメと彼女では格と言う物が違う。なので仕方が無く、ハジメはそう言う。

 

 少し視界の端が軋んだ様な気がしたが気の所為だ。ハジメは見事なスルースキルで集中する。学者の皆様も知識欲で一杯で、その軋みに気付くことが無い。

 

「彼女は“光球”により、魔法陣を作成したとの報告があります。その“光球”は光属性魔法と…彼女自身の体内魔力により構成されます。そして体内魔力に重点を置き、考えた結果ある法則に辿り着きます」

 

 そしてハジメは審査員席の中央、そこに座するゴッドワイドに視線をやった。その一瞥が無意識から来る物なのかは分からない。しかし、次の話に関係のある事ではあった。

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()、これは他でも無いゴッドワイド=T=ハウグストが導き出した数少ない魔力法則の一つです。そしてそこから、魔法陣は周囲と比較し、魔力密度が高い様にする事で魔力の導線となっている、そう予想します」

 

 これらゴッドワイドの研究の一つ、【魔力間における収束性・反発性の証明】からの引用だ。

 

 先程も言ったが、魔力のサンプルは非常に少ない。しかも魔力に直接干渉する術を人は持たない故、研究が進む事は無かった。

 

 だがゴッドワイドはそもそもの着目点が違った。単純に言うならば人体と周囲環境を体内魔力と自然魔力のモデルとして考えたのだ。あくまでもその研究は観察故の予想。しかしその信憑性は非常に高い研究であった。

 

 体内魔力と自然魔力間の引力。これは人間の体内魔力が時間につれ回復する事、そして体外に放出した体内魔力が霧散する事から予想された法則だ。

 

 まず体内魔力の回復は自然魔力を取り入れ、これを体内魔力へと変換する事から成り立つ。これは伝説の代物『神水』が、魔力回復も可能としている事からも常識とされている。

 

 ではどの様にして自然魔力を取り入れているのか。呼吸、と考えても良いが、それはあくまでも自然魔力を取り入れる活動を促進しているに過ぎない。真に自然魔力の流入を行うのは体内魔力が持つ引き寄せる力だ。体内魔力が生命活動に重要な働きを持つ以上、体内魔力の回復に関わる自然魔力を取り入れる能力を持つのは説得力がある。

 

 また体内魔力の霧散も、自然魔力間での引力で証明可能だ。【ライセン大峡谷】の分散作用はまた別口だろうが、コントロール制御の低くなった体内魔力を、自然魔力が引き寄せる事によって分散という現象の形を取るのだ。

 

 これらを踏まえると、魔力密度が濃い事で自然魔力を引きつけるという現象は十分に発生し得ると考えられる。

 

「また同様に血には体内魔力が、地脈やフェアベルゲンの木々には自然魔力が濃く含まれています。そこからも他魔力を引きつける力、魔法陣としての効果を見込めるでしょう」

 

 ここに来て協会側の人間も黙り始める。何せハジメが口にした内容は魔法学の第一人者、ゴッドワイドの研究を参考にした物だからだ。

 

 下手に参考にした程度ならば罵倒の一つや二つはあるだろう。しかしハジメはしっかりと研究内容を理解し、自身の発表のパーツとして組み立てている。

 

 野次馬気分の外野は口を紡ぐしか無かった。

 

「血液の魔法陣が本人の物で無ければ機能しないというのも、体内魔力間の反発性を考えれば理解出来ます。同時に時間が過ぎれば魔法陣として機能しなくなるのも、血に含まれている体内魔力の効力が弱まり、魔力が霧散してしまうからでしょう」

 

『体内魔力間での反発性』もまたゴッドワイドの研究成果の一つだ。例えば魔物の肉には致死レベルの毒性がある。これは魔物の血肉に体内魔力が干渉し、他生物の魔力との反発が発生する為とされている。磁石の同極を合わせた時の反応を想像すれば、理解も容易いだろう。

 

「これらから魔力が魔法陣を成り立たせる要因であると仮定する事が出来ます。続いて“錬成”が魔力に干渉出来るとした理由を説明して行きたいと思います。【錬成師】が魔法陣を製作する際、導線用の素材を必要としていない事、それが理由の一つです」

 

【錬成師】は魔法陣の刻印の際に、素材を必要としない。必要なのは普段とは異なる特殊な“錬成”、それだけだ。これに関してはあくまでも感覚的な形でしか伝えられない。人によっては『“錬成”の範囲を広げる』と供述する者もいるが、具体的に言える人間はまず居ない。

 

「ここで考えられる要因は『魔法陣の形が魔力の導線としての能力を付与する』、『“錬成”が鉱物そのものの性質を変える』、そして『空気中から素材を獲得している』。この三つが考えられます。一番最初の推察である魔法陣の形、すなわち『完全な形』を取ることで導線となる、という今迄の考え方です。ですがこれは素材対象や方法が制限されている時点で違うと言えるでしょう。またある程度不細工な形でも魔法陣は成立する事からも、この考えは否定出来ます」

 

 これに関して頷くのは腕のある【錬成師】の面々だ。当然形を整える作業は重要だが、同時に形だけでは魔法陣は発動不可能。あくまでもそれが真実の様に語られているのは古い文献のみ。

 

「次に“錬成”が鉱物の性質を変えるという物ですが…これもまた違うでしょう」

 

 “錬成”の能力はあくまでも『変形』だ。切断・重量など形による能力が与えられる事はあれど、魔法的な性質が付与される事はない。

 

 だからこそハジメは三つ目の説を唱える。

 

「その為,私が重要視したのは三つ目、空気中からの素材の獲得です。前述の様に“錬成”が気体への干渉を可能としている以上、この説には可能性があります」

 

 現代科学に置いて、空気とは物質の性質に大きく左右する要素だ。気体との反応は有史以来、人間の進歩と隣り合わせであり続けた。

 

 それを考えれば三つ目の説はハジメにとって十分に期待できる説となっていた。

 

 しかしここまでは推論。ある程度の証拠が無ければ説得力も生まれない。そこで取り出したるは一つの確かなデータだ。

 

「また魔法陣の刻印前と刻印後の重量はそれぞれ異なります。ほんの僅か…砂粒一つ分もありませんが、差異が発生しています。この事から“錬成”は空気中の物質を魔法陣に結合させている、と推察出来ます」

 

 ちなみに素材に関しては酸化還元・および水和などの様な化学反応とは無縁の素材を用いている。地球に持って帰れば色々凄そうな鉱石だ。実際、ハジメにとっても非常に便利であった。ただまあ、その辺りを観客に説明していると化学分野の話をトータス世界の人間に開示する必要がある為、その説明は省いている。

 

「加えて現状、魔法陣での刻印が世界の何処であろうと可能とされています。唯一【ライセン大峡谷】は前例がありませんが、それは魔力の霧散効果による物ですので省きます。この為、何処かの箇所のみで多量に空気中に含まれている物質は除外出来るとして考えられます。そして自然魔力は全世界に普遍的に存在する以上、先程の魔力密度による魔力の誘導能力の話も合わせて、“錬成”が自然魔力に干渉している可能性は十分にあり得るでしょう」

 

 当然ながら、この理論は違う可能性もある。もしかすれば魔法陣の魔力の誘導効果は別の物が要因なのかも知れない。

 

「巫山戯るな! 出鱈目だろう!? さっきまで実演の一つや二つをしていた癖に、今は何の実演もしていないじゃ無いか! 変に話をこじ付けているだけだろう!?」

 

 事実こう言った声が上がる。結局の所、世の中は論より証拠。目に見える物は何よりも信憑性を持ちやすい。

 

「実演…ですか?」

「そうだ! お前は未だに何も──」

「していますよ?」

「…………は?」

 

 だからハジメはそれだけは確実に調べ上げた。

 

 所詮先程までの説明はハジメにとって()()()()()。本命は“()()()()()()()()()()()()()()という事。それ以外は出鱈目だって良い。らしければ良かった。

 

 真剣に考えたのは本当だ。なるべく理論立てもした。実際、ハジメがこの解釈で魔法陣の作成を行なった場合、普段よりも良質な魔法陣が完成した。だからこそ、この説は現実で起きている事に近づいた物である事は確実なのだろう。

 

 しかしそれ以上に、目に見える事実が結局は物を言うのだとハジメは良く理解していた。

 

 だからこそハジメはずっと晒し続けていたジョーカーの手札を明らかとする。

 

「予めご了承して頂きたいのですが、私は“錬成”以外の魔法に対する適性を全く持ちません。その為、どの様な属性の魔法であろうと()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。当然、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。加えてこの“風音”の準アーティファクトの発動に、()()()()()()()()()()

「…?」

 

 適性は魔法陣を省略するのに重要な要素だ。それにより、魔法師は基本五式、あるいはそれ以上まで魔法陣を省略化し、臨機応変に魔法を発動する。

 

 固有魔法が発動する魔法と似ている魔物の魔石でも、省略は可能だ。そう言った場合は魔物の体内魔力の傾向が近く、適性が高いとして扱われる。

 

 だからこそ逆に言うならば、それ以外の方法で()()()()()()()()()()

 

 その事実まで辿り着いた観客は思う。ならば今、()()()()()()()()()()()()()()のは何故なのか、と。

 

 適性が無いにも関わらず、輝く“風音”の魔法陣。広く響く声。

 

『────ぁ』

 

 一人が、ソレに気が付いた。

 

 ハジメがこの演説を始めてから身に付けていた準アーティファクトは、何も一つだけでは無い。

 

 ソレをハジメは“風音”の準アーティファクト同様、一度も外す事が無かった。

 

 ソレは常に淡い光の円環を描いていた。

 

 そして──ソレは今も尚、ハジメの()()で輝いている。

 

 

『“錬成”の…魔法陣!?』

 

 

 誰かが叫んだのを拍子に、会場が今までを遥かに超える動揺に包まれる。理論だけならばこうもならなかっただろう。紛れも無い現実を突き出されたが故の、騒めきだった。

 

 これに対しハジメは微笑を浮かべるが…親しい者は分かった。アレは内心愉しんでるなと。ぐぅの音も出させないつもりだなと。

 

 すこぶる良い笑顔に知り合い一同が白い目を向けつつ、ハジメは続ける。

 

「はい。この様に“錬成”により魔力に干渉する手段を今迄の“錬成”との区分の為、“魔錬(まれん)”と定義しました。そしてこの“魔錬”により私は自然魔力に干渉し、その魔力を魔法陣へと流し込んでいます。自然魔力はほぼ全ての魔法に適性を持っています。上級魔法ならばまだしも、この様な初級魔法ならば発動者に適性が無くとも魔法陣の省略が可能となるのです」

 

 そう言ってハジメは体内魔力を()()()()()()()。蒼い魔力がスパークの様に弾け、光を放つ。詠唱も無いと言うのに体内魔力の操作を可能としている事実が、目の前に広がっている。

 

 紛れも無く、ハジメはこの技術を完成させていた。

 

『『『『『ぅおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!』』』』』

 

 その事実は会場を沸かせる。長年求められて来た技術。ハジメが罪人であろうと無かろうと関係無い。学者等の歓声が辺り一面に響く。

 

 審査員席も同様だ。普段は冷徹なレミィがアースと共に雄叫びを上げ、シャクナが満天の星を彷彿とさせる程に目を煌めかせる。ウォルペンも非常に満足気だ。

 

 ただ一人、学者のトップオブトップを除いては。

 

「すまない、南雲ハジメ。一つだけ質問したい点がある」

「再現性、でしょうか?」

「…ほぅ、そこまで気が回っておるのか。流石はウォルペンの弟子と言うべきか…。左様だ。これが君だけの独自魔法(ユニークマジック)では無いのか、それが私の懸念点だ」

 

 全ての質問や難癖に対し、見事に対応してみせるハジメに感心しつつも、ゴッドワイドは抱いた疑念を口にする。

 

 ハジメの研究は一定以上の普遍性が求められる研究だ。例えばこれがハジメだけの独自の技術と言うならば、まるで手が足りなくなる。それは逆に言うならばハジメの身を確かとするが、代わりに自由は無くなる。そう言った面も含めての質問であった。

 

「まず予め言っておきます。この“魔錬”は現在、私を含めて()()が習得しています」

「…ほぅ、君以外に二人()か」

 

 ここでゴッドワイドが『二人も』、としたのは短い間で習得者が確かにいる、と言う事実からだ。

 

 魔法はイメージから主に成り立つ。故に意識の改革さえ出来たならば習得も困難では無い。されどその意識の改革が一番の難題であり、シャクナの懸念点でもあった。

 

 だが本当にハジメ(開祖)以外に二人も習得者が居たならば、説得力もあると言う物だ。

 

「はい。まず一人目は私の師であるウォルペン=スターク。ですが棟梁は現在、審査員という身分。壇上で実践と言うわけにはいきませんでした。そこでもう一人の習得者をこの会場に呼んでいます。『学会』側からも彼に助手としての参加を許可して貰っています。なので──」

 

 ついでに言うならば教会の目が届きやすい場所では、自身の研究を広めたく無かったという理由もある。このハジメの研究はかなり凄まじい。それこそ教会が気付いたならば、妨害工作の三つや四つは有っただろうと確信できるほどには、だ。

 

 だからこそハジメは研究の全貌を二人にしか話していない。同じ工房のメンバーにさえも、前半の気体干渉までだ。そしてそれだけならば、功績には至らないだろうと判断したのだろう。教会はハジメの思惑通り妨害して来なかった。イシュタルが驚愕していたのもこれが理由だ。恐らく集めさせられた情報だけで判断してしまったのだろう。良い気味だと内心ボヤく。

 

 ウォルペンに話した理由はハジメの研究の粗探しと機密性を保つだけの権力が彼にあったから。ついでに言うならば技術信者の筆頭である為、教会に密告する真似をするはずが無いと信頼した為だ。

 

 では果たしてもう一人は誰か? それは教会の目が届かない、王都から遠くにいる、かつハジメが信頼に置ける人物。

 

 ハジメは彼を会場から見つけると、声を掛けた。

 

 

 

「──()()()()()()、壇上まで上がって来て下さい」

「了解しましたァ! 南雲の旦那ァ!!!」

『『『『『………は?』』』』』

 

 

 

 湖畔の町【ウル】、彼の地に闊歩する【錬成師】の纏め役。ジェルノ=サルマナが飛びっきりの笑顔で立ち上がる。ぶんぶんと揺れる尻尾を幻視する観客一同。それ等をさっくり無視し、敬愛するハジメの元へと速攻で駆け出そうとするジェルノ。

 

 しかしまぁ、それに待ったを掛ける者達がいる。

 

『ちょっと待てェ!! 棟梁、何でアンタが呼ばれる!?』

「ぁん? そりゃあ手紙で旦那とマンツーマンして、“魔錬”を習得したからだよ」

『まままま待つんですな? それではここ最近棟梁が受け取っていた手紙は──』

「おう、旦那からだ」

『じゃあ今日ここに来たのも…』

「旦那の勇姿を拝むの半分、手伝い半分だ!」

『狡いぞ、アンタ! 南雲師匠からの手紙を黙ってるなんて!』

「ハハハハッ、黙ってろって言われてたからな。ホントは言いたかったけど仕方ないヨネ!」

『クソ棟梁! テメェ、人の心ってもんが無いのか!?』

「正直クッッッッソ優越感あるwwwww」

『これは天誅案件では?』

『誅する? 天誅いっとく?』

『耳を澄ませろ、天がやれって言ってるぞ?』

「おいこら、俺を殺害しようとすんじゃねーよ? 第一、もし仮にお前等が俺と同じ様な状況だったらどうした?」

『へ? それは当然独占した上で後で煽りますが?』

『マンツーマンとか貴重過ぎますからな。お口チャック案件ですぞ?』

お前の物は俺の物(ワンフォアオール)! 俺の物は俺の物(ワンフォアワン)!』

「ほら見ろ。同類じゃねーか」

 

 彼等はハジメを敬愛して止まない勢力…即ち【ウル】の【錬成師】一同である。上司であるジェルノに対し、思いっ切り噛み付く。何なら闇討ちの計画も立てている。ただジェルノも彼等も同じ技術大好きな【錬成師】。根本的なゲスさは同等であった。

 

 結局ジェルノは部下達の言葉をまるっきり無視し、ハジメの指示の元壇上まで上がって来た。

 

「そんで南雲の旦那、俺も“魔錬”を使えば良いんですかい?」

「はい。ジェルノさんも魔法適性は基本持ってないですよね? あ、あと()()、ちゃんと付けてます?」

「ええ、適性は“錬成”以外ありませんし、例のブツもしっかりと持ってきてます!」

「なら好都合です。同じ様にお願いします」

「承りましたぜ、旦那!」

 

 そう言ってハジメはジェルノに“風音”の準アーティファクトを手渡す。全員の視線がジェルノへと誘導される。そして当然彼が元から付けている準アーティファクトの手袋にも。

 

『…あれ?』

 

 そして気が付く。その手袋に刻まれている魔法陣、“錬成”の魔法陣の周囲に新たな魔法陣が刻まれている事に。

 

 やがてそれは“錬成”の魔法陣から来る魔力を受け、輝く。そして共鳴する様にジェルノの周囲の自然魔力が光を放ち、“風音”の魔法陣へと流れ込んでいく。

 

「これで良いですかい? 南雲の旦那」

 

 ジェルノの言葉は良く響いた。“風音”は紛れも無く成功。そしてそれは“魔錬”が決してハジメ独自の技術では無い事を顕著に示していた。

 

「お気付きの方も居られると思いますが、ジェルノさんが持ち込んでくださった“錬成”の準アーティファクトには、ある補助魔法陣が刻まれています。これは従来の“錬成”魔法陣を“魔錬”に特化させる補助魔法陣となっています。この補助魔法陣と一定以上の技量があれば、“魔錬”の使用が容易となります」

 

 ちなみに僕は慣れているので必要ありませんでした、と軽く追加説明し、その上でだからこそ再現性は十分にあると結論付ける。

 

 後はゴッドワイドの反応次第だ。会場の誰もが、次の彼の反応を待つ。

 

「──南雲ハジメ」

「ッ!? はい!」

 

 ボソリと、ゴッドワイドは呟く。

 

「着眼点や研究内容自体も見事だ。君の研究は今後の魔法の発展に確かな影響を与えるだろう事も疑い様が無い。…しかしそれ以上に気配りや実演、文献調査などの前準備が丁寧に仕事されておる。非常に説得力がある物を断捨離している事がよく分かる」

 

 ハジメは観客や審査員からされた質問の一つ一つを丁寧に返していた。時には文献を使って、時には視覚的な事実を用いて理解を誘った。

 

 それは研究結果だけで満足する人間では到底不可能。弛まぬ努力と繰り返した自問自答、それが今回の結果に結び付いている。

 

 だからこそゴッドワイドは単なる結果だけでは無く、それまでの過程を理解し認めた。

 

「若いと言うのに…見事だ。私、ゴッドワイド=T=ハウグストの名にかけ、君の研究に賞賛を」

 

 ────ワァアアアッ!!!

 

 ゴッドワイドの言葉を皮切りに、拍手の鯨波が弾けた。

 

 この喝采はハジメを認めた事の証左だ。何せ世紀の大発見だ。ハジメの価値を人々が認めた、その事実が確かにそこにある。

 

 壇上、ハジメはただ立ち尽くす。研究発表が終わったと言う事実が、ハジメの肩から力を抜いた。そしてぼぅっと観客席を見渡す。

 

 新たな進展に喜びを見出す者、悔しさに歯噛みする者、そしてハジメ自体を祝福する者。それ等は決して一様では無く、非常にまばらだ。改めて会場に人が沢山居たのだと、ここになって気が付く。

 

 その為か、存外自分は緊張していたらしいと分かった。吸い込む空気がより思考を明瞭(クリア)にする。

 

 そして…()()()()

 

(────ぁ)

 

 かの日の約束からどれだけ掛かっただろうか。どれだけの間、その姿を追い求めただろうか。

 

 ハジメの視界の端。VIPのバルコニーにて立ち上がり、拍手するただ一人の少女。

 

(──嗚呼)

 

 思わず彼女の姿を追い、目を其方へ向ける。まだ壇上だと言うのに理性が働かない。

 

 するとハジメが気付いたのにあちらも気が付いたのだろう。ぱあぁと太陽の様な明るい笑顔を彼女は咲かせる。

 

 此処になってやっとハジメは実感する。遅過ぎる感動がハジメの胸中を埋め尽くす。

 

 ──漸く辿り着いた

 

 簡潔な答えがハジメの視界を滲ませ、そして──

 

「──────ッッ!!」

 

 ──そしてその衝動のままハジメは拳を握り、振りかぶった。

 

 会場の者達は発表が成功して喜んでいるのだと思っているのだろうか。そう言う所は年相応だと、咎める声は特に無かった。

 

 だがきっとその答えを知るのはハジメと彼女。その二人だけ。

 

 遠く小さく、会場の喧騒により消えてしまいそうな淡い声。

 

 だがハジメは確かに聞いた。

 

 

 

『おめでとう、南雲くん』

 

 

 

 彼女の、白崎香織のその声を。

 

 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 ──ハイリヒ城下街新聞の一部より抜粋

 

『○月*☆日、【錬成師】南雲ハジメ氏が『魔法理論学発展論会』最高賞である白金賞を獲得。彼の研究である“魔錬”は『学会』の歴史を考慮してもなお凄まじい発見である事は疑い様も無い。【聖教教会】の執行は困難であると推測される』

 

『南雲ハジメ氏の研究は主に『魔法陣の構造モデルの説立証』、『“錬成”特殊派生魔法“魔錬”の開発』、『“魔錬”の魔法陣の作成』の三つとなっている。いずれも魔法学に激震を齎すには十分であり、数々の著名人も彼を支持している。今後更なる活躍が期待される』

 

『当社の新聞では○月◆#日に南雲ハジメ氏へのインタビューを予定している。彼の半年間に渡りどの様な道を進んだのか。彼の師であるウォルペン=スターク氏と共に、迫って行きたいと思っている』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『○月☆$日、【ハイリヒ王国】現国王エリヒド=S=B=ハイリヒ陛下、及び【聖教教会】教皇イシュタル= ランゴバルト猊下が【錬成師】南雲ハジメに()()()()を言い渡した。判決理由は約半年前の迷宮の一件であるとされている』

 

『これに対し、【豊穣の女神】畑山愛子、リリアーナ= S=B=ハイリヒ殿下、ランデル=S=B=ハイリヒ殿下、メルド=ロギンス将軍、【聖女】白崎香織等を中心とした多数の反対意見が出た。王都の民衆にも不信感を持つ者が多く、我々も同様である』

 

『これらの意見を受け、【聖教教会】は南雲ハジメ氏への再度の判決の持ち越しを決定した』

 

『そして判決は──『神前決闘』へと委ねられる結果となった』




長かった…いや文章量とひては1万3千近くだから大した事ないんだけど…体感長かった。

まあ、まず今回の話のまとめです。
・魔法陣は空気よりも濃い魔力を含む事で成り立つよ! ハジメが“光球”で気づいたのはそれが理由だよ!
・“錬成”も空気中の自然魔力を使って、魔法陣を作ってるよ! 習得が難しいのはそれが理由だよ!
・自然魔力を使えば初級魔法ぐらいなら基本五式だけで魔法が発動出来るよ! 本人が適性持ってなくてもいけるよ! やったね! パワーアップだ!
・魔力を操作する“錬成”をハジメは“魔錬”と名付けたよ、厨二だね!
・ハジメは“魔錬”の魔法陣を開発したよ! みんなある程度鍛えたら使える様になったよ! ハジメはそんなの無くても“錬成”の魔法陣だけでやれるよ!
・何か教会が死刑とか言ってきたよ、クソだね!
・『神前決闘』って何ぞや?

って感じですね。
ちなみにハジメの今迄の体内魔力操作は“錬成”による物じゃなくて、【錬成師】が魔力を操作する力に長けている事が理由となります。
その為、“魔錬”がなくてもちょっとした操作なら出来ます。
でも詠唱無しで魔法陣に魔力を流せる程じゃない、未完成な技術でした。
…うん? ハジメは“魔錬”を身に付けましたね?
つまりーー?

さて後は何故私が『“錬成”が魔力干渉出来んじゃね?』とか思い出した理由に付いて話します。
「そんなん聞きたくねーわ」って人は飛ばしてどうぞ。

では行きます。
まず初めて考えた理由は神結晶です。
アレって固体ですけど、ぶっちゃけ鉱石なの?ってなるんですよね。
だってアレ…自然魔力の結晶でしょ?
まあ最初の段階では『固体だから鉱石って判断なのかな?』程度だったんですが…続いて『アフター 街中デート? その2』から抜粋。
『場合によっては、原石などなくても構成成分さえあれば宝石を一から作製することも可能なのである。』
これで鉱石じゃなくても“錬成”出来るってのを指しているのでは無いか? となりました。
もしかしたら“生成魔法”前提かも知れないとも思いました。
…でもね?
続いてありふれ短篇集『男前なウサギと鋼鉄の少年』からのデータです。
これは一応夢オチなんですけど…覚醒前ハジメが自然魔力を神結晶から取り出してるんですよ。
“生成魔法”持ってからのハジメやオスカーの手に渡ってから、なら幾らでもあるんですよ神結晶から魔力を取り出すシーンは。
例えばユエとかティオが神結晶アクセサリーで魔力を回復させたり、零のミレディがオスカー謹製の神結晶魔力で“黒天窮”ぶちかましたりとかなら。
それならぶっちゃけハジメやオスカーがアーティファクトにしたってだけで辻褄合うんですよ。
でも“生成魔法”持つ前の奴が神結晶に干渉して魔力取り出すのは、短篇集のこの話だけなんですよ(私調べ)
さっきも言いましたがこれは夢オチなんです。
でもこの夢を見たのは他でも無い南雲ハジメなんです。
ならば理論的に覚醒前でも出来るのでは無いか、とハジメが考えて夢を見たのでは無いかと推測したのです。
そうなってくると神結晶に干渉する術は何なのか? という話になってきます。
とは言えハジメがその段階で持っていた技能は“言語理解”と“錬成”です。
“言語理解”はあくまでも文章力などへの干渉である事から違うと省けます。
ならば…“錬成”では?となった訳です。
それに膨大な魔力を取り出す魔法陣を鎧程度の面積で描けるとは思いませんし。
なので…“錬成”って魔力干渉出来るのでは? となった訳です。

ぶっちゃけかなり強引な考えですが、私はIQ2なので許されろ。
ガバがあっても許されろ(白目)

さてさて次回から一章最終節、『神前決闘編』となります。
原作のげもあるのか疑わしいこの作品ですが、個人的にトップスリーに入る書きたい場所なのでテンションぶち上げです。
なお私のテンションとは反比例して割とシリアスだと思います。
是非ともお楽しみに!


ーー追記
GREEN GREENS様
Sakiru様
竜羽様
siny様
田吾作Bが現れた様
アルカミレス様
蛍尾様
カロンガンダム様
評価感謝感激敬礼!
及び誤字修正をして下さる私の作品の護人御一行様!
加えて喋る私に感想を投げてくれる皆様!
誠に感謝致します!

…というか最近知ったんですけど、評価10ってサイト内で十作品しか出来ないんですね?(汗)
…この作品、28人くらいくれてるんですけど(汗)
ぇえ〜有難う、ガチで(有難さを改めて知る馬鹿作者)
再度ほぼオリジナル作品みてぇな2次創作とか言う訳わかんない事になってるこの作品に評価10を投げてくれました、皆様…ありがとーーーー!!!!
私はブレず、初志貫徹で頑張ります。
目指せ、ハジカオ!

この作品、アナタは何メイン目的で読んでる?

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  • ダイレクトマーケティング!
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