また、キルラキルを知らない人でも楽しめるように頑張っていきたいと思います。
ここは宇宙空間。遥か下に見えるのは地球。そんな場所に居るのはある二人と一着の服だけ……
「流子、これで終わりではないぞ……生命繊維は宇宙に広がり続けている。またこの星にもやってくる……必ずな」
流子の目の前に居るのは
羅暁は己の野望が果たせなかったことを悟るとそう言って自らの心臓を抉り取り爪の立てた。
「それでも人は人であり続けるさ……必ずね」
「ふん……」
羅暁は軽く鼻を鳴らすと、自らの心臓を握りつぶし、霧散した。
「帰るぞ、流子」
「どうした、鮮血?」
流子は鮮血の方へ目を向ける。するとそこには糸がほつれている鮮血の姿が映った。
「思ったよりも
「まさかお前!?」
「急ぐぞ流子、時間がない」
「うわあああああああ」
鮮血は自分がもう長くは持たない事を悟り、急いで流子を地球へ向かわせる。鮮血自身の加速と地球の重力により、ものすごい速さになり、摩擦によって燃え始めた。
鮮血は流子から無理矢理脱がれ、盾となるように前へでる。そのおかげか流子には一切被害が出ていない。
「鮮血! 無理はするな!」
「さんざん無理をさせてきたお前が何をいう」
「鮮血!!」
「だが……これでいい。きっとお前の父さんも満足しているだろう。楽しかったぞ、お前に会えて」
「馬鹿、勝手にまとめるんじゃねぇ!」
鮮血に着いた火はさらに燃え広がっていく。
「泣くな流子、セーラー服とは卒業するものだ。これらかは好きな服を着ろ……私よりも、かわいい服をな……」
「嫌だ! 私の好きな服はお前だ…!! お前よりかわいい服なんてない!!」
そういうと流子は燃えさかる鮮血を抱きかかえ、迫り来る地面に背を向け、先ほど鮮血がやったように自身を鮮血を守る盾にした。
「やめろ流子! このままではお前も死んでしまう!!」
「やめねぇよ! お前を失うよりはマシだ!!」
言い争いを続けるうちに、段々と地表は近づいてくる。そして鮮血は諦めたのか、文句は言ってこなくなった。
「まったく……流子、お前は本当に無茶をする」
(地表が近くなってきたな……それに、無理矢理前に出たから軌道も本能寺学園から大分ずれて、山に向かって落ちてるな……あぁ、もうすぐ死ぬんだろうけど、後悔はないや)
「ごめんな、鮮血。最後まで私の我儘に付き合わせて」
そして流子は全身に強い衝撃を受け、意識を手放した。