SAO/UNLIMITED プロジェクトSAO 作:牢吏川波実
何日ぶりだろう。何週ぶりだろう。まるで、何ヶ月も何年も手にしていなかったような気がする。
弾くことをさぼっていたせいで少しだけ拙くなってしまったけれど、身体が覚えてくれている。
あの曲、先輩が、憂の事を思って、誰かが誰かの事を思って作った大切な曲。
そう、U&I。ユーアンドアイ。貴方と私。
今、その曲を、私は弾く。決して放課後ティータイムの音楽を途絶えさせないために。そして、この曲が、ゲームの世界に本当に届くと、そう信じて。
♪キミがいないと何もできないよ♪
「フッ! ッ!」
また、一体のバグスターウイルスを倒した瞬間だった。ブレイブの背後からアナザーポッピーが現れ、彼を襲ったのである。一撃目を何とかしのいだブレイブであったが、しかしその力は弱体化していても強大で、次第に押し切られそうになっていた。
「どけ! ブレイブ!」
「ッ!」
その言葉に反射的に動いたブレイブは、転がりながらアナザーポッピーの視界から消えた。すると。
♪キミのごはんが食べたいよ♪
「ハァッ!」
「それそれそれそれぇ!!」
その瞬間、ガシャコンマグナムをハンドガンモードに、そしてガシャコンスパローを弓モードにした二人の仮面ライダー、スナイプとレーザーの攻撃がアナザーポッピーに当たる。さすがに二人の仮面ライダーの、同時、それも連続攻撃は辛いものがあったらしく、アナザーポッピーは後ずさりした。
その先にいたのは。
♪もしキミが帰ってきたら♪
「!」
「! ハァァ!」
手を寸勁と言われる形にして待っているゲキレッドだった。この技は普通のパンチが振りかぶって行う物であるのに対して、敵に手を置いたまま打ち出すもの。そのため、攻撃前の初動が無くなりその分の隙が無く攻撃ができるのだ。
♪とびっきりの笑顔で抱きつくよ♪
「ハァ! ハァ! ヤァァ!!」
そして、その寸勁の勢いで自らの方向に向かせたゲキレッドは、そのまま連続攻撃をアナザーポッピーにお見舞いする。その華麗な動き、そして早いパンチはどこか彼の仲間のゲキブルー、そしてゲキイエローを思わせるものがあった。
さらなる連続攻撃によってひるんだアナザーポッピー、しかしまだ攻撃は終わらない。
♪キミがいないと謝れないよ♪
「!」
空中を舞った一つの棒。あれは、武器。そう考えたアナザーポッピーはソレにめがけて攻撃を放った。が。
♪キミの声が聞きたいよ♪
「そっちは囮よ」
「ッ!」
♪キミの笑顔が見れれがそれだけでいいんだよ♪
その隙に懐に入り込んでいたのは、キュアベリーであった。そして、ベリーは、手に持ったベリーソードという個人武器に力を溜めこみ―――。
「プリキュア! エスポワールシャワー……フレッシュ!!」
撃ち放った。
♪キミがそばにいるだけで♪
零距離で放たれたプリキュアの必殺技に、アナザーポッピーは防御もすることができずに吹き飛ばされる。
そして、ベリーのすぐ横に落ちてきたのは先ほど投げられたモリの竹刀の破片。そう、彼女が、と言うより彼女たちが囮に使用したのはモリの竹刀だったのだ。彼女が、アナザーポッピーに近づこうとするその瞬間に、モリが竹刀を空中高くに投げて気を逸らす。そして、その間に懐に潜り込む。それが、彼女たちの作戦。
そして、その効果は的面で、アナザーポッピーに大きなダメージを与えることに成功した。
それだけじゃない。
♪いつも勇気もらってた♪
≪キンキンキン!≫
≪トリプル! スキャニングチャージ!≫
このチャンスを逃さまいと、メダジャリバーを構えた仮面ライダーオーズが待ち構えていた。オーズは、メダジャリバーの中にセルメダルを三枚入れてスキャニングチャージをする。これは、オーズの固有武器であるメダジャリバーを用いる必殺技。
♪いつまででも一緒にいたい この気持ちを伝えたいよアンプ
「ハァァァァァァ……セイヤァァァァァァ!!!!」
その名も、オーズバッシャー。相手を周囲の空間事断裂すると言う恐るべき破壊力を持った武器だ。と言っても、実害のあるのは敵だけでそれ以外はすぐに戻るというトンデモ武器であり、今回は相手があまりにも硬い敵であったために切断されていないが、しかし、それでも特大のダメージがあったことは確実だ。
♪晴れの日にも雨の日も♪
「う゛う゛」
地面に転がったアナザーポッピーは、立ち上がると、再び戦士たちに向けて、ひいてはステージ上にいる目障りな音に向けて攻撃を加えようとした。しかし。
♪キミはそばにいてくれた♪
「ッ!」
背後から銃声が鳴り響いた。振り向いたアナザーポッピーの目線の先にいたのは。
♪目を閉じればキミの笑顔輝いてる♪
「喰らいやがれ!」
「ハァァァァ!!」
未確認生命体専用の武器である神経断裂弾を撃つ伊丹たちと、それぞれに武器を撃つG3ユニットの面々、そして仮面ライダーG3-Xの姿があった。
その攻撃は、まさしく銃の雨霰と表現されてもおかしくない程の物で、少量の攻撃であったとしても動じないアナザーポッピーも、さすがにこれにはひるんでしまっている様子だ。
これならいけるか。いや、安心するのは、油断するのはまだ早い。
「う゛あ〝あ〝あ〝あ〝!!!!!」
瞬間、アナザーポッピーを中心に広がった音の波紋。衝撃波が、そして土煙が戦士たちを襲った。まだこんな力を隠していたのか。そう驚きを隠せない戦士たち。
いや、それ以上にもっと驚くべきことがあった。それが。
「……」
今もなお、間奏を弾き続けている演奏者たち。シノ、晶、柿崎、桜子、環、そして梓。
彼女、彼たちは誰も演奏を止めようとしなかった。信じていたから。戦士たちの事を。
これしか自分たちにはできないから。歌を届ける事しか。
でも、負けないと思っていたから。ただの音に、音楽が、≪楽しむ音≫が負けないと信じていたから。
「……」
ソレを見たアクセルは、懐からトライアルメモリを取り出した。それこそ、仮面ライダーアクセル最後の秘密兵器。彼の強化アイテムであり、そして一歩間違えれば死に至らしめる諸刃の剣。
だが、彼は恐れない。なぜなら彼は、仮面ライダーだから。そして―――。
「全て、振り切るぜ!」
≪トライアル!≫
≪トライアル!≫
まるで、バイクレースの開始の合図のような音とともに彼の身体が黄色に、そして青色に変わった。
しかし、先に動いたのはトライアルフォームとなった仮面ライダーアクセルの方ではなかった。
♪キミの胸に届くかな?♪
「貴方にとどけ、マイスイートハート!!!」
土煙の中に隠れていたキュアハートが、ベリーの時のように懐に飛び込んで必殺技の一つの光線を叩きこんでいたのである。
♪今は自信ないけれど♪
≪キラフルゴーアロー!! キラメイゴー! マブシスギルぜッ!!≫
それに端を発したのか、キラメイジャー三人もまた強化形態へと移行する。キラフルゴーアローというかつて、強力なヨドンの兵士に敗北したキラメイレッドの充瑠がキラメンタルによって生み出した最強の強化アイテム。それがキラフルゴーアロー、そして―――。
♪笑わないでどうか聴いて♪
「「「ゴーキラメイジャーゴー!!」」」
キラメイジャーの最終形態、ゴーキラメイジャー。
♪想いを歌に込めたから♪
仮面ライダーアクセルは、トライアルメモリをアクセルドライバーから抜くと、一つのボタンをおす。すると、アクセルメモリが数字を刻みだす。これから、たった十秒間、されど命がけの十秒間のアクセルの攻撃が始まるのだ。
このトライアルアクセルのマキシマムドライブ、つまり必殺技だが、それは十秒間だけであるが、敵を圧倒するスピードで動くこと、そして攻撃ができる技であるのだ。しかし、もしその十秒間の間にそのカウントを止めなければ変身が強制解除されるだけじゃなく、自身にも大けがを負わせてしまうと言う諸刃の剣。
だが。
「ハァッ!」
トライアルアクセルがトライアルメモリを空に投げた瞬間、彼は動き出す。
♪ありったけの「ありがとう」歌に乗せて届け♪
「フッ! フッ! ハァッ! フッ! ハァッ! ハッ! ハッ! ハァァァァァァッァァァァァァァ!!!!!!」
マシンガンスパイク。トライアルマキシマムのマキシマムドライブで、連続キックをT字に浴びせると言う凶悪な技だ。
果たしてそれを何度、アナザーポッピーに浴びせたのか。答えは、空から降りて来たトライアルメモリが示していた。
♪たいこの気持ちはずっとずっと♪
「9.9秒。それがお前の絶望までのタイムだ」
9.9、0.1秒間に一度のキックを浴びせているので、合計99回のキックを浴びせたことになる。トライアルアクセルは、その場から離れる。理由は至極当然。
♪忘れないよ♪
≪DOREMIFA ≪BANG BANG ≪GIRIGIRI CRITICAL FINISYU!≫≫≫≪キラフルチャージ!≫
それぞれの武器構える仮面ライダーブレイブ、仮面ライダースナイプ、仮面ライダーレーザー。
キラフルゴーアローを構えるゴーキラメイピンクにキラメンタルを送るゴーキラメイブルーとゴーキラメイグリーン。
水でできた弓矢を構えるキュアアクアと再びラブハートアローを構えるキュアハート。
GXランチャーを構える氷川誠とG3ユニットの面々。
ゲキバズーカを構え、≪U&I≫が始まった時から激気を送り続けていたなつめとハニー、そしてそれに合流したゲキレッドが待ち構えていたから。
そして―――。
♪思いよ♪
「届けぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」
≪GREAT!≫ ≪HIT!≫ ≪HIT!≫ ≪GREAT!≫ ≪GREAT!≫ ≪GREAT!≫≪HIT!≫ ≪HIT!≫ ≪HIT!≫ ≪GREAT!≫ ≪GREAT!≫ ≪HIT!≫ ≪GREAT!≫ ≪HIT!≫ ≪HIT!≫ ≪GRERAT!≫ ≪HIT!≫ ≪HIT!≫ ≪GREAT!≫ ≪GREAT!≫ ≪GREAT!≫ ≪HIT!≫ ≪HIT!≫ ≪GREAT!≫ ≪GREAT!≫ ≪HIT!≫ ≪HIT!≫ ≪GREAT!≫ ≪GREAT!≫ ≪HIT!≫ ≪GREAT!≫ ≪HIT!≫≪GREAT!≫ ≪GREAT!≫ ≪HIT!≫ ≪HIT!≫
全員の必殺技が炸裂し、アナザーポッピーはゆっくりと倒れ、巨大な爆発を起こした。
その爆発を背にした戦士たちの、この戦いに参加した全ての者たちの姿が闇夜の中に浮かび上がる中で、誰もが待ち望んだあの言葉が、空中に浮かび上がる。
本小説、見てわかる通り参戦作品にあまりに年代的に幅を持たせすぎてる上になかなか読者に知られてない作品が今後も増えていくと思います。そこで、素朴な疑問ですが、そもそもこの小説見てる層がどこなのか、どの層に需要があるのか知りたいため質問したいと思います。質問は、大雑把ですが、気楽にお答えください。では、あなたはーーー。
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