SAO/UNLIMITED プロジェクトSAO   作:牢吏川波実

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 おいついに全部がはてなになっちまったぞおい。
 因みに、ハンター×ハンターではありません。
 最後にアンケートがありますので、回答お願いします(言うのが遅くないか?)。


警視庁・捜査一課長×相棒×探偵学園Q 問題編

 日本。

 それは、スーパー戦隊や仮面ライダー、プリキュア。その他多くの戦士たちが人知れず日夜戦いをくりひろげている奇異な国。

 そのおかげもあり、世界中のどの国よりも平和な国であるとも言われている。

 しかし、それは表の顔にすぎない。

 今でもこの国では多くの犯罪が行われていおる。強盗、強姦、横領、窃盗、暴力、そして殺人。

 人が死なない日はない。不幸の中にいる人間は何万人といる。それは、異世界や宇宙からの侵略者よりも厄介なものなのかも知れない。

 だが、そんな人間たちを相手に戦いをする者たちがいた。

 仮面ライダーやスーパー戦隊もその中に何人かいる。しかしそれ以上に日本中の人々を救うために今も戦っている人間たちがいる。

 なんの力も持っていない人間だ。なんの能力も持っていない人間だ。しかし、その胸に灯る正義感を元にたたかっている人間たちがいる。

 それが、警察。それが俺たちの仕事だ。

 

「殺しか?」

「状況的には、ですが断定は……」

「解剖待ち……か」

 

 新宿のとある家。そこで、1人の男が殺されていた。

 被害者は、大型デパートの経営者であり現会長の《綱渡剛三》。80歳の老人であり、昨今の社会情勢もあってここ何年かは家の中からのリモート通信によって会社と連絡を取り合っていたそうだ。

 

「伊丹刑事、第一発見者は?」

 

 警視庁捜査一課所務担当管理官の小山田は現場に臨場していた警視庁刑事部捜査一課7係の刑事である伊丹憲一巡査部長に話を聞く。

 

「えぇ、第一発見者は、この家のお手伝いに来ていたハウスキーパーの《井出マリア》、専務の《中林勉》、被害者の孫で社員の《加藤拓郎》それから探偵クラブの子供だそうです」

「探偵クラブですか?」

 

 と、伊丹の言葉に引っ掛かりを覚えたのは、小山田と共に現場に来た警視庁捜査一課現場資料班主任の平井真琴である。

 

「えぇ、まぁ年齢も性別もバラバラで、クラブってのも怪しいものですが」

 

 伊丹は、嫌味ったらしくその情報が書かれている警察手帳を指で弾く。

 探偵クラブ。一体何者なのだろうか、伊丹の話によると面子は3人以上はいるようだが、何にせよどうして探偵クラブなんて物がこの家の中に入ってきたのだろうか。

 小山田はそれだけ聞くと、被害者の周辺を見渡す。家は木造平屋建ての一軒家で、被害者がいた部屋は物置として使用されていた部屋だそうだ。あたりには多くの段ボールがあり、それが全て倒れ、中に入っていたであろうスリッパが沢山散乱している。よくみると、段ボールの一つが潰れてしまっている。被害者の目の前にある物だ。

 

「犯人と揉み合ったのか?」

「現場の状況では……メイドのマリアさんの証言によると、前日まで整理整頓されていたらしく、今被害者が座っているロッキングチェアは、被害者が買ったもののすぐに飽きてこの部屋においてあったものだそうです」

「なるほど……」

 

 つまり、前日までここまで散らかっていたわけではないということか。様子から見て探し物をしていたような雰囲気ではないらしいので、これは犯人と揉み合ったことにより荒らされた物と考えられた。

 被害者は、部屋の真ん中にあるロッキングチェアーに座っている状態で発見された。胸には銃創があり、弾は貫通しているようだ。

 

「凶器は拳銃か?」

「えぇ恐らく、銃弾は被害者のすぐ後ろの畳にめり込んでいるのを発見。凶器はまだ見つかっていません」

 

 死因は解剖を待ってみなければ断定はできないが、胸を撃ち抜かれたことによる失血死、おそらくほぼ即死だったことだろう。それから、両方の踵に擦過傷に似た傷があったそうだ。

 部屋はダンボールで下が埋まっているためによくわからないが。おそらく5畳半程の大きさの様子だ。

 部屋の外には縁側があり、その奥には引き戸の窓が全開という状態であった。

 

「この窓は空いていたのか?」

「えぇ」

 

 小山田は、縁側に出ようとする。足の踏み場を探すのも難しいために、ただ歩いていくというのも一苦労だ。その時、バランスを崩した小山田は縁側に立てられている柱に手をついてしまう。

 

「ん?」

「どうしましたか?」

「いや……死亡推定時刻は?」

「はい、鑑識の話によると昨晩の十時から十二時の間ということです」

「十時から十二時? それって……変じゃないですか?」

「変?」

 

 この伊丹の報告に疑問を持ったのは平井である。

 

「どういうことだ?」

「だって、この辺って住宅街ですよね。そんな真夜中に発砲音が鳴れば、誰かが気づくんじゃないですか?」

「まぁ、確かに……」

 

 彼女のいうことも最もだ。拳銃の発砲音というものは想像以上に大きなものであるのだ。時に、耳栓をしなければ耳を痛めてしまう恐れもあるほどであり、この住宅街の真ん中で拳銃を撃てば、すぐ誰かがその音に気がつき、警察に通報するはずだ。

 だが,今現在のところ【銃声がした】という通報があったという報告は無い。

 しかし、この疑問に関しては伊丹が答えらしきものを持っていた。

 

「昨晩この付近では、雷を伴う豪雨に見舞われてました。雷鳴と勘違いされたのではないでしょうか」

「なるほど……」

 

 それなら、銃声があっても通報がなされなかった理由としては最もかもしれない。本当にそうだったという証拠はないにせよ、合理的に説明がつくのであれば現状はその推論に乗っかる他ないだろう。

 

「外部から侵入した形跡は?」

 

 次に、小山田は外部犯の線がないかを聞いてみた。その家には一本の大きな木が特徴的、あとは殺風景と言ってもいいほどの小さな庭があった。被害者のいた部屋からその庭へと行き来することが可能であり、また玄関から家の中に入ることなく庭へと来れば、家に入ることも可能だ。

 

「今のところ決定打は特には……足跡があったとしても、先ほど言った通りの豪雨で洗い流されているでしょう……」

「まぁ、確かにな……」

「怨恨の線はどうなっているんです?」

「それは今出雲の方が……」

「伊丹さん」

 

 と、そこに長髪の女性、そして短髪の男性の刑事が現れる。女性の方は伊丹が先ほど言っていた出雲麗音(いずもれおん)、男性の方は芹沢慶ニ(せりざわけいじ)。どちらも伊丹と同じく捜査一課七係の人間であり、事件があった際に行動をいつも共にするからトリオ・ザ・捜一と呼ばれている。

 

「メイドのマリアさんによると、被害者はかなり横暴な性格で恨みを持つ人間も多いようです」

「会社でも会議の時には毎回1人は叱責して、会議の半分がそれで終わるくらいだったと、専務の中林さんは言ってます」

「そうか」

 

 つまり、被害者を恨んでいる人間は山のように存在するということだ。凶器がないところをみると、犯人が持ち去ったと見て間違いない。物取りにせよ身内の犯行にせよ、他殺であるのは疑いようがないだろう。

 

「発見者から話を聞けたのか?」

「はい。あ、いえ」

「ん?」

 

 出雲が小山田からの質問にすぐ返答するが、即座に否定の言葉を発した。何かあったのだろうか。小山田が聞く前に芹沢が言う。

 

「実は探偵倶楽部の人達はその、三人の証言を聞いた後すぐに杉下警部に連れていかれまして……」

「連れていかれましてじゃねぇだろ!」

「すみません……」

 

 伊丹に叱責された芹沢は、申し訳なさそうに謝罪する。が、伊丹が怒るのも無理はないだろう。

 事件の第一発見者たる人物の半分以上に話を聞けないままで、しかも寄りにもよって《あの》杉下警部なる人物に連れていかれたのだから。

 

「杉下警部か……」

 

 小山田もまた困ったような顔をしてから、探偵クラブの面々に関しては後ほど話を聞くと言い、彼らが接触した三人の第一発見者の話を聞くことにする。

 その時だ。

 

「その話、俺にも聞かせてくれ」

 

 現れたのは、大柄の男性。眼光鋭い眼差しは、見る物全てを震え上がらせるかのようで、強者である、との印象を周囲に与える物だった。果たして、この男は一体。

 

「捜査一課長!」

 

 芹沢は、その男性に向けて勢いよく敬礼をした。続いて伊丹、出雲両刑事もゆっくりと敬礼をし、男性はそれに応えるようにキリッとした表情で敬礼をする。

 捜査一課長。それは警視庁に所属する400人以上の、凶悪犯罪に対して出動する捜査一課のトップであり、全体をかんりしている役職のこと。

 そして、彼らの前に現れた男性こそ、その捜査一課長であり、数々の難事件を一括的に管理し、時に現場に赴いて刑事たちの見本となるべき行動をとる男、《大岩純一》警視正である。

 捜査一課長の仕事の一つに、現場に臨場し、捜査本部を近隣の警察署に設置するか否かの判断をするというものがある。今回の場合がソレだ。本来であればもう少し早くに到着する予定であったのだが、原宿で発生した連続強盗殺人事件の犯人が断定されたことによる」指示のためにやや遅れて臨場を果たしたのだ。

 

「山さん、現場の状況は?」

「はい……」

 

 小山田は、現状で判明している事実だけを簡潔に説明する。最後に、第一発見者の《8》名の内5名は杉下右京警部補に連れていかれたという話をすると、ただ一言『そうか』と言って第一発見者の三人に話をきいた出雲、芹沢両刑事の話に耳を傾ける。

 

【ハウスキーパー 井出マリアの証言】

ーー=出雲OR芹沢の質問

「」=証言

 

ー被害者を発見したときの状況を教えてくださいー

「はい……あれは、私がこの仕事場にきてすぐのことで、探偵クラブの人たちが来たんです。そしたら、旦那様を呼んでもらいたいと……それで、家の合鍵を私が預かっていたので、それで入って……でも、いつもいらっしゃる書斎にはいなくて……探したら、物置部屋で……」

 

【専務 中林勉の証言】

 

ー被害者を発見したときの状況を教えてくださいー

「あ、あれは私が加藤と一緒に屋敷に来てすぐのことでした。玄関の前で依頼を受けた探偵さんたちが待っていて……それで、一体どうしたんですって聞いたんです。そしたら、屋敷の中から悲鳴が聞こえてきて……急いでその人たちと一緒に駆けつけると、中で、会長が……」

 

【被害者の孫 加藤拓郎の証言】

 

ー被害者を発見したときの状況を教えてくださいー

「専務と一緒に、昨日の謝罪のために出向きました。そしたら、屋敷の前で子供数人がいて……この家に何か用があるんですか? って聞いたんです。その時ひめいが聞こえて……俺は、驚いて先に行った専務や子供たちから少し遅れて部屋に来て……子供たちが、『中に入るな!』 って言って、何が何だかわからなかった……井出さんは口を押さえて崩れているし、専務の肩越しから除いたら、段ボールの山の真ん中で爺さ……会長が亡くなっているし、もう、パニックでしたよ……」

 

【井出マリアの証言】

 

ーあなたがこの家に来た時刻は?ー

「8時30分頃です。いつも、その時間に通勤しているので………」

 

【中林勉の証言】

 

ーあなたがこの家に来た時刻は?ー

「確か、8時50分ほどです」

 

【加藤拓郎の証言】

 

ーあなたがこの家に来た時刻は?ー

「9時前です。その時刻に会長の家に行く約束を専務としていました……」

 

【井出マリアの証言】

 

ー通報時間は9時05分ですけれど、あなたがこの家についてから被害者を発見するまで35分かかっているのですが、何をしていたんです?ー

「その……実は、旦那様に会いづらくて……私、昨晩旦那様を怒らせてしまったんです。それで、『不愉快だ! 今日はもう帰れ!!』って怒鳴られて……」

 

【中林勉】

 

ー何故今日は被害者の家に?ー

「実は、昨日加藤がミスをしでかしまして……会長は偉くご立腹になって、今日はその謝罪をするために加藤といっしょに赴いたのですよ」

 

【加藤拓郎】

 

ー謝罪とは?ー

「実は、商品の発注ミスをして会社に損害を与えてしまったんですよ。額自体は、数万円程度のものだったんですけれど、それで会長が『いずれは社長になる人間がこんなミスをしてどうするんだ!』って怒って、昨日の定例会議はそれで終わってしまったんです。それで、専務が一緒に謝りに行こうと言ってくれて……来たら、こんなことに!」

 

【井出マリア】

 

ー被害者に恨みを持つ人間に心当たりは?ー

「……旦那様のことを悪くいうつもりはありませんが、相当恨みを買っていたと思います。あんな横暴な性格ですし……それに……」

ーそれに?ー

「あ、いえ……なんでもありません……」

 

【中林勉】

 

ー被害者に恨みを持つ人間に心当たりは?ー

「非常に短気な人間でしたからね……取引先とも時折うまくいかない時がありましたし、会議の時には毎回1人は叱責して、会議の半分がそれで終わるくらいだったし、正直のところここ最近は『例のアレ』のせいで経営にも支障をきたしてて……精神的にも参っていたらしいですからストレスの解消のために起こり散らしているんじゃないかって、社内ではもっぱらの噂ですよ」

 

【加藤拓郎】

 

ー被害者に恨みを持つ人間に心当たりは?ー

「……会社の内外に多くいると思いますよ。あんな性格だし、俺が生まれる前のことですけれど、30年くらい前には社員をこき使いすぎて過労死や自殺に追い込んだんじゃないかって言われた時があったと、母は言ってました……」

 

【井出マリア】

 

ー一つ、よろしいですか? 眼鏡を頻繁に触っているようですけれど、それは何故でしょう?ー

「あぁ、実はこれ前に使っていた物なんです。今使っていた眼鏡は無くしてしまって……」

ーそれは、いつのことですか?ー

「三日前です」

 

【中林勉】

 

ー一つ、よろしいですか? 謝罪に来るのであれば、彼の直属の上司である課長や部長が同伴すると思うのですが、何故専務の貴方がご同行を?ー

「はぁ、実は彼……会社でもかなり疎まれているんですよ。会長からは将来の社長だからって厳しく教え込めと言われているんですがみんな腰が引けて……それで、今回も直属の上司が行くのを嫌がったので……」

ーいつも、そうなのですか?ー

「いつもというか……まぁ、ほとんどそうですね」

 

【加藤拓郎】

 

ー一つ、よろしいですか? 30年前の社員の過労死や自殺の際、裁判は起こされなかったのでしょうか?ー

「もちろん、裁判沙汰になったそうです。けど、会長の恐怖政治のせいで誰もしょうげんしてくれなくて、証拠不十分で不起訴になったそうです」

ー貴方と会長の苗字が違うということは、貴方の母親が会長の娘さんということでよろしいのでしょうか?ー

「はい……今はどこで何をしているのか……行方不明なんです。俺が、コネであの会社に入職してから……」

 

「おい、ちょっと待て」

「へ?」

 

 芹沢が報告を続ける中、伊丹が一旦話を止めた。別に第一発見者の証言が気になったとか、聞き逃したからというわけではない。問題なのは、質問の方なのだ。

 《一つ、よろしいですか》。このフレーズが妙に気にかかった。こんな奇妙な質問をする人間、1人しか思いつかない。、

 

「まさか、杉下警部も一緒に聞いていたんじゃないだろうな」

「えっと……はい……」

 

 伊丹は、無言で芹沢を叩いた。

 彼が怒っているわけ、それは杉下右京の素性にある。

 彼の所属は《特命係》という様々な雑務を遂行している部署、断じて捜査一課の人間なのではないのだ。そんな人間に証言を聞かせて、ましてや質問までさせるなど、本来は追い出してもいいはずだったのに何故そんなことをしたのか、ソレがあって彼は怒っているのだ、

 証言を再開する。

 

【井出マリア】

ー最後に被害者と一緒にいたのは貴方なんですか?ー

「恐らくそうです。昨日の午後8時頃でした。先ほども言いましたけど私のミスでお怒りになって、今日はもう寝ると寝室の方に……」

ーあの物置部屋へと被害者が入ることは?ー

「多分、頻繁に入ってるんじゃないでしょうか、あそこは収集癖のある旦那様のための部屋ですから。新発売されるものはすぐに買って、一昨日も、健康器具や水槽に靴に鏡にスリッパにギターにと、買いに行けって……まぁ、いつも1週間くらいで飽きて貸しコンテナ行きになるんですけど。その癖、靴に関してはずっと同じものを履いていて、穴が開きかけてるから買い替えた方が良いといっても聞かずで……」

―因みに、昨晩はそのまま家に帰ったのですか?―

「はい。自宅が、ここから1時間歩いたところにあるので……一人暮らしですし、証明できる人なんて……」

 

【中林勉】

ー被害者に最後に会ったのはいつですか?ー

「1週間くらい前ですね。リモート会議を除けば……それ以来この家に来たこともないですし……」

ー因み昨晩はどこで何をしていましたか?ー

「昨夜は一人で家で飲んでいました……証明できる人なんていません」

 

【加藤拓郎】

ー最後に被害者と会われたのは?ー

「さぁ、覚えていません、何せこのご時世ですし、自分は一社員なので……いくら孫でも……」

ー一緒には住まわれてないんですねー

「えぇ……まぁ……いろいろありまして……」

―昨晩は何処で何をしていましたか?―

「自分を疑うんですか? いえ……そうですね、怒られた気晴らしにと一人で飲んていました……証人はいませんけど……」

 

【井出マリア】

ー最後に一つよろしいですか? この家には靴下が見当たらないようなのですが、それは何故でしょう?ー

「会長は、靴下が苦手で、家には一足も靴下が無いんです」

ー靴のサイズは?ー

「え? 23cmですけど……」

ー会長の靴のサイズは、知っていますか?ー

「同じです、23cm……」

 

【中林勉】

ー最後に一つよろしいですか? 靴のサイズは?ー

「に、27.5cmですけど……」

 

【加藤拓郎】

ー靴のサイズは?ー

「25ですけど、それが何か?」

ーどうも、ありがとうございましたー

 

「以上が、三人の証言です」

「むぅ……」

 

 改めて三人の証言を聞くに、被害者が実に多くの人間から恨まれていたという事が分かる。とくに、30年前にあったという社員の過労死に関する裁判。

 

「30年前の事件、気になりますね……」

「そうだな。出雲刑事、すぐに裏どりを……本当にそんな裁判があったのか、そして家族の行方も探ってくれ」

「分かりました」

 

 出雲は、大岩の命令を警察手帳に書くと、すぐに家を飛び出して行く。

 続いて気になることは、中林の証言した、ここ最近被害者が精神的に疲労していたという事実。

 

「自殺……の可能性もあるか」

「え? 自殺ですか?」

「いや、確かに≪アレ≫のせいで、特に経営者は窮地に立たされているから、自殺の理由としてはあり得るかもしれませんが、それなら、凶器がどこかにあるのでは?」

「……」

 

 確かにそうだ。もしも仮にこの事件が被害者の自殺であるとするのならば、当然凶器となる拳銃がこの部屋のどこかに落ちているはず。少なくとも、崩された段ボールの上にあるはずだ。だが、段ボール以外に見えるのは、未使用の水槽や購入してすぐのような真新しい鏡等々先ほどの証言の中にも会ったような品ばかり。拳銃など見当たらない。となると、これはやはり他殺か。

 

「一度、この段ボールのけてみませんか?」

「なに?」

 

 と、大岩にそう提言したのは平井である。

 

「もう現場写真は取っているし、鑑識の仕事ももうすぐ終わりますから、段ボールをのけてみるのはどうかと?」

「いや、どうかとってオマエな……」

 

 小山田はこの平井の提案に難色を示す。当然だ。現場保存という物は操作に置いて最も重要視されている物。犯行が行われた現場そのものを残すことによって、犯行当時の状況をイメージする刑事も時にはいる。いわば、犯行現場そのものが重要な証拠品なのだ。そんな証拠を崩すような真似を、勝手に許可できない。

 

「いや、大福のいう事もありかもしれないぞ」

「一課長?」

 

 しかし、その直属の上司である大岩の発言があるのならば話は別だ。

 ちなみに、大福と言うのは中に入っている小豆を犯人を取り逃す黒星に例えて、それを白い皮で包み込む、転じて犯人を必ず捕まえるという

心構えのために弦担ぎで大福を捜査の際に食べている事からつけられた彼女のあだ名である。

 

「この段ボールが崩れた理由が、犯人ともみ合ったことにするにせよ、また別の理由であるにせよ、自殺した直後に段ボールが崩れたという可能性も捨てきれない。この下に拳銃がある可能性だってある」

 

 この部屋は元々物置部屋として使用されていたという。という事は、本来段ボール箱はこの部屋に山積みとなっていたはずだ。それが、例えば被害者が自殺した直後に何かのはずみで崩れ落ちたとなれば、拳銃がその下敷きになっていたとしても不思議ではない。

 

「では……」

「そうだ。この段ボール箱を片付ける。念のために、動かす前に写真を撮ることを忘れるな」

「いや、片付けるって……結構な量ありますよこれ!?」

 

 芹沢の言うように、中には重いダンベルの入った段ボールまであるようだ。このようなものまで含めて段ボールを片付けるとなると、それはそれは重労働になることだろう。

 それに、段ボール箱の下に本当に何かあるとは限らない。下手をすれば徒労となることもあり得るのに、モチベーションが上がるわけがない。

 第一、まだ特別捜査本部も立ってないうちからか、操作を始める意味もないような気もする。

 が、しかし。

 

「なら、俺一人でやる」

「え?」

 

 大岩は、そう言うと上着を脱ぎ、ネクタイを緩める。そして、ある段ボールをスマホで写真を撮影した後に持ち上げた。それは、まさに先ほど彼が言った通りの行動だった。

 

「捜査一課長……」

「やるしかねぇな……おい、芹沢! お前はそっちだ!」

「あ、はい!」

「私、外から応援を何人か呼んできます!」

「頼んだ、この家中を隅から隅まで探すぞ!」

「応よ!」

 

 そうして、それに倣うかのように伊丹、芹沢、小山田もまた動き始め、平井が外にいる捜査官に応援を頼んでくる。

 さらに、捜査一課長の姿に感化されたのか、鑑識達もまた負けてられないとばかりに家じゅうをくまなく捜索し、最終的に見つかった物を以下に記す。

 

≪台所≫

 空っぽの冷蔵庫

 水の入ったコップ

≪玄関≫

 スリッパ、被害者の靴(濡れていた)

≪庭にある物置小屋≫

 足に乾いて間もない泥の付いた脚立

≪事件現場 段ボールの下≫

 廊下から被害者のいた場所にまで続く二本の何かを引きずった跡

 皮性の樹脂が底に付着した凹んだ薬莢

 壊れた眼鏡

 

 また、木と事件現場の間の柱には黒く何かがこすりついた跡(小山田が気にしていた物)。

 そして、木からはゴム製のもので吊り下げられていた拳銃が発見された。

 

「おいおいどうなってんだ……」

 

 髪を後ろで結んでいる刑事が困惑するのも無理はなかった。今、彼らの目の前には自殺とも他殺ともとれるような証拠品が並べられているのだから。

 

「一課長、これは一体……」

「むぅ……」

 

 これは、多少想定外だった。自殺の証拠が見つかれば後は裏付け捜査を行えばいいだけ。他殺の証拠が出てくれば特別捜査本部を立ち上げて犯人を追うといういつものパターンだ。

 しかし、自殺とも他殺ともとれる証拠品が出てきてしまった今、中途半端な捜査方針を立てることはできない。すなわち、自殺と他殺の両方を考えて捜査に当たるという事だ。

 知っての通り、東京ではほぼ毎日のように凶悪事件が発生しており、その都度捜査本部が立ち上がる。

 大岩の仕事は捜査本部の管理と人員配置もあるのだが、当然捜査員の数にも限りがある。もし中途半端に方針を決定して自殺の事件の他殺の事件と同じくらいの捜査員を置いてしまうと、本当に凶悪事件が発生した場合そちらに回す捜査員がいなくなる。

 逆もまたしかり、自殺だと思って裏付け捜査だけをしていると他殺であった場合犯人を取り逃しかねない。

 自殺、他殺の両方の線を当たれば、確かに半分半分に捜査員を配置することが出来るのだが、この不可解な現場を前にしてそんな中途半端な決定を下していい物か、大岩は決めかねていた。

 

「こんな時に杉下警部がいてくれれば……」

「芹沢、特命係に頼るんじゃねぇ!」

「なんでそんなに特命係を眼の敵にしてるんすか?」

「当たり前だろ! なんせ……ん?」

 

 その時伊丹、そして大岩もまた気が付いた。見覚えのない捜査官が一人混じりこんでいるという事実に。

 

「だ、誰だお前!」

 

 一体いつからこの男はいたんだ。ずいぶんガタイのよさそうな男だが、見覚えがない。そういえば、さっき平井が外に応援を呼びに行ったときに入ってきた一人なのだろうが、少なくとも警視庁の人間ではないことは確か。では、所轄の人間か。いや、所轄の人間なら先ほど全員が聞き込みに向かって言ったはず。では、一体この男は。

 

「あ、ばれちゃいましたか? へへ、実は杉下警部に頼まれましてね」

「杉下警部に?」

「えぇ、僕が頼みました」

 

 そこに現れたのは髪をオールバックにした眼鏡をかけた老紳士のような佇まいの人間。彼が、先ほどから話に頻繁に登場していた≪特命係≫所属の杉下右京である。

 

「杉下警部、どういうことですか?」

「えぇ、実は僕たちも独自にこの事件の事を調べていましてねぇ」

「僕……≪たち≫?」

 

 大岩は、杉下の言葉尻が少し気になった。僕たちという事は、複数人でこの事件を調べているという事。だが、杉下の相棒であった≪特命係≫の人間は先日警視庁から去っていったため、今特命係に所属しているのは彼一人だけだったはず。

 では、捜査員に紛れ込んだ彼の事を言っているのか。いや、違う。それは、一種の刑事の勘の様な物で確固たる証拠はないが、何か違うような気がした。

 

「それより、大岩一課長……耳に入れたい情報が」

「ん?」

「まず、メイドのマリアさんは、昨日近所の人と井戸端会議をしていたそうで……その時、相手は彼女に違和感を感じていたそうです」

「なに?」

「それと、どうやら被害者は命を狙われているから助けてくれと、ある場所に助けを求めていたそうです。昨日の夜の事です」

「依頼……」

「もう一つ、台所に置いてあったコップからは、睡眠薬が検出されました」

「……」

 

 大岩は、杉下のその言葉を受けて考え始める。もし杉下の調べてきたことが正しいというのであれば、大岩の頭にうっすらとあったとある人物の犯行であるという考えが否定されてしまうからだ。では、一体誰が犯人であるというのか。はたまた、本当に自殺であるというのか。

 いや、もしかするとこれは―――。

 

「一課長、特別捜査本部を立ち上げますか?」

「いえ、その必要はないでしょう」

「なに?」

 

 杉下は小山田に物申した。

 小山田は伊丹たち程特命係を邪魔者扱いはしていない。むしろ彼のおかげで解決することのできた難事件が多いために、感謝しているくらいだ。

 しかし、そうであったとしても杉下右京と接する時には常人に理解できないような考えを披露したり、おかしなことを言ったりと、いわば変人のような物言いのためにいつも身構えてしまう。

 そんな小山田が右京に聞く。

 

「どういうことです。杉下警部」

「この事件の答えは、すでに出ているという事ですよ。この犯行を行った人物も、その人物の犯行を示す証拠品もそろっています」

「なっ……」

 

 あまりにも早すぎる。自分たちがこの場所に来てまだ2、3時間しかたっていないというのにこの男はもう、すべてが分かったというのか。

 

「ですが、全て僕が推理したわけではありません」

「なに?」

「どうぞ、来てください」

 

 それは,一体どういう意味なのか。小山田が質問をする前に、杉下は外から数名の子供たちを呼び寄せる。

 

「あ、君たちは!」

「なんだ? こいつらのこと、知ってんのか?」

 

 芹沢は、現れた子供たちに反応する。彼、彼女たちを知っているのだろうか。

 

「あ、あの子達ですよ! 杉下警部が連れ去った第一発見者の子供たち!」

「なに!?」

 

 あの子供たち、そしてつい先ほどまで自分達のことを手伝っていた男性もまた、怪しい探偵倶楽部の少年少女たちということなのか。

 というより、杉下警部の話の通りだと、この子供達が事件を推理したということなのか。

 伊丹は、現れた五人の少年少女たちを改めて見直す。

 一人は、糸目で後ろに髪を結んだ長身の男。彼がつい先ほどまで 自分達と一緒に段ボール箱を片付けていた人間だ。確かに長身ではあるが、高校生か、中学生のようには見えるので、彼もまた少年と呼称しても良いのかもしれない。

 二人目は、ニット帽を被ったパソコンをその手に持った少年。小学生だろうか。

 三人目は、紅一点。五人の中で唯一の女の子。ツインテールが特徴的な、恐らく中学生の女の子。

 四人目はややミステリアスな少年。その目の奥にはなにか闇のようなものを感じ取れるこちらもおそらく中学生であろう男。

 最後に五人目。これといってなんの特徴もない少年がただ一人。しかし、伊丹はその少年が一番気になった。なぜだろう。それは恐らく、その真剣な眼差しを見たからだろう。この事件を、単なるクラブ活動の遊びで解決しようとするのではない、真実を明らかにしたいという熱意のようなものを、その少年から感じ取っていた。

 一体この五人はなにものだ。少なくとも、只者ではないことは確かだが。

 

「なるほど、君たちだったか……」

「お久しぶりです。大岩一課長」

 

 と、ミステリアスな少年が大岩に挨拶をした。そのやりとりからすると、大岩は彼と面識があるのか。否、たちという言葉から察するにもしかすると全員と面識があるのかもしれない。

 

「一課長。彼らをご存知なのですか?」

「ん? そうか、山さんや大福は彼らと捜査をするのは初めてか? 伊丹、芹沢、お前たちも、初めてのようだな」

「まぁ、誰なんですか? こいつら……」

 

 伊丹のその言葉をきいた子供たちは、互いにかおを見合わせる。何かを確認している様子で、ゆっくりとそれぞれに頷くと、懐からあるものを取り出した。手帳のようだ。

 

「なっ!?」

「えぇ!?」

 

 伊丹たちはそこに書かれている文字に驚愕することになる。そう、彼らはただの子供ではない。そして、探偵倶楽部というのも彼らが使用しているたてまえのようなもの。

 ある探偵から一目を置かれ、その志を受け継いだ若き探偵の卵たち。

 数々の難事件に挑み、謎を解き、真実を解き明かしてきた実績を持つ事件捜査のエキスパート。

 彼らこそが。

 

「DDS……団探偵学園Qクラスの生徒です!」

「DDS!?」

「あ、あの伝説の探偵、団守彦が設立した……探偵学園の生徒!?」

 

 団守彦。それは、《武偵》を除き、日本で唯一の拳銃所持を認められた日本随一の名探偵の名前だ。その功績から、警察から《警視庁特別公認探偵》の名称を唯一所持している人間である。残念ながら、彼自身は一年前に病気でこの世を去ってしまったが、彼が生前に設立した探偵社、団探偵社、通称DDC(Dan Detective Company)そして団探偵学園、通称DDS(Dan Detective School)の人間たちがその志を継ぎ、日夜難事件と戦っている。

 そして、そんな彼の生前設立したDDSの生徒たちの中でも、とくに団守彦が生涯最後の仕事として、自らの後継者を選ぶために設立したクラスがある。それが、Qualified、資格を与えられたという意味でつけられたQクラス。彼ら五人が、そのQクラスの生徒であるのだ。

 

「俺は、遠山金太郎!」

「鳴沢数馬です」

「美南恵です!」

「天草流です」

「連城究! よろしくお願いします!」

 

 Qクラスの面々は、見ていて惚れ惚れするような綺麗な敬礼をすると、それに追随するように大岩もまた敬礼を返し、平井以下四名もまたそれに倣う。

 大岩は以前、団探偵の死去の際にあった告別式の折に、団守彦のあとを継ぐものということでDDSの講師に紹介されたために彼らとは面識があったのだ。だが、これまで警視庁管轄の現場で彼らと遭遇したことがないため、その推理力が如何程のものであるのかはまだ彼も知らないのだ。

 果たして、団守彦の後継者たる彼らの実力はどのようなものか。敬礼を崩したのちにリュウが言った。

 

「僕たちは、被害者からの依頼でこの家に訪れました」

「依頼?」

「えぇ、先ほど杉下警部が大岩一課長に伝えたように、誰かに狙われているから助けてくれ、という依頼です」

 

 その言葉から引き継ぐように恵、通称メグそしてカズマが言う。

 

「そこで、私たちQクラスがDDS現学園長の指示で依頼人から話を聞くために派遣されました」

「でも、ついた途端に事件が起こって、急遽事件捜査に切り替えて捜査を開始しました」

「なるほど……」

「それじゃ、捜査官に紛れていたのは……」

 

 遠山金太郎、通称キンタが警察の制服を脱ぎながら言った。

 

「本当は、被害者を見つけた時点で現場を捜査したかったけど、警察が来るまでは荒らすことはできねぇから、キュウ達には他のところを捜査してもらって、現場を片付ける時に手伝って必要な情報を携帯で知らせるってことになってたんすよ」

「……」

 

 それじゃ先に言っててもらいたいと、小山田は言いたかった。だが、以前聞いたところによると、団守彦は事件現場で安易にDDSの手帳を見せて現場の捜査官を黙らせるという方法は取ってもらいたくないという方針をとっていたそうだ。

 DDSの手帳とは、その存在自体が警察手帳に匹敵する権力を有する、いわば捜査にたいする免罪符のようなもの。その威力は絶大だが、逆にそれを知らしめすことによって犯人を刺激しかねないという諸刃の剣のような役割を持っている。だから、団守彦は前述の方針をとっていたのだ。

 きっと、彼らはその団守彦の教えを守って事件が解決されるまで自分達の正体を明かさずにおこうと決めていたのだろう。そんな彼らが自分達の正体を明かした。それ自体が、この事件の謎が解けたということの何よりの証拠だった。

 

「それで、謎は解けたというのは本当ですか?」

「はい!」

 

 最後の五人目、キュウは彼らに向けて言った。

 

「ヒントは7つ!!

1つめに『畳についた傷と柱についている跡』

2つめは『睡眠薬入りの水の入ったコップ』

3つめ『現場の状況と眼鏡』

4つめに『濡れた被害者の靴と足のサイズ』

5つめが『潰れた薬莢と段ボール箱』

6つめ『山積みになったスリッパ』

7つめが『第一発見者の尋問の時に出てきた矛盾』」

 

 それらを述べると、一度目を閉じる。まるで、自分自身が言ったそれらのヒントを噛みしめているようだ。

 そして、大岩はキュウからもらったヒントを元に、頭の中で瞬時にロジックをくみ上げていく。これまでの情報と、彼らが見つけたヒント、そして、自分の中の刑事の勘。それらを組み合わせた結果、浮かび上がったもの。

 

「なるほど……そういう事か」

「一課長さんも、分かったみたいですね」

「あぁ、君たちのヒントのおかげでな」

「なっ……」

 

 伊丹は、その大岩の言葉に驚いた。杉下右京はともかくとして、子供たちがこの事件の謎を解いたという事も驚いた。しかし、そのヒントだけを聞いた大岩の頭の回転の速さにも驚く。いや、これは、多くの情報を元にして多くの特別捜査本部に指示を与えている一課長ならではと言えるのかもしれない。

 キュウは、大岩の言葉を受けて自信満々に言い放つ。

 

「そう、答えは……一つだ!!」

 

 真実はたった一つしかないのだから。




 警視庁・捜査一課長
 相棒
 探偵学園Q
      参戦決定

 警視庁・捜査一課長に関しては外伝オンリー参戦となっていますが、いわゆるスポット参戦枠で出番は少なくなるかもしれません。
 相棒からは、とあるキャラクターがSAOに行ってもらい、後は外伝オンリー参戦となります。
 そして、探偵学園Qからは目下のところ三人がSAOプレイしてもらうという事になっています。

 裏話。実は、探偵学園Qというか刑事・探偵ものを入れようとするとある参戦予定作品の設定との矛盾が起こってしまう懸念がありましたが、そこにある独自設定を入れようと思っています。
 また、解決編に関しては二日半くらいしてから投稿いたします。その間に推理していてください。
 24時間連続投稿終了。さて、来年からエイプリルフールのネタどうしよう……。
 考えてみれば、今回エイプリルフール2年目小説群の中で唯一のSAO原作キャラの登場が、シンケンジャー(その2)だけなのでは……?

この小説、本編と外伝を……(希望する方を選んでください)

  • 一つの小説でやってもらいたい
  • 本編と外伝を分けて投稿してもらいたい
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