SAO/UNLIMITED プロジェクトSAO   作:牢吏川波実

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侍たちの戦い再始動

「母上と茉子がログインして、二時間か……」

 

 丈瑠は、ショドウフォンに内蔵されている時計を確認してからそう呟いた。

 手筈通りに、サービス開始とともに、各各の自宅から彼女たちがログインしたのであれば、もうすぐ二時間だ。

 今のところ現実の方に何かが起こったという報告はない。このまま、何も無いままに時が過ぎてもらいたいが、なにか胸騒ぎのようなものが収まると言うことはない。

 あの時、薫からSAOの事を聞いて以来、なにかよからぬ事が起こる。そう侍の感が告げているのだ。

 ドロっとした不安。

 忙しなく働く焦燥感。

 杞憂であってもらいたいが、おそらくこの心地は二人が無事に戻ってくるまでは続くことになるのだろう

 

「殿様」

「ん?」

「大丈夫や。二人なら心配あらへんって」

 

 丈瑠にそう優しく語りかけたのは、今回の事件に伴い京都から招集したシンケンイエロー、花織ことはだ。

 それほど顔に出していたわけではないはずなのだがともかく、丈瑠は笑顔で言う。

 

「そうだな……あの二人なら大丈夫だ」

 

 そう、ここで不安になっていても仕方がない。そもそも、本当に何か起こるのかどうかも分からないのだ。なら、何か起こればその時に考えればいい。何も起こらなければただ安心して二人を迎えればいい。ただ、それだけだ。

 

「にしても、姉さんがSAOゲットしてたなんてなぁ」

「あぁ、おれも驚いた」

 

 正座をしていることはと違い、だらっと姿勢を崩しているのはシンケングリーンである谷千明である。

 なお、千明が茉子を姉さんと呼んでいるのは、別に二人が姉弟だからではない。茉子が色々と面倒見のいい人間であり、外道衆との戦いのときにも様々な面で頼りにできた姉御のような人間であるから、彼が勝手にそう呼んでいるだけなのだ。

 

「千明は、ゲットでけへんかったんやろ?」

「あぉ、流石にあの倍率じゃしょうがねぇけどな」

 

 本当なら今日から三日間はSAOをプレイするために休み取っていた千明だが、あいにくゲームの抽選にも全部ハズレ、SAOをゲットすることはできなかった。

 そのため、今日から三日間をどう過ごすか考えあぐねていたところに丈瑠から集まるようにとの連絡を受け、京都にいたことはと合流し、彼の元に駆けつけた。

 そしたら先代の当主である薫、そして茉子の二人がSAOの調査をするためにログインしたと言うではないか。もう少し早くそのことを聞いていれば、自分が茉子からSAOを借りてプレイしていたのに、と千明は残念そうに言っていた。

 これは、茉子の事を心配しての発言だったのか、ただ単にSAOをプレイしたいからの発言だったのかは定かではないが、ともかく現在は丈瑠やことはとともに何かが起こるのに備えて待機している状態だ。

 

「SAO……一体何が起こるんやと思います、殿様?」

「俺は、あまりゲームの方には詳しくはないから分からない……としか言いようがないな」

「まぁ、だろうな。て言っても、誰にもわかんねぇから待機してんだろ?」

「……」

 

 何かが起きるという事を事前に知らされていれば、心の準備は十分にできる。しかし、何かが起こる≪かも≫と言うのは、そもそも何が起こるかの全容が掴めていない状態であり、一体何が起こるのか、その時にどう対処をどう対処をすればいいのか。事前に対策を一切立てられない物だ。

 故に、なにかがおこってもすぐに対処しなければならないので、肩の力を抜く時間がほとんどない。

 

「あっ、せや。殿様、もしなんも起きひんかったら、流さんの歌舞伎一緒に見に行かへん? 茉子ちゃんや千明、お姫さんも呼んで」

 

 そんな緊張状態が続く中、ことはがそんな事を言う。おそらく、この重苦しい空気を変えるために話を持ちかけたのだろう。

 

「けどよ、あいつの舞台って人気でチケットも即完売なんだろ?」

 

 シンケンブルー、池波流ノ介は10年前に歌舞伎の舞台に復帰して以降着実に成長を重ねていき、その界隈では知らないものがいないほどの役者となっていた。元々歌舞伎の名門の出ではあったために知名度はあったが、それ以上に流ノ介の素の演技力や表現力が高かっためたちまち歌舞伎ファンからの支持を集め、さらにそのルックスから若い女性からの人気も高い。

 そのため、彼の舞台は滅多にチケットを取れない人気公演の仲間入りを果たした。そう言う意味では、SAOと似ているのかもしれない。

 

「大丈夫や。実はうち……」

 

 そう言って、後ろの鞄から何かを取り出すことは。

 その時だ。全てを崩壊させる時が、やってきたのは。

 

「殿おおぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

「!」

 

 一人の歌舞伎役者が、大急ぎで丈瑠たちがいる間に入ってきた。駆け寄ってくる姿は、自分の体格以上の大きさの衣装を身につけているからか、かなりダイナミックに見える。

 果たして、入室してきたのは先ほどまで話に出てきていた池波流ノ介であった。

 

「流さん!?」

「お前、舞台はどうした?」

「っていうか、それ舞台衣装だよな?」

「突然の無礼、誠に申し訳ございません!!」

 

 息も絶え絶えで、丈瑠達の言葉に対して返答をする余裕もないと言った様子の流ノ介は、正座をし息を整えるように深呼吸をする。衣装、そして化粧をしているその顔から察するに舞台の途中かその直前に来た様子だ。確か、この時間流ノ介の舞台が始まった直後の時間であるため、後者であるのだろう。

 大事な舞台を抜け出して、一体どうしたと言うのだろうか。

 数秒のち流ノ介は言う。

 

「実はつい先ほど、茅場晶彦からの犯行声明が!」

「茅場晶彦だと!?」

「それって確か……」

「あぁ、SAOの開発者の名前だ」

 

 そして、薫の元にSAOの開発の一部の協力を依頼した人物でもある。

 しかし妙だと、丈瑠は思う。確か、自分は彼の舞台のことも考えたが故に、彼にだけ声をかけるということをしなかった。それなのに、なぜ彼は茅場晶彦の報告に来たというのか。

 

「昨晩、黒子から聞きました。姫がSAOの開発に関わり、そして茉子と共に調査に向かうのだと」

「流ノ介……」

 

 実は、丈瑠の思惑とは違い、彦馬の独断によって、念のために流ノ介の耳にも今回の一件を入れておいたのだとか。

 確かに、流ノ介にこの事を話すと何をするのかは、誰の目にも想像できていた。だが、何か事が起きた時にすぐ対処するためにはシンケンジャーが集まる事は必須。その為、丈瑠には内緒で流ノ介の耳に薫や茉子の事を入れておいたのだ。

 当然、流ノ介はすぐに丈瑠の元に参陣したかった。しかし、丈瑠が自分の耳に入れないようにとの配慮をしていた事を知り、丈瑠の気持ちを汲んであえて我慢していたのだとか。

 だが、何かが起こった時にすぐに駆けつけられるように手配をし、黒子には丈瑠達の前に自分の耳に入れるようにと交渉をしたそうだ。

 成長した物だ。会った頃は、もっと血気盛んで猪突猛進タイプであったと言うのに。

 いや、先程の様子からして底の内は何ら変わりがないようにも思えるがともかく、今は流ノ介の話を聞くのが先だ。

 

「それで、茅場晶彦はなんと……」

「ハッ、それが……」

 

 丈瑠も、ことはも、千明も、流ノ介の言葉を理解する事ができなかった。

 いや、理解したくなかった。

 ログアウトができない。

 ゲーム内でゲームオーバーになったら、現実の肉体も死ぬ。

 ナーヴギアを外しても死ぬ。

 SAOは、生死を争うデスゲームとなった。

 その瞬間、ことはの手の中からチケットが六枚落ちてくる。偶然手に入れる事ができた流ノ介の舞台公演のチケットだ。

 もし時間が合えば誘おうと思って入手していた。そんなチケットが、力無く緩んだことはの手の中からこぼれ落ちていく。

 もう、そんなものにうつつを抜かしている場合じゃないと、そう告げるかのように。

 

「……以上が、茅場晶彦の犯行声明です」

「おい、嘘だろ? 姉さんやお姫さんが……」

「いやや、信じられへん……」

 

 千明とことはの二人は流ノ介の言葉を信じられない様子だった。

 だが当たり前だろう。ゲームで負けただけで、ゲームを強制的にやめようとしただけで死ぬなんて、そんな事外道衆でもやらなかった事。

 しかし、事実なのだ。ログアウトできないのも、ゲームオーバーで死んでしまうのも、ナーヴギアを外しても死ぬのも、全て事実なのだ。

 受け入れるしかないのだ。全てを、現実を。そして二人の不運を。

 

「母上……茉子……」

 

 丈瑠は、目を瞑り昨日の二人の様子を思い出す。

 何かが起こる予感。危険な旅となる予感。しかし、思い出されるのは二人の笑顔。

 これだったのか。自分達二人が感じていた嫌な予感は。侍の勘が告げていた危機というものは。

 だが、まさかゲームという娯楽物においてこのようなテロが発生するとは、考えつくとは思っても見なかった。

 確か、あのゲームの初回販売本数は一万本。つまり、およそ一万人もの人間が閉じ込められたということか。

 被害者は一万人。いや違う。ゲームをプレイしているものの家族や、大切な人を含めると、その数は二倍にも三倍にも膨れ上がる。

 それほどの悲しみが溢れかえるとどうなることか、丈瑠には容易に想像ができていた。

 

「殿、彦馬さんは既に黒子達に指示を出し姫様や茉子のところに黒子を飛ばしたそうです。既に死者も様々な場所で出ている様子。一刻も早い対処をするべきかと……」

「そうか……」

 

 彦馬は、流ノ介より先にこの情報を掴んでおり、黒子達に指示を飛ばしていた。

 モジカラを持たず、戦う力を持たない黒子たちは、シンケンジャーのサポートをするしか他はない。だがその分、黒子として裏方全てを任せられる力を、黒子達は持っているのだ。

 そんな黒子たちが裏では動いている。では、表である自分達が何をするべきなのか。丈瑠には、容易に想像がついていた。

 カッ。そんな音がなるかのように目を見開いた丈瑠は立ち上がると言う。

 

「流ノ介」

「ハッ!」

「ことは」

「は、はい!」

「千明」

「なんだよ」

「戦う準備をしておけ、外道衆が来るぞ」

「え?」

「お前達も知っての通り、三途の川の水は、現世の人々の嘆きや苦しみで水嵩が増す。その時、大量のナナシが隙間をとおってこちらの世界に現れるはずだ」

 

 自分ただの敵が大量に現れるかもしれない。ならば、一刻も早くその対処をしなければ。

 

「けど、姉さんやお姫さんはどうすんだよ!」

 

 千明は、丈瑠にそう反論する。

 間違っていない。二人のことを心配する千明は何も間違っていないのだ。

 だが、流ノ介は言う。

 

「今は二人のことよりも、現世に現れるであろう外道衆に対処するのが先決だ」

「けどよ!」

「千明」

「え?」

 

 尚も食い下がろうとする千明。彼の気持ちもわかる。自分達の大切な仲間が、ゲームの中に囚われたと聞いて呑気に構えていられるほど能天気なわけがないから。

 そんな千明に対して、丈瑠は胸倉をつかんでいった。

 

「俺たちは侍だ。侍として、今やらなければならないのは、人々の命を守るということ。ただ、それだけだ」

 

 仲間の命は確かに大事だ。しかし、それ以上に人々の、戦えない多くの一般市民の命を守ることは大切だ。

 それは、千明にとっては非情な言葉であると言えなくもない。しかし、それでもあえて丈瑠がその言葉を使ったのは、そう自分に言い聞かせないと、立ち上がることが出来なかったから。なのかもしれない。

 千明は、胸倉をつかむ丈瑠の手を握ると言った。

 

「じゃあ、姉さんや姫さんはこのまま見捨てるっていうのかよ!」

「見捨てるんじゃない」

「え?」

 

 そう言うと、丈瑠は手を離し、背後にある志葉の家紋に向くと言った。

 

「見届けるんだ。二人の、侍としての道を」

 

 二人の侍。二人の仲間。離れ離れになろうとも、しかし彼女たちもまた自分たちと同じ侍。決してくじけることなく、退くことなくこの事態の解決に動くことだろう。

 そんな彼女たちの侍としての道を見届ける。それが、今の自分たちの役割であると丈瑠は判断した。

 

「そして、二人が帰ってくるこの世界を……守る。それができるのは、俺たちしかいない」

「……」

 

 厳密にいえば、彼ら以外にも戦っている者たちがいる。彼らと同じスーパー戦隊であったり、仮面ライダーであったり、プリキュアであったり、または表社会に出ていないで戦っている者たちもいるかもしれない。

 しかし、全員が全員それぞれの守る物のために戦っている。中には、他のものには手を伸ばすことが出来ない者もいるだろう。

 だから、彼らは戦う。彼らの守りたいものを守るために。人々の平和と、そして二人の帰る場所を守る。ただ、その為に戦うと、丈瑠は決心した。

 その丈瑠の思いは、流ノ介に、ことはに波及する。一方千明は、そんな丈瑠の姿を見て一人苛立ちを隠せなかった。

 分かっていた。自分がここで何か言っても、二人を助けに行く方法はないという事を。限定一万本というSAOのソフトは、もうほとんど残っていないという事を、この中で一番よく知っているのは自分だ。

 しかし、それでも心が許せなかった。助けに行けないという事実を刻み込むには、まだ何かが足りなかった。

 あれから十三年。自分も十分侍として成長したと思い込んでいた。しかし、それは勘違いだったようだ。

 自分はまだまだ未熟。侍として超えるべき存在である丈瑠をいまだに越えられないのはその侍としての心がまだ未熟だからなのかもしれない。

 もっと強くなりたい。いつの日にか丈瑠を超えたい。そのためには、この状況に耐える力が、どんなことにも動じない強い心が必要なのか。

 そう、千明が思案していた時であった。部屋の隅に置いてあった隙間センサーの鈴がなり、みくじ筒型のソレから、一本の木の棒が落ちてきた。

 

「殿!」

 

 丈瑠は、それを手に取り確認する。

 そこには、数字が書かれていた。おみくじの番号か。違う。隙間センサーとは、そもそも外道衆が出現した際に反応してその居場所を知らせる物なのだ。つまり、隙間センサーが反応したという事は、今どこかに外道衆が現れたという証であるのだ。

 

「ナー! ナーナー!」

 

 志葉の屋敷から二キロ程離れた場所。そこでは隙間から次々とナナシ連中が現れて人々を襲っていた。

 戦う力を持たない者たちの嘆き、苦しみ、恐怖の叫び声。それがさらなる外道衆を次から次へと呼び出し、その範囲を広げていく。

 助けて、だれか助けて。そんなヒーローをよぶ人々の声が聞こえる。

 しかし、現実はそんなに甘くないと知っていた。そう簡単に、自分たちを助けてくれる存在が現れるなんてこと、知っていた。でも、それでも夢見てもいじゃないか。望んでみてもいいじゃないか。

 自分たちを救ってくれる存在を。敵を打倒してくれる存在を。自分たちの無念を晴らしてくれる存在を。

 決して届くことがないと分かっていても、それでも。それでも。

 それでも。

 

「ナー!?」

「ナー!!?」

 

 響き渡るは、太鼓の音色。

 目線を隠すのは白い煙幕。

 人々を誘導するのは黒い者たち。

 なおも追いすがろうとする赤い狩人。

 遮るのは、白い幕。

 そして、現れるのは袴に身を包んだ若者たち。

 そう、彼らこそ。人々が望んだヒーロー。救世主。弱き者たちを助けるために結成された侍のなかの侍。

 シンケンジャー。

 

「そこまでだ、外道衆」

「なんだかこの格好も久々って感じがしますね、殿」

 

 化粧を落とした流ノ介は、自らの格好についてそう言った。この格好になるのはあの外道衆と戦っていた時以来となる10年以上ぶりの事。よく、歌舞伎の舞台でも袴を着ていることはあるが、しかしシンケンジャーの一員として、殿と共に戦う家臣としてこの衣装を着るのはまた別の価値観を持つ。

 だから、この感慨深さも身に染みるものだ。

 

「本当は、ここに茉子ちゃんもいれば……」

「……」

 

 ことはは、そう寂しそうに言う。本当は、千明の隣にはシンケンピンクである白石茉子がいた。現在フランスはパリで店を構えているために簡単に呼ぶことのできなかったシンケンゴールド、梅森源太が加入するまでは、いつもその五人で一緒に戦っていた。

 いるべき人間がいないという事実。そして、いてほしかった人間がいないという事実は、四人の心に一抹の寂しさを覚えさせる。

 その時、千明がフッと笑いながら言った。

 

「黒子ちゃん、もう少し右によってくんないか?」

「え?」

「千明……」

 

 そう言うと、黒子は右隣りに一人分入るほどに志葉家の家紋の入った幕を広げる。

 

「そこは、姉さんの帰ってくる場所だからな……」

「千明……」

 

 そう、そこは本来は茉子がいたはずの場所。今回、四人での出陣という事で黒子側が幕の長さを調節したのだが、それはいらぬ配慮だったようだ。

 千明は、これでいいんだろ。という風に丈瑠に頷く。

 丈瑠もまた、それに頷き返した。

 そう、たとえ自分たち離れ離れになったとしても。侍としての心は一つ。

 別々の戦いを繰り広げようと、自分たちがすることは変わらない。

 この力で、自分たちの培ってきた侍としての心で平和を乱す存在から人々を守る。

 それが、母から受け継いだ侍戦隊シンケンジャーの力であるのならば。

 

「外道衆、俺たち……七人の侍がいる限りこの世界を好きにはさせん!」

 

 その命尽きるまで、戦い続ける。家臣と、仲間と、信じる者たちと、そして母と。

 

「行くぞ!」

「はい!」

「応!」

「うん!」

 

 丈瑠の号令で、ショドウフォンを携帯モードから筆モードへと変化させる三人。そしてーーー。

 

「「「「ショドウフォン! 一筆奏上!」」」」

 

 【木】【火】【水】【土】

 

「「「「ハッ!」」」」

 

 四人が、それぞれに自分の受け継いだモヂカラを宙に描き、反転させる。そして最後にショドウフォンの通話ボタンが押されることによってモヂカラが身体を包み込み、シンケンスーツがその身体にフィットした。

 瞬間、四人の左腰にシンケンマルが出現。最後にモヂカラが顔を覆うと仮面となった。

 これが、侍戦隊シンケンジャーの変身プロセスだ。いや、正確に言えばもう一段階ある。四人が、ベルトのバックルから黒色を主体とした、特殊な力が折り込まれたディスク型のアイテム、秘伝ディスクをシンケンマルの唾にしてシンケンマルを引き抜いた。

 そして……。

 

「シンケンレッド! 志葉、丈瑠」

「同じくブルー! 池波流ノ介!」

「同じくイエロー! 花織ことは」

「同じくグリーン! 谷千明!」

「……天下御免の侍戦隊!」

「「「「シンケンジャー! 参る!!」」」」

 

 今ここに、十三年前血祭ドウコクを打倒した侍戦隊シンケンジャーが再び集結した瞬間であった。

 そして、今日この時を持って、第十九代侍戦隊シンケンジャーの新たな長い戦いの日々が幕を開けるのであった。




SAO……本来であれば、ゲームの歴史にいい意味で名を刻むゲームとなるはずだった。だが、SAOは今や何千人もの人間を閉じ込める箱庭と化した

≪次回予告≫

安心してください。娘さんは、必ず我々が病院にまで送り届けます

大丈夫。私情ははさまない。私だって、看護師なんだから

平沢唯さん18歳。インターネット回線切断から1時間28分34秒経過してる

≪SAOに閉じ込められたプレイヤーの身体≫

おい、あれ……コンセントが繋がってないんじゃないか?

彼女の事、魁利君や透真君は知っているのか?

≪タイムリミットは二時間≫

そんなッ、アリサ……すずか……なのはぁぁぁぁぁ!!

彼女の未来を守れるのは……我々だけだ!!

≪希望と絶望が交差する中、人々は走り続ける≫

小さくて無限に広がっている世界で、今でも戦っとるんや

連れて行かせはしない……絶対に……

≪巻き起こる様々な事件≫

全国各地からトラブルの報告が多数上がっています

ギャングラー!?

我々は、別に君たちを脅そうと思ってきたわけではない

≪苦境に立たされる警察関係者≫

右京さん……
っ……
右京さん!

≪独自に行動する人々≫

おばあちゃんが言っていた

≪なすすべなく目の前の希望に縋るしかない絶望≫

仮面ライダーやスーパー戦隊が戦ってきたような敵と戦うなんて……所詮、ただの人間には無理な話だったんだ

≪そして……≫

一課長。全被害者の搬送作業が、今しがた終わりました

≪外伝 メインシナリオ 第一章≫

SAOプレイヤー
 
並びに搬送関係者

死亡人数は……

≪約束≫




リストの名前……そしてSAO事件の被害者の名前……瓜二つだわ……

≪貴方は、衝撃のラストに驚愕する≫

タイトル、また変えようと思ってます。今度はシンプルに。でもそんな頻繁に変えていいものかと思ったので、ちょっとアンケートとります。なお、前提としてSAO、あるいはソードアート・オンラインを頭につける事としてます。よろしければお答えください。

  • ヴァルキリーズfeatボーイ
  • プロジェクトSAO
  • アルティメットカオス
  • 無への逃走
  • 肯定あるいは否定
  • フィクションスターズ
  • 〜いろんな著作物から以降はいらない
  • タイトルはそのままでいい
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