やっと主要キャラであるアインズ、イビルアイ、リムルを交わらせることが出来ました。
自分で言っててなんですがやっぱり同盟の必要性が感じられず内容をどうしようかありえないほど悩んでいます。
リムルがその魔物についての説明を終えるとアインザックは難しい表情になった。
「あのヤルダバオトの手下だったのか、、、それならば情報が錯綜したのも無理ないか。それでモモン君はどう考える?」
「私たちはもうヤルダバオトは王国を襲撃しないと思いました。」
「ほう、それはなぜかね」
「明確な理由はありませんが元々奴が王国を襲った理由はアイテムを求めてでした。それがない今王国を襲撃する意味がありません。」
「それはそうかもしれないがやつは悪魔だ。悪戯に人を攫ったり殺しに来たりするかもしれないのでは?」
「その可能性は、、低いのでは?やつは確かに悪魔でしたがそれと同時に非常に理性的に思えました。
この王国を襲撃することで得られる利益と私と敵対するリスクを考えるともう王国には来ないように思います。」
「なるほど、モモン君がいる限り王国は安全と?」
「はっきりと断言はできませんが。王国に来るよりかは他の国に行ったほうがいいと考えるのでは?」
「そうか、それでは今回の悪魔がいた理由はどうなる?」
「それは他国を落とす準備をしていたのでは?
あの悪魔が実力を最大限発揮するには魔法詠唱者の頭部が必要です。
そのためには事前に行動しておくことが必須です。
しかし襲撃予定の国でそのような行動をしていたら当然警戒され事前行動は愚か、計画そのものが破綻しかねません。
だからあの悪魔はこの王国にいたのではないか、と先ほど蒼の薔薇のリーダー、ラキュースと話し合いをしたところ出た結論です。」
「そうか、蒼の薔薇も同じような見解か。
分かったこのことは各国のギルドに通達しておこう」
「よろしくお願いします。」
「任せてくれ、それで話は変わるんだがそっちのリムルくんは蒼の薔薇と共闘したと聞いたがそれほどの実力者なのかね?」
リムルは冒険者組合長が自分に聞いているのか、モモンに聞いているのか分からず視線でモモンに返事を任せた。
「ええ、強いですよ。彼一人で蒼の薔薇全員に匹敵するかもしれません。」
「本当かね!」思わずと言った感じでアインザックは立ち上がりリムルに近づく。
「いやそんなことないですよ、、、、マジで、、、だからちょっと顔離してもらえます?」
「ああ、すまない。それではリムル君はモモン君のパーティに入るのかね?」
「いや、入らないですよ」
「そうなのか、ではソロでやって行くのか、なんならこちらから相性の良さそうなものを紹介するが」
「あーいえ、大丈夫です。
(うわーなんかこのおっさんギラギラしててしんどいなー)
というか俺別に冒険者やりにここに来たわけじゃないですし。
俺はモモンに会いに来たんで少ししたら帰りますけど」
「な!?そうなのか、、、まぁまだここにいるのだろ、思う存分この街を楽しんで行ってくれ。いつでも私たちギルドは君を歓迎しよう。」
「は、はぁ、、、」
「アインザックさん、そこまでにしてあげてください。」
「すまなかったね、リムル君」
「いえ」
「それでは報告は以上なので失礼します。」
「ああ、今回も助かった、また何かあったら頼むよ」
ギルドを出た途端にリムルが文句を言ってきた。
「おいなんであんな風に説明するんだよ、絶対わざとだろ」
「いやいや、言いがかりはやめてくれ、第一リムルが私に任せたのではないか。」
「それはそうだけどさ、、はぁ、、それでモモン、お前は帰るのか?」
「ああ、そうだな、これから話し合うことが増えたからな、、、」
「???そうなのか?まぁ、それなら俺も一度戻るから魔法の解除は任せたぞ。」
「それについては任せてくれ。」
と外を歩いていると、一台の馬車が近づいてきて中から一人貴族風の男が出てきた。
リムルはなんだろうとその男を見ていると
「貴様がアダマンタイト級冒険者漆黒のナーベか?」と男が問いかける。
ナーベは当たり前のように無視をする。
「ふふ、そう緊張せずともよい。
このフィリップ様が貴様を娶りに来てやった、光栄に思え。」
ナーベの無視を緊張していると独自解釈したフィリップはそのまま話し続けた。
リムルはモモンに何か言わないのかと目線を送ると首を振る。
リムルはこの世界の貴族階級にはそれほどの力があるのかと驚いているとナーベがさらに驚きの発言をする。
「死ね、下等生物(ウジムシ)。
私がお前の妻になどなるはずがないでしょ。
叩き潰す許可をいただけますか、モモンさん?」
この発言にリムルだけでなくアホ貴族も言葉をなくしている。
ただ周りの人たちは日常風景を見るように「ああ、またか」と言った感じでこちらを見ている。
ようやく言われたことを理解し始めたアホは怒り始めるが、相手は貴族ではないといえ冒険者の最高峰、手を出せるはずもなく簡単に取り巻きはのされてアホは逃げて行く。
この一連のやり取りが終わりそうなところでリムルは正気を取り戻しモモンに顔を向ける。
「だから言ったではないか、あまり期待するなと。
ナーベは身分など関係なくいつもこんな感じだ。
単純に人間を見下しているからな、治らないぞ。」
「期待するなってこういうことかよ、、、」
というものの勢いよくツッコむ気力はどこかに行ってしまい項垂れるリムルであった。
リムルたちと別れてから蒼の薔薇は王都に戻っていた。
「しっかしリムルが男だったとはなー」
「マジショック」
「マジ最高、ギリショタいける、万歳」
「そうね、仮面とった姿見るまではどっちか分からなかったけどあの姿見たら誰でも女性だと思うわよね。」
「そうだな、男なら自分が絡まれるのが謎って言ってたのも頷けるな。
それにしてもモモンとマジで仲良さそうだったな、実はできてんのか?」
というとイビルアイは体を痙攣させ、ティナは嬉しそうに
「モモンには近しいものを感じる。」
「絶対に違う!きっとモモン様の性癖は普通だ!」
「ならイビルアイは無理」
「ど、どうしてだ」
「幼児体型だから」
「うぐっ、、もしかしたら私みたいのがいいかもしれないじゃな、ないか!」
と顔を真っ赤にして反論するイビルアイ。
当然仮面をしているので見えていないがみんなは気づいている。
「そしたらモモンはロリ確定」
「そ、そんなことは、、、、」
と反論できずにいるイビルアイを無視し、ラキュースは
「はいはい、人の趣味にどうこう言わないの、第一今のは全部あなたたちの妄想だし。
それより今はヤルダバオトのことよ。
モモンさんとの話し合いで王国が狙われる可能性は低いって結果にはなったけど対策しておいて損はないわ、戻ったら色々と忙しくなるんだからしっかりしてよね。」
とバッサリ話を断ち切った。
愛しのモモンガ様が冒険者としての仕事を終えて帰ってきた。
私は守護者統括ではあるがそれ以前に恋するただのサキュバス。
愛する人が仕事から帰ってきたら、出迎えるために最終装備裸エプロンでお出迎えせねばならない。
しかし今回は事前に各階層守護者を集めるように御命令なされた。
少し残念に思いながらも仕事なのでやらないわけにはいかない。
いち早く玉座の間に皆を集めて外までモモンガ様を出迎えに行く。
モモンガ様について行き外で共に仕事をしているナーベラルには殺意を覚えるが私とモモンガ様の関係を支持してくれているのでそれほど気にしてはいない。
統括としてどの誰よりもモモンガ様の隣にはいるがもちろんいられないことも多い。
それがどうしても我慢できなくなる時がある。
1秒たりとも愛するモモンガ様から離れたくない。
今にもこの感情をお戻りになられたモモンガ様にぶつけてしまいそうになる。
しかし自分がこの栄光あるナザリックの守護者統括であるという自負がなんとかその思いに歯止めをかける。
そうした葛藤をしつつモモンガ様を玉座の間にご案内し自らも頭をたれる。
会議が進むにつれて怒りの感情がどんどん抑えられなくなるのを感じた。
どうにか会議が終わり自室に戻るまでは耐えられたがその後は心荒意乱。
初めはまだ大丈夫だった。
ギルドから依頼があり調査したところナザリックのもの、デミウルゴスの次の計画に必要な駒の失態。
同僚に対して少し情けなく思うくらいだった。しかしその後が問題だ。
その悪魔を倒したのが蒼の薔薇と先日ナザリックに侵入してきたゴミ。
そいつがたまたまいたおかげであの人間のコマ、蒼の薔薇が無事だったのは計画の都合上よかったけれど。
そのゴミがモモンガ様と人間の街で一緒に行動し、またすぐ会いに来るとほざいている。
これではまるで転移を覚えたばっかりの遠距離カップルみたいではないか。
あのゴミスライムの分際で私たちの主人、いや私の愛する人に手を出すなんて許せない。
しかしそれでもモモンガ様はあのゴミと必要性の感じられない同盟を結ぶという。
きっとあの方のことだから私などでは到底思いつかない理由があるのでしょうけど、それはそれ。
本当に憎い。そのせいでモモンガ様に知られないように殺すこともできない。
「あぁ、愛しの、私のモモンガ様、、はぁ、、んん、、、、
はぁはぁ、、、モモンガ様、私の私だけのモモンガ様、、、一生あなたの側に、、はぁはぁ、、誰にも渡さない、、、、んはぁっ、、、」
いつの間にか怒気は愛欲へと変化しその美しい見た目からは想像もできない醜い感情が現れ始めていた。
「ただいま」
ひとまずアインズと別れテンペストに戻ってきたリムルは行く時に泣きそうになっていたシュナに真っ先に会いに行った。
「おかえりなさいませ、リムル様!」今確認していた書類から目をはなしすぐにリムルの元へ行く。
「ああ、ただいま、こっちはもう1週間くらいか?何か変わったことはあったか?」
「えっと、ヴェルドラ様が魔素の調整ができるようになりこちらにいらっしゃってリムル様がいないと聞いて怒っていらっしゃいました。
後はディアブロはヨウムさんを王にするために一緒にファルムス王国まで向かっています。他には特に変わった事はありません。」
「ヴェルドラもう魔素調節できるようになったのか、さすが龍種なだけあるな。ディアブロはいないのか、、、、。」
「どうかされましたか?」
「ん?あぁなんでもない。それより神聖法皇国から何かあったか?」
「いえ、今のところは何もありません。」
「そうか、わかった。今夜、みんなを集めてくれるか?これからについて話し合うから」
「わかりました」
夜になり皆が集まったので会議が始まった。
集まったのはリムルにヴェルドラ。ベニマル、ソウエイ、シュナ、シオン、ハクロウの鬼人たち。
リグルドたちホブゴブリン、それにゲルドにカイジン、ベスターなども集まっていた。
「それじゃあ今日話す事は4つかな?一つ目はヴェルドラが魔素調整できるようになってこれから一緒にいる機会が多くなると思うからみんな把握してくれ。」
「ワハハ、よろしく頼むぞ」
「はい、それじゃあ早速二つ目。ディアブロがいるファルムス王国の件はどうなってる?」
「え!我の紹介もう終わりか!?」
「はいはい、今ちょっと大事な話してるから、これでも読んでろって」といって読んでいた漫画の続きを渡すとすぐに静かになる。
「ディアブロからは上手くいってる、とだけ連絡があってそれ以外には何もないですね」
「そうか、ならファルムスのことを考えるのはあとでいいか。次行くか、、これが割と一番の問題だよな。神聖法皇国から何かコンタクトとかはあったか?」
「今のところはまだありません。ただ隠密の部下の報告によるとヒナタ・サカグチが何かしようとしているとのことです。」
「ヒナタが?あのメッセージちゃんと伝わったよな?まぁ引き続き警戒だけはしておいてくれ。ただし絶対に手を出すなよ。危ないから」
「かしこまりました。」
「よし、それじゃあ最後だな。同盟のことに関してだが結べなかった。」
「え?どういう事ですか?向こうから同盟を持ちかけてきておいて拒否したんですか?」
「いや、なんか向こうもゴタゴタしてるみたいでな俺が転移した時ちょうど転移阻害魔法の発動していてなまずたどり着けなくてな。だからもう一回行ってくる。」
「それってまた阻害にひっかかるんじゃねぇか?」
「いや、向こうで同盟国の王とはたまたま出会えてな解除するよう頼んだから大丈夫だ。
それで今回もう一回行くんだけど誰か補佐で連れてこうかと思ってな、ベニマルが良いかと思ったんだけどこっちでも色々あるから迷っててな。」
「まぁ確かにそうですね。俺も行ってみたいですけどこっちにも問題は色々ありすもんね」
「だろー、だから誰が良いかなって思ってな」
「はい!ここはリムル様の第一秘書である私が!」
「はい!私がついて行きます!」と真っ先に手を上げるシオンとシュナ。どうして異世界という興味惹かれる単語にヴェルドラが反応しないのか気になるリムルだった。
しかしそれは単にヴェルドラが漫画に意識を向けているからでリムルたちが転移した後にひたすら後悔するのだが、、、。
(やっぱこの二人が食いつくよな、、、)
「んー今回は同盟を結ぶから書類に強いやつが来て欲しいんだけどシュナはいいとしてシオンは大丈夫か?」
「問題ありません!もしもの時は剛力丸があります!」
「いや、何も大丈夫じゃねーよ!!!そうだな今回は戦う事はないしシオンは留守番な」
「そ、そんなぁ、、」
「リムル様、私は、私はついて行っていいんですよね?」
「ああ、書面でのやり取りとか苦手だから頼むな」
「はい!任せてください!」と満面の笑み頷くシュナ。
見方を変えると仕事を与えられただけなのに。
「それでリムル様どうするんですか?」
「んーそうだな。今回も1週間くらいで戻ってくる。
多分それくらいで戻ってこないと色々と問題があるだろ?
そこからは多分ちょこちょこ空いた時間に連絡ついでに行くぐらいだと思う。
もう少ししたらカイジンとベスターもついて来てくれないか?向こうとの連絡手段が欲しい。」
「おれぁ構わないぜ」
「はい、私も大丈夫です。」
「それじゃあ今日の会議は終わりですか?」
「あーそうだな、他に何か言いたいことあるやついるか???」と尋ねても特に何もなかったので会議は終了した。
トマス二世さん誤字報告ありがとうございます。