歪な愛   作:糸守

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早くも4章スタートです。
そしておそらくですがすごく短い章になると思います。

あと、タイトル少しカッコつけちゃいました。噛み砕くと「アインズとリムル」です。


4.同盟
4-1 綾羅錦繍の墓守と一路順風な魔王


 

今回の見送りはリムルが断った。

流石に短いスパンでちょっと出かけるだけなのにみんなの時間を使ってまでしてもらうことじゃないと言ってシュナと二人で転移して来た。

国交を開くということでリムルはシュナに言われてフォーマルな格好だった。

「よし、転移できたな。体調とか大丈夫か?シュナ」

「はい、大丈夫です、ここがリムル様のおっしゃられた異世界ですか?」

「ああ、ぱっと見はそんなに変わらないんだけどな、とりあえず森の中にいてもあれだし早速向かうか」

「はい、でもこの森の辺りには何もありませんがどうしてこちらに?」

「ん?あそこに見えるだろ?あの建物がこれから向かう場所だぞ」

「???どちらにあるのですか?」

 

 

「???どちらにって、、、

(あーアインズが幻術魔法をかけていて見えないはずだとかいってた気がするな)

そういえば、誰にも見つからないように幻術魔法をかけているっていってたんだ」

「幻術魔法ですか?、、、、、あ!!!本当だ、ありました!あの辺り少しだけ歪んで見えます。」

「そういうふうに見えるのか、まぁとにかくあそこに向かうぞ」

「はい。(私こういった感じの魔法は得意だったんだけど、、、な、、、)」

しばらく二人で森を進むと目的の建物が見えてきた。

以前同様に石造りの道の下まで行く。

「ここから中に入って行くけどこの間来た時罠とか多かったから俺から離れるなよ」

「え、そんな危ないところなんですか、ここ。」

 

 

「言ってないっけ?ここは墳墓だけど財宝とかもたくさんあるからある意味ダンジョンみたいなんだよ。」

「そ、そうなんですか、、?わかりました、、、リムル様から離れません!」

と宣言してリムルの腕に抱きつくしシュナ「え、?あ、うん。とりあえず進むか」

抱きついてきたシュナを引き離そうとしたものの離れるなと言ったのは自分であるためそのままにして墳墓内を進むことにした。

しばらく進むと前回同様にあの大きな魔力反応を感じる。

今回は話が通っているだろうと思い何の気兼ねなしにその反応に近づくリムル。

しかしそんなことなど知らないシュナは慌てて掴んでいたリムルの腕を引っ張る。

「リムル様、危険です。あちらからはものすごく大きな魔力の反応があります。

「ああ、そいつなら多分大丈夫だぞ、前回も同じところにいたからな、知っている奴のはずだ」

 

 

とシュナに説明しているとこっちの反応に気がついたのか向こうから近づいて来た。

「リムル、ようやくきたでありんすね、もう待ちくたびれたでありんす。」

「ああ、悪いな、てかお前らが魔法発動させてたからだろ」

「それは、それでありんす。」

「何だそれ」

シュナは、リムルとかなり親しげに話す彼女を見ているとその彼女から敵意のある声で話しかけられた。

「それでそっちの鬼さんはどちら様でありんすか?」

突然の敵意に驚き、警戒しているとリムルから説明してくれた。

「彼女はシュナ、俺の仲間だ。今回は同盟を結ぶ話がメインだからな。

俺じゃあ書類とかうまく把握できないからついて来てもらったけど別にいいだろ。」

「確かにリムルは書類仕事とかできなそうでありんすね。まぁいいと思うでありんすよ。

早速アインズ様のもとにお連れするでありんす。ついてくるでありんす。」

と言ってシャルティアは歩き出す。

 

 

シャルティアについて行きながらリムルはシュナに説明する。

「あいつはシャルティアだ。

ここの連中は外部のやつに比較的警戒心強いからあんま気にしないでくれ。」

「は、はい」

とどこか歯切れの悪い返事を返すシュナ。

リムルはこの時シュナは突然の敵意に驚いたと思っていたがそれは違った。

シュナはシャルティアとリムルの会話に嫉妬していた。

まだ出会って間もないのに打ち解け、部下でないため接する態度はラフ、自分では絶対にできないことをしているシャルティアに嫉妬していたのだった。

そしてそんなことに嫉妬する自分に嫌悪感を抱くシュナ。

(はぁ、、、ダメだとわかっていても嫉妬してしまいます、、、リムル様、、、)

と思いを巡らせていると前方から魔力が使用されるのを感じすぐさま警戒する。しかしそんな警戒はただの杞憂でしかなかった。

シャルティアの転移を使用したのだった。

シャルティアの転移魔法で先ほどまでいたダンジョンのような空間とは全く異なり絢爛豪華な装飾が施されている通りに転移した3人。

そこには一際大きくて荘厳な扉があった。

 

 

「こちらでアインズ様がお待ちになっているでありんす。」

リムルは返事をしようとしたが扉が開き始めたためそちらに意識を向けた。

扉の中はとてつもなく広い空間で奥に玉座が構えられている。

そこまでの道は埃一つない綺麗なレッドカーペット。

リムルは内心でフォーマルな格好をしていくように言ってくれたシュナに心底感謝した。

開いた扉を通りレッドカーペットを進み玉座にいるアインズのもとまで進む。

アインズを見てみると、彼は彼でいつも以上に贅を凝らした服装をしており、リムルの外服が及第点にしか思えないくらいの素晴らしいものだった。

その間に何か俺らの説明がされていたようだったがリムルは色々とそれどころではなかったので全く話を聞いていなかった。

目の前まで行くと玉座に座るアインズ、その後ろに何人かがいた。

いつの間にかシャルティアもそちらにいる。

 

 

見たことある人もいれば初めての人もいるので眺めていると会場全体に響く透き通った声で守護者統括アルベドがリムルの紹介をする。

「アインズ様、テンペスト国より国王リムル=テンペスト、お目通りをしたいそうです。」

「よく来たな国王リムル、私がこのナザリック地下題墳墓が主人アインズ・ウール・ゴウンだ。」

(え?え?え?え?え?え?え?何何何?聞いてないんだけどこんなのなんて言ったらいいんだ?「ちょっと、ラファエルさん、助けて」)

(「解、今からいう言葉を繰り返してください」)

(「歓迎心から感謝する、アインズ・ウール・ゴウン殿」)

「歓迎心から感謝する、アインズ・ウール・ゴウン殿」

「今日は同盟を結ぶために来てもらったが、これからも長く付き合うことになるのだ。私の腹心たちを紹介させてくれ。

まずは前回も会っているものたちからだ。

守護者統括アルベド 、第1、2、3階層守護者シャルティア、

第6階層守護者アウラとマーレだ。彼女らのことは以前にも伝えた通りだ。

 

 

そして新たに3名紹介したい。

まずは第5階層守護者コキュートス。

前回彼はリザードマン集落の統治のためナザリック外に出ていた。

次に第8階層守護者デミウルゴス。

彼はヤルダバオトとして各地で様々な計画をしている。

最後に執事長のセバスだ。

彼の行っていた仕事は王国での情報収集。

それぞれひと段落ついたためこちらに戻って来ている。

しかし今後も忙しくなる可能性があり説明する機会がないのでまず紹介をさせてもらった。」

(今すごく聞き流してはいけない単語が聞こえたけど、とりあえずスルーするか)

 

(「あぁこれからよろしく頼む。

  俺からも仲間を1人紹介させてもらいたい。

  彼女は鬼人族のシュナだ、俺の補佐役についている。」)

「あぁこれからよろしく頼む。

俺からも仲間を1人紹介させてもらいたい。

彼女は鬼人族のシュナだ、俺の補佐役についている。」

「ほぉ、鬼人とな、それでは同盟の件だ。

そちらは決まったか?私たちとどのような同盟関係を結ぶかを」

「あぁ、同盟の件やその他諸々と話し合いたいことがある。

どこか話し合える場所はあるだろうか?」

「了解した、それでは今から準備しよう。あちらの部屋で待っていてくれ。」

「分かった、行こうか、シュナ」

「はい」

 

 

別室に連れてこられたリムルとシュナは揃ってため息を吐く。

「はぁーなんつーことしてくれたんだよ、マジで緊張したわ。」

「わぁ、リムル様すごいです、あんな場所であんなにも堂々と、、、」

「いや、まー、たまたまな、てか同盟のこと任せちゃっても大丈夫か?」

一言二言とは言えそれは全てラファエルさんのおかげだけどそんなこと言えるはずのないリムルは話を逸らす。

「多分、大丈夫だと思います。私たちの条件はこっちにくる前に決めた通りで、基本的に相互協力の関係構築ですよね?

向こうからの要求があった場合はどうするんですか?」

「俺らの内容は決めた通りだな。向こうの要求はこっちに無理がない範囲で飲めばいいぞ。

アインズと俺は保険としてこの同盟を結びたいだけだからな。こっちが無理してまであっちの要求を受け入れる必要はないぞ。

ま、向こうも俺と同じ考えのはずだからそんなに気張らなくても大丈夫だぞ。」

「わかりました、では頑張りましょうね、リムル様」

「あぁ頑張ってくれ、シュナ」

 

 

「???はい?リムル様とアインズ様が話し合うんじゃないんですか?」

「ああ、俺らはまた別のことで話があってな。

だから交渉は多分シュナとあのアルベドって人だと思うぞ」

「え!?、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、頑張ります!」

(ものすごく間が空いたがなんとかやる気にはなってくれたようで何よりだ)

「それでリムル様は何をなさるんですか?」

「ええ?ああ、アインズと話があるんだ。

内容は、、、言っていいのか分からないから、ごめん秘密な」

(ただアインズが素で話したいってだけの理由言えないよなぁ、、、)

「はぃ、、わかりました。」

とどこか残念そうにするシュナ。

 

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