でもそんな大そうな話をしてないので今のやつにしました。
そうですね、きちんと言わないといけませんよね。
おはようございます。
シュナとデミウルゴスが話し合っている中こちらでも話し合いが行われていた。
話し合いと言っても学校の休み時間に行われるような、
「うわ、次の時間の小テスト勉強してねぇ」
「乙、もう無理だから諦めな」
くらいのくだらない会話だが。
「それで、同盟締結の内容決めの時に二国のトップが私室でグダってて良いのか?」
「何も問題ない。私の部下は私より圧倒的に優秀だからな。」
「それ自分で言っちゃうのな。まぁ俺もそうだけど。
それで今回の同盟どんな感じの内容にするんだ?」
「知らん」
「おい!本気か?!」
「八割型本気だ。
私としては相互協力のできるような同盟を結んどいてくれと伝えたがまたどのように歪曲して伝わっているか、わからないのでな。」
「あぁーこの間もそんなこと言っていたもんな、、、
あ!そういえばなんだよさっきのあれ、あんな型式ばった歓待されるなんて聞いてなかったぞ」
「私もだ、なんか本当にすまないな。
エ・ランテルから戻ってきて守護者たちにお前がくることを伝えたらアルベドが露骨に嫌そうな反応してな、
それからいくつか同盟を結ぶ際の条件みたいなのを提案されて、満たせないようなら同盟を結ぶ意味がないと熱弁されてな。」
「アルベド、、、、?あーあの黒髪美人の人か。
前回も聞いたけどまじでなんで俺あの人に嫌われているんだ?
てか、お前王様だろ?バシッっていえば良いんじゃなかったのか?」
「私もアルベド本人に同盟締結を否定する理由を聞いてみたんだがあの下賤なスライムなんての一点張りでな分からない。」
「下賤って、、、俺そんなに嫌われてんのな、、、まぁ良いけど。」
「それとアルベドの意見を聞く理由だが、、私は賢王ではない。
それなのに周りからは全て肯定され神格化されかかっている。てかされている。
その中で部下の意見も聞かず恣意的な行動ばかりしていては愚王になってしまう。
だから私は私より優秀な部下の意見を聞いている。」
「なるほどな、俺も優秀じゃないから周りに助けられているってのにすっかりそのことを失念していたな、悪かったな。」
「いや気にしないでくれ。それより前回ナザリックに来た時はまたすぐ来ると言っていたのにずいぶん遅かったな。何かあったのか?」
「ん?そうか?そうだな。でも向こうの2日がこっちの1日だから結構早かったと思ったんだけどな。俺の世界に魔王がいるって話たっけ?」
「聞いた、というよりその魔王がお前なんじゃないのか?」
「俺もそうなんだけどさ、何人かいるんだよ、俺の世界に魔王。」
「ほう、それはまた面白いな。それでその魔王らと戦いにでもなったのか?」
「不定期で開催されるワルプルギスっていう魔王の集会があるんだけどそこで魔王の1人に仕掛けられてな。」
「ワルプルギス、、面白いな。私もぜひ参加してみたいものだ。」
「まぁ機会があったらな、でもお前より強いのも何人かいるぞ」
「ほう、やはり興味深いな、でも私より強いやつか、会ってみたいが会いたくないな」と苦笑するアインズ。
「まあそんな感じで相手魔王国と俺らの国が戦争になって、それには勝ったんだが今度は俺が新しい魔王だからって人間至上主義の国から狙われているんだよ」
「そちらも大変のようだな。敵からも味方のような奴からも狙われて。どこの世界にも人間至上主義の者はいるのだな。そんな中で国を留守にして大丈夫なのか?」
「俺の仲間は優秀だからな、2、3日くらい空けていても大丈夫だ。ただまぁ心配だから同盟の件が終わったらすぐ戻るけどな」
「そうだな、その方が良いだろうな。ただ先日、イビルアイと会う約束しているとか言っていなかったか?」
「あ!そういえばそうだった、危ねぇ、、、」
とやばいという顔をした後まだ約束した日がすぎたわけでもないのでそっと胸を撫で下ろす。
「それでなんの用件でイビルアイ から呼ばれているんだ?」
(あーそういえばこいつには今度会った時話すって言ったんだっけ。
でも本人の恋愛のことだし、、、第一その相手本人だしな。なんて言おうか、、、)
「相談事があるって言われてな。」
「相談事?、、、、、あぁなるほどあれのことか、しかしなぜお前に?
それほどまでに親しくなったのか?」
(なぜイビルアイがリムルにあの王女と仲間のことを?)
「え!?あれって、わかるのか?」
「ああ、私も相談されたからな、もちろんモモンの時だが」
(相談?は?え?なんであいつは好きな相手に好きな人のこと相談してんの!?)
「そ、それで、、なんて答えたんだ?」
「放っておくのも嫌だったのでな、いつでも連絡できるように手紙の魔法道具を渡したぞ。」
「放っておくのもいや?、、、、、
(え?割と脈ありなのか!?いやそれにしたら扱いが雑な気もするが、、、)
手紙は来たのか?」
「いや来ていない、私ではどうすることもできないからな。
だから今回リムルに相談したいと思ったのか」
と自己完結するアインズ 。
(お前じゃどうすることもできないって、、、
お前しかどうにかできないことだろ!、、、)
「なあ、それってお前にしかどうにかできないんじゃないか?」
「私にしか?何を言ってるんだ?仲間のことだ。
私にはどうすることもできまい。というより相談の内容はもう聞いているのか?」
(仲間、、、?あ、話ずれて、、ないか?
そりゃそうかいくらイビルアイがモモンのこと好き過ぎでも本人にはいえないよな)
「え?ああ、そういえばアインズはイビルアイのことどう思うんだ?」
これ以上この内容を話していると話がズレていることに気がつかれそうだったので無理やり話を変えるリムル。
そんなリムルに特に気にした様子もなく
「イビルアイのことか?はじめてあったときの印象は最悪だったな。」
と答えるアインズ。
「初めて会った時?それって王都襲撃の時だったか?」
「ああ、知っていたのか?」
「この間蒼の薔薇と依頼受けている時に聞いてな。
ヤルダバオト?が攻めてきたとかなんとかって。それでなんで印象最悪なんだ?」
「そのヤルダバオトのことなんだがな、私の部下なんだ。
王都襲撃はさっき紹介したデミウルゴスの計画の一部でな」
「は?!さっき謁見の時、聞こえたデミウルゴスって人がヤルダバオトってのは幻聴じゃなかったのか、、、てかマッチポンプが甚だしいな!」
「まあそうなんだが、、、実を言うと私も知らなくてな、、、」
「どう言うことだ????」
「まず事の発端は王都の貴族から悪魔に襲われているから王都に来て欲しいと言う依頼があった。
冒険者モモンとして依頼を受けて実際王都に行ったんだが、ヤルダバオトことデミウルゴスが蒼の薔薇のイビルアイと戦っていてな、
流れ的にヤルダバオトと戦う羽目になったってわけだ。」
「何も聞かされていなかったのか?」
「これも話すと長くなるんだが、王都襲撃の少し前に王都に派遣していたセバスが王国の裏組織から目をつけられていてな。
そいつらを潰すよう命令を出したんだが、そしたら紆余曲折あって王都襲撃になっていた。
訳を聞いたら理由は色々とあったがとにかくその組織を乗っ取るための陽動が必要だったらしくてな、そのためのヤルダバオトだったらしい。」
「それはなんとも大掛かりだな。優秀すぎる部下の弊害ってやつなのか?、、、」
「そうなるのか?
しかしナザリックからしたら何もマイナスがないから特にいうこともなくてな。」
「そうか、、、てかそれでなんでイビルアイの印象が最悪なんだ?
ヤルダバオトと戦っていただけだろ?」
「いや、その前にもう一人、私の部下と戦っている。
その際に私の部下が殺されかけてな。
もちろん襲撃を仕掛けたのはこちらだから何も文句など言えるはずもないがここにいる皆は私のかけがえのない宝、子供達だからな。
それにメイドと戦って瀕死にまで追い込んだって話をされた時イビルアイに対して私とナーベは殺気を出してしまったからな。
どこか怪しまれているような気もするんだ。」
「それで最悪の印象か、、、」
(いやそれはないぞ、アインズ。あいつお前にベタ惚れだぞ)
と内心で思うものの口に出すわけにはいかず一言で黙ってしまう。
「ただ今は違うな、この間共に仕事をする機会があってなその時彼女について少しだが知ることができたからな、今は小動物に向ける程度の愛情があるな」
「小動物、、、?」
「ああ、私はこの体になってから人間の頃と思考が変化してな、、
関係のない人間を殺しても何も感じないし、他のいろんな欲求もほとんどない。
このナザリックの存続が今私の中にある一番強い欲求だ。」
「なるほどな、この間も言ってたけど人間らしさが綺麗に取り除かれているんだな、その体。」
「まぁな。問題ないわけはないが今はまだ人間だった頃の感覚が残っているからそれほど気にはならないが、、」
「不老、、、っていうか、もうそういう話ですらないか。
ずっとこの国の王としてやっていくのか?」
「ああ、私もそこが少し不安でな。リムル、お前も不老なんだろう?どうするつもりなんだ?」
「んー俺か?俺は初めの頃は国が安定してみんなが俺を必要としなくなった頃にでも気ままに旅でもしようかなとか考えてたな。
ただ今は、みんなどんどん強くなって種族進化までして寿命まで伸びてきてるし国と国の問題も山積みだからまだ今後のことは考えられないな。」
「そうか。まだ先のことは考えられないか、、、。
私の場合は、、、ここから離れるつもりはないし離れられないだろうな。」
「離れられない?」
「ああ、ここ、ナザリックは私の全てだ。
現実に家族も友人もいない私が唯一友と呼べる人たちと作り上げた空間だからな。
捨てることはできない。例え他の皆がリアルを選び、去ってしまってもな、、、、。
それにここの子供たちは薄らとだが向こうでの記憶があるらしくてな、
自分たちは捨てられたという風に思っているらしい。
それなのに最後に残った私が彼らから必要とされているのにここを離れるわけにはいかないだろう」
「そうだったのか、、、。」
「ああ。」
「ずっとこの国に君臨し続けるなら王妃とか作るのか?
俺も無性だけど国王だからどうしようかと思ってな。」
「王妃か、、、、」
「ああ、アルベドさんとかめっちゃお前のこと好きそうだし、どうなんだ?」
「、、、はぁ、、、アルベドか、、、
あれは私が彼女の性格を歪めてしまったからああ言う感じになっているだけだ。」
「歪めた?」
「そうだ。ユグドラシルのサービス期間の最終日に皆のキャラ設定を見ていてな、
アルベドの設定をビッチからモモンガ、私を愛しているって言うふうにしてしまったから今のような感じになっているんだ。」
「それだからダメなのか?」
「ああ、あれは本来の、仲間が思い描いた彼女ではないからな。」
「でもビッチで自由に動き回れるようになるよりはお前のことが好きっていう風の設定の方がいいんじゃないのか?その制作者がよっぽど変な性壁でない限り。」
「そういうものか?私はどうにも納得できなくてな。」
「もし純粋に好意を寄せられているとしたら、無性でも嬉しいのか?」
「それはまぁもと男のわけだし嬉しいな。ただ嬉しいと言うだけでアルベドを王妃に、私の妻にと言うわけにはいかないと思うがな」
「どうしてだ?好みじゃないのか?」
「いやかなり好みだ。たださっきも言ったが彼女も仲間が残した大切な子供たちだ。そういった対象として見られない。」
「まあそうか、友人の子供のような存在だもんな。そうなるよな。でも一生このままでいるのか?」
「そのつもりだ。
このナザリックのもの以外で今も昔も私を受け入れてくれるものなどいるわけあるまい。」
「もしいるとしたらどうなんだ?」
「それでもあまり今と気持ちは変わらないだろうな。」
「そうかー、でも単純な好みの話をするならアルベドさんみたいのが好きなのか?」
「見た目の話か?それなら割と好みではあるな、残念美人感は否めないが」
「そう言うのが好きなのか、金髪とか染めているのは?」
「金髪?どうした突然?、、、、そうだな、
元日本人なだけあって黒髪に惹かれてはしまうが別に絶対黒髪ってわけではないから髪色は気にしないな。
というより私自身がこの見た目だからな容姿はたいして気にしないな。
その代わり好みとかもほとんどないんだがな」
と自嘲気味に笑うアインズ。
「そうか、なら、、、」
さらにリムルが質問しようとすると流石に変に思ったのかアインズがリムルの言葉を遮った。
「おい、さっきから私の好みなど聞いてどうした?」
「ん?あ、いや、まぁ未来の人間の好みは昔と変わってるのか興味があったんだ。」
「あーなるほど。少し私も気になるところではあるがそろそろ時間だろう、いくか?」
「ああ、もうそんな時間か。なんか仕事サボってるみたいでシュナに会いにくいな」
「サボってるみたいと言うか実際にサボってるんだがな」と苦笑するアインズにつられリムルも苦笑した。
なんとか誤魔化せたと安堵する反面、大してアインズの好みや恋愛観について聞き出せなかったことにがっかりしていたリムルだったが
張り詰めた空気が会議室一体に広がっており、さっきまでのやるせない感情は一気に霧散した。
トマス二世さん誤字報告ありがとうございます。