早いですね(他人事)
やっぱり見切り発車じゃなく、しっかり同盟が必要な理由など考えた上で書き始めないとだめだったなと猛省しています。
それと読んでくださっている方には申し訳ないんですが諸事情により、土曜、日曜は更新できるかわかりません。
ご了承いただけますと幸いです。
二人がやってきたことに気がついたデミウルゴスとアルベドはアインズに頭を下げ、シュナはリムルに軽く頭を下げて報告する。
「リムル様、同盟の内容の件なんですが大体決まりましたので報告させていただきます。
「ああ、決まったのか?今何か話してるようだったけど」
「はい、同盟の内容に関しては少し前に決まっております。」
「そうなのか?なら何の話を、、、」
「はい、内容はこのような感じです。」とリムルが会話の内容を聞く前に話始めてしまった。
聞いた内容は相互不干渉に協力要請、交換留学生制度と先ほどアインズが言っていたように相互協力を主とした、と言うよりそれ以外には特に何もない感じだった。
アインズが二人の前まで行き進捗状況を尋ねる。
「それではお前たち、同盟についての報告をせよ」
「かしこまりました。
しかしそれほどお伝えするようなことはなく先ほどアインズ様が仰られた通りでございます。」
と少々疲れ気味のデミウルゴスが報告する。
アインズはこの報告に今まで散々騙されてきたので詳しく聞く。
「それならばなぜ今まで話し合いをしていたのだ?」
「その件ですが、それは、、、」
「アインズ様、同盟の内容こちらでございます。」
デミウルゴスが何か言おうとしたがアルベドが言葉を遮る。
少し不思議に思ったがアインズは差し出された紙に目を通す。
内容は相互協力のことだけで他のことは特に何も記されていなかった。
深読みレベルカンストのこの二人が自分の言ったことだけをするなんて今までなかったので逆に不安になり尋ねてみる。
「内容はこの3つだな?他に何もないな?」
「はい、この3つだけです。明確に立場をはっきりさせるような項目を作ろうとしたのですがデミウルゴスに止められてしまいまして。」
「いや、良好的な関係を築きたいからな、構わない。デミウルゴス、あのリムルの配下と話してみてどう感じた?」
「まだはっきりとは申し上げられませんが非常に賢く優秀だと感じました。
今回作成した条文だけではただ上の者の意見を反映させただけの条文に思えますが、彼女は主人から今回の内容をすべて自己の裁量で決めるように言われたそうです。
もし本当にすべて主人から任せられているのならそれに足るだけの信頼があると言うことかと。」
「なるほどな、リムル本人も側近のような感じで話していたのだし実際優秀なのだろう。」
「はい。しかし実力で警戒するならあの国王リムルだけで問題ないかと。あのものは確かに優秀ですが1人で我々に危害を加えられるとは思いませんので。」
「それはまぁそうかもしれないがこれから友好関係を結ぶ国にそこまで警戒する必要があるのか?」
「それは、、」
デミウルゴスが何か言おうとしたが再びアルベドに会話を遮られる。
「アインズ様、あちらも話し合いのほうは終わったようです。」
「あぁ、そうか、では私とデミウルゴスは見送りに行くのでその間に急いで作成するように」
「かしこまりました。」
アルベドは一礼し、デミウルゴスを一瞥した後書類を作成しに行った。
「リムル、今書類を作成させているから少し待っていてくれ」
「わかった。俺らはその書類をもらい次第戻るな。あっちが少し心配なんでな」
「そうだな、向こうでの問題を片付けたらまたゆっくりしにでも来い。あー後イビルアイの話忘れるなよ。」
「ああ、さっきまで忘れてたけどもう思い出したから大丈夫だ。ま、ちょこちょこくるからその時はよろしく頼むわ」
「いつでも歓迎しよう。できれば早くそちらとの連絡手段を確立させたいものだな。」
「んー確かにそうだな、今度俺らの技術開発してる奴ら連れてくるからまたその時にでも考えないか?」
「そうだな、こちら準備しておこう。書類もできたことだしそろそろだな、また来るといい、二人とも」
「あーありがとな」
「ありがとうございました、これからよろしくお願い致します。」
ラフな感じで手を上げるリムルに深々とお辞儀するシュナを見送ったアインズは一人転移で私室へと戻った。
残ったデミウルゴスとアルベドの間にはなんとも言えない雰囲気があった。
「それで、デミウルゴス。私が離れている間にアインズ様に何か余計なことを言ってないでしょうね?」
「余計なこととは何だい?シュナ殿と険悪な感じになったことかい?」
「わかっているのにわざわざ確認しないで頂戴、あのクソ小娘もクソスライムも本当にむかつく。どうしてアインズ様はあんな奴らと同盟なんて。。。」
「何度も言うけど同盟はメリットが大きいだろう。多少のデメリットはあるとしても我々の戦力が増強されるならばこれに越したことはないだろう。」
「ええ、そうね。それならば何も問題はないわ。ただなぜ隷属にしないのかしら?
あのスライムの実力はそこそこかもしれないけど所詮1人でしょ?
第一私たちはあいつの国すら見たことがないのよ?
それなのに対等な同盟を結ぶなんて、、、」
「私も初めそこが不可解でした。
しかし先ほどのシュナ殿の意見を聞いて思ったのですが、アインズ様とリムル殿は元々面識があったのでは?その点にあなたも薄々気になっているのでは?」
「そんなはずないわ!?そもそも私たちがあのスライムに会ったのはあいつが偶然にナザリックに侵入してきたからよ?それなのに何でアインズ様があいつと面識があるのよ?」
「私にも正確なことはわかりませんがそうでなければあそこまで親しげな理由がつきません。リムル殿はスライムです。我々の知っている形態と違う可能性もあります。」
「そうしたら向こうは何かしら言うでしょ?」
「もし我々には言えない理由があったとしたら?
例えばこの地をさられた御方々とか。」
「そ!そ!んなはず!!!!あるわけない!!!ナザリックをさられた方が今更何の、、、、まさか、、、、、」
「ええ、もしかしたらアインズ様を、、、」
「だめ、絶対に許さない、そんなこと絶対に、最後まで私たちのもとにいてくれたモモンガ様を連れていくなんていくら私たちの創造主たちとは言え絶対に許さない、、、、、
殺す、、、、殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す
殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す
殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す
殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す
殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す、、、、、、」
と呪詛のように殺すと呟き出すアルベドに対してデミウルゴスはあくまで冷静に
「まだこれは可能性の話でしかありません。
もし仮にそうであったならば私たちの身の振り方も考えなければならないのでもう少し冷静になってくれませんか?」
「身の振り方、、、?仮にウルベルト様がいるならそちらに行く、アインズ様を裏切ると言うことかしら?」怒気まじりの質問にもデミウルゴスは冷静に
「いいえ、アインズ様を裏切るなどおかしなことは言わないでもらいたい。
仮にあちらにウルベルト様がいるとして私がそちらに行こうと敵対するわけではありません。それに創造主に仕えることのどこに裏切りがあるのでしょう?」
「あなた、、、、、そうね、、、まぁ今はその可能性があるかもしれないってだけでいいわ。」
リムルとシュナが転移で戻ってきた日の夜みんなを集めて再び会議が行われた。
会議といっても同盟の内容についての報告がメインだったが。
「えーっとてなわけで異世界同盟を結んできたからみんなよろしくな」
「よろしくなってどんな内容なんですか?」
リムルの雑な説明に苦笑いしながら質問するベニマル。
「んーまぁ大した内容じゃないぞ。相互協力だったり、過度に接触しないようにとか」
「なんかそれ矛盾してませんか?」
「お兄様、それはまだ両国の関係が深まっていないことと、異世界の国のため好きな時に連絡を取り合うこともできなければ、向かうこともできないからです。
なのでお互いが探りつつ協力できるようにとしたのです。」
「なるほどな、てかリムル様が結ぶって決めた同盟なんですからしっかりしてくださいよ」
「いやー悪いな、全部シュナに任せっきりでな」
と苦笑するリムル。それを見て笑う会議に出席した面々。
「リムル様質問してもよろしいですか?」
とその時たまたま会議に出席していたドライアドのトレイニーさんが訊ねてきた。
「なんですか?トレイニーさん?」
「私はその異世界の国と同盟を結ぶことについて今日初めて知ったのですが、どうして急に明確な理由もなく同盟を結ぼうとお考えになられたのですか?」
「あ、そっか。トレイニーさんこの間いなかったんだっけか。
理由はこの前も言った通りなんだけど、俺が魔王になって人の国と色々揉めてる現状だとこの世界のどこかの国と同盟を結ぶより安全かと思ったんだ。
それにあいつらの国は強い奴が多いしな。」
「ですが出会って間もない方達なのですよね?
本当にこの世界の国と同盟を結ぶより安全なのですか?」
「確実に安全とは言い切れないけどな。
ただ相手国も魔物の国だし、王とは関わりがあったし大丈夫だと思うぞ。
まぁだから本音を言っちゃえば互いの関係を維持するためというより保険として同盟が必要だったんだけどな。まぁそれは向こうも同じ感じだとは思うけどな。」
「なるほど、保険ですか。その王とリムル様のご関係とは?」
「悪いな、それは向こうから言わないで欲しいって頼まれていてな。」
「そうですか、分かりました。」
リムルとトレイニーの会話を聞きながらシュナは疑問が一つ解消されたと同時に新たな疑問が生じた。
(リムル様は同盟内容を気にしていらっしゃらなかったけど今ので納得。
ただどこであの恐ろしい王と関係ができたのかしら?
そういえばデミウルゴスさんは御方々とか言っていたけれど関係があるのかな、、?
リムル様は教えてくださらないでしょうし、んーーー気になります、、、)
とシュナが脳内で熟考しているうちに会議はお開きとなり、その場にはリムル、シュナ、ベニマル、シオン、ソウエイが残った。
「それでヒナタの件とディアブロの件で何か進展はあったか?」
「ディアブロの方からは何も。
しかしソウエイの部下の隠密がヒナタサカグチが何名かのものと共にこちらテンペストまで来ているのを発見したものがいます。
今のところ街道を進み途中休憩所に寄ったりするだけで特に怪しいことは何もないので放置していますがいかがいたしますか?」
「え?!あいつこっち来てるのか。
複数できたってことはあのメッセージ見てないのか?
それともキレたのか?とりあえずそのまま見張っておくようにしてくれ。」
「リムル様そんなやつ私と私の剛力丸改で叩きのめしてきます!」
ソウエイが返事をする前にシオンが割り込んできたがリムルは歯牙にも掛けず
「やめとけって、あいつめっちゃ強いからな。頼んだぞソウエイ」
「御意」
シオンはがっかりした様子で、一方ソウエイは既に行動を開始したらしく姿を消していた。
リムルはここらでヒナタとやり合うことになりそうだと思いつつイビルアイとの約束に間に合うかどうか心配していた。
トマス二世さん誤字報告ありがとうございます。