歪な愛   作:糸守

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今回鬼短いです。


5-5 NPC2度目の世界転移

 

アルベドはリムルの転移魔法でナザリックの精鋭技術者2名とともに転移した。

転移した先は活気のある街でリムルというゴミスライムが街の者から笑顔で挨拶されている姿を見て本当に国王であるのかという疑問を抱いた。

(どうして国のトップが普通に街中を護衛の一人もつけずに歩いているのかしら。

頭おかしいんじゃないの?)

などと考えていると強力な魔力反応を3つ確認する。

そのうちの一つには覚えがあったアルベドは顔を顰める。

しかしそれ以上に顔を顰めることがあった。

「リムル様、おかえりなさいませ!!!」

「おう、ただいま!」

と何か話し合っている様子だったがアルベドは子憎たらしい小娘など今は眼中になかった。

 

 

それ以上に警戒しなければならない。

国王リムル級に強いと思われる者が二人も現れたのだ。

アルベドの緊迫した様子など全く気にならないのか国王リムルはシュナ以外の二人にも話しかける。

「おう、ベニマル、ディアブロ。ただいまー。何も問題なかったか?」

「リムル様、お帰りなさい。特に問題は起きてませんよ」

「おかえりなさいませ、リムル様。私の方からの報告としましてはヨウムをファルムス王国改め、

ファルメナス王国の国王にするという任務完了してまいりました。」

こちらの二人もアルベドのことは歯牙にも掛けず国王リムルと話している。

 

 

しかしそれでもアルベドは警戒を解かなかった。いや、解けなかった。

それほどまでの実力。ナザリックがあの世界に転移してから久しく会っていなかった複数の実力者。

そんな彼らに対してアルベドの警戒心は最大に高まっていた。

そんなアルベドの内心などつゆ知らずリムルは3人と軽く話をし、アルベドたちのことについて話し始める。

「この3人は今回同盟を結んだナザリック国の使者と技術者たちだ。

まずは向こうの国との連絡手段の確立を目的として技術者に来てもらった。

シュナは使者のアルベドさんはこの間会ったから知っているだろ?」

「ええ、まぁ、はい。」

 

 

「今回アルベドさんは連絡手段の確立を目的とする技術者の2人とは違う目的で使者として来てもらっていて、ジュラ・テンペスト連邦国の視察に来たんだ。」

「視察、、、ですか?」

「ああ、それでシュナにお願いがあるんだけどアルベドさんの案内お願いできるか?

俺はちょっとまだやることがあってアルベドさんについていられないんだ。」

「え、、、私がですか?」

「ああ、俺以外だと面識あるのシュナだけだし、女性同士だから何かといいのかと思うんだけどだめか?」

「い、いえ。わかりました。」

と渋々だが引き受けてくれるシュナ。

アルベドとしても一悶着あったシュナとはできるだけ距離を置きたかったが、リムルは前回の同盟内容締結の際アインズと別室でグダっていたためそんなこと全く知らなかった。

 

 

 

 

ひとまずアルベドをシュナに全任せして来たリムルは技術者たちを今度はカイジンとベスターのところへ連れて行った。

「おーい、カイジンいるかー?」

「おう、どうしたんだ、リムルの旦那」

「今回俺が異世界の国と同盟結んで、連絡手段確立の研究のためについて来てくれって頼んだだろ?」

「ああ、もう行くのか?」

「いや、今回は向こうの技術者の人たちがこっちの世界に来てくれたんだ。」

と言いリムルは後ろにいたナザリック陣営の技術者2人を紹介する。

2人は紹介されると軽く会釈をする。

「それで今回はこっちの世界について色々と教えてやってほしい。なんならこっちの2人と話し合って通信機とか作ってくれると助かる。」

「なるほどな、了解したぜ。それなら俺らは向こうの世界に行く必要は無くなったのか?」

「いや、どちらにしても一度はついて来てもらいたい。

通信機がこっちでできたとしても向こうで通じるか確認しなきゃいけないだろうし、出来なかったら出来なかったで向こうの世界に行って研究、開発してほしいからな」

「わかったぜ、とりあえずそっちの2人はこれからよろしくな。」

とカイジンが声をかけると2人は再び礼をする。

カイジンと2人がうまくやっていけるかどうかすごく不安に思ったが、まぁなんとかなるかと楽観的に考えるリムルであった。

 





次回の更新は1月19日火曜日の予定です。
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