電車などみんな意識して席を一人分を空けて座るのに
わざわざ座りにくる人ってほんとなんなんでしょう。
テトリス感覚で人と人との間に挟まりに行きたくなるんですかね?
一列できてもすぐ消えないけどウイルスかかったらガチで消える可能性出てくるので笑えません。
その後ヨウムたちと挨拶を交わし、イングラシア王国からユウキと子供達を連れて来て、
その後面倒な4人組を相手したリムルの精神的疲労はピークに達したため夕食まで部屋のベッドでゴロゴロと休んでいた。
するとどこからか声が聞こえてくる。しかしどこから聞こえるのかが分からない。
不思議に思ったリムルはラファエルさんに聞いてみた。
(「ラファエルさん、何か聞こえない?」)
(「告、異世界にある分体より連絡です。」)
(「あ、なるほどな、アインズからか。
一体どうしたんだろうな?それでえーっと分体と連絡取り合うには、、、、
意識を共有するんだっけか、、、?あ、繋がったか、、?」)
Fromアインズtoリムル
「おーいアインズ、聞こえるか〜?」
「ああ聞こえている、ようやく繋がったか」
「悪いな、うまく分体と意識共有するのって案外難しくてな」
「電波が悪いのか、それなら仕方がない」
「電波って、、、まぁ似たようなもんか。それでどうしたんだ?」
「この間の件だがこちらでは既に戦争が終わってしまって時間がありそうなのでな。
せっかくの機会だから参加させてもらおうかと思ってな。」
「こないだの件?、、、あ、俺らの建国祭のことか。
てかもう戦争終わったのか?被害とかなんもなかったのか?」
「被害?まぁ何もない、、、はずだ。」
「なんだよ、その溜め。まぁ何もないなら良いけど、それで今から来るのか?」
「いや、今そちらに行くメンバーを厳選しているところだ。」
「なるべく温厚な奴らで頼むわ。」
「当然だ、そのための選抜メンバーなのだからな。
私たちはどういった立ち位置で他国のものと接すれば良いのだ?」
「んー普通に俺らの同盟国でいいんじゃね?
異世界のことは伏せておいた方が無難かな?
それにお前ら見て普通に話しかけてくる奴らも普通じゃないからあまり気にしなくて良いと思うぞ。」
「なんだかすごい失礼なことをサラッと言ったな。まぁ良いか。了解した。
では準備出来次第また連絡する。
そこまで時間はかからないと思う、転移場所は街から近めで人目のつかない場所を希望する」
「俺らの街の中じゃダメなのか?」
「あぁ、一応同盟国に公式に訪れるのだ。馬車などの支度があるのでな。というかリムルの魔力負担が大きいと思うが大丈夫か?」
「なるほどな、それなりの大所帯で来るのな。俺の方は全然大丈夫だぞ。」
「そうか、それならばまた後ほど連絡する。ナザリックの転移阻害魔法は解除しておくのでな、よろしく頼んだぞ、では。」
「ああ、了解!またあとでな。」
リムルとの連絡が終了してから間も無くして、再び執務室の扉がノックされる。
それを今日のアインズ様当番であるメイドのエトワルが確認しに行く。
アインズの執務机から扉までは意外と距離があり、確認するための往復でもそこそこ時間がかかる。
アインズは誰が来たのか結構気になるのだが急いている王というのは外聞が悪いので何事もないようにどっしりと構えている。
そこにエトワルが来て訪問者とその要件を伝える。
「アインズ様、デミウルゴス様がお越しです。テンペスト国訪問の人選が終了したとのことです。
お通してもよろしいでしょうか?」
「ああ、構わない。通せ。」
アインズが許可を与えるとエトワルが再び扉を開けに行く。
この制度、メイドたちから面倒くさがられてないかななどと考えていると、デミウルゴスが入室してくる。
「アインズ様、失礼いたします。軍の編成終了いたしました。」
(軍って、、、、まぁいっか。)
「うむ、ご苦労。それで私の供をする階層守護者の準備は完了しているか?」
「はい、シャルティア、アウラ、マーレの三者とも準備は完了しております。いつでも出発できます。」
「3名も階層守護者たちを出してしまって大丈夫なのか?」
「はい、先日の戦争以来こちらを警戒して法国などの密偵も影を潜めておりますので、ナザリックには私とコキュートスそれにセバスの3名で大丈夫かと。
用途は非常に限定されますがガルガンチュアやヴィクテムも一応おりますので。」
「そうか、お前がそう判断したなら良い。
ならば今回テンペスト国まで行く奴らを第八階層に集めておけ。暫くしたら私もそちらに向かう。」
「かしこまりました。それでは失礼いたします。」
デミウルゴスが退出したのちアインズはまたリムルに連絡をするのであった。
一方第八階層では姉弟が楽しそうに話していた。
「アインズ様とお出かけだってね、楽しみだねマーレ!」
「そ、そうだね!お姉ちゃん。でもアインズ様がこれから向かう場所ってあのリムルとかってスライムの国なんだよね?
シャルティアさんくらい強い相手だったしアインズ様に危険とかないのかな、、、?」
「大丈夫だって!今そのスライムの王様とアインズ様は同盟を結ばれているんだし、そもそもあの時のシャルティアは完全武装もしてないなかったんだし!」
などと話しているとゲートが開かれる。
「そんなにリムルを甘く見ていると足元掬われるでありんすよ。」
「シャルティア!?どうしてあんたがここに?」
「デミウルゴスからここに来て待機するように言われたでありんすよ。
もうすぐアインズ様もいらっしゃるんでありんす。」
「ここに今回のメンバー集めて転移するのかな?」
「んーそうっぽいね!それよりさっきのってどういうこと?」
「言葉通りの意味でありんす。
私も本気は出しんせんでありましたけどリムルも本気じゃなかったでありんすよ?」
「え!そうなの?!」
「多分でありんすがね、だってあの時攻撃を始めたのも妾でありんしたし。
そもそもリムルからカウンター以外で攻撃されんせんでありんしたからね。」
「へえ〜そうなんだ。じゃあやっぱ結構今回危ないのかもね?」
リムルの危険度について再修正されているときどこからともなく声をかけられる。
「いや、それは心配しなくて大丈夫だと思うよ。」
「あ、デミウルゴス!、、、大丈夫って、、危険じゃないの?」
「ええ、まぁそもそも同盟国ですしね。
それにアインズ様とリムル陛下はもう既に何度かお二人だけでお話をされる仲。
今更アインズ様に危害を加えるとも考えられません。」
「それもそうでありんすね。」
「そっか、確かにそうだね!」
「ぼ、僕もそう思います。」
「それでデミウルゴス、其方も今回一緒に行くんでありんすか?」
「いや、私はここの現守護者統括だからね。ここを離れるわけには行かないよ。
ここに来たのはアインズ様に供するものたちの最終確認するために来ただけだよ。」
「意外と少ないんでありんすね。」
「確かに、あのリザードマンたちのときくらいの人数で行くのかと思ってたんだけど」
「私もそのくらいの規模がいいと思って具申したんだけどね。
敵地へ行くわけでも、仮想敵国に示威行為しに行くわけでもないからと言われてね。
そもそも異世界へ転移するのだから術者の魔力も考慮しなければならない。」
「な、なるほど。」
「納得でありんす。」
などと会話をしているとアインズがリムルと共に現れる。
話していた階層守護者はリムルがこちらの世界に来ていることに気が付けていないため皆一様に驚いているが、アインズがいるためすぐに臣下の礼をとる。
リムルは頬が引き攣るのをなんとか堪えながら内心でアインズに文句を言っていた。
(「おいおいおい!なんだこの軍団!なんでこんなにいるんだよ!いやいやざっと見ただけでも100は軽く超えてんだろ!
下手したら200くらいいそうだな、、、はぁ、、、」)
(「告、推定200~250です。」)
(「いいって!別に教えてくれなくても!!!!てかこの人数を転移できんのか?」)
(「解、可能です」)
(「あら、その感じだとまだまだ余裕そうな感じか、、、。
てかアインズも初めっから教えてくれりゃいいの、、、に、、、?
ってあれ心なしかあいつの顔ひきつってね?骨のはずなのに
もしかしてこの軍のことアインズも知らなかったのか?
なんか今もシャルティア達に跪かれてなんか大変そうだし。」)
などとリムルがラファエルさんと話ている一方アインズはアインズで1人、内心で発狂していた。
(「いやいやいや、なんだよこの軍!確かにデミウルゴスは軍って言ってたけど、、、
しっかり軍隊じゃん、、、てっきり俺についてくるもの達だから名目として軍って言葉使っているのかと思ったらまじだったのか、、、
てっきり20人くらいの規模かと思ってたんだけど、、、
はぁ、そもそもナザリックにはリムルが条件として提示した温厚なやつなんてそもそもいないか、、、
まぁ多くは私が作ったアンデット達で制御できるからまぁよいが、、、
てか臣下の礼とかリムルの前でやめてくれないかな、恥ずいんだけど、、、」)
と思っているとデミウルゴスが話しかけてくる。
「アインズ様、大変お待たせいたしました。
こちらに私が選抜いたしました軍勢をご用意いたしました。
今回はテンペスト以外の異世界の国への適度な示威行為を目的といたしましたので中隊規模にいたしましたがよろしかったでしょうか?」
「あ、ああ。流石はデミウルゴスとしか言えないな。
では、私はリムルの国にいってくるので留守は任せるぞ。」
「かしこまりました。この命に代えましたも必ずこの地をお守りしてご覧に入れます。」
「ま、まぁ敵襲などの可能性は低いと思われるが頼んだぞ。
ではシャルティア、アウラ、マーレはあそこの馬車にのり待機せよ。
私は最終確認でまだすることがあるのでな。」
とアインズが指示を出すと3人は立ち上がり馬車へと向かっていった。
「リムルこの人数、転移可能か?」
「ああ、できるけどこの人数でいいのか?」
とデミウルゴスがまだ待機しているため本当のことをアインズは言えないし、リムルは聞けないでいた。
「ああ、リムルが可能であるならば私の方は何も問題はない。」
とリムルが無理だと言ってくれることに期待するがこの程度ならば問題ないと返されてしまう。
ナザリック随一の知者であるデミウルゴス、それに友であるリムルの2人ともがこの数に何も違和感がない様子。
アインズはだんだんこの規模が適正数にすら思えてきた。
「そ、そうか。じゃあこのまま転移発動するからな」
しかしリムルは当然この人数は多いと感じている。
しかしアインズの部下がいる手前尋ねていいのかわからないため転移可能だと答えてしまう。
「では私も馬車の方に向かうとするか。転移したのちはどのように対応すればいいか?」
「んーそうだな。とりあえず、テンペストまで徒歩30分くらいのところに転移させるから、転移できたらそのまま真っ直ぐ進んできてくれ。
こっちで迎え入れる準備しておくから。」
「分かった。では全てリムルに任せよう。」
「それではアインズ様、お気をつけくださいませ。」
「ああ、そちらも任せたぞ。では。」
そしてアインズが馬車に乗ったタイミングでリムルは転移魔法を発動した。
するとナザリック第八階層に並べられていた中隊規模の軍が一瞬にして消える。
デミウルゴスでさえもこれには少しばかり驚いてしまう。
しばらくしてデミウルゴスは声をかける。
「それで、君はリムル陛下がこちらにいらっしゃっていたことには気がついていたのかい?」
「イヤキガツカナカッタ。
ワタシモデミウルゴスドウヨウニアインズサマトリムルヘイカガトモニイラシタトキニハオドロイタモノダ。」
「それで、どうだい?勝てそうかい?」
「ワカラナイ。マリョクリョウハオロカブジントシテノリキリョウモショウジキワカラナイ。
タダアノキボデテンイマホウガツカエルノダ、ソレコソアインズサマナミノマリョクリョウナノデハナイカ?」
「ええ、そうですね。私もあの転移には驚きました。
リムル陛下の力の底を確認するため、アインズ様に指摘されない程度に少し多めに軍を準備したんですがね。
これならばもっと多くしておけばよかったですよ。
それでソリュシャン、あなたは何かわかりましたか?」
「はい、デミウルゴス様。
直接お話ししたわけではないのではっきりと断言は致しかねますがあの方は私の創造主であるヘロヘロ様ではないと思われます。」
「そうですか、、、、。となれば私の予想は外れていましたか。
しかしそうなるとますますアインズ様となぜあそこまで親しいのか皆目見当がつきませんね。」
「タダデアッテカライキトウゴウシタダケデハナイノカ?」
「その可能性はないとは言い切れませんが、ですがコキュートス。
君ならば我々階層守護者と同等の実力者がこのナザリックに侵入したどうしますか?
護衛も1人もつけずに対話をしますか?相手から求めてきたならばともかくアインズ様からお話しされたと聞きますし。」
「タシカニシンニュウシャトハナストハオモエナイナ。
ゼンカイデミウルゴスガケイカクシタサクセンニモアマリカンバシクナイヒョウジョウヲサレテイタ。」
「ええ、そうですね。アインズ様はこの地にナザリック以外のものを招き入れることを厭う様子があります。
そうであるのにあのリムル陛下は別。何かもともと関係があるとしか考えられないのですがね。」
「タシカニソウダナ。
ダカラシコウノオンカタガタノヒトリデアルヘロヘロサマガスガタヲカエテコンタクトヲトッタトオモイ、
ヘロヘロサマノソウゾウブツデアルソリュシャンヲコチラニヨンダノカ。」
「ええ、実力だけならば君に判断して貰えばよかったでしょうが、私が一番気になっていたことは御方々であるのか否かなのでね。
ああ、仕事の邪魔をして悪かったね、ソリュシャン。もう戻ってくれて構わないよ。」
とデミウルゴスが声をかけるとソリュシャンは一礼しその場を後にする。
「デミウルゴス、イッタイナニヲキニシテイルノダ?
リムルヘイカハシンライデキタノデハナイカ?
ナラバナゼシュゴシャヲサンニンモツケタノダ?」
「ええ、アインズ様に害を為すとは私も考えていません。
しかしナザリックに対してリムル陛下が好意的とも限りませんからね。」
「ドウイウコトダ?」
「これもアインズ様から伺った話ですが、リムル陛下は人間と魔物が手を取り合いながら暮らせる国を目標としているらしいです。
そして我々の行動はどう都合よく解釈してもその考えとは相容れないものです。」
「タシカニワレワレトアイイレルモノデハナイガ、ソレハイセカイノコトダ。
ソコマデキニスルヒツヨウガアルノカ?」
「ここで私もアインズ様とリムル様があそこまで密に連絡を取り合う仲ではなければそこまで気にしませんでしたが、、、
我々と相容れないだけでアインズ様との関係は良好。であればアインズ様だけをリムル陛下が求めるとも考えられるのではないでしょうか?」
「アインズサマガワレワレヲオイテイセカイニサッテシマウト?」
「そこまでは言っていません。
リムル陛下しか異世界間の転移を使えない今、護衛の少ない状態でアインズ様を異世界にお送りすることが心配だったのです。
だから懸念点が多いということで守護者3名を護衛として送ったと考えてください。」
「ナルホド、シカシドウシテアインズサマトリムルヘイカガレンラクヲトリアッテイルト?
ソモソモソノレンラクシュダンカクリツノタメニアルベドハイセカイニイッテイルノデハナイカ?」
「そうですね、そこも私も懸念材料なんですよ。
御二方は何かしらの連絡手段があることは確実だと思いますよ。
今日みたいに突然軍を編成してもすぐ転移でリムル陛下が迎えにくるという手際の良さからして連絡手段が確立していなければ考えられません。」
「タシカニソウダナ」
「はい、ですがそうするとなぜアルベドを大使として派遣されているのか全く見当がつきません。
ですので詳しいことは守護者4人が戻ってきてからでないとわからないですね。」
「シュゴシャガモドリシダイカイギヲヒラクベキデハナイカ?」
「そうだね、情報のすり合わせはしておいた方がいいだろう。では彼らが戻って来
次第そうするとしようか。それまで自由に動ける階層守護者は我々2人だ。精々頑張るとしようか。」
「ソウダナ、ワタシハジブンノカイソウニモドル。マタナニカアレバカエヲカケテクレ。」
こうして2人は各々の守護階層に戻ったのであった。