アブソリュート・錬金   作:caose

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 皆も食事中はあんまり喋らないでね。


食事中は静かに

 透流はあの後にシャワーを浴びた後暫くしてユリエが帰ってきたのでユリエも

シャワーを浴びた後に学生服に着替えてお互いに食堂内に入ると・・・全校生徒から視線を浴びた。

 まあ・・・本人たちはあまり気にしていないが聞き耳立ててみると・・・

こう聞こえた。

 

 

 

 

 「銀色の・・・」

 

 

 

 

 「男女で同居」

 

 

 

 等と聞こえてくる。

 

 

 

 

 そんな中でも透流はユリエに向けてこう聞いた。

 「ユリエは朝飯何にするんだ?」

 そう聞くとユリエは少し考えてこう言った。

 「ビュッフェにしようと思います。」

 「俺はどうしようかな?」

 透流はユリエの言葉を聞いて考えた。

 晃陵学園の学食は肉がメインのA定食。

         魚がメインのB定食

         和洋中が織りなすビュッフェの3通りであるのだが大抵の

生徒はそっちに足を向いている。

 「俺もそっちにするか。」

 「ヤー。」

 そしてお互いが思い思いの食事を取った。

 「ええと俺は・・・唐揚げが4つと・・・お、野菜の甘酢あんかけ。これと

牛肉の黒コショウ炒めとトマトが入ったたっぷりサラダと・・・。」

 そう言いながら透流はある事を思い出していた。

 「(何せ向こうは栄養をちゃんと管理しているし何より・・・

キャプテン・ブラボーから耳に胼胝ができる程言われてるからな。)」

 そう思っているが当たり前だ。

 戦団に所属する以上栄養関係で戦場に出られないなどあってはならないからだ。

 そのおかげかどうか分からないがセロリ以外の野菜を食べれるようになったのは言うまでもない。

 後は白ご飯に甘酢あんかけを注いでから透流は周りを見回していた。

 すると透流はある少女を見かけた。

 そしてこう聞いた。

 「おおい、橘。」

 「?・・・ああ、九重か。」

 透流は橘に向けてそう言うと向こうもそう返すると透流はこう聞いた。

 「すまないが一緒に良いか?席が空いていなくてな。」

 そう聞くと橘はこう返した。

 「ああ、良いぞ。私の同居人も一緒に食べるからそこで。」

 と言いながら橘は栄養よくご飯を取っていた。

 そして席に着くと透流はユリエに向けて橘を自己紹介した。

 「ユリエ、紹介するよ。こっちは《橘 巴》。俺達のクラスメイトだ。・・・

って知ってる・・・よな?」

 そう聞くとユリエは・・・首を横に振ってこう答えた。

 「ナイ。ずっとトールを見てましたから。」

 「・・・あら。」

 透流はそれを聞いて目を点にするが橘は少し笑ってこう言った。

 「フフフ・・・別に構わないさ。昨日は入学初日に

あれ程の戦いがあったのだから。」

 そう言いながら橘が笑うのを見て透流はこう思っていた。

 「(へえ・・・こいつってこんな顔も出来るんだあ。)」

 そう思っていると橘がこう言った。

 「あ、そろそろ・・・こっちだ《みやび》」

 そう言いながら橘が向ける視線の先にいたのは・・・一人の少女がやってきた。

 そして少女はこう言った。

 「こ、ここにいたんだね、巴ちゃん。」

 「はあ・・・呼び捨てで良いと何度も言っているだろう?みやび」

 橘は呆れながらそう言うが少女はこう続けた。

 「で、でも。巴ちゃんは巴ちゃんだから・・・。」

 そう言うとはあとため息交じりで橘はこう言った。

 「全く君は・・・っとすまないすまない。自己紹介しよう。彼女が私の

ルームメイトだ。」

 そう言うと少女は透流達を見て自分を紹介した。

 「え?・・・あっ!?お、おはよう。・・・《穂高 みやび》です・・・」

 そう言う少女、《穂高 みやび》を見て透流はこう思っていた。

 「(何だか橘とは打って変わって大人しそうだなあ。)」

 そう思っていた。

 大人っぽい橘とは正反対にみやびは平均よりもやや小柄で

幼い顔立ちをしていた。

 髪は肩口で切り揃えており後ろは少し伸ばし、お下げとして纏めた部分を前に持ってきている。

 然し何よりも特徴的なのが・・・その・・・巨乳である。

 その大きさはスタイルがかなりいい橘よりも大きかった。

 透流の最初はそっちに目がいきそうであったがそっちは努力でカバーした。

 そして透流達も自己紹介した。

 「ヤー、ユリエ=シグトゥーナです。ユリエと呼んで下さい。」

 「うん、宜しくね。ユリエちゃん。」

 「ヤー」

 「そんで俺がルームメイトの九重 透流だ。透流って呼んでいいぞ。」

 「あ・・・うん・・・」

 宜しくねと最後にみやびは小さな声でそう言った。

 それを聞いた透流はどうしたと聞くとみやびはこう答えた。

 「わ、私、・・・その・・・じょ、・・・女子校出身だから・・・その・・・」

 それを聞いて透流はこう答えた。

 「ああ、それでか。けどナンデこんな学校に?」

 そう言うのってエスカレーター式だろと聞くが当のみやびは直ぐに

橘の後ろに隠れると橘はこう言った。

 「すまないがそれは本人の問題だ」

 だからというと透流はこう答えた。

 「ああ、すまない。誰しも言いたくない理由があるからな。」

 御免と言うとみやびは少し透流を見た後に直ぐに隠れると橘はみやびに向けて

こう言った。

 「大丈夫だみやび。九重は別に噛みついたり等しない。」

 「ほ、・・・本当?」

 「俺は狂犬か?」

 それを聞いて橘に向けてそうツッコミを入れた。

 そしてみやびを見て少し笑顔になって手を振った。

 「!!」

 みやびはそれを見て又もや後ろに下がった。

 それを見ていた橘はみやびに向けてこう言った。

 「ともかく座り給え、みやび」

 「う、・・・うん。」

 みやびは橘の言葉を聞いてそう頷いて椅子に座った瞬間に・・・巨乳が揺れた。

 おまけにそれが机の上に・・・載っかっているのだから質が悪いと思いながらも透流は目の前の食事に手を伸ばした。

 野菜あんかけを丼みたいにして入れていてもちゃんと食べているが暫くして橘がこう聞いた。

 「なあ、ユリエ、透流。物は相談なのだが・・・良いか?」

 「「??」」

 二人は何だと思っていると橘がこう言った。

 「君たちさえよければ、今後もこうして一緒に食事を摂らないか?」

 そう聞くと二人はこう答えた。

 「ああ、俺は構わないぜ。」

 「ヤー、私もです。」

 それを聞いて橘はふ~と言ってこう続けた。

 「ではよろしく頼むよ。」

 「よ、宜しくね・・・。」

 そう言うと透流は内心こう思っていた。

 「(良かった~~。何せユリエと一緒って事になると変に勘潜った奴が

出そうだから任務に支障が出そうになってたんだよなあ。)」

 それに《デュオ》のパートナー探しもしないといけないからなと思っていると

橘がユリエに向けてこう聞いた。

 「時にユリエ。その・・・こう言う言い方は九重本人を前にして申し訳ないが、週末までだが同居生活は大丈夫なのか?」

 そう聞くとユリエは間髪入れずにこう答えた。

 「ヤー、大丈夫です。」

 「そうか、君がそう言うのであれば」

 そう言って透流を見ると透流はこう言った。

 「ああ大丈夫だよ言いたいことは分かってるしそれにそう思うのも

無理ないよな。」

 透流はそう言って橘をフォローした。

 何せ年頃の男女が一緒に暮らしているのだから何か間違いがあってからじゃあ

遅いと思っていたんだろうと思うが透流はこう聞いた。

 「それじゃあもう一つなんだが・・・何かあった時にはユリエを匿う事で

出来ないか?」

 そう聞くと橘は何故だと聞いて透流はこう答えた。

 「俺って時々留守になりそうな時があるからさ。そう言う時にユリエ一人って

寂しそうだからさ。」

 だからさと言うと橘はにこりと笑ってこう答えた。

 「ああ、構わないさ。そう言う時には私達の部屋で過ごしてもらっても

構わないぞ。なあ、みやび」

 「あ・・・・う、うん。歓迎するよユリエちゃん。」

 二人の言葉を聞いてユリエはこう答えた。

 「ヤー、その時はよろしくお願いします。」

 そう言ってお互いいムードになっていった。

 この時が透流にとって・・・ここにいる中で唯一の安らぎだったのだ。




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