アブソリュート・錬金   作:caose

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 どんな仕事においても体力はまず必要。


体力は重要。

 「さあさあ、それじゃあ記念すべき最初の授業を始めるよー♪」

 月見はそう言ってハイテンションで授業を始めるようだ。

 授業内容はこうだ。

 ①ルキフルによる身体強化は体を鍛えれば鍛える分*強くなる。

 ②ルキフルには《位階(レベル)》と言うのがあり個人差はあれど

全員《Ⅰ(レベル1)》である事。

 ③学期末に毎に《昇華の儀》を受けることでランクアップできる。

 ④《位階(レベル)》は成績に反映されるから1年の間に上がらなかった奴は

退学。

 「っという事で強靭な肉体と精神力を養うために皆には体力強化を

重点的にしてもらうから皆ファイトー♪」

 そう言って午前中はこれで終わって午後から体力強化訓練が始まる事で透流の

食事は・・・少しシンプルであった。

 「ヤー、それだけで良いんですか?トール??」

 「あ?体力強化だからな。どんなハードトレーニングか分からないから

飯は少なめにしようと思ってな。」

 そう言って食べているメニューがこれ。

 ①ご飯と味噌汁。

 ②魚の味噌煮込み。

 以上。

 

 

 

 

 

 

 「まあそれでも白米を食べる辺りはちゃんとしているがな。」

 一緒に食べる橘もそう言って同じものを食べている。

 今回はB定食なのだ。

 ユリエはビュッフェで少し多めに食べていた。

 「それにしても・・・どんなんだろうね・・・・」

 みやびはそう言いながら食事しているが何やら心配そうであった。

 すると透流がこう言った。

 「まあ何が起こるか今のうちに不安がるよりかは今を考えようぜ。」

 そう言って橘は確かにと言って食事を再開した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして体力強化訓練の時間。

 全員体操服に着替えて校門前に集まっていた。

 これから何が起こるんだろうと思っている中で月見がこう宣言した。

 「さてさてさてー★今日から暫くは体力強化って事でマラソンだよー♪」

 『『えええええええええええーーーーーー』』

 それを聞いて殆どの人間がイヤな顔をしたがこれはこれで効率が良いのだ。

 体力強化をやるにあたってこれはシンプルなのだが何故何どうしてか

わからないが分かりやすいのだ。

 そして月見は全員に向けてこう言った。

 「ま、暫くは軽めにいこっか。ってなわけで学園の周りを10周ーー♪」

 それを聞いて透流はこう言った。

 「月見先生、この学園の周りって何キロぐらいあるんですかーー?」

 「ええとねえ・・・大体・・・4キロくらいかな♪」

 そう言った瞬間に全員顔を青くした。

 詰る所4キロ*10だから=・・40キロとなるのだ。

 最早フルマラソンと言いたいところだが透流は涼しい顔をしていた。

 何故なら・・・。

 「(何だ、コンクリート伝いで40キロならましな方だな。・・・

何せこっちはマスク付けたりして登山させたり軍隊並みの装備で

ジャングル行軍とかが日課だったからなあ・・・)」

 透流はそう思いながら遠い目をしていた。

 あれは最早拷問レベルだったなあと思いながら道を眺めていた。

 「よ、・・・40キロも走るの・・・?」

 それを聞いて隣にいるみやびが不安そう言うのを聞いて透流はこう聞いた。

 「もしかして長距離が苦手なのか?」

 「えっ?・・・あ・・・う、・・・・うん」

 透流の顔を見るとみやびは一瞬であるが表情を強張らせてこう続けた。

 「走るの・・・苦手だから・・・得意な事なんて全部お姉ちゃんだったけど。」

 「え?みやびって姉ちゃんいるのか?」

 そしてみやびはこう続けた。

 「う、うん。石川県の実家にね・・・・」

 「お姉ちゃん何でも出来るんだ。」

 「スポーツも出来て勉強できて皆から憧れて・・・。」

 「私なんて真逆でさ。ここに進路を決めた時にも喧嘩になったんだ。」

 「喧嘩?」

 「うん。それでそのまま・・・。」

 そう言いながらみやびはズーンと落ち込むと・・・透流がみやびの頭を

撫でてこう言った。

 「だったらさ、電話でもいいから謝れば良いじゃねえか?」

 「え?」

 「心残りがあるんならそう言うのは今からでも遅くないと思うぜ。」

 透流はそう言いながら最後にこう言った。

 「・・・失ってからじゃあ何も出来ないからな。」

 そう言いながら透流は少し悲しそうな表情をしていた。

 最早戻らない家族。

 出来ることならばもう一度・・・あの時にと思えるほどであるほどに。

 それでも駄目ならば・・・今後悔している人間の手助けになれればと・・・。

 「お姉ちゃん・・・許して・・・くれるかな?」

 みやびがそう聞くと透流はこう言った。

 「ああ、大丈夫さ。お姉ちゃんもお兄ちゃんも下の子供の言葉を聞いて

許さない奴なんていないさ。」

 そう言うとみやびがこう言った。

 「そっか・・・そうだね・・・これが終わったら言うよ。そしてもう一度言う」

 「『私はここで変われるよ』って。」

 「・・・そうか。」

 みやびの笑顔を見て透流はそう言った。

 例えどんな理由であっても・・・後悔だけはさせたくないからだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「はあ・・・はあ・・・・・・ん・・・はあ・・・はあ・・・フはあ・・・」

 透流のゴールから21分後にユリエは完走した。

 ・・・完全にへとへとの状態で。

 「お疲れユリエ。これ、スポーツドリンクだからゆっくり飲んどけ。」

 「ヤー、・・・ありがとう・・・ございます・・・。」

 ユリエはそういってスポーツドリンクを飲んでいる中で透流はと言うと・・・。

 「トールは・・・元気・・・ですね。・・・」

 「そうか?」

 腹筋トレーニングをしていた。

 未だ体力が有り余っているようなので自主トレーニングをしているのだ。

 然も男子及び男女込みで1位なのだ。

 然も・・・ぶっちぎり。

 だがユリエも女子で2位。

 男女込みならば8位と優秀だ。

 この学園の外周路はアップダウンの高低差に加えて海から吹き付ける風が

強い為にかなりしんどいのだが透流自身はこう言うトレーニングを

足場が悪い場所で幾度も重装備でやっているためにこういうのには

慣れっこなのだ。

 そして月見は透流以外で倒れている生徒に向けてこう言った。

 「ほらほらほらほら、そこで寝転がないー。体を動かした方が

蓄積されている乳酸の分解を速めてくれるんだからスタンドアップー★」

 全員よりも早く、然も周回差(透流は半周差)で走り切った月見がそう言って

30分経つと・・・唐突にこう言った。

 「うーん、戻ってこないかァ。待ってるのも飽きたし、

ホームルームは無しって事で今日の授業は終了ーー★きりーつ、礼、着席。皆、

明日も遅刻しない様に。バイバーイ★」

 正に天真爛漫ともいうべき月見は勢い其の儘でひらひらと手を振りながら

校内にへと走り去っていった。

 それを見ていた透流は汗を拭きながらこう言った。

 「三國先生の言う通り確かに人格には問題ありだな。」

 「ふん、全くだ。卒業生で能力は確かに問題はないが性格に問題ありだ!!」

 透流の言葉を聞いてトラもそう答えた。

 そしてさっきまで走っていたコースを見てみると未だは知っている人間がいた。

 無論・・・みやびもその一人だ。

 「(大丈夫かなあ・・・みやび)」

 透流は心配そうにそう思っていた。

 結局みやびが戻ってきたのは夕暮れ時でゴールと同時に過度の疲労で

倒れてしまった。

 その時には透流達が看病した後に部屋に戻しておいた。

 無論夕食は相部屋でもある橘に任せた。

 その日のうちに2人ほどが・・・退学届けを出してここから立ち去った。




 はてさてどうなる事やら。
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