「・・・なあユリエ。」
「?・・・ヤー、何でしょうか透流?」
透流は呆れた様子でテレビを見ているユリエにある事を聞いた。
「何で・・・下、着ないんだ。」
そう聞いた。
毎度ながら何故上半身しか着ないのかと聞くとユリエはこう答えた。
「ヤー、暑いので。」
そう言った。
さいですかと思いながら透流はケトルのスイッチを入れて自身が持ち込んだ
アップルティー(粉末タイプ)を作ろうと思いながら茶菓子を出してユリエに向けてこう聞いた。
「ユリエ、インスタントだけどアップルティー飲むか?」
そう聞くとユリエはこう答えた。
「ヤー、頂きます。」
そう返事して1分も経たないうちにお湯が沸騰してきた。
「ユリエ、テレビ見ている中悪いが炊き立てで熱いからゆっくり飲むんだぞ。」
こっち見てなと言って透流はユリエに向けてそう言うとユリエは透流の方を向いてヤーと答えた。
ユリエがふーふーと冷ましながら飲む様子を見て透流はこう思っていた。
「(まるで猫みたいだな。)」
そう思っているとユリエがこう言った。
「トールも一緒に見ませんか?」
そう聞くと透流はこう答えた。
「おお良いな。」
そう言って隣に座って見てみると映し出されているのは・・・。
「桜・・・ギムレーには桜ってないのか?」
ユリエが見ている桜の名所紹介番組を見てそう聞くとユリエはこう答えた。
「ナイ。ありません。なのでこうしてみることが出来て嬉しいです。」
そう言った。
まあ見るというよりも観るなのだが透流は時計を見てこう聞いた。
「ユリエ、そろそろ眠たいんじゃないのか?」
そう聞くとユリエは時計を見てこう答えた。
「ヤー、そですね。おやすみなさい透流。」
「ああ、お休み。」
そしてユリエはベッドに入るとすぐに・・・・。
「スー、スー。」
「早!?」
寝たのだ。
そして透流はそれを見計らって通信装備を使って通信した後、学園の地図を見て部屋から出て裏の窓から外に出た。
透流は今朝早くの稽古中にその指令が届いたので学園から配布された
地図を頼りに活動しようと考えたのだ。
「それじゃあ・・・行くか。」
そう言って透流は真夜中の学校に向かった。
「う・・・・ん。」
「目が覚めたか、みやび」
橘はそう言って目を覚ましたみやびを見ていた。
「巴ちゃん・・・私・・・。」
「極度の疲労らしいぞ。」
橘がそう言うとみやびはこう言った。
「やっぱ全然駄目だね。私」
そう言うと橘がこう言った。
「・・・そんなことはないさ。いくら《ルキフル》で超化されているとはいえ
あの距離は私でもかなり厳しかったぞ。」
「それに・・・みやびは元々体を動かすことには不慣れだったんだ。
致し方ないさ。」
そう言うと橘はこう言った。
「もう少し休んでおいたほうが良い。腹がすいたらテーブルにおにぎりと九重が作った《はちみつレモン》があるから」
「え?・・・九重君が??」
みやびはそういってタッパーに入ってあるはちみつレモンを見ると橘は
こう続けた。
「ああ、みやびが帰ってくるのを待っていたし倒れた時なんか
私よりも先に救助方法を矢継ぎ早に指示してくれてな。運ぶときには
肩を貸してくれたからな。」
明日お礼を言っておけよと言って眠りにつくとみやびはこう思っていた。
「(どうして九重君が・・・私を?)」
そう思っている中で思い出すのは・・・透流との言葉と・・・
頭を撫でてくれた時の感触である。
「(・・・九重・・・透流・・・君)」
それを思い出すと体が・・・火照りそうになっていた。
「さあさあさあ!今日は《デュオ》となる候補を決めるために皆にリストを
渡しておくから土曜日までに決めておいてねえーー♪」
月見はそう言って全員に新入生全員の写真と名前、
武術又はスポーツ経験者であるかどうか、そして《ブレイズ》は何なのかを
事細やかに書き記されている。
それを読みながらどうしようかと考えていた。
何せ《デュオ》を決めたとしても任務次第では短期になるために
どうすればよいのかを考えていると月見がこう言った。
「もし土曜日までに決まれなかった人間はーー♪」
「・・・先生たちの独断で決めちゃうからねえーー♪」
そう言うと透流はこう考えていた。
「(そうか、適当に決まった奴なら心置きなくお別れしても問題ないな。)」
そう思っていると・・・ユリエがこう言った。
「トール、巴とみやびが来ています。」
「?」
透流は何だろうと思って見てみると橘の後ろで小さくなっているみやびがいた。
そして暫くするとみやびが前に出て・・・こう言った。
「ええとね・・・九重君・・・これ。」
そう言って出されたのは・・・空っぽになっているタッパーであった。
それを見て透流はこう言った。
「ああ、別に今返さなくてもいいのに。」
そう言いながらありがとうと言ってカバンに入れるとみやびがこう言った。
「あのね・・・美味しかったし・・・ありがとうね。」
色々とと言うと透流はこう返した。
「いや、いいさ。俺達は仲間だぜ。助けるのは当たり前だろ?」
そう言うとみやびがこう聞いた。
「あ、あのさ・・・これからは・・・その・・・《透流君》って・・・
呼んで良いかな?」
そう聞くと透流はこう答えた。
「ああ、良いぜ。って言うか俺もう《みやび》って呼び捨てしてるしな。」
そう言うとみやびは(*´σー`)エヘヘと笑っていた。
これなら大丈夫だろうなと思っているとあの事を聞いた。
「みやび、そう言えば家族には連絡したのか?」
お姉ちゃんにさと聞くとみやびは・・・苦笑いでこう言った。
「あああれね・・・昨日は夜中だったからまた今度にしようかなって
思うんだ。」
「そうか、ならいいがちゃんと言っておけヨ。」
透流はそう言うとみやびは席に戻った。
すると橘がこう聞いた。
「君はいつの間にみやびの事情を知ったんだ?」
そう聞くと透流はこう答えた。
「ああ、昨日のマラソン前にな。」
少し世間話なと言うと橘はこう言った。
「そうか、私もみやびの家については聞いてはいるが中々な、
他人の家の事となると言いだせなくて助かった。」
そう言うと透流はこう答えた。
「まあ、皆事情があるしな。それでも家族のしこりはある程度
取り除いておかないとさ・・・後で後悔しちまっても遅いからな」
そう言うと橘はこう聞いた。
「すまないが君のご家族は?」
そう聞くと透流はこう答えた。
「2年前に妹を火事で、両親は強盗に襲われて・・・。」
「そうか、すまなかった。」
橘はそれを聞いてすまないというと透流はこう答えた。
「いや良いさ。もう自分に中ではケリがついているしな。」
そう言うと橘はこう言った。
「それでもだ、もしその・・・寂しくなったら何時でも来るがよい。」
歓迎するぞと言って席に戻ると前にいるトラがこう聞いた。
「本当に大丈夫なのか?」
そう聞くと透流はこう答えた。
「まあ・・・ぼちぼちかな。」
そう言うしかなかった・・・・。
次回は4日目です。