月見先生「あたしは化け物かよ!!」
「殺意と害意・・・相手を殺したいって言う欲求ですか・・・?」
透流はそう聞くと月見先生はこう答えた。
「そのとおりーー、流石《異能(イレギュラー)》分かってるーー♡」
月見はウインクしてそう言うと透流はユリエに向けて・・・こう言った。
「ユリエ、直ぐにトラたちを連れてここから離れろ。」
「?どうしてですかトール」
ユリエはなぜかと聞いて・・・はっとした表情をすると透流はこう続けた。
「救護班なんて真っ赤な嘘だ。俺が囮になって時間を稼ぐからその間に」
「おいおい、何二人っきりでいちゃついてんだよ?」
「「!!」」
透流とユリエはその声を聴いて月見を見ると・・・月見先生はある物を
握っていた。
それは・・・。
「そいつがあんたの《ブレイズ》か?月見先生」
「そうさ、こいつが俺の《ブレイズ》『牙剣(テブテジュ)』だ!!」
そう言って月見先生は悪意と愉悦の笑みを浮かべさせて鮫の牙の様な大剣
《テブテジュ》を振るった。
この武器の特徴はその剣についている幾つもの刃が特徴である。
相手をそぎ落として叩き斬る。
これがこの武器の運用特徴である。
ガギィイン!!と透流はそれを楯で防いで持っていた机の脚で月見先生に向けて殴りかかるも月見先生はそれをひらりと躱した。
「アハハハッハ、おっかねえなおい。こいつは今までのどの奴らよりも
張り合いが出そうだぜ!!」
月見先生は笑いながら透流に向けてそう言うと透流は無表情でこう聞いた。
「なあさ、月見先生。ちょっと聞いて良いか?」
「あ?何だよ」
月見先生は荒い声で何だと聞くと透流はこう聞いた。
「アンタは何が目的がこんなことしたんだ。」
そう聞くと月見先生は笑いながらこう言った。
「仕事だよ仕事。有望そうな新人を始末するだけの簡単な仕事さ!!」
そう言いながら透流に向けて攻撃すると横からユリエが割り込んでこう言った。
「・・・仕事という事は、貴方の独断ではありませんね」
そう言いながら横薙ぎで斬りかかるも月見先生はそれを首を傾けながら
避けてこう返した。
「それは守秘義務に反するから答えられねーな。」
そう言ってこう続けた。
「さあて、それじゃあそろそろお喋りは終わりにしようぜ。特別サービスで
あそこで寝込んでいる連中は手前らの後で殺してやるが・・・もし手前らの
どちらかでも逃げたりしたら・・・。」
「フ・・・ざけるな。」
「トラ!?」
透流はそう言って倒れていたトラの方を見た。
よく見ると隣でタツが肩を貸していた。
「貴様・・・などに・・・やられる・・・僕じゃ・・・ないぞ・・・・!!」
そう言いながらトラは自身の《ブレイズ》でもある『印短刀(カタール)』
(正式名称はジャマダハルなのだが武器の挿絵が違う事からこれになった)を
持った。
然し透流は二人を見てユリエに向けこう言った。
「ユリエ、二人を連れて逃げろ!!」
「「「!!!」」」
三人は透流の言葉を聞いて驚くも透流は机の脚をまるで武器の様に
使いながらこう言った。
「こいつは俺が抑えておくから早く!!」
「然しトール」
「良いから行け!!」
透流はユリエに向けて本当に怒りながらそう言った。
「!!・・・・ヤー」
ユリエはそれを見て納得するしかなかった。
そしてユリエは離れてトラ達の所に向かおうとすると・・・声が聞こえた。
「どうしたんですか?皆さん??」
そう言って近づいてくるのは・・・一人の女性であった。
歳は20後半ぐらいの普通の女性であった。
レディース用のスーツを着ていてちゃんとした教師であった。
するとその女性はトラ達を見てこう言った。
「何て傷なの!?直ぐに救護班の所に連れて行きますので!!」
そう言うとユリエはこう言った。
「ヤー、分かりました。では私はトールの応援に」
そう言いかけると・・・その女性の頭に何かが当たった。
「!!・・・トール」
ユリエはそう言って透流の方を見た。
何やら意味深な顔をしていると月見先生は笑いながらこう言った。
「おいおいおい、不意打ちにしたってアタシじゃなくてあっちの方って
命中率ないなーーおい。」
そう言いながら月見先生は笑いながら『テブテジュ』を構えると透流は・・・
ニヤリと笑ってこう言った。
「いや・・・当たりだぜ。」
「はあ?」
透流の言葉を聞いてその先生の方を見ると・・・目を見開いている
ユリエを見た。
ユリエのあんな顔を見るのは初めてだと思っているがそれはトラ達も
同じであった。
何せあんなものが当たれば大体の人間は怪我して血が流れている
はずなのだが・・・そうではなくて・・・顔が・・・剥がれていたのだ。
まるで仮面を付けていたかのように・・・。
するとその先生が透流の方を見てこう言った。
「一体どうやって分かったのかしら?」
そう聞くと透流はニヤリと笑ってこう答えた。
「企業秘密だよ。」
そう言うと女性はそうかといってこう続けた。
「だったら・・・こいつら喰ってから聞くとするか!!」
そう言って彼女の体が・・・膨張した。
体は鋼色になり。
胴体が細長くなり。
顔がまるで・・・トカゲの様に変貌し。
そしてその頭が・・・襟巻の様なものが出てきた。
見る人がいれば正にこう言うであろう。
・・・『エリマキトカゲ』のようであると。・・・
そしてバケモノになった女性は・・・こう言った。
『サアテト・・・クラウカアアア‼!!』
大声でそう言ってトラ達に向かおうとした。
今・・・ホムンクルスが・・・現れた。
次回は透流の武装錬金が出ます。