「な・・・何だアレハ・・・?」
トラはそう言って目の前にいる・・・先生だったバケモノを見てそう言った。
当たり前だろう、何せこんなバケモノに会うなど・・・一生ないのだから。
『サアテト・・・クラウカアアア‼!!』
「「「!!!」」」
三人はそれを聞いて体が竦んでしまい目を閉じた。
恐らく自身の数秒後の末路を見たくはないのだとそう思って。
然し・・・それは来なかった。
『グガアア‼!』
「「オラアアアアア!!」」
透流と月見先生がそれぞれ楯と武器で殴りつけたからだ。
そして月見先生は全員に向けてこう言った。
「手前ら早く逃げやがれ!『選別《セレクション》』はこれで打ちきりだ!!」
「セ・・・セレクションですか・・・?」
ユリエはそれを聞いてポカーンとしているが透流はこう言った。
「恐らく月見先生みたいな強豪を態とぶち込ませて《昇華の儀》を受けさせれるかどうか見極めようとしてたんじゃないか!!?」
そう言いながら透流はユリエの前に立った。
すると月見先生は笑いながらこう言った。
「アハ( ̄∇ ̄;)ハッハッハ!本当に頭が切れるな
《異能(イレギュラー)》!!そう言う事だ!!」
そう言いながら月見先生はエリマキトカゲになった先生に斬りこむが先生だった人間が腹部についている顔から笑い声を出してこう言った。
『ギャハは( ̄∇ ̄;)ハッハッハ!ムダヨ、《ブレイズ》ジャアワタシニキズヒトツツケラレナイワヨ‼!!』
そう言って脚で踏みつぶそうとするも全員それを避けた。
確かによく見れば先ほど月見先生が攻撃した箇所が既に直っていた。
すると透流はタツに向けてこう言った。
「タツ!ユリエとトラを担いで一端逃げろ!!」
そう言うとタツは黙って首を縦にして頷くとユリエとトラを俵担ぎして逃げた。
「お、おい貴様!何するんだ!!」
「ナイ、離してください。」
トラとユリエはそう言うがタツは黙って二人と共に逃げた。
そして月見先生は透流に向けてこう言った。
「手前も逃げな《異能(イレギュラー)》。こうなっちまったら試験もくそも」
「いや、俺は残ります。」
「はあ!?何言ってんだ手前はよ!!」
月見先生はそう言って透流に向けてこう続けた。
「あいつは《レベルⅣ》のアタシですら傷一つ負えねえのに《レベルⅠ》如きの手前が適う訳ねえだろうが!!」
月見先生はそう言ってエリマキトカゲと化した人間を見た。
レベルが3も違うのにそれでも敵わない相手に務まる訳ないと誰もがそう思うであろうが・・・・・。
世の中には・・・例外と言う物がある。
「まあ、確かに普通ならそう言うかもしれませんがですが月見先生は
如何やら一つ大切な事忘れてませんか?」
透流はそう言いながら武器として使っていた机の脚を手放すと透流は
懐に手を入れ乍らこう言った。
「はあ・・・こんなに早くこいつを使う所を誰かに見せちまうとはなあ。」
やれやれと思いながら透流は月見先生に向けてこう言った。
「そういやあ話の続きですけど月見先生。」
「?」
「世の中には・・・例外や裏技なんてものがあるんだぜ。」
そう言いながら透流は懐から六角形の金属の塊を出した。
然しエリマキトカゲとなった人間らしきものはこう言った。
『ハア?・・・ナニソレオモチャカシラ?』
それを見て鼻で笑うと透流はこう言った。
「成程な、アンタはこいつが知らねえ・・・末端だな?」
『!!・・・ナンデスッテ・・・・』
エリマキトカゲとなった人間が歯をぎりぎりと鳴らしながらそう言うと
透流はそれを両手の平に沿うような(見た目は『ドラゴンボール』に出てくる
『悟空』達の『かめはめ波』です。)感じで持ってこう言った。
「武装錬金!!」
その言葉と共に六角形の金属の塊・・・『核鉄」が膨張するかのように・・・
形を変えていった。
それを見た月見先生はこう言った。
「あんだあ・・・ありゃああよーー・・・・!!」
それを見ていた月見先生の顔はまるで・・・おもちゃを見つけた
子供のようであった。
「あれは・・・。」
そう言ってタツ達を見ていたのは三國先生であった。
如何やら見回りの最中で橘達を回収に来たのであろう。
そしてタツはトラ達を下ろした。
するとそれを見て復活した橘がこう聞いた。
「九重はどうしたんだ?」
そう聞くと下ろされたユリエは行った道に戻ろうとするとそれをタツが
無言で首を横に振って肩に手を置いて止めた。
「離してください。」
「・・・・」フルフル
そして怪我人でもあるトラが三國先生を見てこう言った。
「三國先生・・・九重を・・・助けて・・・下さい。」
「・・・何があったんですか??」
三國先生がそう聞くとトラはこう続けた。
「《セレクション》の・・・最中に・・・バケモノ・・・・。」
「「「?」」」
それを聞いて三國先生だけではなく橘やみやびが何だと思っていると
ユリエがこう続けた。
「やー、今透流は《ブレイザー》の先生ですら傷一つ負えない侵入者と
月見先生と共に交戦」
ユリエはそう言いかけると上の階から・・・。
ズズウウン!!・・・という地鳴りの音と爆発音が聞こえた。
「「「「「「!!!!!!」」」」」」
それを聞いて全員が驚くと橘がこう言った。
「今のは外からだ!」
そう言うとトラはタツが背負って連れて行った。
そして外にあるグラウンドで目にしたのは・・・。
『ア・・・がアアアアアアアア・・・・・!!』
ボロボロになったエリマキトカゲとなった人間と・・・。
「アハハハハハ!やっぱ最高じゃねえか《異能(イレギュラー)》!!」
高笑いしながら興奮している月見先生と。
「もうこれで終わりなのか・・・・・。」
左手に盾を持ち。
両手に鉄色の剣と槍のハーフみたいな武器を構えた。
「・・・ホムンクルス・・・!!」
親の仇の様な顔をした透流の姿がそこにあった。
次回は透流の武装錬金の名前と能力を出します。