アブソリュート・錬金   作:caose

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 レベルアップしてノーコンティニューでクリアしてやるぜ!!
 透流「それ違うレベルアップだろうが!!!」


レベルアップ!!

 土曜日。

 透流達は《レベルⅡ》への昇華を行った。

 首筋にジェットインジェクター(特殊噴射式注射)で体内に新たな《ルキフル》を投与するものなのだが以前とは違って《アスター》が浮かび上がって

灼け死ぬかと思うほどの熱が全身を襲うことなく終わった。

 

 

 

 

 「ふう・・・ちゃんと《レベルアップ》出来て良かったあ・・・。」

 みやびは大きくため息つきながらそう言うと透流がみやびの背中を叩いて

こう言った。

 「頑張った甲斐があって良かったな。」

 「うん。」

 透流の言葉を聞いてみやびははにかんだ。

 そして橘はそんなみやびを見て笑顔でこう言った。

 「ふふ。これで早くもここにいる全員が二年への進級条件を

満たしたこととなるな。また来年もこの顔ぶれの付き合いが続くというのは

良い事だな。」

 そう言うが透流はこう言った。

 「まあ、俺達の任務がそこまで続くかだけどな・・・。」

 「「「「「・・・・・・あ・・・・・・。」」」」」

 その言葉を聞いて全員がしまったと思っていた。

 透流とリーリスの任務は晃陵学園・・・いや、ドーン機関において暗躍する

ホムンクルスの創造主の討伐を終えれば透流達がここにいる理由は失われ、

去って行くのだ。

 そうなったらユリエの《デュオ》がいなくなってしまうのだ。

 そう思っていると少し俯いているユリエを見かけた。

 「・・・・ナイ。」

 ユリエはそう言った。

 そんな暗くなった空気を何とかしようと思い、みやびは慌ててこう言った。

 「そう言えば私達ってどのくらい強くなったのかなあ!!???」

 いきなり大声を上げてしまいあうううと言っているとユリエは

少し顔を上げてこう言った。

 「やー、そうですね。見た目が変わるなら分かりやすいのですが・・・」

 「いや、見た目が変わるってどういう所がだ?」

 透流はユリエの言葉を聞いてそう言うとユリエはこう答えた。

 「ヤー、身長とか、筋肉とかです。

 「・・・何だか皆がタツになりそうだからやめてくれ。」

 透流は一度想像して顔を青くしてそう言った。

 すると何処からか・・・聞きなれた声が聞こえた。

 「くはっ。だったらよ・・・確かめてみるか?」

 「「「「「「「!!」」」」」」」

 全員がそれを聞いたと同時に《ブレイズ》を展開し、透流は核鉄を手に持った。

 そして全員が見た視線の先にいたのは・・・月見先生であった。

 「どうしたんですか?月見先生。何だかいい事があった様な感じですね。」

 透流は少しぎこちない笑顔でそういうと月見先生は不快な笑みを浮かべて

こう言った。

 「まあな、やっと去年消えてった連中の身元が分かったからよ。書類仕事で机に齧り付かなきゃあいけなかったからな。」

 それとと月見先生は全員に向けてこう続けた。

 「それはともかく、許可なしでの《ブレイズ》の具現化は校則違反だぜ。」

 そう言うと透流はこう言い返した。

 「スミマセンね、アンタみてえな危険人物相手に《ブレイズ》を展開するなって時点で無理があるな。」

 そう言うと月見先生は透流の手にある核鉄を見てこう言った。

 「おやあ、そいつは核鉄じゃねえかよ?そいつでアタシと死合うのか?」

 望むところだぜと月見先生は《アスター》を浮かばせた。

 すると月見先生の後ろから・・・声が聞こえた。

 「ハイハイ、戦闘したかったら外でやりあったら?」

 「リーリス・・・。」

 リーリスが両手をパンパンと手のひらを叩いてこう言った。

 「月見先生、ここで戦闘するのが・・・理事長の目的なのかしら?」

 そう聞くと月見先生は舌打ちしてこう言った。

 「ちぇ、折角いい所だったのによ。まあ良いや、アタシの目的はアンタらを屋外にある格闘場に連れて行くってのが仕事だからな。」

 そう言うとついてこいと言って全員着いて行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 屋外格闘場は見た感じローマにあるコロッセオの如き建築様式であるのだが

《新刃戦》の際には区画外であったため入学直後の施設案内以来である。

 「ここで俺達はアンタと戦うのか?」

 透流は月見先生に向けて鋭い視線でそう聞くと月見先生はこう答えた。

 「本当はそうしてえとこだが残念違ぇよ。折角《レベルⅡ》に超化したからな。模擬演習でその力の具合を確かめてもらうぜ。」

 そう言うと月見先生はこう続けた。

 「あ、それと《ブレイズ》の使用許可を貰ってるから適当に戦っとけ。」

 そう言うと月見先生は席に向かって・・・ジャンプして席に着くとこう言った。

 「アタシは今回見張り役だからアタシの血を沸騰するような闘いを

期待してるぜ。」

 そう言って寝転がる月見先生を見て透流はこう提案した。

 「それじゃあ・・・《デュオ》同士だと一組余るしリーリスがいるから

1人余るから」

 「大丈夫よ、今日の私は只の見学者だから。」

 そう言ってリーリスは席に着くと透流はこう続けた。

 「それじゃあ1対1で試合を」

 そう言うとトラがこう言った。

 「貴様相手に1対1等勝敗が目に見えるわ、たわけ。」

 そう言うがこれしか方法が無い為仕方なくになった。

 対戦基準はこれまでの中で模擬戦などで組まなかった相手を限定した。

 ①みやび対タツ

 ②ユリエ対トラ

 ③透流対橘

 この組み合わせとなった。

 そして・・・模擬試合が始まった。




 ユリエ「トール、あの二頭身キャラは何でしょうか?」
 透流「あれは見るなユリエ。あれは只のバグキャラだ。」
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