と言う訳でまず初めはみやび対タツ戦になった。
残りのメンバーは邪魔にならない様に観客席に移動しながら透流は
こう思っていた。
「(珍しい組み合わせだけどみやび大丈夫かな?男相手だと委縮しそう
なんだよなあ。)」
そう思っていた。
無論特訓の際にもみやびはそういう所があったので直そうと頑張っていたがこれは慣れるしかないなとそう思う。
おまけにみやびは《レベルⅡ》になったとはいえ元々非力であった。
それに引き換えタツの方は体力、寮力共にクラストップを誇っておりどう考えてもタツが勝つと橘以外の誰もがそう思っていた。
そんな中で先手を出したのはみやびだった。
「い、行くよタツ君!・・・てやああああああああ!!」
「!!」
《ランス》を手に地を蹴ったみやびが・・・驚くべき速さでタツの腹部に
命中した。
そのまま格闘場の壁までぶち抜かれてその場で判定が決まった。
「勝者はおっぱいちゃん。」
月見先生がそう言うとみやびがこう言った。
「お、お、お、・・・《おっぱいちゃん》じゃあありませんよー!!
それとタツ君大丈夫!?」
みやびは月見先生に抗議しながらもタツに向かってそう聞くも全員が驚いていた。
目にも止まらぬ・・・とまでは行かないが《レベルⅠ》時の透流と
同じくらいの速さだったのだ。
それは見ていたユリエですら目を見開くものであった。
するとそれを見た透流がこう呟いた。
「みやびであれ程だと俺達はどんだけ強くなってるんだ?」
そう言いながら手を開いたり閉じたりしていた。
そう言うと次はユリエ対トラの戦いとなった。
考えたらこの二人の体格は似通っているためスピード勝負になると
そう思っていた。
スピードにおいてならば1位はユリエであるが僅差でトラも同じくらい
あるであろうが透流との特訓に置けるものかどうか分からないが
そのスピードと切れは更に昇華されていると言っても良いがトラも負けずには
いられまい。
トラは透流よりも長く武術を学んでいるため透流が《動の攻め》と呼ぶなら
トラは《静の攻め》と言ったほうだ。
すると橘が透流に向けてこう聞いた。
「《フィストプラクチィス》ならば恐らく互角であろうと思うがこの試合は
どう見る?九重。」
そう聞くと透流は間髪入れずにこう言った。
「間違いなくユリエだろうな、トラの《ブレイズ》はどういったものなのか
分からないから何とも言えないがユリエが本気を出せば
どうなるか予測つかないよ。」
それを聞くと橘はこう言った。
「?それだとユリエは何時も力を御しているとしか聞こえんぞ??」
そう言うと透流はこう返した。
「ああ、訓練中でも思ったけどユリエって何か・・・自分の全力を出さない様にしているようにしか感じないんだよばあ。」
訓練の時にはなと言ってこう続けた。
「ああでも、何回かは本気な所を出してたぜ。俺との特訓の時に。」
そう言うがそれに勝つお前もどうかと思う。
そんな中で二人の対決に動きが起きた。
両名とも先ほどの試合以上に速く動いていた。
そんな中で先手を取ったのはユリエである。
両手に握られている《セイバー》を左右から荒々しく襲い掛かるがトラは
右手にある《カタール》で一方を防御してもう片方は体を逸らして回避しているが透流との特訓における恩恵なのかどうか定かではないがその回避の間隙を・・・
徒手格闘で封じた。
「!!」
トラはその攻撃に驚いているが更にユリエはトラの攻撃範囲の内部に
するりと入り込んで抜刀術の応用で攻撃をした。
二本一辺の攻撃にトラはそのまま倒れた。
「勝者は銀髪だ。」
月見先生はそう言ってホイ次とそう言った。
そしてついに第3戦。
橘対透流であった。
すると橘は格闘場に入るなりこう言った。
「君との勝負はあの時は《デュオ》混みとはいえ《新刃戦》以来だな。」
「だが今回は私が勝たせてもらうぞ。」
そう言うと橘は鉄鎖を出して・・・。
「試合開始!」
月見先生の言葉と同時に両者踏み込むが透流は少し驚いていた。
今までよりも踏み込んだ際のスピードが速かったので戸惑いながらも透流は
正拳を叩きこもうとすると・・・。
「そう簡単にはやらせん!!」
橘はそう言って避けながら鉄鎖にある雫銅を透流目掛けて放った。
そのスピードに透流はヤバいと思いながらギリギリのところで避け切った。
何度かは透流は鎖を盾で受け止めながら橘の鉄鎖の内部に入って
攻撃しようとすると・・・透流の足に鉄鎖が絡みついた。
「甘い!!」
橘は鉄鎖で透流の足を取ろうとするも透流はそれを利用して逆立ちの応用で橘の腕に絡みついて転ばそうとした・・・・が。
「・・・あ」
透流は支えにしていた両手が滑ってしまいそのまま・・・
視界が真っ暗になってしまった。
何やら柔らかいものが口に当たっているような感じがしたので
起き上がろうとすると・・・何か口元にフカッとしたナニカが入りこんだ。
『・・・アン。』
何か声が聞こえたが透流は何とか息しようと舌でそれを押しのけようと
すると・・・ナニカがピクンと反応した。
『やめ・・・九重・・・ダメ』
何とかそれをどかせながら透流は立ち上がろうとしながら舌で
押し戻して・・・。
『ヒャアアアアアアアアア♡』
ナニカがプシャッと音がした。
そして透流の視界が・・・明るくなったと同時にそれが明らかになった。
それは・・・。
「ヒャ・・・ヒャアアアアアアアアア・・・・・♡」
何やら顔を赤くしてピクピクと痙攣している橘と・・・・。
「?」
どうしたんだろうと首を傾げるユリエと・・・。
「ア・・・・ハハハハ・・・・。」
呆れ笑いするタツと・・・。
「////////////」
顔を真っ赤にするみやびと・・・。
「///////////]
同じく顔を真っ赤にしているトラと・・・・・。
「アーひゃひゃひゃひゃひゃひゃやはややは!!」
爆笑する月見先生と・・・・。
「・・・・・・・・・」
絶対零度の視線を透流に浴びせるリーリスがそこにいた。
「え・・・・何がどうなってんの!?」
透流は訳も分からずにそう言うと口周りに何か半透明な物質が
口に付いているため舐め取ると透流はこう言った。
「しょっぱいな。」
「ギャーハハアハハッ( ゚д゚)ハッ!ハッハッハッハアアハッハ!!!」
月見先生はそれを見て更に大爆笑した。
もう息切れしてしまうかと言うくらいに。
すると透流はリーリスに向けてこう聞いた。
「ええとさ・・・リーリス?」
「何かしら?九重君」
「何で他人行儀!!いやさ!?何で橘顔を真っ赤にしてるんだって試合は
どうなってんだ!!???」
そう聞くと月見先生は笑いながらこう言った。
「あのなあ・・・よく聞けよ」( ´艸`)
「はい」(。´・ω・)?
「お前なあ・・・」( ´艸`)
「・・・・・」(。´・ω・)?
「・・・・・橘の股間に覆われてたんだよ!!」( ´艸`)
「・・・・・へ?」
「そんで橘な・・・スゲエエロい声出して倒れちまったんだよ!!!」
( ´艸`)
「・・・・え・・・それって・・・つまり・・・・」(;゚Д゚)
透流は嫌な予感がすると思っているとすぐさまにみやびに向かってこう言った。
「みやび!ユリエの耳を塞げええええ!!」
「ぴゃい!?」
みやびはそれを聞いてユリエの耳を塞いだと同時に月見先生は透流に向けて
ある真実を・・・語った。
それは・・・。
「因みにお前が飲んじまったのはなあ・・・・橘の下半身のオツユだよ!!」
「・・・・・ナンダって---!!」
「ギャーハハハアアアッハハッハあっははアハハ!!!!!」
月見先生はそう言ってまた笑い転げてしまった。
因みにこの結果は失神してしまった橘に対して・・・音声録画していた
月見先生が映像付きで笑いながら見せてしまいその後・・・・どうなったかは
知らない方が幸せであろう。
どうか・・・消されませんように。