「さてと・・・何処から行くべきなのかしらね?」
リーリスはそう言ってガイドマップ(と名を騙った説明書)を読みながら
そう言った。
書いてあるのは店名と配置番号のみ。
おまけに西・北・南館と様々な場所に配置されており然も服屋だけで60は
くだらない為正直な所何処から行けば良いのか皆目見当が付かない。
すると透流はこう提案した。
「取敢えずの所適当に先ずは一番近い所から歩き回ってみようぜ。
これだけあるんならその内いい店に出会うと思うぜ。」
透流がそう言うとそれを聞いたリーリス達はこう言った。
「そうね、情報収集しなかったこっちに非があるんだし偶には良いわね。」
「ヤー、賛成です。」
「うん、それに次ぎに来た時にはそこに行けるしね。」
リーリス、ユリエ、みやびがそう言って肯定すると透流は橘を見てこう聞いた。
「それで何だけど・・・・どうした?橘?」
そう言って橘に顔を近づけると橘は意識を取り戻した瞬間に透流が
目の前にいるので・・・・叫びながらこう言った。
「ヒャアアアアアアアアア!!」
「ブファアアアアアアアア!!!」
「「「透流(トール)【君】!!!」」」
橘にぶちのめされた透流が吹き飛ぶのを見てリーリス達が驚くと透流は
そのまま顔に床と激突して・・・失神した。
「アアアアアアア・・・済まない!トオル!!」
「「「・・・・・・え?」」」
橘は透流の・・・下の名前で呼んだことに3人が驚いていた。
然し橘は透流に近づいてこう言った。
「済まない!大丈夫か!?」
そう聞くと透流は・・・力ないままこう答えた。
「お…おう…何とか・・・な。」
そう言って立ち上げって透流は橘に向けてこう言った。
「橘・・・ゴメンな。」
「?」
「ほら・・・模擬試合の時・・・・」
「!!///////////」
橘はそれを聞いて顔を真っ赤にしていた。
然し透流はこう続けた。
「それでさ・・・どうやったら・・・許して・・・くれるか・・・
考えてたんだけど…思いつかなくってな。」
そう言うと橘はそれを聞いてこう答えた。
「・・・それならば・・・一つだけ・・・。」
「・・・・」
透流はそれを聞いて真面目な表情になると橘はこう答えた。
「・・・巴。」
「?」
「私の事は・・・名前で・・・呼んで欲しい。」
「ええと・・・・」
「・・・・嫌か?」
橘は透流に向けて・・・上目遣いで・・・ウルウルとしながらそう聞くと透流はそれを見てビクッとして・・・こう答えた。
「いやさ・・・それって・・・罰じゃ」
「みやびの事を名前で呼んでいる。私も呼ばれたいのだが・・・・」
そう言って橘は顔を真っ赤にして俯くと透流はそれを見てこう答えた。
「分かった。それで許してくれるなら・・・・な。」
そう言うと橘はにこりと笑ってこう答えた。
「うむ!分かってくれたならばそれで良いぞ!!」
そう言って橘は立ち上げって後ろを見ると・・・・。
「へええ・・・・。」
「?」
「巴ちゃん・・・それってつまり。」
乾いた笑みを浮かべるリーリスと何が何なのか分からないと思っているユリエと何かを察したみやびがそこにいた。
「アア・・・・アアア・・・アア・・・・・!!」
橘は何かを感じて更に顔を真っ赤にして・・・俯いてしまった。
透流が起き上がって暫くしてから店探しを始めたがすれ違う人たちはユリエ達を見てこう呟いた。
「ねえ、あの子凄く綺麗じゃない?」
「私あっちの金髪。」
「ええそうかな?俺はあっちの黒髪かな?」
「いやいや、あっちの茶髪の女の子スゲエエロいぜ。」
「あの銀髪の女の子凄い可愛い。」
「芸能人・・・アイドルかな?」
「写真撮ってアップしようよ。」
「それじゃああの男の子って・・・・?」
「おいおいおい嘘だろ?あんなガキの周りにあそこまでの
美少女達が選り取り見取りだなんて・・!!」
「いっそもげちまえ。」
「少子化にこの仕打ちって何だよ・・・!!」
「(俺って今日ここから生きて帰れるかな?)」
透流はそれを聞いて冷や汗を垂らしていた。
何せ透流に対して・・・殺意が零れそうなほどの嫉妬がはびこっていたからだ。
然し話題はそれだけではなかった。
「制服着てるけどどこの学校の子なんだろう?」
「さあ?見たことないけど・・・?」
「・・・成程な、確かに理事長が言ってた通りだな。」
如何やら九十九理事長が言ってたのは真実のようである。
余程のことがない限り土日に晃陵学園の生徒が制服で歩くことはないし、それに如何やら晃陵学園の内情は情報規制されており噂程度でしかないようだ。
するとユリエが透流の腕を引っ張ってこう言った。
「トール、あのお店は如何でしょうか?」
「?・・・ああ、ここか。」
透流は店の雰囲気を見てそう言うとリーリスはこう続けた。
「ユリエちゃん。お手柄よ。そうと決まったらいざ出陣よ!!」
そう言ってリーリスは透流を引っ張って店の中に入っていった。
「へえ・・・店の中はこんな感じなんだなあ。」
透流はそう言って店の中を見て回ると小綺麗な恰好をした店員が透流と・・・
ユリエ達を見てこう思っていた。
「(中々良い素材がうちに来たああああ!!!!!)」
次回は服選び。