「さてと、どんな服が良いのか?・・・だな。」
透流はそう言って服を品定めしていた。
ユリエの場合は可愛らしさ。
リーリスは・・・ドレス?
みやびは性格的に考えてあまり目立たない方(まあ、胸で無理かもしれないが)
巴は昭和で着るような緩やかなタイプ。
正直な所女性陣はそう言う風にしたとしてどんなのが似合うのか透流は
正直な所分からないのである。
そんな中でリーリスはユリエに向かって服を向けてこう言った。
「これならどう!?」
「ヤー、ですがこれは・・・」
「それならこれとかは?」
「いやいや、みやび。これもどうだ?」
・・・最早女子三人はユリエ相手に完全に着せ替え人形であった。
するとそれを見ていた店員が4人を見てこう言った。
「こちら何て似合うと思いませんか?お客様方?」
そう言って服を何着か持ってくると更に店員は透流を見てこう続けた。
「それに彼氏さんも彼女さん達の服を見るのもアリですよね!?ネ!!?」
「え・・・いや・・・その・・・。」
透流はそれを聞いてたじろぐとユリエは透流に向けてこう聞いた。
「トール、私はトールが選んだ服を着てみたいです。」
そう言うとリーリスはこう言った。
「成程ねえ・・・これなら透流の好みが分かるって事ね。」
「「!!」」
それを聞くとみやびと巴の頭に稲妻が走った。
そして透流に言い寄りながらこう言った。
「「透流(君)!!」」
「!?」
「「・・・・どっちが良いんだ(の)!!」」
「え・・・ええと・・・。」
取敢えず透流は女性店員に対して想像で言っておくとすぐさまに似合う服を
何着か持ってきて4人を試着室にいれると透流に向けてこう聞いた。
「それで!!・・・どちらが本命なんですか!?」
「え・・・ええと・・。」
透流は女性店員の言葉を聞いて何て答えたらよいのかと思っていると女性店員は一人で白熱しながらこう言った。
「あの銀髪の女の子はお人形さんみたいでどんな服着てても可愛いし
金髪の女の子なんてモデルさんみたいだからどんな服でも綺麗でしょうし
黒髪の女の子は体つきが良いですしあの見た目ですから少し大人っぽい格好すれば正しく女性!!茶髪の女の子はあの胸を最大限に発揮できる服装と見た目に反した大人しそうな表情のギャップで男心を掴めそうですからどちらも
捨てがたいですよねえエ~~~!!!」
「ハハハ・・・。」
透流はそれを聞いて乾いた笑みを浮かべていた。
そして暫くして・・・ユリエの方の試着室のカーテンが少し開いた。
「?どーしたんだユリエ??」
透流はそう聞くとユリエは少し顔を出してこう言った。
「トール、着替えが終わったので見てもらえませんか?」
そう言うと透流はこう答えた。
「一応言っておくが俺にセンスを求めないでくれよな。」
「普通それ言うかしら!?」
もう一つの試着室の向こうでリーリスが大声でそう言った。
そして暫くしてユリエが出てきて・・・。
「うお・・・」
「あら・・・」
透流と女性店員は揃って驚嘆の声を上げた。
ユリエが試着したのは白を基調とした涼し気なワンピースであった。
ふわりと裾が広がり、あしらわれた白いレースが女の子らしさを
際出たせていた。
「どうですか?トール。」
透流はそれを聞いて慌ててこう答えた。
「あ、ああ!!えっと・・・凄く似合ってると思うぞ。」
「ありがとうございます。それではこれを買う事に」
「ユリエちゃん。もう少し選んでみたらッて言うか透流。
そんな歯に浮いたセリフ言わないでもう少しちゃんとした感想を言いなさいよ。」
「俺にどういったらいいんだよ!リーリス!!」
透流はリーリスの言葉を聞いてそう言うとリーリスはカーテンを開けて
こう言った。
「例えばこう言うのを見てよ!!」
そう言って決めポーズを決めたリーリスを見て透流は・・・こう言った。
「あんまカッコよくねえな。」
「そっちかい?!」
リーリスは透流の言葉を聞いてそう言うとこう続けた。
「もっとあるはずでしょ!?服の感想とか!!」
そう言って透流はリーリスの服を見た。
ユリエとは正反対で黒いワンピース。
短めのスカートと胸元に飾られているフリルが印象的でリーリスの金髪と
合わせるとまるで魔法使いのような感じであった。
「何か・・・魔法使いみたいだな。」
「アンタこれで私が箒に乗っているところを下から見ているんでしょ?
うわあ・・・変態ね。」
「他にどういったら良いんだよ!!」
透流はリーリスの言葉を聞いてそうツッコミを入れると今度はみやびの方から
声が聞こえた。
「と、透流君。こっちも終わったよ。」
そう言ってカーテンを開けたみやびの姿は・・・色んな意味で凄かった。
水色のミニスカートと青い服の下にはカッターシャツが着こまれていて
見ようによってはみやびにしては大胆だなあと思いながら胸元を見て・・・。
「!!!」
驚いた。
ネクタイが胸に乗っかっているような感じで然もよく見たら上が窮屈なのか
胸の谷間が露出しているのだ。
そして透流はみやびの目に・・・視線を合わせてこう言った。
「か・・・可愛いな。」
「本当!良かったーー。」
そう言うと巴がこう言った。
「透流・・・終わったぞ。」
「おお、そっちはどうだ・・・・・」
透流は巴の服装を見て目が点になった。
何て言うか・・・お姫様?
長く淡い緑色のスカートと頭に付けているフリルの付いたヘアバンドで
可愛らしく見えるが・・・それに相反するかのように胸の部分だけ服がない
オープンバスト・スタイルで巴の胸が寄せてあげているためヤバいと思うと
巴は透流に向けてこう聞いた。
「透流・・・似合うか?」
そう聞くと透流はこう答えた。
「あ・・・ああ・・・可愛いぞ。」
「そうか!・・・うむ、そうか。」
巴は何やらウキウキしていると女性店員が4人に向けてこう言った。
「あ、あのう!!これも着てみてください!!着るだけで!!!
買わなくていいから!!!」
「買わなくていいのかい!!!」
透流は女性店員の言葉を聞いてそう言った。
そして暫くの間に4人は幾つかの服を買った。
次はアイスクリーム・・・かな?