あれから4人はユリエに12着+靴3足を買ってカードで払うと言った時の
女性店員の顔が印象に残った。
然しカードに表示されている学生証を見た時に女性店員は・・・こう呟いたのだ。
「ああ、あの学校の・・・・。」
そう言ったので透流はこう聞いた。
「あのう、もしかして俺達以外にも来てました?
そう聞くと女性店員はこう答えた。
「ああ、はい。よくご利用させてもらってますよ。去年確か・・・
うさ耳バンド付けた女の子が大量に服を買ってくれたと店長から聞いたことが」
「(あの腹黒ウサギか。)」
透流はそれを聞いてアイツかと感づいた。
因みに・・・。
「びぇくしょん!!」
月見先生は何やら大きくくしゃみしたそうだ。
・・・同時刻に。
そしてユリエの服を買った後も…女性陣は止まることすら知らない。
今度は雑貨屋に入ってコップやぬいぐるみを買ったり、ペットショップに行ってユリエは・・・・。
「・・・ヤー。」
ゲージの中にいるフェレットをじっと見ていたり、ゲームセンターに行って
クレーンゲームで商品を捕ったり、レーシングゲームして・・・
ユリエの背丈がペダルに足を付けきれなかったためリーリスの膝に乗ってやったりリーリスのシューティングゲームで完全勝利したことに周りが歓声を上げたり。
フリープレイの体感ゲームで遊んだり・・・また幼稚園児たちと共に
引きづられていくという珍事が起こったりと色々あったがまあ・・・
それなりに楽しんでいた。
そして透流達はある所に来ていた。
そこは・・・。
「あ、ここだよユリエちゃん。」
「ヤー、ここですか。」
みやびが連れて言った処はジェラート屋であった。
そして5人はそれぞれ思い思いのジェラートを食べているとユリエが
ジェラートを透流の口元に運んだ。
「・・・え?」
透流は何故と思っているとユリエがこう言った。
「とても美味しいので御裾分けです。だからトール、あーんってして下さい。」
「・・・・・」
透流はそれを聞いてマジかと思っているとユリエは透流に向けてこう聞いた。
「トール?」
小首を傾げてそう聞いて最早後はなしと感じて・・・。
「や・・・やー。」
力なくそう答えてジェラートを食べるしかなかったがユリエは透流に向けてこう続けた。
「ですので次はトールです。」
「あーん。」
そう言ってユリエは口を開けると透流はそれを見て・・・もうままよと
思いながらジェラートを食べさせた。
「ヤー、美味しいです。」
ユリエはご満悦な様子であった。
それを見ていたみやび達はというと言うと・・・。
「「うーーー。」」
何やら羨ましそうな様子で見ているとリーリスが透流に向けてこう言った。
「さてと、透流。次はみやび達ヨ。」
「・・・はあ!?」
「「!!」」
透流はそれを聞いて驚き、みやび達は目を見開くと・・・二人は
スプーンで掬ったジェラートを出してこう言った。
「「透流(君)」」
そう言ってお互い透流に向けると透流はとうとう・・・自棄になった。
「ああもう!!」
透流はやけくそだと言わんばかりに二人のも食べた。
その後に透流は二人にも渡して・・・へとへとになっていた。
「何でこんなことに・・・・。」
そう思っていると・・・周りでこう言う声が聞こえた。
『お母さん。あれ何?」
「シー、見ないの。」
「一人の男をめぐって4人の女の子が鎬を削る・・・
中々見れない光景だなあ。」
「私もああいう風に恋愛したいなあ。」
「逆版の『花より〇子』だな。」
「何であんなガキが・・・・!!」
「おいアイツの学校何処にあるか突き止めろ!!カチコミじゃああああ!!」
「リア充シネ。リア充シネ。リア充シネ。リア充シネ。」
これ完全にモテない男たちの標的になってるな。
透流はどうしようかと思っていると・・・後ろから声が聞こえた。
「おい、ガキ。何イチャイチャしてんだよ?」
後ろでガラの悪い男たちがそう言うとこう続けた。
「見ねえ学生服だが何処のだ?」
「知らねえ。」
「って言うかこの女の子たち滅茶苦茶美人じゃね?」
「って言うかさあ・・・コンナガキに4人もいるって何なんだよ。」
そういうとリーダー格の男が透流に向けてこう言った。
「おいガキ。ちょっとでいいからさ。この子達貸してくれねえ?なあに。
ちょっといいとこ連れて行くだけだからさ。」
そう・・・意地汚い笑顔でそういうと透流はこう返した。
「断る。って言うかお前らの服のセンス正直時代遅れだから最深のにしてから
出直してこい。」
「「「「!!!!」」」」
4人はそれを聞いて目を見開くとリーダー格の男性が透流を見て・・・
仲間に向けてこう言った。
「何かむかつくな。」
「どうする・・・?」
「当然。」
そして男たちは腰を落としてこう言った。
「軽くボコっちまおう」
そう言いかけて・・・いきなり男が吹き飛んだ。
「「「「「「「「え・・・・?」」」」」」」」
透流達も含めて目を見開いて男が吹き飛ばされたところを見ると
そこにいたのは・・・。
「ユリエ・・・?」
透流はそう聞くとユリエは何も言わずに・・・・。
もう一人の男性の腹部に重い一撃をぶちかました。
《ルキフル》で超化されたその一撃は大柄の男でさえ・・・。
「グフ・・・・!!」
口から嘔吐して余りの痛みに失神するほどであった。
「「ヒィイイイイイイイイイ!!」」
残り二人の男たちがあまりの状況に酷く怯えるがユリエは男たちを見て・・・
勢いよくジャンプするととおも同じようにジャンプしてユリエを
捕まえようとすると・・・。
「ヒック」
「へ?」
透流はユリエから聞こえた声にまさかと思っているとユリエは透流の肩を
一度踏んでロケットみたいな速さで男たちの内一人に向かってキックした。
「!!!!!????」
男は何があったのか分からないともいえるような顔で・・・
そのまま噴水目掛けてダイビングした。
「ちょ!ユリエちゃん!?」
「ユリエ、止まるんだ!!」
「ユリエちゃん!?透流君は大丈夫だから!!」
みやび達はユリエに向かってそう言うが降りてきた透流が4人に向けて
こう言った。
「なあさ、俺らの中で酒が入ったジェラートを食べてたか?」
「「「「????」」」」
透流の言葉を聞いて何言ってんだと思っているとリーリスは透流のジェラートを見て・・・こう言った。
「透流、貴方が頼んだのって・・・ラムレーズンよね?」
「ああ。」
「ラムレーズンって・・・お酒入ってたわよね?」
「「「・・・・・あ・・・・」」」
リーリスの言葉を聞いてそして4人は未だ無双中のユリエを見て・・・
こう言った。
「「「「ユリエ(ちゃん)って・・・酒弱いだけじゃなくて酔拳の達人
だったんだ。」」」」
そう言った瞬間に最後の男がユリエに殴り飛ばされた際に・・・パンツ一丁になってゴミ箱にボッシュートするのを見て4人はこう言った。
「「「「人間って・・・殴られると服も吹き飛ぶんだ。」」」」
そして・・・。
「ヤー。」
机の上で・・・天元突破した男の如き指を天に突き刺したポーズをとって・・。
『『『『『おオオォォォォオオ』』』』』』
いつの間にかできたギャラリーの拍手が鳴り響いて・・・・。
「や~~~。」
「「「「ユリエ(ちゃん)!!!!」」」」
ユリエが倒れたので見てみると・・・・・。
「スピー、スピー、スピー。」
寝息立てて眠っていた。
そして4人は心の中でこう誓った。
「「「「もうユリエ(ちゃん)に酒類は出さない様にしよう。」」」」
出ないと死人が出かねないとそう固く心に誓ったのであった。
序にだが今回ボコボコにされた男たちは度々と問題行動を起こしていたため
揃って警察のお世話になった。
ユリエ「トール、この《ジャッ〇ーチェン》後で見て良いですか?」
透流「?良いぞ。」
あれ見たかも・・・・絶対言わないでおこう。