「よしよしよーっし、全員揃ったねえ~~?」
船内室をぐるりと見ながら月見先生はそう言うとこう続けた。
「さてさて、この船も間もなく目的の島にとーちゃくしまーす★デッキに
出てた子は島の姿が見えてるから分かってると思うけどもうすぐ船が停まるから
降りる準備をするよーに♡尚、皆の荷物はスタッフ(卒業生)が運ぶから
安心してねえー♪」
そう言って月見先生は卒業生でもあり《レベルⅢ》の《イクシード》5名を見た。
彼らは学園の敷地内では行えないサバイバル等の訓練を行う為に
合宿のサポートチームとしてわざわざ来てもらっているのだ。
すると巴が月見先生に向けてこう聞いた。
「月見先生。幾らスタッフとしての参加とはいえ、
先輩方に私達の荷物持ちさせるのはどうかと思いますが?」
そう聞くと月見先生は笑顔でこう答えた。
「気にしない気にしない。あっちも仕事なんだから♪それよりも
これを今から配るから名前を呼ばれたら鳥に来るんだよー★」
そう言って掲げたのは時計のような・・・ナニカであった。
「何ですか、これ?」
生徒の一人がそう聞くと月見先生はこう答えた。
「救難信号スイッチ&ライト付きアームバンドだよー☆
本気でやっば―って思ったら押してねー。マジで死んじゃう前に、ね♪OK?」
それを聞いて全員がざわめいていると透流とリーリスは外に目を向けて見てみるとまさかと思ってお互いに小声でこう言った。
「なあ、リーリス。気づいてるか?」
「ええ、船が動いてないって事は・・・そういう事ね。」
そう言っていると月見先生はこう言った。
「それじゃあ今回の臨海学校の初めはーー・・・着衣水泳の実地訓練から
開始だよー♪」
「「(やっぱかい)」」
透流とリーリスはそれを聞いてやっぱりと思っていると月見先生はこう続けた。
「到着したら島の中央にある合宿所を各々目指す様にーー☆」
そう言っているが着衣水泳は先週教わったばかりの技術であり
1キロ泳ぎ終わった後は体が疲労で動けなくなるくらいである。
そんな覚えたての然も取って付けた様な技術を今ここでかよと思っていると
月見先生が透流の耳元でこう囁いた。
「死ぬ気でやった方が身につくってもんだ。せいぜい頑張れよ、くははっ。」
そして同時刻の何処か。
「・・・さてと、次はこいつじゃのう。」
そう言って老人は液体が満タンになった水槽を見るとそこにいたのは・・・
人間であった。
然も全員裸であったのだが老人それを見てこう言った。
「お前は最高傑作じゃ。何せ・・・あの連中からあれを投与されて
おるからのう。」
そう言ってもう一方の水槽を見るとそこにいたのは・・・。
人間とは言い難い・・・ナニカであった。
それは全身が鋼の・・・化け物であった。
「こやつがあ奴らを皆殺しにすれば・・・
儂はお前を超えたという事じゃ・・・」
「フフフフフフフ・・・・フハハハハハハハハハ( ̄∇ ̄;)ハッハッハ!!」
そう言って高笑いするが・・・彼は知らない。
それが虎どころか・・・竜の逆鱗に触れることになろうとは。
そして時は同じく海上では・・・。
クラスメイト達が飛び降りる中透流は全員に向けてこう言った。
「それじゃあ順番なんだが女性陣が最後な。男性陣が最初、スカートの中見たらお前ら・・・それでも腰を折らないって言えるか?」
それを聞いて確かにとそう思い先ずは男性陣が飛び込んだ。
するとそんな中でリーリスはユリエに向けてこう聞いた。
「そう言えばユリエちゃんって先週の着衣水泳の時は熱中症で休んだけど・・・大丈夫?」
そう聞いたのだ。
ユリエは先週最近の日本の暑さに体調が優れなかったため
参加していなかったのだ。
するとユリエは力なくこう答えた。
「大丈夫です・・・多分。」
そう言っているが多少ながら不安なようである。
するとリーリスがユリエに向けてこう言った。
「それじゃあ一緒に飛び降りましょ。大丈夫よ、万が一には私と透流が
助けるから。」
「・・・ヤ―、それでしたら・・・よろしくお願いします。」
「何言ってんよ、私達は《デュオ》。助け合うのは当たり前でしょ。」
「!!・・・ヤ―。」
ユリエはそれを聞いてアホ毛をこれでもかと言うくらいに振っていた。
そしてそのまま2人が落下した。
そして暫くすると・・・リーリスだけが出てきた。
「ぷふぁあ!・・・あれ、ユリエちゃんは?」
「え、お前と一緒に落ちたよな?」
「ええ」
そう言って2人が水面を見ているが・・・ユリエは一向に出てこなかった。
「ユリエ---!!」
「ちょっと---!!」
そして暫くして・・・・。
「それにしてもユリエって泳げないんだな?」
「スミマセン、ギムレーでは泳ぐという習慣がありませんでしたので。」
「成程、寒冷地ならではって所ね。」
透流とリーリスはそれを聞いてユリエと一緒に泳いでいた。
錬金戦団は世界中に団員がいるため稀にだがそう言う人たちもいるのだ。
すると透流がこう提案した。
「それだったら今回の臨海学校中に泳ぎを教えとくよ。」
「そうね、何があっても良いように教えとくわ。」
「ヤー、ありがとうございます。」
そう言って2人は泳ぎを続けた。
次は着いてから。